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野菜も果物もなんでも食べる、害虫ハスモンヨトウとは?対策や駆除方法を解説!

ハスモンヨトウという害虫をご存知でしょうか?ハスモンヨトウはさまざまな野菜、果物、花弁などを食べる定番の害虫の一種であり、駆除が中々難しいことで知られています。今回はそんなハスモンヨトウの特徴や生態、対策方法について詳しく解説していきます!
2021年11月13日
T・S
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目次

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ハスモンヨトウの特徴と対策を解説!

家庭菜園やガーデニングをこれから始める方が知らなければならないのが「害虫対策の知識」です。病害虫は植物を育てていればほぼ必ずと言っていいほど困らされるものであり、上手に対策ができるかで作物の出来も決まります。

今回ご紹介するハスモンヨトウは定番の害虫の一種で、多くの方が困らされていますが、少し対策が難しい害虫です。ハスモンヨトウの生態の理解と早めの対策がポイントですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ハスモンヨトウの特徴

ハスモンヨトウとは?

ハスモンヨトウとは、チョウ目ヤガ科スポドプテラ属に属する蛾の仲間です。画像のように成虫は羽に淡褐色の縞模様があります。漢字で書くと「斜紋夜盗」と書き、成虫の柄と、生態から名づけられた名前です。

農業害虫として有名ですが、害虫被害をもたらすのは成虫ではなく幼虫で、放置しておくと大きな被害が出ることもあります。

ハスモンヨトウの幼虫の食害


画像に映っているのがハスモンヨトウの若齢幼虫、つまり若い幼虫です。この幼虫は、日中は土の中に潜んでいて、夜になると出てきて葉を食害します。この生態のせいで防除が難しいのが本種のポイントです。

極めて公食性の高い、あらゆる植物を食べる虫であることも特徴で、ほかの昆虫が食べないようなシソの葉まで食害しますので注意して下さい。キャベツなど野菜を食べるのはもちろんのこと、キクやカーネーションといった植物も被害を受けます。

ハスモンヨトウの大きさと成長

成虫の大きさは15~20㎜で、羽を広げると40㎜ほどです。幼虫は6回姿を変えて成長していき、最初は黒い頭をした小さな幼虫ですが、老齢になると約40㎜ほどの大きさになります。

大きさが小さい頃は集団で葉を食べますが、大きくなると単独で食べている姿がよく見られ、目立ちますので捕殺しやすくなるでしょう。

老齢幼虫になると被害拡大

若齢幼虫は集団で葉を食べますが、幼虫自体のサイズが小さいため、あまり大きな被害に感じられないこともあります。しかし、老齢幼虫になるとかなりの大きさですので、食べる量も比例して増え、葉がどんどん穴だらけとなるでしょう。

また、葉だけではなく果実にも被害がおよびますので、家庭菜園であれば収量が低下してしまいます。老齢幼虫となる前に対策できるかが重要なポイントです。

ハスモンヨトウの対策方法

ハスモンヨトウの発生時期


ハスモンヨトウは寒さが苦手ですので、発生時期は暖かくなる6月頃からが多く、夏時期に最も被害が出ます。さらに、適温状態では40日ほどで1世代が回りますので、1年間で5世代も入れ替わるのも特徴です。

1回の産卵で数百もの卵を産卵しますので、最初から対策を練っておかないと、発生時期を過ぎてしまったら爆発的に増える可能性があります。葉の裏に卵を産み付ける前に、できるだけ対策しましょう。

ハスモンヨトウ対策①葉を取り除く

発生時期を迎え、もし葉についている幼虫や卵を見かけたら、まずは付いている葉を取り除きましょう。直接的ではありますが、非常に効果の高い対策方法です。卵塊を放置すれば数百匹が生まれますので、これだけで数を減らせます。

取り除いた葉は焼却処分して下さい。また、乱暴に扱うと卵が落ちてしまいますので気を付けましょう。さらに、今後卵が産みつけられないように、ハウスの入り口などにネットを張るなどの対策が有効です。

ハスモンヨトウ対策②捕虫器

スマートキャッチャー

出典:楽天
出典:Amazon
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捕虫器やトラップも非常によい対策方法となるでしょう。例えば、画像のスマートキャッチャーはビニールハウス内で使えるLEDでの捕虫器となっており、害虫を誘引して捕獲してくれます。

他にもLEDでの防虫灯やフェロモントラップなどもありますので、被害を受ける前に設置しておくと安心です。ハウスを使用していない場合は、最低限ネットで囲っておきましょう。

ハスモンヨトウ対策③農薬


最も重要な対策が、農薬散布になります。ハスモンヨトウに効果のある農薬はホームセンターなどに行けば購入出来ますのでチェックしてみて下さい。作物によって使えるものが違いますので、農薬の説明書をよく読んで使用します。

農薬は老齢幼虫には効きにくく、若齢幼虫に効きやすいのがポイントです。発生時期から農薬散布を開始し、老齢幼虫にならないようにしましょう。また、成虫が卵を産み付けても、農薬で次の世代が生まれないようにします。

まとめ:ハスモンヨトウの対策をしよう!

ハスモンヨトウは先手で対策を!

ハスモンヨトウの特徴と対策を解説させて頂きましたが、いかがでしたか?定番の害虫であり、農薬も販売されていますが、日中は土の中にいるので中々対策が難しい虫ではあります。

成虫を作物に寄せ付けないこと、卵がついたを取り除くこと、若齢幼虫の間に駆除して次の世代へいかないようにすることがポイントとなりますので、先手を打って対策していきましょう。

ハスモンヨトウが気になる方はこちらもチェック!

今回はハスモンヨトウについての解説をお届けしましたが、暮らしーのではこの他にも家庭菜園・ガーデニングに関する記事を多数ご紹介しています。もっと知りたい方はぜひチェックしてみて下さい。