スノーボードのインストラクターになろう!
ウインタースポーツの季節が近づいてきました。雪の降る季節には、スキーやスノーボードを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
スノーボードやスキーを始めるにあたって、ゲレンデでインストラクターから指導を受けた経験はお持ちの方もいるでしょう。初心者でもインストラクターに基本を教わることで、短時間で滑れるようになったり、怪我防止の観点からも専門のインストラクターに教わることで上達するようになります。
スノーボードのインストラクターの仕事って?
スノーボードが滑れるようになり、上達している方や経験年数の多い方の中には友人に教えたり、家族に教えるなどしている方もいるでしょう。ある程度滑れるようになった方は、思い切ってインストラクターの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
資格の取得は自分のスノーボードのスキルアップにもつながることでしょう。では、スノーボードのインストラクターの資格取得などについて解説していきましょう。
スノーボードインストラクター資格のメリット
インストラクターの仕事の基本は「教えること」。スノーボードのインストラクターは、初心者〜中級者など子供から大人まで幅広い方へ指導します。生徒の様子を見ながら、技術だけでなくスノーボードの楽しさも伝えていきます。
長く経験があればインストラクターとして活躍できるゲレンデもあるようですが、仕事として活躍するにあたってスノーボードインストラクター資格の取得は、仕事面や採用面からも最大のメリットになるでしょう。
スノーボードインストラクターの給料って?
スノーボードインストラクターの資格取得したいと思った時に気になるのはやはり給料の部分でしょう。平均して日当5千円〜1万円など、給料にはだいぶ開きがあるようです。
所持しているスノーボードインストラクターの資格の種類やゲレンデの規模などによっても、給料は大きく左右されるようです。
給与以外のうれしい面も
また、大きなゲレンデや常時開設されている教室などでスノーボードインストラクターとして活躍している期間は、そのゲレンデのレストランやウエアの割引、リフト券の付与、宿泊施設付きなど、働く場所によって給与以外の付加価値がある場合も。
仕事内容だけでなく、インストラクターとして休みの日はゲレンデで技術を磨けるなど、給与以外のメリットなどもあるよう。そのため、給料形態や給与として受け取る形はさまざまなようです。
スノーボードのインストラクターになるには?
スノーボードのインストラクターになるにはどのような課程が必要なのでしょうか。資格や実践経験の有無や経歴など必要なことはあるのか解説していきましょう。
また、ゲレンデの仕事は季節限定という場合も多くあります。スノーボードのインストラクターはどのようにして仕事を行っているのでしょうか。
スノーボードのインストラクターの資格とは?
正しい方法で行わないと怪我と危険が隣合わせのスノーボード。結論から言うと、スノーボードのインストラクターになるには資格の取得が必要と言えるでしょう。
まれに、経験年数などから資格の有無が関係ない場合もあるようですが、資格の取得はゲレンデでインストラクターをする上で必須な資格と言えるでしょう。
資格の取得で信頼感も
スノーボードインストラクターとして働く場合にはスノーボードインストラクターの資格が、仕事や採用にあたって優位に働くことは間違いありません。
楽しく教えることもインストラクターとして重要ですが、危険なことや怪我をしないようにするのもインストラクターの大事な仕事です。講習を受け、資格を持ったインストラクターから安心して学べるのもスクールに通うメリットでもあるのです。
スノーボードのインストラクター資格取得団体
「SAJ(全日本スキー連盟)」と「JSBA(日本スノーボード協会)」、「SIA(日本プロスキー教師協会)」は、スノーボード資格の認定をしている団体です。スノーボードインストラクターとして活躍する場合は、これらの認定団体の資格の取得が必要でしょう。
スクール数の多いJSBA
「SAJ(全日本スキー連盟)」と「JSBA(日本スノーボード協会)」は、比較的スクール数が多くなっています。今回は、最も歴史の長い「JSBA(日本スノーボード協会)」の資格取得について説明していきます。
スノーボードのインストラクター資格の種類
「JSBA(日本スノーボード協会)」でのスノーボードインストラクター資格は3段階。学科試験と実技試験により資格の取得を目指すように設定されています。
しかし、このスノーボードインストラクター資格を受ける前にまず「スノーボード技術検定1級」というものに合格しなければ、スノーボードのインストラクター資格の受験ができません。そのため、インストラクターになりたいからと言って、すぐに資格取得とはならないので注意が必要です。
インストラクターの資格級
JSBAの「スノーボード技術検定」は5級〜1級まであり、これらを「バッジテスト」と言います。このバッジテスト1級に合格しないと、スノーボードインストラクターC級の受験資格を得られません。
バッジテストの2級からは、少々難易度が高くなってきます。そのため、スノーボードを長年経験している方でも難しい面があるそう。また、資格の取得のため、自由に滑る技術というより、基準に沿った滑りや指示通りのことをできる技術が求められます。
インストラクターにもランクがある
JSBA公認のインストラクターには、A級・B級・C級の3つの段階に分かれ、A級はJSBA公認の常設スノーボードスクール、B級は非常説のスノーボードスクールの開校(校長)ができます。
C級インストラクターはJSBA公認学校・認定スクールでインストラクターの登録が可能になり指導にあたります。
インストラクター資格は更新制
JSBAのスノーボードインストラクター資格には更新があります。インストラクターとして活躍を続けるには、資格の更新や講習会を定期的に受けることで資格の継続が可能です。
スノーボードのインストラクター資格取得まで
日本で一番歴史の長いスノーボードのインストラクター認定団体「JSBA」では、バッジテストを合格した上でインストラクターになる試験の受験資格があり、難易度としては高いスキルが求められることがわかりました。
もちろんスノーボードの実力や練習量などにもよりますが、インストラクターになるまでは、約1ヶ月超の期間が必要と考えておきましょう。そのため、資格取得には余裕を持った計画が必要です。
スノーボードのインストラクターになる費用
JSBAでスノーボードのインストラクターになるのには、バッジテストの1級に合格しなければなりません。2級以上のバッジテスト受験にはJSBAの会員登録が必要となり、6000円かかります。
バッジテストの2級受験に2500円、合格後1級の受験に2500円、合格の公認料がそれぞれ2500円ずつ、これらがインストラクター資格の取得に必要最低限の費用でしょう。
※掲載の検定費用の価格は、2021年11月現在の税抜き価格です。最新情報は公式HPをご覧下さい。
資格取得にはデメリットも
スノーボードが好きな方はインストラクターになることで、より多くの時間スノーボードに関わることができます。しかし、スノーボードインストラクターには上記のようにある程度の費用が必要です。
また、インストラクターは季節性の仕事。冬季以外は別の仕事をしている方もいます。スノーボードが好きなだけでインストラクターの資格を取得し本業としていくのは大変なことも多く、それを理解の上で資格の取得に臨みましょう。
スノーボードのインストラクターで活躍しよう!
スノーボードの季節が近づいてきました。趣味のスノーボードを極めたい方は、今冬スノーボードのインストラクター資格に挑戦してみてもいいかもしれません。
自分の好きなことやスノーボードの技術を生かして、人生のステップのひとつにしてください。スノーボードインストラクター資格取得で、今後の活躍にぜひ生かしていきましょう。
その他のインストラクターなどの資格について気になる方はこちらをチェック!
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