冬はスノーボードを楽しもう
すっかりおなじみのウィンタースポーツとなったスノーボード。1年間、限られた季節でのみ楽しめる、特別感の強いスポーツです。スノーボードだからこそ得られる爽快感やスピード感、テクニックを決める気持ちよさなどは他のスポーツでは得られないでしょう。
とはいえ、スノーボードは冬の間しか楽しめません。しかも、行くのにも手間と労力がかかります。そのため、行く際には全力で、板などのコンディションをしっかり整えてからいきたいものです。
スノーボードの「エッジ」をしっかりお手入れしよう
スノーボードの板をレンタルして楽しむという方も多いかもしれませんが、愛用のマイスノーボードで滑る方もいらっしゃるでしょう。自前のスノーボードを持っている方は、ご存知の通りメンテナンスが必要不可欠です。
中でもエッジのメンテナンスは、初心者〜上級者に関係なく重要です。本記事では、エッジチューンの必要性・重要性・タイミングについてご紹介いたします。
スノーボードの「エッジ」について知る
おそらくスノーボードの経験が1度でもある方であれば、スノーボードの「エッジ」が何かは既にご存知でしょう。エッジを使わなければ、うまく滑ることはできません。いわゆる「逆エッジ」などでもよく聞かれる単語です。
ただし、エッジについて細かい部分まで理解している方は案外少ないかもしれません。実はスノーボードのエッジには「2種類」存在しているのです。まずはエッジそのものについての理解を深めていきましょう。
スノーボードにある2つのエッジ
スノーボードのエッジは、ソール側下部にある「ソールエッジ(ベースエッジ)」、板の横側にある「サイドエッジ」というものがあります。普段滑っている際、エッジを雪面に立てることで引っ掛けながら滑走をしているというわけです。
また、サイド部分は大きく分けた際などに「サイドウォール」と呼ばれることもあります。関連性が高いので頭に留めておきましょう。
スノーボードの「エッジ角度」を変える
スノーボードのエッジ角を雪面に立てて滑るということは、エッジの角度を変えることで滑り心地やエッジのかかりかたが大きく変化するということになります。ソールとサイドの角度それぞれが性能に大きく関与してくるのです。
スノーボードのエッジ角度がもたらす影響
ここからは、スノーボードのサイドエッジとソールエッジ、それぞれの角度を調整することによって、一体滑る際に「何が変わるのか」を解説いたします。ほんの少し角度を変えるだけで、滑り心地や感覚が大幅に変化することもあるため非常に奥深い世界と言えるでしょう。
ソールエッジはスノーボードの制御に繋がる
ソールエッジは、スノーボードの制御性に直結します。雪面とスノーボードとの間に「空間」を生み出せるため、意図的にずらしやすくしたり、雪・斜面に引っかかりにくくできます。
板をずらしたり、スノーボードの「面」での滑りをより楽しみたい・意識したいという方はソールエッジを調整して、板と雪面の間の空間を作り出してみましょう。
ソールエッジの角度がない場合
逆に、ソールエッジの角度がない・0度に近い場合はどうなるのでしょうか。答えはシンプルで、エッジが引っかかりやすくなります。板を立てるとすぐにエッジに引っかかるようになるので、なるべく早くグリップしたい人などはなるべく角度を浅くしましょう。
ただ、あまり浅すぎると逆エッジになりやすいというリスクも高くなります。可能であれば微調整を行い、自分にとってベストなソールエッジの角度を探してみましょう。
サイドエッジの角度はグリップ性能に繋がる
ソールエッジはスノーボードの制御・コントロール性能、そしてエッジの引っかかりやすさに繋がりましたが、サイドエッジの角度は「グリップ性能」に繋がります。要するに、エッジがより深く雪面に食い込むということです。
アイスバーンなどの際にその効果をより感じられるでしょう。カービングなどもしやすくなるので、カービングをメインに滑っていきたいという方にもサイドエッジの調整はおすすめできます。
そもそもスノーボードのエッジチューンとは
では、スノーボードのエッジチューンとは実際どういった工程・メンテナンスなのでしょうか。簡単に言えば、スノーボードのエッジを「研磨」します。エッジについてしまった傷・錆を取り除くのです。スノーボードが本来持つ滑りを取り戻せるでしょう。
自分で研磨するかショップに研磨を依頼しよう
メンテナンスは自分で行うこともできます。しかし、確実な研磨を行いたい方はショップなどに依頼するのがおすすめです。ただし、自分で研磨を場合はサイドエッジのみに留めておくようにしてください。
ソールエッジを自分で研磨するのは非常に難しいです。基本的には、ソールエッジは専門ショップに研磨してもらいましょう。
スノーボードのエッジチューンが必要な理由
スノーボードのエッジの効果については分かりました。では、スノーボードの「エッジチューン」はどういったもので、どのように行うのかについてもチェックしてみましょう。まずは、エッジチューンがなぜ必要なのかを紹介いたします。
確かにエッジチューンしなくても滑ること自体はできるかもしれません。しかし、エッジのメンテナンスをしなければスノーボードは傷んでいき、寿命が縮まってしまうでしょう。
スノーボードのエッジは傷や錆がついてしまうもの
スノーボードのエッジは、知らぬ間に傷がついたり錆び付いたりする宿命を背負っています。エッジが錆びるとその錆が雪面に引っかかってしまい、滑りを阻害する要因になりかねません。また、放置しておくとスノーボードの修復ができないほど錆びてしまいます。
傷も同様です。傷が雪面などに引っかかり、ターンなどがしにくくなったり、違和感を覚えるようになったりする可能性が高いです。突起も生じかねず、予期せぬエッジのかかり方などが起き危険です。
エッジが錆びづらい材質のスノーボードもある
エッジの材質には主に2種類で、スチールとステンレスのものが使われていることが多いです。特に一般的な材質はスチールで、錆びやすい代わりにスノーボード自体の価格が安価な傾向で、エントリーモデルやミドルクラスのボードでよく見られる材質です。
対して材質がステンレスのエッジは非常に錆びにくいという大きなメリットを持っています。ただし高価であり、上級者向けのハイエンドモデルのスノーボードに使われていることが多いです。
スノーボードを長く使うため必要なメンテナンスである
スノーボードのエッジに錆や傷などがついてしまうのは避けられません。だからこそ、メンテナンスが重要であり、エッジチューンが必要になってくるということなのです。少しでも板を長く使うためにも、スノーボードのエッジチューンは必要不可欠と言えます。
また、先ほどお伝えした通り意図しない挙動やエッジの引っかかり、コントロール性能の低下を避けるため、自分の理想とする滑り方実現するためにもエッジチューンが必要です。
エッジチューンをするべき「タイミング」
エッジチューンの重要性はご理解いただけたでしょうか。愛用のスノーボード板の寿命にも直結する重要なメンテナンスになりますので、面倒がらずにエッジチューンを行いましょう。では、エッジチューンはいつ行えばいいのかについてもチェックしていきましょう。
エッジチューンのタイミング1.傷や錆が見られる
先ほどお伝えした通り、スノーボードのエッジはどうしても傷つき、錆びてしまうものです。特に材質がスチールのスノーボードの場合、錆びてしまうのは避けられません。傷や錆が目立っているときは、メンテナンスを行いましょう。
チューンを行うことで傷や錆を取り除き、スノーボード本来の滑りを取り戻せます。特に錆は放置すると除去できなくなりかねないので、気がつき次第早めにエッジチューンを行うのがおすすめです。
触ってギザギザしているか確認してみよう
傷や錆付いてしまっているスノーボードのエッジを触ってみると、ギザギザとした触り心地がするはずです。視覚だけでなく、実際に触ってチェックしてみるのもおすすめです。エッジを研磨することで、ギザギザ感を改善できます。
エッジチューンのタイミング2.エッジが丸くなる
エッジが丸くなる・角度がなくなってくると、スノーボードの制御性が著しく低下します。非常に危険です。そのため、エッジが丸くなる前、もしくは丸くなってしまっている場合はエッジチューンを行いましょう。
なお、エッジの角度は滑走者のレベルによって適正が異なります。上級者向けのエッジ角度は危険も伴うので、自分のレベルに適したエッジにチューンすることが重要なのです。
エッジチューンをして快適に滑ろう
今回紹介してきたエッジチューンは、スノーボードを楽しむ上で必須なメンテナンスです。スノーボードをレンタルでしか利用しない方は意識する必要はありませんが、自分のスノーボードを持っている方は定期的に必ずエッジチューン・研磨を行いましょう。
そのためにも、エッジの状態・傷や錆の有無などを視覚・触覚で確認し、適宜エッジチューンすることが大切です。傷・錆を放置すると滑り心地が悪くなるだけでなく逆エッジなどのリスクもあるので、必ず行ってください。
スノーボードのエッジチューンが気になる方はこちらもチェック
今回の記事ではスノーボードのメンテナンスの一種・エッジチューンに注目してきました。本サイトでは他にもスノーボードメンテナンス・方法について紹介している記事を掲載しています。大切な板を長く使うためにもメンテナンスを欠かさず行いましょう。
また、初心者向けのテクニック関連解説記事やおすすめのゴーグルなど、スノーボードに関するさまざまな記事を掲載中です。ぜひスノーボードが好きな方は他の記事もご覧ください。

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出典:ライター撮影