カセットコンロの風防とは?
カセットコンロの風防の必要性
キャンプなどのアウトドアでは、カセットコンロを使用する機会も多いです。しかし風を遮れるものがない場所で使用すると、ちょっとした風で簡単に火が消えてしまいます。そこで必要となるのが風防と呼ばれる風よけの囲いです。
風防を設置すれば風がある場所でも安心してカセットコンロを使用できます。火が消えるたびに付け直したり、なかなかお湯が沸かないなどのストレスからも解放されるので、ぜひ使用したいアイテムです。
カセットコンロの風防は自作できる?
カセットコンロの風防は、アウトドアショップなどで購入可能です。しかしちょっとした工夫をすれば、身近なものを材料にしてDIYで自作もできます。アイデア次第で、100均の商品でも自作可能なので、安価に道具を揃えたい方や、DIY好きな方はぜひ自作してみてください。
カセットコンロの風防作りのポイント
風防を自作する場合、まずは燃えにくい素材を使用しましょう。そして風から3面守れるように作るのが重要です。2面だけでも風を防げなくはないですが、バランスが悪く倒れやすいのでおすすめできません。
また、高さは火元と同レベルでも効果はありますが、火元から15cm程度高い方がより効果が期待できます。自作であれば、使用するカセットコンロに合わせて調整しやすいこともメリットです。
カセットコンロの風防の自作準備
DIY初心者の方は、カセットコンロの風防を自作するにはホームセンターで本格的な資材を購入しなければいけないと思う方も多いと思います。もちろん本格的な作り方もありますが、もっと手軽な材料で簡単に作れる方法があるのです。
今回は身近な100均で購入できる材料を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
自作カセットコンロ風防の材料1.
風防のメインとして使用するのが、家庭用ガスコンロの油跳ねを防ぐためのアルミパネルです。この部分に燃えやすい材質を使用すると、万が一の時に火が移って燃える可能性があります。その点元々ガスコンロ用のパネルであれば安心して使用できるのです。
アルミパネルは各サイズが販売されているので、使用するカセットコンロやバーナーのサイズに合わせたものを購入しましょう。コの字型に設置するので最低3枚必要です。
自作カセットコンロ風防の材料2.
アルミパネルだけでは軽くてすぐに倒れてしまうので、骨格としてバーベキュー用の網を使用します。各サイズのものが販売されていますので、カセットコンロやバーナーのサイズに合わせて購入してください。
こちらもアルミシートと同じく3枚必要です。大きなものを作りたい場合、繋げれば拡張できるので、数を増やして購入しましょう。
自作カセットコンロ風防の材料3.
アルミパネルと網を固定するための針金を用意します。細すぎるものは強度が弱いので、適度な太さのものを用意しましょう。大量に使用するものではないので、1巻購入すれば十分です。もちろん自宅に余っているものがあれば使用しても問題ありません。
紐や結束バンドなどでも代用できますが、万が一のときに燃えたり溶けたりするものは避けた方が無難です。
あるとよい道具類
カセットコンロの風防を自作する際はそれほど本格的な道具、工具類は必要ありません。はさみ、ペンチがあれば誰でも自作できます。ハサミは一般的な文房具用のもので十分です。アルミパネルに穴をあける用に、キリがあると作業がより楽にできますが、わざわざ準備するほどではありません。
カセットコンロの風防の自作手順
1.アルミパネルのカット
ガスコンロ用のアルミパネルを、バーベキュー用の網に合わせてカットしていきます。ぴったりのサイズではなく、網に対して2cm前後大きく余裕を持たせてカットするのがポイントです。アルミパネルはそれほど硬くないので、ハサミで簡単にカットできます。多少歪んでも問題ありません。
2.アルミパネルと網を貼り合わせる
カットしたアルミパネルと網を貼り合わせます。アルミパネルと網を重ね、余白部分を折りたたんで仮固定し、ズレないようにしましょう。次に四隅に小さな穴をあけますが、キリがあればキリを使い、無ければ針金の先を刺して穴をあけます。
穴をあけたら針金を通し、数回ねじって固定してください。針金の余った部分は切り落とし、四隅すべてを固定しましょう。
3.パネル同士を固定する
アルミパネル同士を固定します。繋げるパネル同士を左右に置き、それぞれのパネルの端に同じ高さで対になるように4か所ずつ穴をあけてください。穴があいたら、2枚のパネルの対になる穴にそ針金を通してひねると、2枚のパネルが固定されます。
このときにひねりすぎて強く固定しすぎると、折りたたみしづらいです。試しに折りたたみ、適度な硬さで固定すると折りたたみがスムーズにできます。
4.完成
全てのパネルを固定したら完成です。コの字形に角度を調整すれば、立てかけられるようになります。立てかけられる範囲であれば、角度を変えても大丈夫なので、風向きなどに合わせて調整しましょう。持ち運びの時は折りたためば1枚の板になるので、とてもコンパクトになります。
ポイント
カセットコンロやバーナーの大きさに合わせて、パネルの数は調整してください。多めに用意しておくと、現場でつなぎ合わせてその都度大きさを調整することも可能です。
ただし、複数繋げて大きくしすぎると、風の抵抗が大きくなります。複数のカセットコンロやバーナーを1つの風防で囲うのでなく、1つずつの風防で囲うようにした方が安心できます。
そのほかのカセットコンロ風防の自作実例
アルミシート以外の商品を使った、カセットコンロの自作実例をご紹介します。いろいろな例を見ると、自作するときのイメージが湧きやすいです。紹介する実例を参考にインスピレーションをわかしてみてください。
まな板を利用して自作
この方は、まな板を利用してカセットコンロの風防を自作しています。ただし、木材なので火の粉が飛んだ場合など焦げてしまう可能性があるので注意が必要です。自作する工程で、兆番で固定する必要がありますが、作業自体は難しくありません。
コンパクトさでは少し劣ってしまうかもしれませんが、まな板の厚みや重さがあるので、アルミシートに比べると丈夫な風防を自作できます。
かき揚げリングを利用して自作
この方は、小さなシングルバーナー用にかき揚げを成型するかき揚げリングを利用しています。作り方はとても簡単で、柄の付け根を金ノコやサンダーで切るだけ完成です。切り口が鋭利な場合は、やすりで削ってケガを防ぎましょう。
あとはリングの中にバーナーをセットすればコンパクトな風防となります。リングには穴が開いているので、多少効果は悪いですが風の弱い日であれば十分です。
アルミテープを利用して自作
この方はアルミテープとワイヤーネットを利用してカセットコンロの風防を自作しています。カセットコンロの大きさに合わせた数のワイヤーネットを用意し、アルミテープを張り付けるだけです。あとは現場でダブルクリップでワイヤーネットを繋げれば完成になります。
移動時は重ねればコンパクトになるのが嬉しいです。またワイヤーネットはさまざまなサイズが販売されているので、サイズの調整がしやすいメリットもあります。
カセットコンロの風防を自作してみよう
100均の商品で自作できる、カセットコンロの風防についてご紹介しました。キャンプではカセットコンロの風防は必須アイテムです。商品を購入してもよいですが、自作をすればそれだけ愛着も湧きます。自作した風防であれば、その後の拡張もしやすいので、その都度買い直す必要もありません。
カセットコンロの風防は大掛かりでなく、自作にDIYの専門的な知識も必要ないです。ぜひ自作にチャレンジしてみてください。
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当サイトでは「100均アイテム使用、カセットコンロの風防を簡単DIY!自作のコツについても!」以外にも、アウトドアやキャンプで使える、さまざまな自作アイテムの作り方やDIYの方法ついてご紹介しています。ぜひその他の記事もあわせてチェックしてみてください。
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出典:photo-ac.com