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年2〜3回発生、キスジノミハムシの駆除方法を解説!効果的な農薬や4つの防除法も!

キスジノミハムシにはいくつも駆除・防除方法があるのをご存知でしょうか?野菜に穴をあける困った害虫であるキスジノミハムシは暑い時期に発生しやすく、野菜の価値を下げてしまいますので、適切に駆除しましょう。今回はそんなキスジノミハムシの駆除方法を解説していきます。
2021年11月20日
T・S
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目次

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キスジノミハムシの駆除方法を紹介!

害虫駆除は野菜を育てる上でとても大切です。さまざまな害虫の対策が必要になりますが、小さくて丸い穴があいているのを見つけたらキスジノミハムシが発生しているかもしれません。

今回はキスジノミハムシの被害を受けると野菜がどのようになるのか、発生時期はいつなのか、どのような駆除方法がよいのかをご紹介していきます。

駆除の前に学ぶ!キスジノミハムシとは?

キスジノミハムシの基本情報

駆除方法の前に、まずはキスジノミハムシについて学んでいきましょう。本種は大きさが3㎜ほどしかない、小さな甲虫です。コウチュウ目ハムシ科に属し、画像のように黄色の筋が入った柄を持っています。

大根やコマツナ、キャベツなどのアブラナ科野菜を好んで食べますので、アブラナ科野菜を育てている方は注意していきましょう。

キスジノミハムシの幼虫の食害

キスジノミハムシは幼虫も成虫も駆除対象です。幼虫は肌色のウジ虫で、土の中に生息しているため普段は見えません。アブラナ科野菜の根を食べますので、画像のように大根などは商品価値が大きく下がってしまいます。

幼虫の大きさは約4㎜ほどと小さく、10~20日ほどすると蛹になり、成虫になる流れです。幼虫は播種、定植時に農薬を使って対策をしておきましょう。


キスジノミハムシの成虫の食害

成虫は画像のように丸い穴をあけ食害します。幼虫は根ですが、成虫は葉に被害がおよびますので、コマツナのような葉野菜を育てている際に困るでしょう。

成虫はこのまま落ち葉などの下で冬を越し、翌年の春に産卵を行う流れです。幼虫はもちろん、成虫もしっかり駆除していきましょう。

キスジノミハムシの発生時期

発生時期は春からですが、特に多発する時期は6~8月で、秋頃までは発生時期と言えます。気温が高い環境を好みますので、暖冬の場合は生き残る個体が増え、翌年はより多く幼虫が産まれるでしょう。

また、アブラナ科野菜を好みますので、同じ作物を連作することでも増えやすくなります。連作を避けつつ、発生時期にしっかり対策していくことで防いで下さい。

キスジノミハムシの駆除・防除方法4選!

駆除方法1:周囲の雑草除去が基本

防虫ネット 0.6mm 

出典:楽天
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まず大切なのは、発生しにくい環境を作ることです。周囲にアブラナ科の雑草が茂っていると、いくら圃場内を駆除してもきりなく発生してしまいます。周辺に雑草が沢山生えている場合は除草剤などを活用して整えておきましょう。

また、無農薬栽培を行われている方であれば農薬での駆除ができませんので、より大切になります。さらに、0.6㎜以下の細かい防虫ネットも使って物理的に被害を防ぐのもおすすめです。


駆除方法2:シルバーマルチで軽減

シルバーマルチ

出典:楽天
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習性を活かして被害を減らす方法として、シルバーマルチもおすすめです。シルバーマルチを敷くと光が反射し、光反射を嫌がる虫を減らす効果があります。キスジノミハムシにも効果がありますので試してみて下さい。

こちらも無農薬栽培の方におすすめできる方法です。

駆除方法3:前作に燕麦を育てる

対策方法として有名なのが燕麦(えんばく)を前作に育てて土壌にすき込む方法です。燕麦はオートミールとして有名な、イネ科の植物になります。こちらを前作として育てて、土壌にすき込み、3週間ほど待ってから育てることで対策になるのです。

燕麦にはヘキサコサノールという忌避効果のある物質が含まれていますので、農薬を使えない方にもおすすめとなります。

駆除方法4:農薬で防除

アルバリン顆粒水溶剤

出典:楽天
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農薬を使っての対策はやはり効果的です。いろいろな農薬がありますが、アルバリンなどがよく使われていますので検討してみて下さい。即効性があり、残効性もありますので効果が期待できます。

農薬を使用する際は、パッケージに書かれている説明をよく読んで正しく使いましょう。

定植時にも農薬をまいて対策

プリロッソ粒剤

出典:楽天
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大切なのは、発生してから対策を取るのではなく、発生を予防することです。播種時、定植時から粒剤をまいて幼虫が育つのを防ぐことをおすすめします。プリロッソ粒剤などを使用するとよいでしょう。

撒いてから1ヵ月程度は効果が続きますので、初期発生を防ぐのにおすすめです。

まとめ:キスジノミハムシを駆除しよう!

キスジノミハムシ駆除は早めの対策が大切

キスジノミハムシの駆除方法について解説させて頂きましたが、いかがでしたか?本種の幼虫は土の中にいるため、最初は中々発生に気づけないかもしれません。しかし、成虫は葉に穴があくのですぐに分かるはずです。

できれば被害が発生する前に対策を取っておきましょう。薬剤散布がおすすめではありますが、ネットやシルバーマルチなども効果があります。燕麦を前作で育ててすき込むことも、ぜひ検討してみて下さい。

キスジノミハムシの駆除が気になる方はこちらもチェック!

今回はキスジノミハムシの駆除方法についての解説をお届けしましたが、暮らしーのではこの他にも害虫駆除に関する記事を多数ご紹介しています。もっと害虫駆除のことが知りたい方はぜひチェックしてみて下さい。