ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン交換用底網(8インチ用)
ダッチオーブンとは?
ダッチオーブンの特徴
ダッチオーブンとはキャンプで使える調理器具です、鋳鉄製で頑丈であり、煮込み料理やオーブン料理を作ることができます。平たい蓋のふちが上がっているのが特徴で、ふたに木炭を乗せて熱を加えることで全体に加熱でき、オーブン料理を作ることができますね。ここが他の鉄製の調理器具にはない特徴です。また分厚い鉄で食材に熱を伝えやすいのもいいところです。
使い方は難しくない
使い初めのシーズニングや火加減など難しいイメージがありますが、ダッチオーブンの使い方は実はそこまで難しくないですよ。せっかく作った料理が失敗してしまったら残念ですが、毎回キャンプのメニューがバーベキューばかりではつまらないですね。ダッチオーブンなら煮込み料理は家庭での鍋と同じように失敗なく調理でき、オーブン料理はほとんどほおっておくだけでできてしまいます。
鉄製の調理器具
スキレット
スキレットは鉄製のフライパンです、分厚い鉄で食材に均等に熱が伝えられるのでふっくら焼き上げることができます。ふたがついているモデルはふたをして蒸しながら焼くことができますよ。ダッチオーブンより容量がないので煮込み料理には向きません。ダッチオーブンと同じ作りなので、使い始めのシーズニングや手入れのやり方は同じです。
コンボクッカー
ダッチオーブンのふたがスキレットになっているのがコンボクッカーです、ダッチオーブンもスキレットも欲しい方にはお得な一台ですね。例えばダッチオーブンで煮込み料理を作りつつスキレットでアヒージョを作るなど同時にも使えますし、ふたをしてオーブン料理を調理することもできます。あれもこれも作りたいファミリーキャンプにはぴったりですね。やはり使い初めはシーズニングは必要です。
南部鉄器
日本の伝統的な鉄器といえば南部鉄器ですね。南部鉄器といえばやかんのような鉄瓶を思い浮かべることが多いと思いますが、鉄製の燭台や風鈴、ホットサンドメーカーまで作っています。鉄製の調理器具の特徴は同じで、おいしく加熱することができます。南部鉄器には職人の技が光るものが多くあります、一度のぞいてみてはいかがでしょうか?
ダッチオーブンのシーズニング①
使い始めのシーズニングとは?
ダッチオーブンを初めて使うとき、使い始めにはシーズニングというならしが必要です。このシーズニングという作業がダッチオーブンを難しそうにさせているひとつでしょう、聞きなれないシーズニングも原理とやり方が分かれば難しくありません。初めてダッチオーブンを使う目には必ずシーズニングをしないといけませんが、一度シーズニングをマスターすれば使い始めだけでなくダッチオーブンの手入れでも同じことをするので、慣れれば簡単ですよ。
なぜシーズニングするの?
初めてダッチオーブンを使う前にシーズニングが必要です、使い始めのならしですね。なぜ必要かというと2点あります。まず新品のダッチオーブンにはサビ止めのオイルが塗られています、これを落とさないと調理には使えません。次にダッチオーブンは鉄の塊なので一般的なフライパンのようにコーティングされていません。そこで錆びてこないように表面に酸化鉄の膜を作ってやるとサビ止めになります。この2つの目的でシーズニングをします。
シーズニング不要のダッチオーブンもある
中にはシーズニング不要のダッチオーブンもあります。メーカーが使い始めのシーズニングをすでにやった上で販売しているものはシーズニングしなくても大丈夫です、詳しくは商品に表示されているのでチェックしましょう。ちなみにシーズニング済のダッチオーブンをさらにシーズニングしても問題ありません。シーズニングの工程は初めての使い始めだけでなく、手入れでも行うのでぜひ覚えておきましょう。
ダッチオーブンのシーズニング②
シーズニングのやり方①洗剤で洗う
新品のダッチオーブンはサビ止めのワックスやオイルが塗ってあるので、初めて使う前にはこれを落としてやります。一般的な食器用洗剤でいいのでごしごしこすって落としましょう。もちろんフタもシーズニングしますので、同じように洗剤で洗います。ダッチオーブンは重たいので落とさないように注意してください、落とした衝撃で割れたりヒビが入ると修理不能です。
シーズニングのやり方②油を塗り空焚き
洗剤で洗い終えたら水気をふき取って乾かします。完全に乾いたらオリーブオイルなどの油を塗ります、塗りムラや塗りすぎるとコゲにつながるので油は少し垂らしてキッチンペーパーで薄く広げてやるといいですよ。次に空焚きをしますが、煙が出るまでしっかり焼きましょう。しっかり焼くことで油がなじみ、表面に膜ができてサビ止めの役割をしてくれるようになりますよ。ダッチオーブンを焼いては油を塗り、冷ましてからまた焼くというように3回ほど同じ工程を繰り返します。
しっかり焼けているかは色でチェック
ダッチオーブンはシーズニングでしっかり焼いてやらないといけません。しっかり焼けているかの目安は色を見るとわかりやすいですよ。ダッチオーブンを火にかけるとまずはよく煙がでます、そして徐々に煙がおさまってきます。煙が止まったらダッチオーブンが少し白っぽくなってきます、これが焼き上がりのサインです。この色に注意して焼き入れしましょう。火加減は中火です。
ダッチオーブンのシーズニング③
シーズニングのやり方③野菜を炒める
ダッチオーブンに何度か焼入れすることでサビには強くなりましたが、このままでは使い始めの時に鉄臭さが残ってしまいます。せっかく買ったダッチオーブンですから初めてのキャンプから気持ちよく使えるようにしておきたいですね。炒める野菜は捨ててしまうのでどんな野菜でもいいですが、長ネギの葉っぱやセロリの葉っぱのように香りの強いものがおすすめです。炒めるときは鍋肌にもこするように炒めて鉄臭さを取ります。
炒めた野菜は食べられる?
炒めた野菜を捨てるなんてもったいないと思う方もいるでしょう。野菜は炒めただけですから食べることはできます、ですがかなり鉄臭いでしょう。また香りの強い野菜や野菜の皮を炒めるのであまり美味しい野菜炒めとは言えないですね。炒めた野菜は捨てることをおすすめしますが、ものは試しに食べてみても害はありませんよ。
シーズニングのやり方④油を塗って完成!
炒めた野菜を捨てたら薄く油を塗って完成です。この油がサビ止めになるので隅々まで忘れずに塗りましょう、取っ手や持ちての部分をよく忘れがちですよ。これで使い始めのシーズニングは完了で、初めて調理するときは油を敷くだけで使えます。この使い始めのシーズニングを覚えておけばダッチオーブンの手入れに役立ちますし、スキレットやコンボクッカーでも使い始めのシーズニングの手順は同じです。
ダッチオーブンの使い方①
キャンプでの使い方
キャンプでの熱源は炭か焚き火かバーナーの火になりますが、どれでもダッチオーブンは使えます。むしろアウトドアのほうがダッチオーブンの本領発揮といったところです。鍋に食材をいれて火にかければ調理できます、火加減を調整すればあとは放おっておくだけです。
失敗しない火加減
ダッチオーブンはその分厚い鉄で熱を均等に長時間食材に伝えることができます。逆に言うと一度温まったダッチオーブンはなかなか冷めません、よって火加減は弱めがおすすめです。煮込み料理の方が簡単で出来具合を見ながら火加減を調整して、煮込み時間を決めましょう。ローストチキンなどの料理は焼きすぎると失敗してしまいます、焼き加減を見ながら火加減を調整しましょう。
ふたへ炭を乗せる使い方
ダッチオーブンはふたに炭を乗せて加熱することもできます、ダッチオーブンといえばこれをイメージする方も多いでしょう。ふたへ炭を乗せることで、上下から加熱できオーブンと同じ調理ができます。火加減で注意することですが、熱は上に上にと上がっていくので下からの熱は伝わりやすく上からの熱は下に伝わりにくいことです。火加減を見ながら上には多めに炭を乗せるとよく全体が加熱できますよ。これを逆にしてしまうとコゲて失敗につながります。
ダッチオーブンの使い方②
家での使い方
ダッチオーブンは家で使っても問題ありません。ホームパーティなどでダッチオーブンごと料理をだすと存在感があっていいですね、おいしい煮込み料理が簡単につくることができますよ。使い方はガスの火があれば大丈夫、ガスの方が火加減の調整はしやすいので普段使っている鍋と変わらずに使うことができます。かなり熱くなるので鍋しきや鍋つかみは必須ですね、小さい子どもがいる場合は十分に気を付けてください。
IH対応のダッチオーブンもある
もし家のコンロがIHコンロしかない場合はIH対応のダッチオーブンを使いましょう。IHは電気の力で鍋を温めているので、IH対応していないと加熱ができません。基本的なダッチオーブンはIH対応していませんので、IHと表示しているダッチオーブンを選んでください。
ダッチオーブンでの調理①
煮込み料理
初めてのダッチオーブン料理は煮込み料理が簡単でおすすめです。材料を全部ダッチオーブンへいれて火にかけ火加減を見ながら煮込むだけでできます。例えば手羽元のトマト煮込みを作るとすると、手羽元とトマト缶を入れてハーブ類や野菜を一緒に入れておきます。ふたをして火にかければ、煮込み具合と火加減をみて火が通れば完成です。非常に簡単に家庭の鍋と同じように使うことができますよ。
焼き料理
焼き料理も炒めるだけなので簡単ですが、プレヒートする必要があります。プレヒートとは調理するまえにダッチオーブンの温度を上げることですが、これはフライパンでも同じですね。油を敷いたら火にかけて十分温めるまで待ちます、温まったら食材を入れて焼くだけです。ダッチオーブンのふたを使ってフライパン代わりに炒めることもできますよ。
蒸し料理
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン交換用底網(8インチ用)
本体サイズ:直径170×高さ15mm 重量:135g 材質:ステンレス
蒸し料理も簡単です、味の濃くなりがちなキャンプの料理も蒸し料理があればさっぱりしてうれしいですね。失敗しないコツは蒸す食材を鍋底から離しておくことです、便利な道具があるので活用しましょう。水と食材を入れたらふたをして待つだけでできます。水が無くならないように継ぎ足しながら、出来上がりを見て完成です!初めてでも失敗なくできますよ
ダッチオーブンでの調理②
オーブン料理
ダッチオーブンはふたが重く密閉できるのでオーブンとしても使えますよ。オーブン料理をするときはふたの上にも炭を乗せて全体を加熱しましょう。食材を入れて加熱したら火加減を調整しながらほおっておけばできますよ。ときどきふたを開けて焼き加減を確認してください。
途中でふたを開けてもいい?
ふたは加熱中に空けても構いません、むしろ焼き加減をみるのに定期的にチェックするべきです。ふたを開けてしまうと温度が下がったり、圧力が下がったりするのでは?思うかもしれませんね。ダッチオーブンは圧力鍋ほどの圧力はかけられませんので、ふたを開けて圧力が下がってもまた火にかければすぐに戻ります。温度も同じですぐに上がるのでふたは開けても問題ありませんよ。
燻製
密閉できるダッチオーブンは燻製もできますよ。鍋底にスモークチップを入れて離したところに食材をいれます。そのまま火にかければチップから煙が出て燻製ができます。煙が逃げるようにふたをすこしずらすのがコツです、燻しすぎると失敗してしまいます。ダッチオーブンの場合は熱燻といって高い温度で焼きながら燻す使い方がおすすめです。
ダッチオーブンの後片付け
片付けは早めに
まずダッチオーブンの片づけは早めにできるようにしましょう。キャンプでは段取りが大事です、作った料理は他の容器やお皿に移してダッチオーブンは片付けできるようにしておきます。ダッチオーブンの片づけでは一度水を沸騰させないといけませんが、これに時間がかかります。早めにかかることでキャンプの夜をゆったり過ごすことができますね。
片付けはキャンプ場でやってしまう
ダッチオーブンの片付けはキャンプ場でやってしまうことをおすすめします。キャンプでは炭火やたき火などの火が料理した後でも残っていますので、これを利用してダッチオーブンでお湯を沸かしましょう。お湯が沸くには結構時間がかかるので、ご飯を食べながらやってしまうと時短にもなり楽ですよ。またキャンプから帰ってきた後は付かれていますし、他の道具の片付けもありますね。ダッチオーブンはまた今後とほおっておくとサビにもつながるので、片付けは早めにしてしまいましょう。
ダッチオーブンの後片付けの手順
片付けの手順①
まずダッチオーブンに残った汚れをキッチンペーパーでふき取ります。なるべくふき取ってしまうことで後の片づけが楽になります、こびり付いた汚れは取れなければそのままにしておきましょう。ここで注意点ですが汚れを落とすのに洗剤を使ってはいけません。せっかく使い初めのシーズニングで作った油の膜が無くなってしまいます。
片付けの手順②
次にダッチオーブンでお湯を沸かします、これは汚れを浮かすためなので水を入れてしばらく待ちましょう。お湯が沸いてきたら汚れが浮いてくるので木のへらやたわしを使って落としていきます、水をいれたままでこすって汚れを落としましょう。汚れが取れたら水を捨て、水気をふき取り火にかけて水分をなくします。水分がなくなったら油を薄く塗って完了です。
ダッチオーブンの手入れ①
普段の収納
ダッチオーブンはきちんと後片付けしたら普段から手入れする必要はありません。水や湿気に当たらないようにしまっておけば大丈夫です。片付けの時に湿気を吸うための新聞紙などにくるんで、買ったときの箱や専用のバッグに入れておきましょう。毎日使うような方は食器棚でオーケーです。
ダッチオーブンの手入れ②
もしサビてしまったら?
初めてダッチオーブンにサビがあるのを見つけると焦ってしまうかもしれませんが、ダッチオーブンは多少サビても何の問題もありません。それぐらい頑丈なのでサビを落としてやればまた使えます。サビはたわしなどを使って落とします、ひどいサビにはクレンザーを少々使うといいですね。サビが落ちたら使い始めのシーズニングと同じ要領で油の膜を作ります。ダッチオーブンは鉄製なのでサビやすいですがこれだけでまた使っていけますよ。
ダッチオーブンの使い方の注意点
落とさない
ダッチオーブンをもし落としてしまってヒビが入ってしまうと修理ができません。ダッチオーブンは重いこともあり扱いには注意してください。煮込み料理を入れるとさらに重くなるので無理は禁物ですよ。
金属ブラシを使わない
頑固な汚れがあると金属のブラシで擦り落としてしまいたくありますが、金属のブラシは強すぎてダッチオーブンの表面にキズがついてしまいます。このキズから錆びやすいという失敗につながるので金属ブラシは使わないほうがいいです。
洗剤を使わない
洗剤を使うとダッチオーブンの表面の油の膜が全部落ちてしまいます。使い始めのシーズニングで作った膜が落ちてしまうとサビやすくなるので洗剤は厳禁です。ですがどうしても汚れが落ちないときは洗剤を使ってもいいです、その場合は最後にシーズニングをして油の膜を作っておいてくださいね。
まとめ
ダッチオーブンはこれぞアウトドアなアイテムでぜひマスターしたいですね。ダッチオーブンがあることでキャンプでの料理の幅が広くなりますよ。使い方が難しそうでもダッチオーブンの特徴や、シーズニングの手順を覚えて置けば失敗は少なくなります。いろいろ調理してみて失敗もしながら、ダッチオーブン料理をマスターしましょう!
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