焚き火シート ロゴス 防火シート
DODタキビバビディブーM焚き火台シート
FUNKS 焚き火シート大判 2m×2m
YOLER(ヨーラー)スパッタシート 2枚セット
TRUSCO スパッタシートDX ミニ
焚き火台シートとは
焚き火台の下に敷く耐熱シート
焚き火台シートとは、キャンプやアウトドアで使う焚き火台の下に敷いて使う、断熱性の高い耐熱シートのことです。焚き火台の熱や火の粉が、下の草や地面へ与えるダメージを防ぐ役割があります。
現在のキャンプ場のほとんどは直火禁止になので、焚き火台とシートは必須アイテムです。自然環境を守り安全を確保するため、ソロキャンプからグループやファミリーキャンプまで、ほぼ全員のキャンパーが使用するほど普及しています。
焚き火台とシートを世界に先駆け普及させたのは日本?
焚き火台を世界に先駆けて開発したブランドは「スノーピーク」で、焚き火シートを普及させたのは「ロゴス」です。この2つのブランドを海外ブランドと思われている方が多いのではないでしょうか。実はれっきとした日本ブランドなのです。
今回は今や世界のブランドがこぞって発売している焚き火台シートに焦点を合わせ、焚き火台シートが必要な理由や選び方、おしゃれでコスパがよいおすすめのアイテムを5つ紹介いたします。
焚き火台シートが必要な3つの理由
現在ほとんどのキャンプ場は直火禁止になっていて、焚き火台シートの使用を推奨しています。それはキャンプ場だけにとどまらず、すべての場所に共通する理由があるのです。焚き火台シートが必要な主な3つの理由を詳しく紹介しましょう。
①自然環境を保護する
焚き火はキャンプの醍醐味の一つですが、焚き火台が発する熱やこぼれた火の粉は下の芝や草にダメージを与え自然環境を悪くします。焚き火台シートは耐熱性や断熱性が高い素材で自然環境を保護するのが第一の理由です。
多くのキャンプ場が焚き火台シートを推奨するのも自然環境を守るため。直火禁止でない場所で行うソロキャンプでも、山の自然環境に与えるダメージは同じです。どこでも焚き火台シートを使うようにしましょう。
②山火事を防ぐ
日本の山火事の発生原因で最も多いのが焚き火の不始末で、山火事は消火が難しいので大きな災害になります。その原因を作らないために焚き火台シートは必須なのです。
燃えかすや炭は消したつもりでも火種が中に残っていて、立ち去った後気づかないうちに再発火し、枯れ草や落ち葉に燃え移り山火事が起こります。焚き火台シートを使うのは、火災の原因になる火の粉や燃えかすが地面に落ちて残らないようにするのが理由です。
③片付けの手間を軽減する
焚き火台シートは地面を保護するだけでなく、後片付けの手間を軽減させます。焚き火台に残った薪や炭を完全に消火してから、シートに落ちた灰などと一緒に包み灰捨て場に持っていけば、いらない労力が簡単に済むのです。
片付けのいらない手間が省ければ、時間の短縮になりアクティビティーなどに当てる時間が増え、より楽しいキャンプを過ごせます。時間の有効利用ができるのが焚き火台シートを使うもう一つの理由です。
焚き火台シートの素材3種類
焚き火台シートの素材は、主に耐炎繊維・ガラス繊維・シリカ繊維の3種類があります。それぞれ性能や効果にコスパも違うので、その特徴を正しく理解しておくことが大切です。焚き火台シートを選ぶ際の参考にしましょう。
①耐炎繊維
耐炎繊維は、特殊アクリル繊維を約300℃の熱処理で生成された素材です。抜群の耐熱性のほか耐薬品や電気の絶縁性も備えているので、焚き火台シートのほか溶接の作業現場などさまざまな分野で利用されます。
繊維が柔らかく皮膚への異常な刺激がなく使い心地がよい優れた素材です。焚き火台シート素材として非常に優秀ですが、残念ながら価格が少し高めでコスパ良好とは言い切れません。
②ガラス繊維
ガラス繊維は名前の通りガラスを加工して生成され、連続使用可能温度が1000度以上ある耐熱性が非常に高い素材です。水や油にも強いので料理をする場合に適しています。また美しくおしゃれな色合いを出せ、落ちた灰などもさっと払い落とせるのもガラス繊維の特徴です。
しかし何度も使用していると繊維の破片がチクチクと刺さる場合があるので注意しましょう。チクチクが嫌ならシリコン加工されている商品がおすすめです。
③シリカ繊維
ガラス繊維から不純物を除き特殊加工したのがシリカ繊維です。絶縁性と耐熱性がガラス繊維より高く、1100度の高温の連続使用でも変形しません。焚き火台シート素材の中で最も耐熱性が最も強いタイプです。
元の素材がガラス繊維なので、やはり使い込むとケバ立ちが出て、チクチクするので軍手の装着をおすすめします。シリコン加工されたシートならチクチク感はありません。
焚き火台シート3つの選び方
焚き火台シートは割合リーズナブルな値段で、ワークマンやホームセンター、通販などで広く販売されています。種類も豊富なので選ぶのに迷う方が多いのではないでしょうか。選び方のポイントを3つ紹介しますので、自分のスタイルに合ったシート選びの参考にしてください。
①サイズの大きさ
焚き火台の下に敷くシートの大きさの目安は、焚き火台のサイズ約4倍が必要とされています。大きさが小さいと地面に火の粉や灰がこぼれ落ちる可能性があり危険です。また大きさがあれば片付けも楽になるので余裕あるサイズのシートを用意しましょう。
焚き火台の形状もソロキャンプ用の小さいものから大きなサイズ、長方形に正方形、丸型に八角形などまちまちなので、シートの形状も焚き火台に合わせて選ぶのがベストです。
②連続使用温度と瞬間耐火温度
連続使用温度とは一定の時間熱に耐えられる温度のことで、瞬間耐火温度は一瞬に耐えられる温度のことです。焚き火台シートは長時間使用することが多いので連続使用温度が700℃以上あれば安心です。
瞬間耐火温度は薪や炭などの火種を落としたときの瞬間の耐熱なので、高いに越したことはありませんが、重要なのは連続使用温度になります。選ぶ際には連続使用温度は必ずチェックするようにしましょう。
③ペグ穴(ハトメ)付きを確認
シートの隅にペグ穴(ハトメ)があれば、シートをペグ(杭)で固定できるので安全です。キャンプでは不意の強風でシートがめくれ上がったり、軽量な焚き火台ではひっくり返り大惨事になる危険があります。
焚き火台がひっくり返れば、火のついた薪や炭が撒き散らされ、楽しいキャンプが台無しです。ペグ穴がない焚き火シートの場合は重たい石などを代用にして4隅を固定し事故が起きないようにしましょう。
スタンダードサイズの焚き火台シート3選
焚き火台も焚き火シートも日本のブランドが世界に先駆けて開発したアウトドア製品です。そのため焚き火台シートには日本製の優れた商品がたくさんあります。スタンダードな焚き火台シートおすすめのアイテムを3選して紹介しましょう。
① 焚き火シート ロゴス 防火シート
この焚き火シートはアウトドア一流ブランド「ロゴス」の製品です。最大800度の耐熱性があり、燃えにくい高品質の炭化繊維を採用し耐火性・耐熱性・断熱性に特化しています。カーボンフェルト生地はやわらかく皮膚を刺激しません。
また表裏両面に防水性のあるシリカゲルコーティングが施され、使用後は直接水で洗い流すことができます。ロゴスはマークでカナダ製と勘違いしますが、純粋に新潟三条市にある日本ブランドです。
焚き火シート ロゴス 防火シート
サイズ | 使用時:100×100cm、収納時:33×23cm |
---|---|
重量 | 970g |
材質 | ガラス繊維/シリカゲルコーティング |
カラー | ベージュ |
その他 | 耐熱温度:最大800度、ペグ穴付き、 |
②DODタキビバビディブーM 焚き火台シート
ユニークでおしゃれな八角形をした焚き火台シートで、一風変わったキャンプメーカーで有名な大阪のDODの製品です。大勢で焚き火を囲むのに最適な形状で、おしゃれなカーキ色が焚き火台や他のキャンプ用品とよく馴染みます。
ガラス繊維なのにシートの両面にシリコン加工がしてあるので、ガラス繊維にありがちなチクチク感がありません。ただ連続使用温度が250度と低いので、炭や薪の落下には注意しましょう。
DODタキビバビディブーM焚き火台シート
サイズ | 使用時:100×100、収納時::(約)W33×D20×H5cm |
---|---|
重量 | (約)460g/付属品含む |
材質 | ガラス繊維(両面シリコン加工) |
カラー | カーキ |
その他 | 連続使用温度:(約)250℃ |
③FUNKS 焚き火シート大判 2m×2m
2m×2mと非常に大きなサイズで、焚き火台とバーベQコンロなど2台同時に置ける広さがあるのが特徴です。主に耐炎繊維で片面はシリコン加工が施されているので手触りも柔らかく、余裕の大サイズで飛び散る火の粉や放射熱を遮るので安心して使用することができます。
耐熱温度は550度で、大判なのにコンパクトに折りたため、固定に便利なハトメも付いているので便利です。大人数で楽しむのに威力を発揮します。
FUNKS 焚き火シート大判 2m×2m
サイズ | 使用時:2m×2m、収納時:34cm ×28cm ×5cm |
---|---|
重量 | 2.3kg |
材質 | 本体 ガラス繊維+シリカコート、ポーチ PVC |
カラー | シルバー |
その他 | 耐熱温度:550℃、ハトメ付き |
コンパクトサイズの焚き火台シート2選
ソロキャンプでは一人で運ぶため、できるだけ軽量の小さいサイズの焚き火台や、シングルバーナーやバーベQグリルなどを使います。大は小を兼ねるといって大きいサイズの焚き火台シートを折って代用しようとすれば安定性が悪くなり危険です。そんな要望に応えるコンパクトサイズでコスパがよいおすすめの焚き火台シートを2アイテム紹介します。
①YOLER(ヨーラー)スパッタシート 2枚セット
コンパクトな25cm角と45cm角の2枚のシートがセットになっている焚き火台シートです。環境に優しい特殊アクリル繊維を処理した炭化繊維で、生地の厚みがあり4辺はほつれ防止加工がなされ、耐熱性と防火性に優れています。
スペースに合わせサイズを使い分けができ、ソロキャンプの焚き火台だけでなく、溶接や溶断の作業現場や、仏壇のろうそくや線香など、火の元が心配な場所に多用途で使用できる万能シートです。
YOLER(ヨーラー)スパッタシート 2枚セット
サイズ | 25cm×25cm+45cm×45cm |
---|---|
重量 | 84g |
材質 | 炭化繊維 【厚み】約3mm |
カラー | ブラック |
その他 | 【瞬間耐熱】約1000度 【連続耐熱】約700度 |
②TRUSCO スパッタシートDX ミニ
小さめサイズなのでソロキャンプや狭い場所での使用に最適なシートです。コンパクトながら程よい重さがあり風で簡単に飛ばされることがありません。耐炎繊維の両面に特殊シリコンをコーティングしてあり、火花をはじきます。有害繊維や皮膚刺激のあるガラス繊維を使っていないので、人体に悪影響を与える心配がなく安心して使えるシートです。
TRUSCO スパッタシートDX ミニ
サイズ | 61×61cm |
---|---|
重量 | 約300g |
材質 | 耐炎繊維織物、シリコン両面加工 |
カラー | グレー、ベージュ |
その他 | ハトメ数:なし、ハトメピッチあり |
最適の焚き火台シートで安全なキャンプを
焚き火台シートのまとめ
焚き火台の下に敷くシートはキャンプの必需品です。最適の焚き火台シートを選び正しく使わないと環境破壊や山火事などの事故も起こしかねません。ここまでの記事を参考にして、スタイルに合った焚き火シートを正しく使い、楽しいキャンプを過ごしてください。
焚き火台のギアが気になる方はこちらをチェック!
当サイトではキャンプの必須アイテム焚き火台に関する記事をたくさん掲載しております。これから焚き火台の購入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
焚き火台おすすめ10選!人気の定番モノから変わりモノまで一挙ご紹介!
キャンプで使用するスノーピーク、ユニフレーム、コールマンなどおすすめの焚き火台について、定番や最新の焚き火台などをタイプ別にご紹介します。、...
焚き火台を徹底比較!人気の5選のスペックを比較してご紹介!
最近は直火禁止も増え、マナー上からも焚き火台が必要な場所が増えています。 その焚き火台も各メーカーで比較すると、たかが焚き火といわずにはお...
コンパクトな焚き火台10選!軽量&コンパクトを実現した製品をご紹介
キャンプの必需品の1つコンパクトな焚き火台、火の周りに人が集まって、炎を見ながらコーヒーを飲む、ビールもいい。人生談義で盛り上がって夜が更け...
出典:unsplash.com