仙台ならではのお土産を探そう!
宮城県仙台市は「東北の玄関口」などとも呼ばれる東北地方きっての大都市で、市内に居住する人の数は100万人以上です。交通網も発達しているため利便性も抜群で、一年を通じて国内外から大勢の観光客が訪れます。
観光といえばお土産が欠かせませんが、せっかく仙台市を訪れたならぜひ仙台でしか買えないお土産を購入したいという人も多いことでしょう。今回の記事ではそんな仙台限定の価値あるお土産にスポットを当てていきます。
お菓子のお土産に特化してピックアップ
仙台市内とその周辺にしか販売店舗を置いていない菓子店の商品を仙台でしか買えないお土産としました。仙台名物のお菓子や老舗の銘菓など旅行土産にぴったりな商品が続々登場します。ぜひご覧ください(お土産情報は2021年12月19日現在のものです)。
仙台でしか買えないお土産【和菓子3選】
仙台のお土産①:味佳嵯のゆべし
贈答用としてもふさわしい仙台でしか買えないお土産です。ゆべしは東北地方でも広く食されている和菓子で、仙台藩主「伊達政宗」が兵士たちの食料の一つとして食していたとも言われています。
漢字で書くと「柚餅子」となるように、本来このお菓子は柚子を使って作られていました。しかし、寒冷地である東北地方では柚子が入手困難であったため、柚子の代わりに容易に入手できるくるみが使われました。ご紹介するゆべしもそのくるみが入ったタイプです。
仙台でしか買えないお土産を手掛けるのは?
この仙台でしか買えないお土産を製造販売するのはゆべしのみをラインアップする「味佳嵯」です。良質の餅粉と味佳嵯オリジナルの甘い蜜、くるみの粒が主な材料になっており、それらの材料を組み合わせて絶品のゆべしが生み出されます。
ゆべしといえばそのもっちりとした食感が魅力のお菓子ですが、味佳嵯のゆべしでもその独特の食感を味わうことが可能です。大粒のくるみを贅沢に盛り込んでいるため香ばしいナッツの味わいを強く感じます。
3つのフレーバーをラインアップ
スタンダードなゆべしはオリジナルの蜜に醤油を混ぜ合わせて作る甘辛タイプのものですが、ほかにも抹茶をたっぷりと入れためずらしい抹茶ゆべしや、薫り高いごまを入れたごまゆべしなども販売されています。どれも美味しいのでぜひ3つの味を購入してみましょう。
この銘菓は仙台市の人気ショッピングモールの中にある店舗と宮城県内の一部のサービスエリアとパーキングエリアでしか購入することができません。こちらもまさに仙台でしか買えないお土産です。
仙台でしか買えないお土産の問合せ先
味佳嵯
- 住所宮城県仙台市青葉区中央1-1-1
- 電話番号022-217-1401
仙台のお土産②:村上屋餅店のづんだ餅
東北地方の名物を使った仙台でしか買えないお土産です。東北地方の各地で郷土料理の材料として広く使われているのが「ずんだ」と呼ばれる食べ物です。ずんだは枝豆やそら豆をすりつぶして作るペースト状の食べ物のことで、粒々とした食感ときれいなウグイス色が特徴となっています。
栄養価も高くヘルシーな名物ですが、近年ではこのずんだを使ったスイーツやお菓子が人気です。ご紹介するお菓子は美味しいお餅とずんだで作った餡子がコラボしています。
仙台でしか買えないお土産を手掛けるのは?
この仙台でしか買えないお土産を製造販売するのは明治10年創業の老舗「村上屋餅店」です。店の創業者は仙台伊達家の御用菓子司を務めた人物で、店の三代目から米と餅を扱うようになりました。
お菓子の店ではなく餅を販売する店ですが、餅を美味しく味わってもらうために使用するずんだ餡にはとことんこだわりを持っています。豆の薄皮を丁寧にはがすことで砂糖を減らすことができ、結果として豆の本来の味わいを残すことに成功しました。これが村上屋の味の秘密です。
くるみ餅や黒ごま餅も人気
村上屋ではずんだ餅のことを「づんだ餅」と表記しています。人気商品はもちろんこのづんだ餅ですが、くるみの風味と味わいが何とも言えないくるみ餅や、ごまの香ばしい風味が魅力の黒ごま餅なども絶品です。
こちらも仙台でしか買えないお菓子なのでぜひ一緒に購入して味比べをしてみてはいかがでしょうか。季節限定の豆を使ったづんだ餅も味わい深くておすすめです。タイミングよく購入できればラッキーですね。仙台旅行の際にはぜひ老舗の和スイーツをお土産にしてみましょう。
仙台でしか買えないお土産の問合せ先
村上屋餅店
- 住所宮城県仙台市青葉区北目町2-38
- 電話番号022-222-6687
仙台のお土産③:白松がモナカ
きめの細かい皮と上品な甘さが魅力の仙台でしか買えないお土産です。和菓子といえばやはり最中は外すことのできないお菓子の一つでしょう。サクッとした最中皮の中に甘い餡子を詰め込んだお菓子ですが、仙台にも絶品の最中が存在します。
最中の皮は自社農場でつくられる精米を使って作られており、中に詰め込まれている餡子は北海道十勝産と洞爺湖産の小豆を材料にして作られています。安心安全で良質な国産品にこだわった自慢の銘菓です。
仙台でしか買えないお土産を手掛けるのは?
この仙台でしか買えないお土産を製造販売するのは昭和7年創業の老舗「白松がモナカ本舗」です。上質な最中をリーズナブルに提供することをモットーとしており、仙台市民の中にもこの最中のファンがたくさんいます。
白松の最中はとてもユニークで、何と最中の大きさを選ぶことが可能です。最も小さい最中は直径3.2センチメートルで、最も大きな最中は直径6.9センチメートルにもなります。4つの大きさを選べる最中は全国的にもめずらしいでしょう。
餡子の味は4種類
大きさも4種類ですが餡子の種類も4種類の中からチョイスできます。オーソドックスな大納言と白餡の大福豆、香ばしい風味が魅力のごまと上品な味わいの栗の4種類です。最中のサイズごとにいろいろな組み合わせのセットが販売されているので、自分の好みに合わせてセレクトするといいでしょう。
特にミニサイズの30個入りのセットは、価格もリーズナブルでお土産のばらまきにも最適ですね。贈答用としても決して恥ずかしくない仙台でしか買えないイチ押しのお土産です。
仙台でしか買えないお土産の問合せ先
白松がモナカ本舗
- 住所宮城県仙台市青葉区大町2-8-23
- 電話番号022-222-8904
仙台でしか買えないお土産【洋菓子3選】
仙台のお土産①:甘座のエクレア
4個入り100円の安物とは一線を画す味わいの仙台でしか買えないお土産です。エクレアは手軽に味わえる洋風スイーツの一つとして人気で、近年ではスーパーなどでも安いエクレアが販売されています。
しかし、こちらのエクレアはそれとはまったくの別物で、小ぶりでありながらも高級感たっぷりの味わいです。饅頭にも似た食感のエクレアの皮が特徴で、中にはぎっしりとクリームが詰め込まれています。使用されているクリームはカスタードのみです。
仙台でしか買えないお土産を手掛けるのは?
この仙台でしか買えないお土産を製造販売するのは昭和43年創業の老舗「甘座(あまんざ)」です。仙台市光のページェントで有名な定禅寺通りに店舗があり、店頭販売しか行っていないため仙台でしか買えない貴重なお土産となっています。
皮にチョコクリームがかけられたチョコエクレアは街のお菓子屋さんでもよく見かけますが、モカクリームがかけられたエクレアはめずらしいでしょう。この店のエクレアファンは迷わず両方購入して帰ります。
老舗のスイーツはクリームも特別
甘座のエクレアは中に入れるクリームにもこだわりがあります。一般的なエクレアは黄色のカスタードクリームが使用されていますが、甘座のエクレアにはチョコカスタードとモカカスタードの2種類のカスタードクリームが使用されています。
クリームにまでチョコレートやモカを盛り込んだエクレアはそう多くはないに違いありません。クリームも生地の中にぎっしりと詰め込まれていて最高です。仙台でしか買えないお土産を探すならぜひこの老舗のスイーツをおすすめします。
仙台でしか買えないお土産の問合せ先
甘座
- 住所宮城県仙台市青葉区立町26-15
- 電話番号022-263-7229
仙台のお土産②:パイ&シューすがわらのリーフパイ
サクサクの食感とバターの深い味わいが魅力の仙台でしか買えないお土産です。葉っぱの形をした薄いリーフパイはさまざまな菓子店で製造販売されていますが、こちらのリーフパイは二枚重ねとなっていて、中には味わい豊かな自家製クリームが挟み込まれています。
パイの表面にはザラメがかけられていて味わいをより深めているのが特長です。過去のお菓子博覧会では総理大臣賞も受賞している銘菓だけに、仙台旅行のお土産にはぴったりなお菓子ではないでしょうか。
仙台でしか買えないお土産を手掛けるのは?
この仙台でしか買えないお土産を製造販売するのは明治8年創業の老舗「パイ&シューすがわら」です。マスメディアでも度々取り上げられている有名店ですが、販売店舗は地元仙台にしか置いていないためまさに仙台でしか買えないお土産と言えます。
1個から購入することができますが、このスイーツ菓子のファンは10個以上まとめて購入する人がほとんど。上品なパッケージになっているため、お世話になっている方への贈り物としても最適でしょう。
季節限定のクリームもアリ!
スタンダードなリーフパイに加え季節限定でマンゴーのシャンティやメロン、マロンなども販売されることがあるので、こちらでお土産を購入する際にはぜひ限定フレーバーにも注目してみましょう。
この銘菓以外にもすがわらには絶品のスイーツが販売されています。おすすめなのがアップルパイで、青森県産のりんごがたっぷりと盛り込まれていて最高の味わいです。年間4トン近くの青森りんごを使用するということからこのスイーツの人気のほどがわかります。
仙台でしか買えないお土産の問合せ先
パイ&シューすがわら
- 住所宮城県仙台市宮城野区原町2-4-44
- 電話番号022-256-6287
仙台のお土産③:支倉焼
昭和33年に誕生してから現在に至るまで一貫して手作りがなされている仙台でしか買えないお土産です。支倉焼は和洋菓子ともいえるお菓子で、バターや卵、砂糖を入れた粉で皮を作り、白餡を包み込んで焼き上げています。
お菓子の表面に支倉焼の文字が浮かび上がっているのが大変印象的です。今から400年ほど前、スペイン領国との貿易交渉のために伊達政宗が使節団を派遣しましたが、その際に仙台から出船した「支倉常長」の名前からお菓子の名前が取られています。
仙台でしか買えないお土産を手掛けるのは?
この仙台でしか買えないお土産を製造販売するのは昭和24年創業の老舗「ふじや千舟」です。開業当時は煙草やパン、チョコレートなどを販売する雑貨店でしたが、昭和29年から菓子職人を雇い入れてお菓子作りを始めました。
支倉焼は昭和33年に誕生したお菓子でしたが、人気が沸騰して品切れになることも多くなったため、他のお菓子作りはストップして支倉焼のみを手掛けるようになりました。現在でもふじや千舟のお菓子は支倉焼のみです。
旅行土産にふさわしい手作りの味
仙台でしか買えないお土産ということでも価値がありますが、機械を使わずに昔ながらの手作りにこだわっていることがこのお菓子の価値をより高めています。皮作りに使用するバターはフレッシュバターのみで、砂糖は白砂糖ではなくザラメを使用するというこだわりです。
それを粉と混ぜ合わせて職人が丁寧に練り上げることで美味しい皮が出来上がります。くるみ入りの白餡も絶品です。ぜひこの銘菓を仙台旅行のお土産の候補に入れてみてください。
仙台でしか買えないお土産の問合せ先
ふじや千舟
- 住所宮城県仙台市青葉区愛子3-14-25
- 電話番号022-222-5305
仙台でとっておきのお土産を見つけよう!
ここまで仙台でしか買えないおすすめのお土産をご紹介しましたがいかがでしたか?仙台には仙台限定とも言える素敵なお菓子のお土産がたくさんあります。仙台にお出かけの際にはぜひ本記事を参考にして仙台ならではのお土産を選んでみてください。
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