冬の栃木を気ままにドライブ旅
いい旅してますか?今週は冬の栃木県をドライブで観光します。旅の舞台となるのは佐野市と足利市で、厳冬期でも雪が降ることが少なく比較的安全にドライブを楽しむことができます。交通網もよく整備されていていくつもの観光スポットを効率的に回ることが可能です。
ドライブ旅のスタートとなるのは東北自動車道「佐野藤岡IC」で、北関東自動車道ともつながっているため群馬方面からのアクセスもしやすくなっています。今回のドライブ旅では佐野市内から足利市内へと移動しながら観光するルートを選択しました。
ドライブ旅の行程をご紹介
それではここで今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。まず佐野市の有名ショッピングモールにアクセスして買い物を楽しみ、そこからJR佐野駅に移動してご当地名物の博物館を見学します。その後は2軒のラーメン店をはしごしてご当地ラーメンの食べ歩きを楽しんで午前の部は終了です。
午後の部は足利市に移動して観光農園で美味しいイチゴを頬張り、すぐ近くにある有名な植物園で綺麗な花と美しいイルミネーションを鑑賞します。最後は宿泊も可能な温泉施設で天然温泉を満喫します。ワクワクドキドキの観光コースです。
有名アウトレットでお買い物
佐野プレミアム・アウトレット
まず最初に立ち寄るのは佐野藤岡ICから5分ほどドライブした場所にある「佐野プレミアム・アウトレット」です。全国各地にはたくさんの大型アウトレットモールがありますが、佐野のアウトレットモールも歴史ある有名な施設の一つですね。
国内と国外合わせて全部で約170の有名ブランドのお店が営業していて、買い物のお店だけでなくフードコートやレストランなども入っています。アメリカの東海岸の都市をイメージして施設が整備されているのが特徴で、おしゃれに買い物を楽しみたいカップルにもおすすめの観光スポットとなっています。
買い物は早い時間帯がおすすめ!
アウトレットモールの営業時間は、物販の店舗については午前10時から午後8時までとなっています。駐車場が多数用意されていますが、人気の施設のため週末や休日は満車ということも度々です。特に午後からは混み合うため確実に買い物をしたいなら午前中の早い時間帯に訪れるのがおすすめです。
冬場で最も混み合うのはお正月の期間で、近隣にある佐野厄除け大師での初詣のついでに立ち寄る参拝者たちで施設内はごった返します。15,000台以上ある駐車場がパンク状態となるため、お正月以外の時期に訪れるのがベストでしょう。
観光スポットは栃木のココ!
佐野プレミアム・アウトレット
- 住所栃木県佐野市越名町2058
- 電話番号0283-20-5800
- 営業時間物販店舗10:00~20:00 フードコート10:00~20:00 レストラン11:00~21:00
- アクセス東北自動車道「佐野藤岡IC」より5分
佐野ラーメンの情報をゲット!
らーめんミニ博物館
ショッピングを楽しんだ後は佐野の名物グルメの情報を仕入れましょう。次に向かうのは佐野プレミアム・アウトレットから15分ほどドライブした場所にある「らーめんミニ博物館」です。この観光スポットはJR佐野駅に隣接してつくられた交流施設「ぱるぽーと」の一角にあります。
佐野の有名なご当地グルメといえば佐野ラーメンで、近年ではカップ麺も登場していて全国的にも知名度がアップしてきていますね。佐野ラーメンの特徴は麺を青竹を使って打ってつくることで、醤油味のスープはあっさりとしていて食べ歩きするにも最適です。
佐野ラーメンのお店を物色
この博物館には佐野ラーメンについてのあらゆる情報が詰まっていて、佐野を訪れる観光客にご当地グルメをPRしています。特に目を引くのが佐野ラーメンのフィギュアですね。30ものラーメン店のラーメンが忠実に再現されて、丼ぶりも実際のラーメン店のものが使用されています。
それぞれのお店のラーメンを一目でイメージできるのでお店選びもしやすくなりますね。ラーメンの特徴やお店の住所、駐車場情報や定休日などもわかるようになっているので大変便利です。ぜひ食べ歩きをする前にこちらでお店を物色しましょう。
観光スポットは栃木のココ!
らーめんミニ博物館
- 住所栃木県佐野市若松町481-4
- 電話番号0283-27-0005
- 営業時間9:00~19:00
- アクセス東北自動車道「佐野藤岡IC 」より10分
穴場のラーメン店で一杯
優華
博物館でラーメン情報を入手したならさっそくお気に入りのラーメン店を訪れてみましょう。今回の観光コースでは2軒のラーメン店を食べ歩きます。まず最初は博物館から歩いて2分の場所にある「優華」です。佐野ラーメンのお店の中では穴場的な存在となっていますが、地元佐野では老舗のラーメン店として親しまれています。
地元客が多くオーダーしているのが「タンタンメン」で、ダシをとったスープに合わせるのはカレー粉や山椒、酢やラー油を使ってこしらえる特製ダレです。独特の酸味とピリッと辛い味わいは他店にはない美味しさですね。
お腹が許せば餃子も!
優華にはもう一つの人気グルメがあります。それが餃子です。創業以来のメニューで何と皮から手づくりというこだわりが光ります。モチモチの皮に包み込まれているのはキャベツやニラ、豚挽き肉などのオーソドックスな具材ですが、隠し味となっている根生姜が餃子の味を引き立たせています。
材料はすべて国産なので安心していただけますね。まずは何も付けずにいただいて餃子本来の味わいを堪能してみることをおすすめします。今回は次のラーメンが控えているため美味しいからといって食べ過ぎないよう注意しましょう。
観光スポットは栃木のココ!
優華
- 住所栃木県佐野市若松町178
- 電話番号0283-22-0557
- 営業時間11:30~14:00 17:30~21:30(スープがなくなり次第終了)
- アクセス東北自動車道「佐野藤岡IC」より10分
佐野ラーメンの名店でもう一杯
田村屋
2杯目のラーメンは行列もできる有名店でいただきましょう。優華から5分ほどドライブした場所にある「田村屋」です。2019年に移転して新店舗となってからもその人気は衰えを見せていません。店舗の壁面には「一麺一心」という言葉が掲げられていますが、これは美味しいラーメンを一心不乱につくり続けようという田村屋の精神が表れた言葉です。
大人気のチャーシュー麺はジャンボサイズのチャーシューが麺を覆い尽くすようにトッピングされていて、綺麗に透き通ったさっぱり味の醤油スープにチャーシューの脂とうまみが溶け出しています。
モチモチの麺は本格派の味
佐野市内には「佐野らーめん会」なるものが存在していて、佐野ラーメンを提供するお店が70店舗近く加盟しています。ご紹介する田村屋もその加盟店の一つで、佐野ラーメンの有名店としてラーメン通の間では知名度抜群です。
近年では青竹で麺を打つお店は少なくなっていますが、田村屋ではその製法を頑固に守り通しています。モチモチの麵が何よりの証拠ですね。麺はもちろんのことスープにもこだわっていて、鶏ガラや鰹節、牛スジなどを使って絶品の味わいを生み出しています。多くの弟子を輩出する有名店の味はやはり一味違います。
観光スポットは栃木のココ!
田村屋
- 住所栃木県佐野市浅沼町780-3
- 電話番号0283-24-8617
- 営業時間11:00~21:00(スープがなくなり次第終了)
- アクセス東北自動車道「佐野藤岡IC」より8分
足利でさっぱりとお口直し!
JA足利アグリランド
ご当地ラーメンを食べ歩いた後は甘いフルーツでさっぱりとお口直しをしましょう。佐野市から今度はお隣の足利市に移動してイチゴを食します。観光するのは田村屋から20分ほどドライブした場所にある「JA足利アグリランド」です。
足利市では唯一となるイチゴ農園で、イチゴの直売とイチゴ狩り両方を楽しめるようになっています。イチゴは栃木生まれの有名な「とちおとめ」と「スカイベリー」で、どちらのイチゴも甘みと酸味のバランスが絶妙です。毎年12月上旬から直売所がオープンしてイチゴの販売がスタートします。
イチゴ食べ放題
イチゴ狩りの期間は直売所のオープンよりも少々遅く、翌年の1月上旬頃からのスタートとなります。料金を支払うと30分間食べ放題となるためイチゴ好きにはたまりませんね。1月から5月の連休までは小学生以上が1,800円、小学生未満が900円となっていて、連休を過ぎてシーズ終了までは小学生以上が1,400円、小学生未満が700円と安くなります。
塩分たっぷりのラーメンを食べた後の甘いイチゴの味は最高ですね。イチゴ好きなら20個や30個は楽に食べてしまうに違いありません。栃木観光のお土産としてもおすすめできます。
観光スポットは栃木のココ!
JA足利アグリランド
- 住所栃木県足利市大久保町362
- 電話番号0284-91-0005
- 営業時間10:00~16:00
- アクセス北関東自動車道「足利IC 」より20分
イルミネーションといえばココ!
あしかがフラワパーク
甘いイチゴを堪能したなら今度は美しいイルミネーションに酔いしれましょう。JAアグリランドから2分ほどドライブした場所にある「あしかがフラワーパーク」です。足利市を代表する有名観光スポットで、昼間は季節の花々を楽しめる植物園として営業しています。
特に素晴らしいのが4月中旬から5月中旬に咲く大藤の花ですね。紫色の長い花がカーテンのように垂れ下がる風景は圧巻です。自然の花々も素敵ですが冬になると植物園全体が色とりどりのLED電球で装飾されます。それが「光の花の庭園」イルミネーションです。
日本三大イルミネーション
足利市のこのイルミネーションは10ヘクタールという広大な敷地をいかして壮大な光の演出を繰り広げるものです。園内のあちらこちらにイルミネーションの仕掛けがセッティングされていて、観光客は散策路を歩きながら好きな順番でイルミネーションを満喫できます。
その年によって新たなコーナーが設けられるのでリピートしても飽きることがありません。イルミネーションが開催されるのは10月中旬から翌年の2月中旬までで、3つの期間に分けて異なるコンセプトで演出を行います。6年連続で日本一に選ばれたイルミネーションは見ごたえ抜群です。
観光スポットは栃木のココ!
あしかがフラワーパーク
- 住所〒329-4216
栃木県足利市迫間町607 - 電話番号0284-91-4939
- アクセス北関東自動車道「足利IC」より20分
冷えた体も温泉でポカポカ
足利鹿島園温泉
綺麗なイルミネーションに癒された後は温泉で冷え切った体を温めましょう。日帰り温泉を満喫するのはあしかがフラワーパークから10分ほどドライブした場所にある「足利鹿島園温泉」です。足利市内では貴重な天然温泉を楽しめる施設となっていて、敷地内から湧き出る弱アルカリ性単純泉は肌に優しく体がよく温まります。
温泉浴場は建物の地下と露天風呂のある2階に分かれていて、2階まではいったん着替えをしてから移動しなければなりません。ゴルフ練習場が併設されているため露天風呂は打ちっぱなしを眺めながらの入浴です。
疲れたならお泊りもアリ!
この温泉施設は入浴料がリーズナブルなのが魅力で、平日は大人550円、土日祝日は大人600円と格安です。時間制限もなく朝9時半から夜11時まで入り放題という嬉しい温泉施設となっています。これならイルミネーションを楽しんだ後でも十分に間に合いますね。
こちらには素泊まりが可能なホテルも併設されているので、疲れてしまったなら一泊して帰るのもおすすめです。入浴料と宿泊料込みで一人3,550円で利用することができ、最大4名まで一部屋に泊まることが可能です。イルミネーションを閉園時間まで楽しみたいならこの施設が最適です。
観光スポットは栃木のココ!
足利鹿島園温泉
- 住所栃木県足利市大沼田町2149
- 電話番号0284-91-1111
- 営業時間9:30~23:00
- アクセス北関東自動車道「足利IC」より15分
冬は栃木に出かけよう!
今週はドライブで楽しむ冬の栃木旅をご紹介しましたがいかがでしたか?美味しいラーメンを食べたり、イルミネーションを鑑賞したり、温泉に浸かったりと栃木の冬はお楽しみが盛りだくさんです。人と車の冬装備を万全にして栃木県へお出かけしてみてはいかがでしょうか。
出典:ライター撮影