キャンプにはいろり鍋が便利!
キャンプで使える調理道具にはいろいろな種類がありますが、便利で使いやすいことで評判を集めているのがいろり鍋です。いろり鍋を使用することで、ワンランク上のアウトドア料理を楽しめると高い評価を得ています。
キャンプでいろり鍋を使ってみよう
本記事では、キャンプにおけるいろり鍋の魅力についてご紹介します。どうしてキャンプ好きの間でいろり鍋が人気を集めているのか、具体的なポイントをチェックしていきましょう。
また、キャンプ場で作ってみたい絶品アウトドア料理もピックアップしました。いろり鍋を使えば普段のアウトドア料理もさらに美味しくなるので、ぜひ気軽に活用してみませんか?今度のキャンプでは、いろり鍋で絶品料理を堪能してくださいね。
どのような魅力がある?
「キャンプにはいろり鍋がよいと言われているけれど、具体的には何がよいのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。まずは、キャンプで使ういろり鍋の魅力についてご紹介します。魅力を活かせるように意識して、いろり鍋を使っていきましょう。
直火で煮込み料理が美味しくなる
いろり鍋の大きな魅力として挙げられるのが、直火で使えるということです。素材には耐久性の高い鉄を使用しているので、火力が強い焚き火の上に置いても問題はありません。焚き火にそのまま乗せたり、上から吊るして遠火にしたり、いろいろな方法で加熱料理ができます。
直火でじっくりと加熱をすることで食材の旨味が染み出し、ワンランク上の味わいを堪能できるのも嬉しいポイント。キャンプならではの焚き火料理を気軽に楽しめるようになります。
保温性が高い
しっかりとした保温性を備えているのも、いろり鍋がキャンプで人気を集めている理由です。保温性の低い調理器具だとすぐに食材が冷めてしまいますが、いろり鍋なら一度加熱をするだけで温かな状態を長時間持続させられます。寒い日のキャンプでも、最後まで温かな料理を楽しめるでしょう。
蓋が熱くならない
キャンプで直火調理をしている際にやってしまいがちなのが、熱せられた調理器具に触れることによる火傷です。うっかり熱い蓋に触れて火傷をしてしまった、という経験を持つ方は意外と多いのではないでしょうか。
いろり鍋の蓋は木製なので、本体を加熱しても熱くなりすぎる心配はありません。鍋はしっかり保温状態を保ちつつ、蓋は素手で触っても問題のない温度を維持できます。キャンプ中の思わぬ火傷を防ぎたい時にも、いろり鍋はぴったりです。
一人用からさまざまなサイズがある
一人用から大人数用までサイズが揃っているのも、注目しておきたいポイントです。一人でキャンプをするのなら、持ち運びやすいミニサイズがおすすめ。小さめサイズなのでかさばらず、一人分の料理に最適です。また、大きめサイズなら、一回でたくさんの量の料理を作れます。
絶品!お肉系のいろり鍋レシピ2選
続いては、いろり鍋を使って作ってみたい簡単レシピをご紹介します。食べ応えのあるキャンプ料理を作るなら、お肉系のレシピがおすすめです。いろり鍋で加熱することで、肉本来の旨味を感じられるようになるでしょう。ぜひ、絶品レシピを参考にしてみてください。
①:手羽元のオレンジ煮込み
ジューシーな手羽元は、大人から子供まで人気の高い食材です。いろり鍋で加熱すれば、ふっくらと柔らかな状態に仕上げられるのが嬉しいポイント。手羽元を使った煮込み料理はいろいろな種類がありますが、おしゃれなキャンプ料理を作るならオレンジ煮込みがおすすめです。
オレンジで煮込むことで手羽元がさらに柔らかくなり、旨味が引き出されます。甘味と酸味のバランスが整い、お店で食べるような味わいに仕上がるので、取り入れてみてください。
手羽元15〜18本
醤油70cc
白ワイン30cc
砂糖40g
オレンジ2〜3個
ニンニク1片
おすすめの作り方
いろり鍋に手羽元を並べ、醤油・白ワイン・砂糖・オレンジ・ニンニクを入れて蓋をします。沸騰してきたら手羽元をひっくり返し、弱火へ移しましょう。時々鍋を揺すりながら、全体に照りが出るまで30分ほど加熱します。
手羽元の中までしっかりと火が通ったら、完成です。見た目にこだわりたい方は、仕上げにローズマリーやバジルなどをトッピングするときれいに仕上がります。
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②:牛すじのトマト煮込み
旨味がたっぷり詰まった牛すじ煮込みも、キャンプで人気のレシピです。下ごしらえをしておけば、キャンプ場でも簡単に作れるのが嬉しいポイント。トマトが加わることで旨味が増します。余った場合はカレー粉を入れてアレンジするのもおすすめです。
牛すじ500g
玉ねぎ1個
炭酸水500cc
ホールトマト缶(カットトマト缶でもOK)1缶(400g)
★めんつゆ(2倍希釈)大さじ5
★おろしにんにく大さじ1
★塩小さじ1/2
粗挽き黒胡椒適量
おすすめの作り方
縦半分にカットした玉ねぎを5mm程度の薄切りにします。牛すじは下茹でをし、食べやすい大きさに切りましょう。ここまでをキャンプへ行く前に行っておくと、当日の作業が楽になります。
牛すじ・玉ねぎ・めんつゆ・ニンニク・塩・トマトの水煮缶を汁ごと入れ、最後に炭酸水を加えてください。蓋をしない状態で沸騰させ、アクを取り除きます。蓋をして50分ほど煮込んだら完成です。
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魚介系のキャンプ料理2選
豪華なキャンプ料理を作るなら、魚介系のレシピもおすすめです。いろり鍋を使えば、普段以上に美味しい魚介料理が作れるでしょう。数ある中でも特に人気のレシピをご紹介するので、ぜひ役立ててみてください。
①:アクアパッツァ
おしゃれなキャンプ料理を作るなら、アクアパッツァがぴったり。鱈やアサリなど、いろいろな魚介類をいろり鍋に入れることで旨味溢れる味わいになります。豪華な見た目にしたい時は、鯛などを一尾丸ごと入れてみましょう。写真映えのするアクアパッツァになります。
一見すると難しそうに見える料理ですが、実は食材を煮込むだけで作れるのも嬉しいポイントです。短時間で完成するので、挑戦してみてくださいね。
鱈6切れ
あさり30個
イカ1/2パイ
パプリカ1/2個
プチトマト7つ
ローズマリー適量
白ワイン150cc
茅乃舎野菜だし/コンソメでOK1袋
にんにく1かけ
エリンギ2本
玉ねぎ1/4個
アスパラ2本
おすすめの作り方
鍋にオリーブオイルと刻みにんにくを入れ、炒めます。香りが出てきたら、鱈・玉ねぎ・エリンギ・パプリカ・イカを加えて炒めてください。砂抜きしたアサリと白ワインを加え、蓋をした状態で5分蒸し焼きにします。
アサリの蓋が開いたら、アスパラ・ローズマリー・プチトマト・コンソメを入れて、さらに5分加熱しましょう。塩胡椒で味を整えたら、完成です。
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②:海鮮キムチチゲ
体の芯から温まるキャンプ料理なら、海鮮チゲを作ってみませんか?いろり鍋で作れば、最後まで温かな状態を保てます。こちらのレシピは、サバ缶や干しエビなど持ち運びやすい食材を使っているのがポイントです。面倒な工程はほとんどないので「魚介類の調理が面倒」と感じている方でも簡単に作れるでしょう。
味付けには味噌ラーメンの素を使うため、料理初心者でもすぐに味が決まります。手軽なキャンピ料理として、作ってみてください。
キムチ200g
高野豆腐10個
味噌ラーメンの素2個
春雨100g
サバ缶1個
干しえび50g
お餅(薄切り)4枚
水500m
おすすめの作り方
沸騰したお湯に味噌ラーメンの素を溶かし入れます。干しえびとキムチ、サバ缶を汁ごと加え、煮込んでください。全体を煮込んだ後、高野豆腐と春雨を入れます。お餅を乗せて蓋をし、1分ほど加熱。お餅が柔らかくなったら完成です。
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簡単なお手入れ方法
キャンプで使った後のいろり鍋は、持ち運び前にきちんと手入れをしておくことが大切です。全く手入れをせずに持ち運びすると鍋の劣化につながるため、注意が必要。ここからは基本的な手入れ方法をご紹介するので、参考にしてください。
ぬるま湯で洗って水気を取る
鉄製のいろり鍋のお手入れに食器用洗剤は使わないようにしましょう。洗剤を使うことで、いろり鍋に馴染んだ油が取れてしまう可能性があります。キャンプで使用した後は、ぬるま湯を使って汚れを取るのがポイントです。
いろり鍋を傷つけないように、タワシではなく柔らかいスポンジを使います。ひどい焦げ付きがなければ洗剤を使わなくても簡単に汚れを落とせるので、キャンプ料理を作った後は早めに洗っておくようにしてください。
油をなじませる
洗った後は水分をしっかりと拭き取り、再び加熱します。水分が残っていると錆の原因になるので、注意が必要です。水分が完全に蒸発した後に植物油をなじませてください。油は、サラダオイルやオリーブオイルなど、キャンプ料理で使用したものを使ってかまいません。
キッチンペーパーなどで満遍なく油を行き渡らせた後、再び火にかけて加熱します。薄く煙が出てくるくらいまで加熱したら火からおろし、完全に冷ましてお手入れの完了です。
焦げ付いていたらお湯を沸かす
調理方法によっては、いろり鍋が焦げ付いてしまうこともありますよね。そんな時は、水を入れてから火にかけてお湯を沸かします。お湯を沸かした後は火から下ろして、冷めるまで待ちましょう。
柔らかなスポンジを使って焦げ付きを落とした後、通常の方法でお手入れをしてください。お湯を沸かすことで焦げ付きがふやけ、取れやすくなるのがポイントです。もしひどい焦げ付きがあるなら、重曹を加えてお湯を沸かすのがおすすめ。重曹の効果で焦げ付きが取れやすくなります。
いろり鍋でキャンプ料理を作ろう!
いろり鍋は、キャンプに持って行くのにぴったりな調理道具です。短時間でもしっかり食材に火が通り、旨味を引き出してくれるのがいろり鍋の魅力。手間をかけずに美味しいキャンプ料理を作れるので、初心者の方にもおすすめです。
お肉系や魚介類系など、いろいろなキャンプレシピでいろり鍋を活用してみてはいかがでしょうか。使った後はきちんとお手入れをして、お気に入りの鍋を長持ちさせていきましょう。いろり鍋を活用して、絶品キャンプ料理を作ってみてくださいね。
キャンプ用のいろり鍋が気になる方はこちらもチェック!
キャンプで使える鍋は、いろり鍋以外にもさまざまな種類があります。関連記事ではいろり鍋以外でおすすめの鍋をご紹介しているので、キャンプで活用してみてください。
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