ビオラの花言葉!色別にもご紹介
豊かな花色が魅力のビオラの花言葉
多くの園芸品種があるビオラですが、その始まりは19世紀に野生のサンシキスミレとその他2種を交配して作出したのがビオラより大きな花を咲かせるパンジーです。その花名はフランス語の「pensées(パンセ)」に由来しています。
ここではパンジーより小さな花を咲かせるビオラの花言葉をご紹介します。花色が豊富なビオラには、花の色別で花言葉が付いているのです。色別の花言葉も一緒に解説します。
ビオラの特徴
スミレ科スミレ属の1年草
秋から晩秋まで楽しめる鉢植えや寄せ植えに人気のビオラは、スミレ科スミレ属の1年草です。学名はViolaと表記します。原産地はヨーロッパで、野生に咲くサンシキスミレを、ほかの品種と交配して育成した園芸種です。
盛んに品種改良が重ねられ、年々花色や咲き方が豊富になりました。花色は黄色、紫、赤、白、オレンジ、ピンク、複色などです。咲き方はスタンダードな5弁花のものから、花びらの縁がフリルのように波打っているタイプなどがあります。
開花時期は10月から5月
ビオラの開花時期は10月~5月頃までです。長い期間、花姿を楽しめます。花が少なくなり、だんだんとモノトーンな雰囲気になる冬の季節の花壇を、色とりどりに飾ってくれ花としても人気です。花壇に地植えしたり、鉢植えや寄せ植え、ハンギングなどで楽しまれています。
日当たりのよい場所を好み、冬でもできるだけ戸外で育てると、長くきれいに花を楽しむことができます。花つきをよくするには花がら摘みをこまめにすることです。
ビオラとパンジーの違い
ビオラより花が大きいのがパンジー
品種改良が重ねられたビオラの中で、花の大きいものをパンジー、小さいものをビオラと呼びます。一般的に約5cm以上のものはパンジーで、それ以下のものをビオラとして区別をしており、ビオラもパンジーも花の大きさだけが違う同じ花です。
育て方も花言葉も同じ
園芸上ビオラとパンジーは花の大きさの違いで区別していますが、現在は小輪のパンジーなども作出され、花の大きさでの明白は区別はむずかしくなっているのが現状です。
小花のビオラにしても花の大きいパンジーにしても丈夫で寒さに強いのが特徴です。種まきの時期や植え付け時期、育て方も同じです。花図鑑では呼び名こそ違いますが、ビオラもパンジーも同じ花とされて、花言葉も同じに紹介している場合がほとんどです。
ビオラの花言葉
「もの思い」
ビオラの代表的な花言葉「もの思い」という言葉は、花姿がうつ向いている人の顔を連想させることから、フランス語の「もの思い」を意味する「pensées(パンセ)」にちなんでいるのだそうです。ビオラの大きなサイズのパンジーの名にちなんだビオラの花言です。
「私を想ってください」
ビオラに付けられた「私を想ってください」という花言葉は、ビオラより大きいパンジーにまつわる花言葉でもあります。それは現代も2月14日といえば女性が男性にチョコレートを贈り愛の告白をするバランタインデーの由来ともなる司祭バレンティヌスの伝説にちなんだ言葉です。
バレンティヌスの伝説とは
ローマ皇帝時代、婚姻が禁止されており、嘆き悲しむ兵士のために内緒で結婚式を執り行っていた司祭のバレンティヌスが、皇帝から処せられ、牢獄に捉われたときに、窓辺にハート型の花が咲いていたのだと。
彼はその花に「私を忘れないでください」というメッセージを添えて鳩に託し、処刑前に飛ばしたそうです。その花がパンジー(その時の大きさはさなかではないので)ビオラであり、こんな伝説が花言葉として紹介されています。
「愛情」
ビオラの「愛情」という花言葉は、花姿が可愛らしことが由来して付いた言葉だといわれています。ビオラより大きな花でパンジーの別名に「bird eye(鳥の眼)」「kit in the street(通り抜ける子猫)」「butterfly flower(蝶の花)」などという呼び名があります。
日本では花の形が蝶の飛んでいる様子に似ていることで「遊蝶花(ゆうちょうか)」などという名でも呼ばれ、可愛い名前が多いことで「愛情」という花言葉が付いたのだという説があります。
「恋の魔法」
密かにビオラには「恋の魔法」という花言葉でもイメージされています。恋人と贈る寄せ植えにそっと添えて贈りたいビオラの可愛い花言葉です。
眠っている時にビオラやパンジーの花の汁をまぶたに付けると、目が覚めた時、最初に見たものに恋させる魔力があると信じられていたという伝説があります。これはシェークスピア「真夏の夜の夢」の喜劇の中で媚薬として語られている話です。
ビオラの花色別の花言葉
紫は「思慮深い」、赤は「秘めた思い」
色別のビオラの花言葉の由来は残念ながらその根拠は乏しいですが、紫のビオラは「思慮深い」、赤いビオラには「秘めた思い」という花言葉でイメージされています。
紫の「思慮深い」という花言葉は花の蕾が下を向き、頭を垂れて物思う姿からこんな言葉でイメージされているという説があります。また赤いビオラはえんじ色のような赤で、情熱的な赤い色を抑えた赤というイメージから「秘めた思い」という言葉でイメージされているのではという説があります。
白は「順温」「忠実」、黄色は「つつましい幸せ」「勇気」
白いビオラは「順温」「忠実」、そして黄色のビオラは「つつましい幸せ」「勇気」という花言葉が付いています。どちらもその花言葉の由来に根拠はありません。
ただこんな話があります。それはビオラの花は紫の「思慮」、黄色の「勇気」、白の「忠実」の3つを合わせ「完成」を意味するという話です。その話にちなみ白いビオラには「忠実」や黄色いビオラは「勇気」という言葉がイメージされているのかもしれません。
ビオラにまつわる伝説
ビオラ・パンジーが可愛いといわれる伝説
ギリシャ神話の中で、ビオラの大きい花のパンジーにこんな話が語られています。愛の神様が春風に乗って訪れ、野原を散歩していた時に、ふと見ると名前の知らない花が咲いていたのだと。その花はひっそりと咲いていたのだそうです。
愛の神様は感激して「私の姿を映してあげよう。これからますます美しく気高く咲き、世の中に愛と希望を広げていくように」といってキスをしました。パンジー・ビオラが可愛いのは、愛の神様の面影が残っているからだといわれている話です。
赤いビオラは恋の傷跡
この伝説もギリシャ神話の中で語られている話です。ある時、真っ白い花に愛の神様が矢を放ったのだと。愛の矢にあたり恋の傷跡が付いたその真っ白な花は、赤紫色に変わったという伝説が、ビオラの原種となるスミレに共通する伝説となっています。
花言葉を知ってビオラを楽しもう!
園芸上小さな花をビオラ、大きな花をパンジーと区別していますが、性質や育て方は同じなので植物図鑑などでは、ビオラはパンジーと同じ花として紹介されています。ですからビオラはパンジーと同じ花言葉を共有しています。
ビオラは花の少なくなる季節、花壇を色とりどりに可愛い花をいっぱい咲かせて飾ってくれます。花言葉を想いながら、あなたのお庭にもビオラで飾ってみませんか。
花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では花言葉について他にもまとめています。花には形や色など目に見える個性に加え、神話や伝説などが由来となる物語が秘められています。
そんな花の個性や物語からイメージされて付いた言葉が「花言葉」です。花言葉に愛情や感謝の気持ちを託して花を贈る習慣は、中世のヨーロッパから始まったそうです。花言葉についてもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

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