スノーボードのスイッチを習得しよう！
スノーボードのスイッチがスムーズにできたらかっこいいですよね。しかし、初心者の方の中にはなかなか上達しないために諦めている方もいるのではないでしょうか？そもそもスノーボードのスイッチとはどんな技なのか知りたいという方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな方々のために、初心者でも上達できるようなスイッチの練習方法やうまくできない原因についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者でもスノーボードのスイッチはできる！
実はスノーボードのスイッチはコツをつかめば初心者の方でも簡単に習得できるのです。体の向きが反転して、バランス感覚が保てなくなるため難しいと感じる方も多いと思いますが、通常のスタンスで滑ることもだんだん慣れていくように、スノーボードのスイッチも時間が経てば自然と滑れるようになります。
また、初心者向けの練習方法や、スノーボード自体を調節するなど、上達する方法は意外とたくさんあるのです。
スノーボードでスイッチを覚える必要はある？
スノーボードをやっている方の中には通常のスタンスで滑れればそれでいいのではと思う人もいらっしゃるでしょう。もちろん単純にスノーボードを楽しみたいという方はそれでも十分です。
しかし、スイッチを習得すると、怪我をしにくくなる、疲労がたまりにくくなるなど様々なメリットがありますし、滑り方のバリエーションも増えるため、よりスノーボードを楽しむことができますよ。ぜひこの機会に身につけてみてください。
スノーボードのスイッチとは？
そもそもスノーボードのスイッチとはどのような技のことなのでしょうか。初めて聞いた方も練習したことがある方も、間違った情報を飲み込まないように、今一度確認しておきましょう。
スノーボードのスイッチとはどんな技？
スノーボードのスイッチとは普段の自分のスタンスとは反対向きに転換して滑ることを言います。つまり、左足が前向きの人であれば、滑っている最中にターンし、右足を前に持ってきてそのまま滑るということです。
進行方向に向いている足を左足から右足にスイッチするように滑るため、スイッチスタンスと呼ばれています。単純に体の向きを変えるだけの動きですが、初心者の方は慣れていないために必要以上に難しく感じてしまうのです。
スノーボードのあらゆる技の基本となる動作！
スイッチはスノーボードをやる上で、様々な技にチャレンジする際の基本動作となります。上級者が取り入れている技のほとんどは体を回転させる必要があるため、スイッチを習得して体の向きを転換できなくてはなりません。
これからさらに上達して、技のバリエーションを増やしたいと思っている方はぜひ身につけておきたい技なのです。最終的には障害物のあるコースやジャンプ台も滑れるようになるかもしれませんよ。
スイッチを習得するメリットは？
メリット①：スノーボードの上達を実感できる！
今までできなかったことができるようになったときの達成感は気持ちの良いものですよね。スノーボードにおいても、スイッチという技を覚えることによって、自分のスノーボードの技術が一段階上達したことを実感できるようになります。
また、スイッチを習得することによって、滑り方のバリエーションが増え、スノーボードで斜面を滑り降りる楽しみが増えるというメリットもあるのです。
メリット②：スノーボード中の怪我のリスクを軽減！
スノーボードのスイッチを習得するまでは体の向きが一方向に固定されてしまっており、予想していない場所でターンをしてしまうとバランスが取れず、転んでしまうこともあります。急な斜面だと特に危ないですよね。
しかし、スイッチを身につけると、万が一、ターンをしてしまっても楽にバランスが取れるようになるため、転倒して怪我をしてしまうリスクを減らすことができるのです。これはとても大きなメリットとなるでしょう。
メリット③：スノーボードをした後の疲労が少ない！
スノーボードは全身を使う運動のため、何度も滑り降りているとだんだんと疲労が溜まってきますよね。特に、スイッチを取り入れていない初心者の方は体の片側の筋肉だけを酷使することになるため、一層疲れがたまりやすいのです。
スイッチのコツをつかむと、体の両側の筋肉をバランスよく利用できるようになるので、滑り終わった後の疲労感を圧倒的に軽減できるというメリットがあります。
初心者向けの練習方法！
ここでは具体的な練習方法について説明していきます。この項目では初心者向けの練習方法を、次の項目ではワンランク上まで上達するための練習方法を解説していきますので、ご自身のレベルに合わせて参考にしてみてください。
基本姿勢が重要！
何事においても基本は大事ですが、スノーボードのスイッチを練習する上でもそれは変わりません。スノーボードの基本姿勢とは斜面に対して体を垂直に立て、滑り降りる方向に首だけを向ける体勢のことを指します。
スイッチがうまくできないという初心者の方は基本姿勢が取れていない場合が多く、腰が引けてしまったり、目線が下に下がってしまったりしているのです。スイッチを習得するにはまず基本姿勢を体に叩き込みましょう。
初心者コースで練習しよう！
スイッチの練習をする際にいきなり急な斜面で滑り降りてしまうと、スピードが必要以上に出て、恐怖心が定着してしまいます。まずは初心者コースでじっくりと練習してコツをつかみましょう。
おすすめの練習方法は斜面を大回りに滑り降りることです。横に進む距離を多くとると、スピードもそれほど上がらず、ターンの場所に来たら自然とスイッチができるようになります。
徐々にスイッチの割合を増やしていこう！
初めからスイッチで全コースを滑り降りるのは難しいですから、最初は通常スタンス8割、スイッチスタンス2割で滑るなどと設定して、徐々にスイッチの割合を増やしてコツをつかんでいきましょう。
また、斜面が緩く、スピードが出にくい場所を見つけたら、一回転ターンすることにも挑戦してみてください。バランスの取り方や視線を向ける方向などが身につき、早く上達できますよ。
さらに上達したい人向けの練習方法！
ペダリングを駆使して効率よくスイッチ！
スノーボードはペダリングのうまさによって、消費する体力が大きく異なります。ペダリングとは足首を使って方向転換をする技のことを指し、上級者たちはこれをうまく駆使できているため、体全体のブレが少なく、綺麗なフォームで滑れるのです。
特に前足が重要で、ペダリングがうまくできるとターンやスイッチがスムーズに行えます。さらにワンランク上に行きたいという方はぜひペダリングをマスターしてください。
スイッチの状態でリフトに乗ることを習慣づけよう！
こちらは裏技的な練習方法ですが、リフトに乗る際にスイッチスタンスのまま乗ってみてください。足でこいで前進するだけですので、スピードが出ることもなく、恐怖感を持つこともありません。
繰り返していくうちにだんだんと体がスイッチスタンスを覚えていき、滑り降りている際にもバランスを取りやすくなりますよ。
スノーボードのスイッチができない理由
技をかけるときのスピードが足りない
スノーボードのスイッチは初心者からしたら難しい技に見え、いざやってみようとするときに恐怖心が働いて十分にスピードを出せないということもあるでしょう。
しかし、実はスピードを出せていないことがスイッチができない原因でもあるのです。スピードがないとターンをする際に雪の抵抗を受けて止まってしまったり、つんのめってしまったりします。スイッチをする場合はある程度のスピードに乗ることがコツなのです。
基本姿勢ができていない
先ほども述べましたが、初心者は基本姿勢ができていないことが多いです。通常のスタンスではだんだん慣れて来て、うまく基本姿勢を取れるようになりますが、スイッチをして、慣れていない体の向きになった瞬間に基本姿勢が崩れてしまいます。
スイッチをした後でも基本姿勢を崩さないという意識を持つようにしましょう。最初は難しいですが、徐々にコツがつかめてくるはずですよ。
いきなり難しいコースで練習している
スノーボードでスイッチを練習する際に傾斜が急なコースで練習していませんか？スノーボードには乗り慣れてきたので、難しいコースで練習した方が上達が早いだろうと思う方もいらっしゃいますが、新しい技に挑戦するときには簡単なコースを選ぶ方が無難です。
難しいコースでは失敗が増えてしまい、かえって遠回りになることがありますし、何よりスピードが必要以上に出て、怪我をしてしまう恐れもあります。
スノーボードのスタンス角度を調整しよう！
練習方法以外のアドバイスとしては、スノーボード自体に工夫をすることです。初心者の方は進行方向が常に同じ向きで滑っている場合が多いので、ボードに固定する足の向きが一方向に偏っているかと思います。
その足の向きを逆「ハ」の字になるように調節してみてください。このようにスタンス角度を変えると、スイッチをした際にバランスを取りやすくなりますよ。
スノーボードのスイッチは初心者でも可能！
スノーボードのスイッチは一見難しい技に見えますが、コツをつかみながら練習すれば、時間とともに自然と身につけられるのです。スイッチで滑ることができれば、スノーボードの幅が広がりますし、怪我も未然に防げるようになりますよ。
ぜひスイッチを習得して、楽しい時間を過ごせるようにしてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他の技も知りたい方はこちらの記事をチェック！
スノーボードのスイッチを習得すればチャレンジできる技のバリエーションも広がります。様々な滑り方ができると楽しさも倍増しますし、ゆくゆくはパークやジャンプ台などでも滑れるようになるかもしれませんよ。
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