ひまわりの種の収穫方法まで解説!
ひまわりは大人気の夏の植物であり、実はとても育てやすい植物の一つでもありますので、栽培初心者の方にもおすすめできます。
今回はそんなひまわりの育て方を詳しくご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。種の収穫や保存方法も解説していますので、採取すれば翌年も楽しめます。
栽培の前に!ひまわりの基本的な知識
ひまわりとは?
原産地はアメリカの中西部です。英語では「Sunflower」と表記されており、日本での別名は「ヒグルマ」や「ニチリンソウ」があります。よく知られている花ではありますが、意外と別名などは知られていないかもしれません。
また、花言葉は「あなたを幸せにします」や「あなたは素晴らしい」といった素敵な意味があるのも人気のポイントの一つです。
ひまわりの種の栄養は?
今回はひまわりの種の収穫方法までご紹介していきますが、収穫後は種まきに使うだけじゃなく、食用にすることもできます。種はアスリートが食べることもあるほど栄養価が高いのです。
そのまま調理せずに食べることもできますが、フライパンで炒めればおつまみにもなり、焼き菓子の材料に使うのもおすすめになります。
ひまわりには種類がある
実はひまわりにはさまざまな種類があり、画像のような八重咲のふわふわとした品種もあります。他にも、花びらが白いひまわりや、ブラウンの花びらを持つもの、中心がグリーンのものなどありますので、興味がある方はぜひ種類もチェックしてみて下さい。
背丈の高さも品種によって違いますので、合うものを育てましょう。
ひまわりは苗からも育てられる!
ひまわりは苗も流通しています。7~8月頃に苗が出回りますので、苗から育てたい方はチェックしてみて下さい。苗を購入する際のポイントとしては、育ちすぎていない苗であることや、葉っぱが元気なもの、病気や害虫被害の様子がないものが望ましいです。
ひまわりの基本の栽培方法・育て方
ひまわり栽培向きの環境
ひまわりは多少荒れた場所でも育つほどの丈夫さがありますが、よく耕された水はけのよい土地であれば、よりよく育ってくれます。地植えする場合はなるべく深く耕して、堆肥や腐葉土を混ぜておいてください。
プランターや鉢などで育てる場合は、市販されている草花用の培養土を使用すれば問題ありません。もし堆肥や腐葉土が余っていれば、そちらを混ぜて使うとよりよくなります。
ひまわりの種まき方法
種まきは4~6月に行ってください。発芽適温が20~25度ですので、寒い時期は苦手です。土に2㎝ほどの深さの穴をあけて、3粒ほどまきます。穴と穴の感覚は、背の高い品種なら50㎝、普通の品種なら20㎝空けてください。
種をまいたら土をかけ、水を切らさないよう管理すれば1週間ほどで発芽します。本葉が開いたら、元気な苗を1本だけ残して育てていってください。ポットにまいた場合は、遅くならない内に植え付けします。
摘芯の判断は種類による
摘芯をすることで脇芽が出て、沢山開花します。しかし、1本立ちの品種であれば摘芯は必要ありません。いろいろな種類がありますので、タイプに合わせて判断してください。
花数を増やすとひとつひとつの花は小さめになりますので、大きな花を開花させたい場合は増やさない方がよいです。
ひまわりの水やりと肥料
植えることができたら、あとは水やりと肥料管理です。過湿環境を嫌いますので、水の与えすぎには注意してください。土の表面が乾いたらたっぷり与えます。地植えであれば雨水がありますので、晴天が続いたときに判断します。
肥料は元々の植え付け時に緩効性肥料を混ぜておくとよいでしょう。その後、使用した緩効性肥料に書かれているペースに従って追肥していきます。肥料切れすると葉の調子が悪くなりますので注意してください。
ひわまり栽培の植え替えと手入れ
ひまわりは植え替えが苦手な植物
ひまわりは直根性と呼ばれる、まっすぐ伸びる根を持つ植物です。この直根性を持つ植物は基本的に植え替えが苦手ですので、最初に決めた場所でずっと育てるようにします。
ただし、苗を作ってから植え替えして育てることも多いので、その際は根を傷つけないように注意して植え替えてください。根をほぐさずに、付いている土ごと植え替えるのがポイントです。
支柱を立てて支える
大きく育ってくると頭が重たくなってきますので、倒れやすくなります。花が咲く時期が近づいてきたら、支柱を立てて支えてあげるとよいでしょう。支柱に結びつけるときは、ゆるめに結んでおいてください。
支柱を立てたあとも成長しますので、強く結ぶと成長を妨げてしまいます。横に倒れないようにだけ支えるイメージです。
ひまわりの種の収穫方法
ひまわりの種の収穫タイミングは?
上手く育てることができたら、最後は種の収穫です。収穫タイミングは、花が咲いてから大体2ヵ月ほど後となります。花びらが落ちたタイミングではまだ収穫は早く、その後に葉っぱが枯れて下を向いてきたあたりが収穫の時期です。
花茎ごとカットして収穫して下さい。3日間ほど太陽の下で天日干しをして乾燥させ、1粒1粒抜くような取り方で収穫していきます。取り方は簡単ですので、お子様と一緒に収穫するのも楽しいです。
収穫した種の保存方法
収穫した種をもう一度天日干しして乾燥させてください。しっかり乾燥させないと、保存中にカビが生えてしまうかもしれません。乾燥が終わったら袋などに入れて、冷暗所で翌年の春まで保管しておきます。
すべての種を保管する必要はありませんので、必要分だけ収穫・保管しましょう。よりよい種は、押すと硬い種です。また、収穫した種は食べられますので、料理に使うことも検討してみてください。
種を収穫しない場合は早めに剪定
種の取り方をご紹介しましたが、もし種を収穫する予定がなければ流れが変わります。1茎1花で育てた場合は、枯れてきてもそのまま放っておいて構いません。花を複数付けさせたい場合は、枯れてきたらすぐに花茎からカットします。
枯れてきた花を放っておくと、種をつける方にエネルギーを使い始めます。種に栄養を回さないために、早めにカットするのがポイントです。
ひまわり栽培の注意点!
気をつけたい害虫は?
気を付けたい害虫の1つ目は、ハダニです。ハダニは気温が高い時期につくことが多く、被害を受けると葉の色が悪くなります。
もう1つが、オンシツコナジラミです。こちらは葉の裏に白い小さな羽虫がついて、すす病になる原因となります。どちらも対応薬剤がありますので、見つけ次第早めに対策して下さい。
病気はべと病に注意!
梅雨時期に気を付けたいのが「べと病」です。べと病はカビが原因となる病気で、葉にまだらに病斑が現れます。殺菌剤を散布すると効果的ですが、べと病にならないように予防しておくとよいでしょう。
株元にマルチなどをして、水に濡れた土がはねて付かないようにしてください。
まとめ:ひまわりの種を収穫しよう!
ひまわりの種は誰でも収穫できる
今回はひまわりの育て方を、種の収穫段階まで詳しく解説させて頂きましたが、いかがでしたか?ひまわりの育て方は簡単で、誰でも種の収穫まで育てられます。肥料を切らさないようにすることが育てる際のポイントです。
種の収穫は焦らず、花首が下を向いてから収穫し、採取後は天日干しでしっかり乾燥させて保存して下さい。
ひまわりの種の収穫が気になる方はこちらもチェック!
今回はひまわりの種の収穫までを解説をお届けしましたが、暮らしーのではこの他にもひまわりに関する記事を多数ご紹介しています。もっとひまわりのことが知りたい方はぜひチェックしてみて下さい。
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