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オリーブの木を育てるには土作りが重要!作り方や育て方、栽培に関する疑問を解説!

園芸用のオリーブを栽培するのに一番大切なことは、土を作ることです。土作りに失敗してしまうと、オリーブがなかなか育たず枯らしてしまうこともあります。この記事では、オリーブのための土の作り方やオリーブの栽培について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
2021年12月7日
maida0493
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目次

オリーブ栽培は土が重要!

Photo byHans

オリーブは、実を利用してオイルを絞ったり食用として利用したりできる人気の園芸植物です。そんなオリーブを育てて実を多く付けるために最も重要とされるのが、育てる土の配合になります。

この記事ではオリーブ栽培の土作りのコツや注意点、育て方や栽培に関する疑問を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

オリーブとはどんな植物?

Photo byCouleur

オリーブは、モクセイ科の常緑高木です。地中海原産で、古くから実や実から絞るオリーブオイル、木材が利用されてきました。日本では香川県の小豆島が産地として有名です。

畑で育てられるものと思われがちなオリーブですが、庭木や鉢植えとして家庭で育てられる園芸植物でもあります。土の準備や剪定など必要なものや注意点はありますが、収穫した実を利用できる園芸として人気の植物です。

オリーブのための土の作り方

土のpHを調べる

Photo bycongerdesign

pHとは土の酸性度のことを言います。日本の土壌は酸性土壌のため、そのままではオリーブを育てるのに適していません。その土地によってオリーブをそのまま育てられることもありますので、まずは土のpHを測る必要があります。

15cmほど掘り下げて市販の酸度測定液を使うのがよくある方法です。オリーブはpH6.5から7.0ほどの土を好むため、その値に近づけるように土を作っていきましょう。

鉢植え用の土

鉢植えでオリーブを育てる場合は、オリーブ用に調合された鉢植えの土もあります。オリーブ用の土のため、そのまま使える利点があり便利です。

オリーブ用の土を使わない場合は調合する必要があります。市販の培養土のままでは育ちにくいので、ドロマイトを原料としたマグネシウムを含む苦土石灰を混ぜ、水はけを良くするためにさらに赤玉土を混ぜましょう。

庭植え用の土

ガーデニングとして庭でオリーブを栽培する場合は、鉢植えよりも大規模な土作りをする必要があります。植え付け予定の場所の土を堆肥を混ぜてしっかりと耕して混ぜ、pHによって苦土石灰を混ぜるのが一般的です。

pHを上げるには1平方メートルあたり300gほどの苦土石灰が必要になるので、多めに購入しておきましょう。

土作りを終えたあとのオリーブの育て方

鉢植えの植え付けの方法


オリーブは苗木が出回る4月か9月に植え付けるのが一般的です。鉢底に水はけを良くするためのネットと底石を入れ、オリーブ用に作った土を入れます。苗木の根は痛めないように軽く解し、新しい鉢植えに植えつけましょう。

オリーブは水やりのときに水が溜まるウォータースペースが必要なため、土は鉢の縁から3cm程度低く盛ります。苗木が若い場合は支柱をして支えて完成です。

鉢植えの植え替えの注意点

オリーブは2年に1度ほど植え替えをしますが、ほかにも根が鉢から飛び出しているなど、鉢植えが小さくなってしまっている場合も植え替えを行います。植え替えに適した時期は植え付けと同じく4月と9月です。

古い土をある程度落としたあと、伸びすぎた根や腐っている根を剪定して新しい鉢に移し替えます。このときの手順は植え付けと同じなので、上の項目を参考にしてください。

オリーブ栽培でよくある疑問

剪定はどうすればいい?

オリーブの剪定には2種類あります。冬に大きな枝を切って樹の形を変える剪定と、枝を間引いて生育を促す剪定です。前者の剪定は樹形を整えたあとに、実を付けさせたい枝の生育点を切らないように注意して切ります。

後者は4月頃に行い、混みあっている枝を切り落としたり、突発枝と呼ばれる土から直接生えている枝を切り落としていく剪定です。どちらも剪定後に癒合剤を塗り、切り口の保護を忘れないようにしましょう。

寄せ植えはしてもいい?

オリーブは下草としてハーブや花を植えて寄せ植えにできます。ただ、寄せ植えにした植物に水分や栄養分を取られるため、実を付ける数は減ってしまうかもしれません。その場合は一度寄せ植えをやめ、オリーブ単体で育てる必要があります。

実を利用せずあくまで観葉植物として観賞用にする場合は、水分量や土のpHに気をつけながらいろいろと試してみるといいでしょう。


オリーブを増やす方法は?

オリーブは挿し木で増やしていくのが一般的です。剪定で切り落とした枝を使ってオリーブを増やせます。幹から上向きにまっすぐ伸びた枝が適していて、10cmほどの長さに切り分けて準備しましょう。

切り口をナイフなどで整えたら赤玉土など水はけのよい土を混ぜた培養土に挿しておきます。日陰に置いておくと3ヶ月で根が伸びれば、オリーブとして栽培できる状態です。

オリーブ栽培のための土を作ろう!

Photo byulleo

オリーブ栽培の土作りやオリーブの育て方を中心に解説してきました。日本の土壌とはpHが合わないため、まずは育てるための土を作ることが重要です。生育が悪い場合はpHが合わなくなっていることがあるため、定期的に測っておきましょう。

オリーブは観葉植物にも実を料理に利用することもできる有用な植物です。剪定などこまめに手入れをして育ててみてください。

ガーデニングに興味のある方はこちらもチェック!

オリーブはガーデニングで庭木や鉢植えで育てやすい植物です。剪定や植え替えなどの手間もありますが、ハーブとの寄せ植えでおしゃれな空間を演出できます。

オリーブの栽培に興味がある方や、ガーデニングに挑戦してみたい方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。