LODGE(ロッジ) ロジック8インチ スキレット
スキレット鍋 15cm(6インチ スキレットナベ) ニトリ
スキレット鍋とは
ファミリーレストランなどでハンバーグを頼むとあつあつの鉄板のような皿に載せられて料理が出てくることがあると思います。その鉄板のような皿がスキレットと呼ばれる調理器具でフライパンの一種に分類ます。
深いものはスキレット鍋と言われることがありますが、特に明確な区別はありません。スキレットはキャンプなどのアウトドアで人気にのダッチオーブンもスキレット一種で、温度をキープすることに長けている特徴があります。
スキレット鍋とフライパン
商品名にスキレット鍋と付いていることもありますが、明確な区別はないと前述したように語源となる英語の「skillet」を翻訳するとだだのフライパンになります。
フライパンは材質がたくさんあり、アルミや鉄、ステンレスできたものなどいろいろな種類がありますが、スキレット(鍋)と呼んだ場合は「鋳鉄製」のフライパンを指します。鉄製との違いはスキレットは炭素を多く含んでいるため硬くなり強度があります。
メリットとデメリット
炭素は炭と同じで微細な穴あるため油が馴染みやすい特徴があります。そして硬度(硬い)があるためデメリットとしては急激な温度変化で割れやすい特徴があるため使用する時は気をつけないといけません。
またスキレットはシーズニングという、使用前に必要な作業があるので注意しましょう。シーズニングについては後述します。
スキレット鍋とフライパンはどう違う?
スキレット鍋 | フライパン |
使用前にシーズニングが必要 | すぐに使える |
保温性が高い | すぐに温度が下がる |
使用後にメンテナンスが必要 | 洗うだけでメンテナンスは不要 |
フライパンと比べると重たい | スキレットより軽い |
温度変化に弱い | 温度変化に弱いがスキレットほどではない |
寿命が長く焦げ付きが少ない | テフロンなどが剥がれると焦げ付く |
フライパンと比べると重たい
一概に全てが重いとは言えませんがスキレットはフライパンより重たい傾向にあります。例えばアルミニウムはステンレスより軽い金属のためためアルミのフライパンは重たくても800グラムほどしかありません。
ステンレスでさえ重たくて1キロ前後となり通常の鉄製のフライパンも同じぐらいの重量があります。一方スキレットは重たいもので2キロほど30センチほどのサイズになると3キロ近くに行く場合もあるためフライパンと比べると重めです。
重いことはデメリットだけではない
フライパンが重たいと大変ですが単なるデメリットではありません。一般的なフライパンよりも分厚い作りになっているため、温度を保ちやすい性質があります。
そのため冒頭で紹介したようにレストランではハンバーグなどの食器としてそのままプレートで提供するお店もたくさんあります。また鉄はアルミニウムと比べると熱伝導率が悪いため、温度を保ちやすい性質があるのでスキレットは予熱で調理も可能です。
スキレットを使うだけで料理がおいしく仕上がる
スキレットはすぐに温度があがらないのでゆっくり時間をかけて調理する時に最適なフライパンです。そのため肉類を焼いた時もスキレットを使うだけで表面はしっかり焼けて中は適度に水分がある状態でジューシーに焼けるので美味しくなります。
後述するシーズニングで油が馴染んでくると料理の度に油を使わなくても使えるようになる魅力もあるのでおすすめです。
メーカーによっては蓋に工夫が有り
専用の蓋(スキレットカバー)を使うとより美味しく調理できるように工夫されていて、蓋の内側に突起があり煮込み料理をするときには、煮汁をスプーンでこまめにかけなくても具材に蓋をするだけで満遍なくかけれるようになります。
使用前にシーズニングが必要
スキレットはテフロン加工やフッ素コーティングされていない鋳鉄をそのまま使用しいるフライパンなので、買ってきてそのまま使用しても食材がくっついたりしてまともに使えません。
そのため使用前に必ずシーズニングという作業が必要になります。シーズニングをすることで初めて使えるようになるため少し面倒な作業です。スキレットの種類によってはあらかじめシーズニングができているものもあり、シーズニング不要と書かれています。
シーズニングの方法
まず出荷された時に散布されている錆止めなどのワックスを落とすため洗剤で普通に洗ってワックスなどを落とします。この時に使うのはやわらかなスポンジにを使用しましょう。
次に軽くキッチンペーパーなどで拭いてからガスコンロで空焼きしてしっかり乾かします。よく乾いたらオリーブオイルを縁や取っ手を含めたスキレット全体に薄く塗っていき再びガスコンロで空焼きしていきます。
温めたスキレットが再び冷えたらまた薄くオリーブオイルを塗ります。そして同じように加熱していきます。加熱する時は煙がでますが気にせずしっかり加熱する手順を何度か繰り返し最後に野菜くずを炒めてシーズニングの完了です。
シーズニングをすることで錆止めのワックスを落とし、野菜くずを炒めたことにより鉄臭くなくなり、オリーブオイルが馴染むことでスキレットに引っ付きにくくなり焦げません。面倒でもシーズニング使用前にしましょう。
シーズニングの注意点
一般的なフライパンは取っ手の部分は木だったり熱くならないような素材できてます。一方スキレットはフライパンと違い取っ手までも鋳鉄なので熱くなります。シーズニングをするとき、使用前は必ずハンドルカバーなどを使って火傷しないように気をつけましょう。
鉄は錆びやすい素材
スキレット鍋は使い方に注意しないと錆びやすいためすぐに使えなくなってしまいます。また炭素が豊富な鋳鉄でできているため充分に冷ましてから水洗いしないと急激な温度変化でヒビが入ったり割れたりする恐れがあります。
保温性がすぐれているため、一般的なフライパンよりも冷めにくいので、洗おうと掴んだらまだ温度が高く、火傷する恐れもあります。十分冷めてから洗うように注意しましょう。
使用後のメンテナンス方法
使用前に行うシーズニングと同じように使用後も一方なフライパンと違い独特の保管方法が必要です。まず洗う時は基本的にお湯での水洗いをします。洗剤を使うと馴染んだ油が無くなってしまうので、再び使用前のように何回かシーズニングが必要になるので気をつけましょう。
洗い終わると水分を乾かす為に再び空焼きをしてスキレットが温まっている状態でオリーブオイルを薄く塗って1回ほどシーズニングして温度が下がってから保管します。
焦げ付きや汚れがひどい場合
使用前のように綺麗にならない場合は洗剤を使うか重曹を使って汚れを落として一番最初のように一からシーズニングをします。このようにフライパンと比べると熱伝導率や保温性が高いという違いとメンテナンスや使い始めに大きな違いがあります。
また保管する時は長期使わない場合は新聞紙でくるんで保管するように気をつけないと錆びる場合もあるので湿度や温度に気をつけましょう。
スキレット鍋が錆びないように注意すること
使用後はできるだけ早く綺麗にする
なんの加工も施されていないただの鋳鉄なので使用後はできるだけ早くきれいにしないとアルミと比べると錆びる原因となり塩分が多い料理や酸味のある料理などは特に気をつけましょう。また洗い終わった後、保管する時に水分が残っていれば錆びる原因になるのでしっかり空焼きして水分を飛ばします。
自分だけのスキレットに「成長」する
使用前に施したシーズニング、使用後にメンテナンスとして馴染ませた油によって少しずスキレットは成長します。
使えば使うほど油が馴染み汚れにくく錆びにくいスキレットになり使いやすくなる特徴はスキレットにしかありません。また手入れや使い方が正しければテフロン加工のフライパンなどよりも寿命は長くいつまでも使えるようなフライパンです。
スキレット鍋を使いこなそう!おすすめの使い方
スキレットもフライパンの一種なので使用前や性質には違いがありますが、使い方は同じです。焼く、炒める、煮る、揚げるなどフライパンでできるものは一通りできます。
蓋が付いているものなら蒸し焼きにしたり予熱調理したりと幅広い使い方が出できるのでおすすめです。また保温性もいいので、家でもレストランのようにそのまま食器としてスキレットをテーブルに出したりすることができるため人気があります。
①蓋を利用してダッチオーブンのように使う
基本的にスキレットカバー(蓋)は別売りの場合が多いため、別途購入が必要になりますが、スキレット同様に金属でできた重たい特徴があるため、併用すると小型のダッチオーブンのように使えます。
重たいおかげで圧力がかかるので簡単に調理でき、金属なのでダッチオーブンと同じようにスキレットカバーに炭などを置いて上からも温めていくことがができるため便利です。グラタンなどチーズを溶かしたりこんがり焼いたりする時に使えます。
ダッチオーブンより使いやすい
前述した時に少し説明しましたスキレットは深さがかなり違いますが、ダッチオーブンより軽量なため持ち運びやすく重ねて収納することも可能なので積載しやすいという特徴があります。
またソロキャンプなら大きなダッチオーブンを使うことが少ないので同じように使えるスキレットのほうが便利な場合もあります。ただし前述したようにスキレットのスキレットカバーは別途購入が必要です。また同じ大きさのスキレットを蓋に使う方法もあります。
②焚き火調理
アウトドアやキャンプで人気の理由としては焚き火での調理も簡単な点です。ソロキャンプする方は焚き火台とスキレット持っていけばいいという方も多くいるほどでスキレットで焼くだけでも均一に火が通るため美味しくなります。
焚き火調理をすると煤が付いて汚れが目立ちますがスキレットはシーズニングをしてしっかり使い込んでいくと黒光りするようになり焚き火で使っても煤汚れは目立ちにくくなるメリットもあります。
注意点
一般的なクッカーと比べると重たいため、焚き火で調理する時はしっかりとしたゴトクを使って安定した場所で料理します。
また焚き火などで熱した場合はテーブルに直接置くと焼けてしまうので、焚き火など直火でも使える金属でできたテーブルに置くようにしましょう。温度が冷えにくいのでお皿としてそのまま使う場合は火傷も気をつけてください。
③調理した後はそのまま食器として使う
室内でも小さなスキレットをそのまま食器としてテーブルまで持ち運んで使うことがあります。その状態で写真を撮るとおしゃれに写りますし保温されて温かな料理を食べることができるので人気です。
同じ活用法としてはキャンプなどのアウトドアだからこそ温かいまま食べれるので食器として使いからはおすすめです。またスキレットを愛用している人はスキレットカバーを皿として使う方もいてスキレットは調理器、食器になる利便性もあります。
おすすめのスキレット鍋3選
LODGE(ロッジ) ロジック8インチ スキレット
ロッジはアメリカで一番人気のある老舗ブランドでスキレット他にはダッチオーブンなども発売されていて、日本でもロッジのスキレットは人気がありシーズニング済みなのですぐに使えるためおすすめです。
ロッジのスキレットカバーには蒸発した水分が再び内部で雫になって落ちるように工夫があるのでスプーンで煮汁を表面にかけたりしなくても大丈夫です。小さなサイズから大きなサイズまで一通り揃っています。
大手100均「DAISO」の小さなスキレットで200円で買えることから200円スキの名称で人気があります。小さいですがテーブルにそのまま出した時にちょうど良いサイズで、同じサイズのスキレットを使えば蓋のようにも使えるうえコスパもいいのでおすすめです。
メンテナンスやシーズニングが面倒そうだけどスキレット使ってみたい方、焚き火調理にチャレンジしてみたい方など本格的スキレットを使うかわからないけど興味がある方にもおすすめです。
スキレット鍋 15cm(6インチ スキレットナベ) ニトリ
ニトリのスキレット、略して「ニトスキ」の名称で人気のニトリのスキレットも200円スキレットと同じようにちょうど良いサイズで一気に人気が爆発した製品です。2018年10月現在の価格は500円で買えることからコスパも良く、現在はニトスキを使った専用のレシピ本も発売されていて興味がある方におすすめです。
お手入れをしっかりして長く愛用しよう
フライパンとの違いは多々あり重さや保温性、ダッチオーブンのようも使えますが、一番の違いはスキレットは手入れをサボるとすぐに錆びてくるので必ず手入れ必要なことです。
最初のシーズニング、使用後はお湯で洗って加熱し、再び油を塗り保管しましょう。メンテナンスをしっかりすればずっと使えるのも魅力的なフライパンです。
ダッチオーブンが気になる方はこちらもチェック!
スキレットの一種でスキレットより重たいためさらに圧力がかかり圧力鍋のように調理することができる人気の調理器具がダッチオーブンです。暮らし~のにはダッチオーブンに関する記事がたくさんあるので良かったらチェックしてみてくださいね。
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