スノーボードの基本姿勢を解説!
スノーボードには基本姿勢というものがあります。この基本姿勢ができていないと、上手く滑れなかったり、かっこ悪い滑り方になるのは避けれません。これからスノーボードを始める方は基本姿勢を解説いたしますので、マスターしてスノーボードを楽しみましょう。
基本姿勢を覚えればカービングができるようになる
スノーボードの基本姿勢を覚えていれば、斜面を下るときにカービングができるようになります。カービングはスノーボードの中でもやりやすいトリックで、人気が非常に高いものです。
また、カービングは初心者からプロまで使用するトリックで、難易度もそれほど難しくありません。逆に、基本姿勢ができていないとカービングや他のトリックを覚えるのがとても難しいので、しっかりと基本を学ぶことが必要です。
スノーボードの基本姿勢
スノーボードには楽しく安全に滑るための基本姿勢が存在します。基本姿勢を知らないままスノーボードに挑戦すると、上手く乗りこなせず、挫折の原因になってしまうことも。
しかし、滑る前に基本姿勢を予習しておけば、スムーズに滑れるようになります。もちろん、初めから上手く滑れる人はあまりいないので、基本姿勢を事前に覚えていち早くスノーボードを乗りこなせるように頑張りましょう。
基本姿勢①重心の位置はテール寄り
スノーボードに乗る際、重心はノーズ(前足)よりもテール(後足)にのせておくとボードをコントロールしやすいです。また、進行方向にしっかりと顔を向けて肩を開きながら視界を広げておきましょう。
顔と肩だけでは視界に限界があるので、腰を回して上半身を正面に向けておくイメージがいいです。視界を広げておくことで動きやすく、周りが見えるようになるので恐怖心がかなりなくなります。
基本姿勢②膝は少し内股
膝は少し内股くらいにしておくと上半身をひねりやすくなります。さらに、テールに重心をのせやすいようにノーズ側にある足の膝を軽く伸ばしておきましょう。
重心がテールに乗っていればボードのコントロールが効きやすくとても動きやすいです。滑っているとどうしても膝が外側に向いてしまうことがあるので、慣れるまでは意識的に内股にするようにしましょう。
基本姿勢③上半身は少し倒すイメージ
上半身は進行方向に向けておき、ノーズ側に少しだけ倒しておくイメージが重要です。上半身が常に起き上がっているとノーズが浮いてしまいコントロールを失ってしまいます。逆に、ノーズ側に上半身を倒しすぎると重心が前になってしまいバランスを崩しかねません。
イメージは顎が前足よりも前に行かない程度で上半身を倒しておくのがベストです。ゲレンデの雪質や斜面によって上半身に動きを足すと基本姿勢を保ったまま自然に滑れます。
よくあるNG基本姿勢
よくあるNGな基本姿勢を紹介します。スノーボードの基本姿勢を理解していないと、無意識にNGな姿勢になってしまう方が多いです。NGな姿勢でスノーボードをすると変なクセがついてしまい、怪我のリスクにも繋がってきます。もし、NGな基本姿勢に心当たりがある方はすぐに見直しましょう。
NGな姿勢①腰が出すぎて上半身が横に倒れている
腰が出すぎて上半身が倒れていると動きにくく上手く滑れません。バランスをとるために自然と腰を出しすぎてしまう人がいますが、さらにバランスがとりづらくなりボードを上手く扱えなくなるでしょう。
また、上半身が横に倒れているとボードにうまく重心が乗らないので、転倒の危険もあります。膝を軽く曲げ、腰と上半身を曲げすぎないよう意識しましょう。
NGな姿勢②どちらかの脚に体重が乗りすぎている
どちらかの足に体重が乗りすぎてしまうとスノーボードをコントロールしづらいです。ノーズ側に体重が乗りすぎるとテール側が浮いてドリフトを起こしてしまう場合があります。
逆に、テール側に体重が乗りすぎてしまうとスピードがでてしまい、コントロールを失うでしょう。どちらかの脚に体重が乗りすぎている人は、スノーボードの基本姿勢をもう一度確認してみてください。
NGな姿勢③恐怖から体がちじこまっている
初めてスノーボードをやる人は急な斜面を見て、恐怖のあまり体がちぢこまってしまう人がいます。しかし、体がちぢこまるとスノーボードをうまく扱うことができず、転倒の原因になることも。
どうしても体がちぢこまる人は、無意識に肩や手が下がりすぎていることが多いです。上半身を少しだけ上げて、手を肩と平行な高さに上げると自然と体が開いてきます。
基本姿勢ができたらカービングに挑戦しよう
スノーボードの基本姿勢ができるようになったらカービングに挑戦しましょう。カービングはゲレンデを左右にカーブしながら滑っていくことです。
カービングができるようになれば、初心者でもスノーボードを楽しめて今後ステップアップにも繋げられます。カービング自体は難しいものではないので、基本姿勢を覚えたらぜひ挑戦してみてください。
カービングターンができると次へ繋げやすい
カービングターンができると次へのトリックに繋げやすいです。カービングターンはスノーボードの基本的なトリックでもあり、難易度も高くありません。
カービングはスピードを落とさずターンできるので、派手なアクションやスピードが必要なトリックに最適です。のちのちスノーボードのトリックを覚えたい方は、カービングターンを練習してみましょう。
カービングターンの上達方法
次はカービングターンの上達方法を紹介します。スノーボードの基本姿勢ができるようになったものの「カービングが上手くいかない」「上達するためにはどうすればいいのか」となるは初心者の通る道。カービングターンができるための上達方法があるので、ぜひ実践してみてください。
上達方法①Jターン(ヒールサイド)
Jターンは文字通りJの字にターンすることです。勢いがないとJの字に曲がれないので、ある程度のスピードが必要になります。ヒールサイドのJターンに入るとき、少しトーサイドを入れるとヒールサイド側のJターンがしやすいです。
Jの短い部分を止まる場所と仮定して、止まる場所へ視線の先送りがポイントとなります。感覚的には、進行方向の45°くらい先を見ると体が正面に向く作用が働き、自然と曲がれますよ。
Jターン(トーサイド)
Jターンのトーサイドはヒールサイドと比べて視線を早く送ってしまう人が多く、上手くターンができない人が多いです。基本的なJターンのやり方はヒールサイドと変わらないので、視線を少し遅らせるような意識が重要になってきます。
また、重心をターンの内側にしっかりと入れるとJターンがしやすいです。ターンの後半はテール側に重心移動するとスムーズに滑れるので試してみてください。
上達方法②グラブターン
グラブターンはスノーボードをグラブ(掴む)しながらターンすることです。空中でのトリックの際に使われており、安定感を出しやすいメリットがあります。グラブターンのやり方はヒールサイドターン時はつま先側、トーサイドターン時はかかと側をグラブしましょう。
グラブターンでは、板をグラブするために板を立てる必要があるので、カービングに重要な動作を学べます。グラブターンは難易度が少し高いので、慣れるまでは完全にグラブする必要はありません。
上達方法③リーンアウト
リーンアウトは、ターン中に立ち上がった板を上手くコントロールすることです。リーンアウトの加減はその場の状況に合わせて使い分ける必要がありますが、低速時は弱め、スピードが出ているときは強くすると覚えておきましょう。
初心者の方は進行方向に手を向けるとリーンアウトがやりやすいです。リーンアウトができるようになると内倒を防止できるようになり、カービングへの恐怖心がなくなりますよ。
スノーボードは基本姿勢が一番重要!
スノーボードを楽しむなら基本姿勢が一番重要です。基本姿勢ができなくても滑れないわけではありません。しかし、かっこ悪かったりスノーボードの上達に繋がりにくかったりとデメリットがあります。
初心者のうちからスノーボードの基本姿勢を覚えれば、上達スピードも早く、安全で楽しく滑れますよ。これからの時期スノーボードを楽しむ方も多いと思うので、解説した基本姿勢を学んで楽しい思い出を作ってください。
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