はじめに
家族単位での行動シーンも多くなった今だからこそ、ますます人気が高まっているのがファミリーキャンプです。家族と協力して過ごすキャンプは、普段できない話ができたり子どもたちが自立するきっかけになったりします。
そんなファミリーキャンプを始めたい方に、初期費用の金額や揃えるべき道具一式をご紹介していきましょう。(この記事は2022/3/2時点の情報をもとに作成しています。)
キャンプは初期費用だけのコスパレジャー!?
ファミリーキャンプをこれから始めるとなると一からアウトドアギアを用意するため初期費用が掛かります。しかし初期にある程度揃えてしまえば長期的に見て元を取れるレジャーと言えるでしょう。
何より家族で楽しめるファミリーキャンプにはプライスレスな価値があります。初期費用をかけるだけで長期的に楽しめることだけでなく、金額以上のものが得られる点もキャンプがコスパよく感じる秘密です。
キャンプの最低限必要なものとは
さっそくファミリーキャンプの初期に揃える必要のある道具一式をご紹介していきましょう。まずは“ファミリー”に関わらず、キャンプがはじめてという初心者が用意すべき最低限キャンプに必要な道具についてご紹介です。
①テント
テントはキャンプにおいて家の役割となるため初期費用がかさみますが、頻繁に買い替えるものでもないので慎重に選びましょう。ファミリー用テントは設置のしやすさも大切です。初期費用はトータルで金額を抑えられればOKのため、妥協しすぎず長く使えるテントを選びましょう。
②寝袋
初期費用のかけどころは各家庭の重きを置く点によって変わりますが、寝袋は夏期のキャンプであれば軽く寒さをしのげれば問題ないでしょう。ファミリーキャンプなら川の字で眠る家族の上に掛けられるタイプもおすすめです。
③チェア
続いて初期費用をかけるべきアイテムはチェアです。眠るとき以外はチェアに腰掛けているため座り心地がよくないチェアだと疲れることがあります。金額とのバランスが大切です。ファミリーキャンプではベンチを選ぶのも手でしょう。
④クーラーボックス
夏場の調理を伴うファミリーキャンプには必須の初期費用です。お子様がいるファミリーの場合は特に食材管理に気をつけましょう。またクーラーボックスはハードタイプの購入をおすすめします。ハードタイプならテーブルとしての代用も可能だからです。
⑤ランタン
キャンプの初期費用において光源の確保も重要です。防災の観点から見てもランタンに初期費用をかけることに損はありません。ファミリーキャンプの場合壊れにくいか安全かなどの面から購入することもおすすめします。
⑥火
火を使える用意をしておくと防寒対策にもなり便利です。ミニコンロでも焚き火台でもバーベキューコンロでも、何かしらの火があるとキャンプの楽しみが広がります。お子様もいるファミリーなら家族で貴重な経験ができるでしょう。
ファミリーキャンプ初期の心得
キャンプに最低限必要なものと、”ファミリーキャンプ”に必要なものに違いはほとんどありません。ただし、ファミリーキャンプには初期のギア選びにおいて留意しておくべき点がいくつかあります。初期費用を安く済ませたい気持ちが先走りすぎて、ファミリーキャンプに向かないギアを購入してしまわないためにも留意点を確認しておきましょう。
安心安全に留意する
ファミリーキャンプには子どもが安心して使える道具を選びましょう。初期費用を安く済ませることばかり考えてギアを購入してしまうと、結果的に使われにくくなり新しいものの購入費用がかさみます。熱くなりにくい、倒れにくい、軽い、簡単に使える、といったキーワードをもとに選ぶことで、お子様が居ても安心して過ごせるでしょう。
子どもが参加できるポイントを作る
キャンプを続けるためにはキャンプ初期に子供たちがキャンプにハマってくれることも大切です。最低限のキャンプギア選びの中でも子どもが扱えるかどうかを考えながら選びましょう。
扱いが簡単なギアを選ぶことで、子どもたちが積極的にキャンプに参加してくれるようになるためお手伝いの心や自立心が芽生えるだけでなく、子どもたちをキャンプ沼に誘うための大切な初期投資となります。
「最低限」を常に心がける
特に初心者の頃はノーブランドのギアでも構いません。必要最低限のアイテムが揃いさえすればキャンプは始められます。多少不便でも家族で工夫して過ごすとかえって面白い記憶になることもあるでしょう。
お子様がいるファミリーキャンプでは汚れたり壊れたり予想外のことが起きやすいため、初めから高いギアを購入するよりもまずはキャンプの環境に慣れていくことが長く楽しむための秘訣です。
ファミリーキャンプで初期費用を抑える方法
初心者さんが用意するべき初期の道具一式とファミリーキャンプでの心得が分かったところで、さっそく初期費用の金額を安く抑えるための具体的なコツや方法をまとめました。先輩キャンパーたちも工夫を重ねて初期費用の金額を安く済まされているようです。
初期費用の現実
まずは先輩キャンパー実際の初期費用事情を見ていきましょう。ファミリーキャンプにかかる実際の費用はどれくらいなのかを知ることで、これからキャンプを始めたい方は初期投資前に貯金を始めるなど目処が立ちやすいため情報収集はおすすめです。
総額18万円かかりましたー!
たぶん、まだもうちょいかかる。
こちらの方はより安くギアを購入できるように複数のサイトを巡って購入を決めています。ランタンを2つ、寝袋やチェアも人数分ということもありなかなかの金額ですが、こちらの方も元を取るためにたくさんキャンプに行くと気合い十分のようです。
ちなみに私はテントタープ合わせて8〜10万くらいでした
インスタグラムやTwitterなどで生の声を見てみると、初期費用は5万円~10万円ほどというが散見されました。先述したファミリーキャンパーは18万円のため、ソロなどは5~10万程度、ファミリーはそれ以上というのが一般的な相場のようです。ただ、もちろん選ぶ物や方法によって金額を安くすることは可能でしょう。
大きい費用を見直す
ファミリーキャンプはソロキャンプなどと異なり値段を下げたいからとむやみにサイズダウンできません。例えばLOGOSのROSYならビギナー向けのラインのためお安いテントが見つかるでしょう。
ファミリーキャンプでは寝具やチェアが人数分必要と思いがちですが、真夏のファミリーキャンプなら寝具は薄手でOKで、イスもベンチやレジャーシートなど複数人で座れる仕組みを作れば費用を抑えられます。
初期費用を安く済ませるなら!おすすめブランド
上述したロゴスやコールマンは見た目と機能性もよいコストパフォーマンスが高いブランドで、初期費用をなるべく安く済ませたい初心者さんにもおすすめできるブランドです。
他にもキャプテンスタッグ、スポーツ店やホームセンターの自社ブランド、ニトリのアウトドア商品、最近では百均も初期費用を抑えたい初心者キャンパーにおすすめできます。
ファミリーキャンプギアは最安値を狙う
一見当たり前のように聞こえますがこれをして費用を抑えている初心者キャンパーさんは多いようです。ハマるかハマらないかはとにかく始めてみなければ分かりません。
キャンプを続けるかはまだ未定な初期だからそ、正規の値段で購入するよりも各サイトのキャンペーンの時期を選んだり一番安いネットショップを探して巡ったり、メルカリなどでユーズド品を選ぶのも手でしょう。
その他に用意したいアイテム
ここまでファミリーキャンプのリアルな初期費用と最低限必要なもののご紹介をしてきましたが、ここではファミリーキャンプに慣れてきたら揃えたいものと初期費用がかかる道具とは別にキャンプへ持っていくと便利なアイテムを紹介します。
ファミリーキャンプに慣れたら用意したいもの
ファミリーキャンプをより格好良く、楽しく、快適に過ごすためには、他にテーブル、アウトドアナイフ、テントの下敷きであるインナーマットなどをプラスするのがおすすめです。
テーブルは子供たちが食事しやすくしてくれ、アウトドアナイフはキャンプらしさを楽しむためのアイテムとして、インナーマットは睡眠の質をより高めてくれるでしょう。他にも次に費用をかけるべきアイテムをまとめました。
慣れたら購入を検討したいアイテム
- テーブル
- アウトドアナイフ
- インナーマット
- ランタン(2個目)
- タープテント(夏の日差しや雨避け)
家から持ち出したいアイテム
キャンプの持ち物チェック表
- テント(ペグ・ハンマー)
- 寝袋(あればマットも)
- チェア(レジャーシートでも可)
- クーラーボックス
- ランタン(あれば2個あると移動時便利)
- 火(焚き火台・BBQコンロもしくはバーナーでも可)
- ポリ袋(ゴミ袋や調理用)
- ウェットティッシュ
- キッチンペーパー
- 調理器具・カトラリー・食器(鍋・包丁・まな板・箸・皿・コップなど)
- 食器用洗剤・スポンジ
- 軍手(BBQコンロなら火ばさみ・炭・網、焚き火台なら薪も)
- 調味料(塩・コショウ・醤油など)
- 食材(飲料水がない場合は水も)
ゴミ袋にも調理にも使えるポリ袋、手拭きにも洗えない食器の一時的な掃除にも使えるウェットティッシュ、調理や拭き掃除に向いているキッチンペーパーは隠れた必需品です。
初心者の頃は家では古くなった鍋・調理器具・カトラリー類や、食器洗いだけでなく炭などの汚れにも使える食器用洗剤とスポンジ、火仕事に便利な軍手なども家から持ち出すと費用も最低限に抑えられ便利です。
おわりに
キャンプ道具を一式購入するとなるとなるべく安く済ませたいですが、揃えてしまえば来シーズンもそのまた次のシーズンも楽しめると考えれば意外とコスパのよいレジャーです。
費用を安くする工夫も紹介しましたがファミリーキャンプを恒例行事にすれば初期費用以上に価値のある思い出が残るでしょう。あなたもプライスレスなファミリーキャンプをはじめてみてはいかがでしょうか?
ファミリーキャンプが気になる方はこちらをチェック!
ここではファミリーキャンプを始めたい初心者の方に必要な情報をまとめた記事をご紹介します。初期の頃のファミリーキャンプは初期の費用を安く抑えることだけでなくキャンプ場の情報や使い勝手のよいアイテムのリサーチも大切です。
また、初期の頃はたくさんの情報に触れておくことで自分たちに合った費用節約術を思いついたり今後の追加購入の費用の算段が付きやすくなったりと、費用面での工夫もしやすくなるでしょう。
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出典:unsplash.com