検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~初冬の宮城で絶景を堪能!~

初冬の時期の宮城を旅してみませんか?リアス式海岸が続く沿岸部は素晴らしい海の景色を楽しめる観光スポットが目白押しです。今週は宮城県の海沿いをドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。絶景スポットが次から次へと登場します。どうぞご覧ください。
2021年11月20日
iiyudana
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

初冬の宮城をドライブで観光

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は初冬の時期の宮城県をドライブで観光します。旅の舞台となるのは気仙沼市で、東日本大震災からの復興も進み観光スポットの魅力も今まで以上にアップしました。三陸の海ならではの美しい海岸線をさまざまな場所から眺めることができます。

ドライブ旅のスタートとなるのは三陸自動車道「浦島大島IC」で、このICの開設によって今回の観光コースの始まりとなる気仙沼大島へのアクセスがより便利になりました。このICをかわきりに三陸沿岸の観光スポットを次々と巡っていきます。
 

ドライブ旅の行程をご紹介

出典:ライター撮影

ではここで今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。最初に本土と離島をつなぐ長いアーチ橋の上から景色を眺め、そこから離島の岬に移動して散策を楽しみます。続いて三陸沿岸随一といわれる眺望スポットにアクセスして素晴らしい絶景を堪能し、いったん気仙沼の市街地に移動してランチグルメに舌鼓を打ちます。

午後の部の最初は海に突き出した長い半島までドライブして、自然のつくり出した芸術作品を鑑賞します。その後半島の先端部にある岬でめずらしい岩場を見学して、最後は気仙沼の人気ホテルで日帰り温泉を満喫します。

橋の上から絶景を眺めよう!

出典:ライター撮影

気仙沼大島大橋

ドライブ旅の最初は浦島大島ICから4分ほどドライブした場所にある「気仙沼大島大橋」から始まります。気仙沼大島は宮城県北東部の気仙沼湾に位置する離島で、人の住む離島としては東北最大級です。温暖な気候と豊かな自然に恵まれていることから「緑の真珠」などとも称されてきました。

長い間この島へのアクセスは気仙沼港の観光桟橋から出航する船に頼っていましたが、ついに平成31年4月に本土と島を結ぶ橋が開通しました。この橋の開通によって島へのアクセスが各段に向上したため、今では大島の観光がより便利になっています。

橋の上を歩いてみよう!

橋の全長は297メートルでアーチ橋としては東日本最大級の長さを誇ります。この橋が架けられているのは気仙沼大島でも風光明媚な場所として知られる「大島瀬戸」で、橋の上からの眺めはまさに絶景というにふさわしいものです。

橋には車道とともに歩道が整備されているので、ぜひ橋の上を歩いて景色を眺めてみてください。全長300メートル近い橋はなかなか歩きごたえがありますね。大島側の橋のたもとに駐車場が整備されているので車はそちらにとめるといいでしょう。あまりに橋の高さが高いため上から海を見下ろすと恐怖を感じます。

観光スポットは宮城のココ!

気仙沼大島大橋

  • 住所
    宮城県気仙沼市三ノ浜
  • 電話番号
    0226-28-3000
  • アクセス
    北陸自動車道「浦島大島IC」より4分

岬からの眺めは絶景

出典:ライター撮影

龍舞崎

橋の上から気仙沼湾の絶景を眺めた後は気仙沼大島の端にある岬に移動してみましょう。気仙沼大島大橋から10分ほどドライブすると「龍舞崎」に到着します。この岬は気仙沼大島の最南端部にあり、岬の先端の沖には大小いくつもの岩が点在していて風光明媚です。

入り江の形が馬の背中に似ていることから名付けられた「馬の背」や、むかし漁師の若者とこの島に流れ着いた美しいお姫様が恋をして二人で暮らしていたという洞窟「乙女窟(おとひめいわや)」といった名勝もあり、観光スポットとして大変魅力的な場所となっています。

岬の遊歩道を散策してみよう!

龍舞岬はクロマツの林に囲まれていてその間を縫うようにして遊歩道が整備されています。遊歩道を進むと岬の先端に龍舞埼灯台が見えてくるので、ぜひそれをバックにして記念写真を撮影してみましょう。灯台の周りが展望台のようになっているためそこから海の景色を眺めることができます。

荒々しい波が長い時をかけて岩盤を侵食してきたため岬の周辺には奇岩がいっぱいです。気仙沼大島には東日本大震災から復活を遂げた小田の浜海水浴場があり龍舞崎と遊歩道でつながっています。時間が許せば海水浴場まで散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

観光スポットは宮城のココ!

龍舞崎

  • 住所
    宮城県気仙沼市横沼
  • 電話番号
    0226-28-3000
  • アクセス
    三陸自動車道「浦島大島IC」より15分

気仙沼自慢の絶景スポットを観光

出典:ライター撮影

亀山

海辺の散策を満喫したなら今度は高い山の上に移動しましょう。龍舞崎から10分ほどドライブした場所にある「亀山」です。亀山は気仙沼大島の北側にそびえる標高235メートルの山で、三陸沿岸部随一の景勝地として知られています。

山頂には展望台が整備されていて誰でも無料で景色を楽しむことが可能です。三陸ならではのリアス式の海岸線を一望することができ、空気が澄んでいれば唐桑半島や金華山などの景色まで見通すことができます。特に混み合う時期は春で山の斜面に綺麗な赤いツバキの花が咲き乱れます。ぜひ一度は見てみたい景色ですね。

昼間は交通規制がかかることも

有名な絶景スポットだけに週末などは昼間の時間帯を中心に大勢の観光客で山頂周辺は混み合います。山頂までは道路が整備されてはいるものの、駐車スペースが少なく道幅が狭いため車を回転させるにも苦労するほどです。

入山者が多くなると車の乗り入れに規制がかかるため、山の中腹にある有料の駐車場から発車する無料のシャトルバスを利用するのがおすすめです。20分おきに運行されているのでそれほどのタイムロスはないでしょう。サンセットの時間帯や星空の時間帯には規制も解除されるため、マイカーでもアクセスすることができます。

観光スポットは宮城のココ!

亀山

  • 住所
    宮城県気仙沼市亀山
  • 電話番号
    0226-28-3000
  • アクセス
    三陸自動車道「浦島大島IC」より10分

魚屋の海鮮グルメでランチ

気仙沼生鮮館 やまひろ

絶景をたっぷりと堪能した午前の部の最後を締めくくるのは美味しいランチです。今回のドライブ旅ではグルメをテイクアウトしていただきます。ランチグルメを購入するのは亀山展望台から15分ほどドライブした場所にある「気仙沼生鮮館 やまひろ」です。

やまひろがあるのは気仙沼の内湾エリアに新しく整備された商業施設「拓(ヒラケル)」の中で、新鮮な海産物を使ったテイクアウト用のお弁当を販売しています。せっかく海に近い気仙沼を訪れたなら、ぜひお弁当も魚介類を使ったものを選びたいですね。値段も安く買いやすいのが魅力です。

ランチグルメは海を眺めながら食べよう!

やまひろの海鮮弁当はご飯の上に数種類の刺身がトッピングされていて、通常の飲食店でいただける海鮮丼をそのままお弁当にしたようなスタイルとなっています。マグロをメインに白身魚やエビ、サーモンなど、その日の水揚げによって刺身の種類はいろいろですね。

グルメをテイクアウトしたなら拓から歩いて行ける距離にあるもう一つの商業施設「迎(ムカエル)」に移動しましょう。こちらにあるデッキからは海の景色が眺められるので、ぜひこちらでランチグルメを味わってみてはいかがでしょうか。もちろん無料で利用することが可能です。

観光スポットは宮城のココ!

気仙沼生鮮館 やまひろ

  • 住所
    宮城県気仙沼市南町3-2-5 拓内
  • 電話番号
    0226-29-6181
  • アクセス
    三陸自動車道「気仙沼鹿折IC」より5分

自然のパワーがつくり上げた芸術品

出典:ライター撮影

巨釜(おおがま)

美味しいグルメでお腹を満たしたなら午後の部へとまいりましょう。最初に観光するのはランチスポットから20分ほどドライブした場所にある「巨釜」です。この観光スポットのある唐桑半島は宮城県の最北東端にあり、太平洋の海に長さ20キロメートルにわたって突き出ています。

複雑な入り江や奇怪な岩礁などが多くあるため景観が素晴らしく、半島全域には絶景を堪能できるスポットが目白押しです。巨釜はその中でも有名な場所で、自然の海のパワーがつくり出した芸術的な風景を写真に収めることができます。観光用の駐車場もたっぷりですね。

ダイナミックな折石(おれいし)

巨釜は海の波が大理石を侵食してできたいくつもの奇岩が連続する場所で、見る角度によって大きな釜の中でお湯が煮えたぎっているように見えることからこの名で呼ばれるようになりました。この巨釜のシンボル的存在となっているのが「折石」ですね。

折石は大理石でできた石柱で、高さ16メートル、幅3メートルの大きさがあります。昔はもっと大きな石柱でしたが、明治29年に起きた三陸大津波で先の部分が2メートルほど折れてしまったため折石と呼ばれるようになりました。それでも海中からそびえ立つ石柱は大変ダイナミックです。

観光スポットは宮城のココ!

巨釜

  • 住所
    宮城県気仙沼市唐桑町小長根
  • 電話番号
    0226-32-3029
  • アクセス
    三陸自動車道「唐桑半島IC」より15分

気仙沼きっての景勝地

出典:ライター撮影

御崎岬

自然のつくり出した石柱を見学した後は唐桑半島の先端部まで移動しましょう。巨釜から9分ほどドライブした場所にある「御崎岬」です。この観光スポットは唐桑半島の最南端部に位置していて、太平洋の荒波が岸壁に打ち寄せる豪快な風景を見ることができます。

遊歩道を歩きながら岬を散策できますが、特におすすめなのが「八艘曳」と呼ばれる場所です。縞模様の黒色粘板岩が海辺に向かって続いていて、その広さは幅30メートル、長さ50メートルにもなります。岩の上を歩くことができるのでぜひ歩きやすい靴を持参しましょう。

ビジターセンターで津波体験

御崎岬には「唐桑半島ビジターセンター」があるのでぜひこちらにも立ち寄ってみましょう。この施設では唐桑半島と半島のある三陸復興国立公園について、写真や展示物、模型などで学ぶことができます。

唐桑半島周辺に住むの人々の生活や漁業などについてもよくわかりますが、大きな見どころは全国初となる「津波体験館」です。津波を椅子に座ったまま疑似体験できる施設で、映像機器や音響機器、振動機器や送風機器などを駆使して津波が起きた状況を再現します。大人380円の入館料がかかりますが立ち寄る価値のあるスポットです。

観光スポットは宮城のココ!

御崎岬

  • 住所
    宮城県気仙沼市唐桑町御崎
  • 電話番号
    0226-32-3029
  • アクセス
    三陸自動車道「唐桑半島IC」より20分

温泉でドライブ旅の疲れを癒そう!

気仙沼プラザホテル

気仙沼観光を一日楽しんだ後は温泉でドライブ旅の疲れを癒しましょう。日帰り温泉を満喫するのは御崎岬から30分ほどドライブした場所にある「気仙沼プラザホテル」です。気仙沼温泉は知る人ぞ知る隠れた穴場の温泉地で、地下1,800メートルから湧き出る天然温泉は塩分濃度が非常に濃くなっています。

口に含むとかなりの塩辛さを感じ、入浴すると体が浮いてくるような感じがしてとても不思議です。気仙沼プラザホテルはその天然温泉を体験できる人気の宿泊施設の一つで、宿泊客のみならず日帰り客にも温泉浴場を開放しています。

浮遊浴を体験

温泉を堪能できるお風呂は広々した内風呂と露天風呂です。気仙沼湾のすぐ近くにホテルがあるため、どちらのお風呂からも海の景色を眺めることができます。たまに海の上を船が行き交う様子も見ることができて最高ですね。

お風呂からの景色も魅力的ですが、ぜひ内風呂で温泉の泉質を利用した浮遊体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。頭を湯船の端に乗せ仰向けの状態でリラックスすると、不思議なことに体全体が自然に浮き上がってきます。浮遊体験ができる湯船は男湯と女湯それぞれにあるので誰にでも体験のチャンスがあるでしょう。

観光スポットは宮城のココ!

気仙沼プラザホテル

  • 住所
    宮城県気仙沼市柏崎1-1
  • 電話番号
    0226-23-1313
  • アクセス
    北陸自動車道「気仙沼鹿折IC」より7分

宮城へ絶景を見に行こう!

出典:ライター撮影

今週は初冬の宮城県で絶景を満喫するドライブ旅をご覧いただきましたがいかがでしたか?三陸沿岸は景色もグルメも温泉も最高な場所です。初冬のこの時期ならまだ積雪もないためドライブ旅もスムーズに楽しめるに違いありません。次のお休みはぜひ三陸自動車道で気仙沼市に出かけてみてはいかがでしょうか。