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スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!

スキーウェアは細身でタイト、スノボウェアは太めでルーズというイメージですが、最近はスノボウェアも細身になり見た目では違いがほとんどわかりません。スキーウェアとスノボウェアの機能と目的の違い、購入する際の選ぶポイントや兼用できるのかなどを詳しく解説します。
2021年10月16日
eiji0601
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スキー&スノボウェアとは?

ゲレンデを快適に滑る防寒着

出典:pixabay.com

スキーウェアとスノボウェアは、どちらも雪のゲレンデを快適に滑る機能を持っている防寒着です。ひとむかし前までスキーウェアはタイトで、スノボウェアはゆるめでルーズなシルエットというのが一般的イメージでした。

しかし最近はファッション性を考慮してスノボウェアもスタイリッシュなモデルが増えてきて、見た目のシルエットではほとんど区別がつきません。しかし実際は目的と機能の違いは意外に大きいのです。

スキーとスノボのウェアは兼用できる?

これからスキーやスノボを始めたいけれど、どちらにしようか迷う方が多くいます。また両方やって見たい人にとって道具は仕方ないけど、ウェアまで両方揃えるのは少しもったいない、兼用できないの?と思う方もいるではないでしょうか。

スキーとスノボのウェアの目的と機能の違いや、無駄な後付けを避けるため兼用できる部分や、選び方のポイントなどを詳しく解説していきます。

スキーウェアの目的と機能

スキーウェアはスピード重視

出典:pixabay.com

スキーはスピードを出し直滑降をしたり鋭いターンをするために、板は細く長めで金属のエッジがついています。スキーウェアは風圧を避けるためできるだけスリムにし、肩や膝の曲げ伸ばしを妨げない伸縮素材でフィットさせているのでタイトなシルエットになるのです。

また転倒したときにエッジで傷つかないようパンツの裾にはエッジガードが付いています。つまりスキーウェアは主にスピード重視の機能を持つウェアです。

スキーウェアは防寒性能が高い

スキーウェアは風で体温が奪われないよう防寒性能が高くできています。ゲレンデは標高が高く昼でも0℃以下になることがザラです。

そんな冷気の中をスピードを出して滑るとき、風が奪う体温は想像以上のものがあります。体温の低下を防ぐためスキーウェアはしっかりした防寒性能が必要です。このようにスキーウェアには防寒と動きをサポートし体温低下の危険を防ぐ目的と機能があります。

スノボウェアの目的と機能

スノボウェアはターン重視

出典:unsplash.com

スノボはスピードを出すよりも、トリッキーなターンやジャンプを目的とするスポーツなので、着地が安定するように板は短く幅広でエッジもありません。

スノボウェアはターンやジャンプがしやすい動きを重視するため、少し大きめのサイズになっています。また中にインナーを後付けで着ることを前提にしているため、シルエットはスキーよりルーズなイメージになるのです。

最近はタイトな傾向

スノボウェアは転倒の衝撃を和らげるプロテクターなどを中に仕込むため、パンツは太めに設計されています。しかし最近はファッション性を優先して細身になってきて、特に女性用はメンズより細身でタイトなモデルが最近の傾向です。そのためジャケットはスキーウェアと見た目のシルエットは変わらなくなっています。

スノボウェアをスキーと兼用する場合

出典:unsplash.com

タイトなスノボウェアでスキーと兼用できれば、スキーウェアを後付けで購入する必要がなく助かります。その場合はっきり言って、ジャケットは兼用できてもパンツは兼用できできません。

ジャケットはインナーに厚手の暖かいものを着用するなど工夫すれば兼用できます。しかしパンツはエッジガードを後付けすることもできますが、パンツの生地が薄手なのでスキーとの兼用は怪我をするリスクがあるのでおすすめできません。

スキーとスノボのウェアの違い5つ

スキーウェアは細くてタイト、スノボウェアはゆるめでルーズと言われていましたが、昨今はスノボウェアもスタイリッシュでタイトにになってきて、特に女性用のジャケットはほとんど見分けがつきません。そのため兼用で使えるのでは?という方も増えています。シルエット以外のスキーとスノボのウェアの違い5つを紹介して行きましょう。

①生地の厚みとサイズ

出典:pixabay.com


スキーウェアは、スピードを出したときに体温低下を防ぐため、中綿が入った厚手の生地でできています。ジャケットのサイズは風の抵抗でスピードが落ちないようキルティング処理などでバサつきがなくタイトで、丈も短めなのが一般的です。パンツも伸縮・柔軟性がある生地で足にフィットするようになっています。

スノボウェアはゆったりサイズ

いっぽうスノボウェアは下にインナーを着ることを前提にしているので、ジャケットは薄手の生地でゆとりを持たせ丈も長めです。

パンツは中にプロテクターやケツパッドを仕込むことを考慮して余裕のあるサイズで、生地も薄手になっています。そのためスノボのパンツでスキーをすると風にあおられバタついたり、転倒時にエッジで怪我をするリスクがあるので、兼用はおすすめできません。

②エッジガードの有無

出典:pixabay.com

スキーの板には鋭くターンを切り返すために金属製の鋭いエッジがついています。そのエッジで転倒時にスキーウェアのパンツが破れないように丈夫な生地のエッジガードがついているのが一般的です。

いっぽうスノボにはエッジがないので、スノボウェアにはエッジガードはありません。したがってスノボパンツでスキーをすると、転倒時にエッジでウェアが破け怪我をするリスクがあるので兼用は避けましょう。

③防水加工の有無

出典:pixabay.com

スノボは尻から転倒することが多く、またビンディングの装着時や休憩時には雪の上に腰を下ろすので、スノボのパンツにはしっかりと防水加工や撥水加工が施されています。

いっぽうスキーウェアは、ビンディングの着装は立ったままで行い、転倒の仕方もさまざまなのでスノボウェアほど防水の必要がなく、軽い防水と撥水加工があれば十分と言えます。このように防水加工の仕様がスキーウェアとスノボウェアの違いです。

④パウダーガードの有無

スノボウェアのほとんどにはパウダーガードが装備されています。スノボはトリッキーなターンやジャンプをするため、転倒のリスクが非常に高いスポーツです。

そのため雪がウェア内に侵入しないよう、裾や腰の部分などが二重のかぶせになっていて雪をガードしています。またパウダーガードは単品の購入ができるので、ついていないモデルの場合は後付け可能です。スキーウェアはもともとタイトなのであまり心配入りません。

⑤サスペンダーの有無

スキーウェアのパンツには、サスペンダーが付いているものが多いのですが、スノボのパンツにはほとんど付いていません。サスペンダーはスキーの激しい膝の曲げ伸ばし運動でパンツがずれるのを防ぎ、転倒時に雪の侵入を防ぐのが役割です。

しかしファッション性に欠けるので、最近ではあまり人気がありません。代わりにマジックテープ式の後付けベルトや、ベルトで通し付きのパンツが販売されています。

スノボにサスペンダーは必要ない

出典:pixabay.com

スノボのパンツにサスペンダーが必要ないのは、スノボのターンやジャンプなどの動作の邪魔になってしまうからです。スノボはスキーと違い上半身と下半身全体を使い、さまざまな種類のターンやジャンプ・回転をするので逆に動きを制限してしまいます。自由奔放な滑りとファッション性を楽しむのがスノボです。

スキーとスノボのウェアの選び方6つ

スキーとスノボのウェアはさまざまの種類が販売されていて同じようなデザインでも値段はピンキリです。選ぶには値段と機能のバランスを理解することが大切になります。スキー&スノボウェアのサイズ、機能、カラーやデザインなど選び方を6つ紹介します。

①サイズで選ぶ

出典:pixabay.com

スキーウェアの初心者用は上下のセットで販売されていることが多く、その場合は普段着と同じサイズを選びましょう。普段着と同じサイズならば上下のバランスがよく、パンツも伸縮性があるのでサイズを合わせやすいのです。上下別々の場合はカラーなどの組み合わせを好みで選べるのがメリットですが、値段が割高になるのは覚悟しましょう。

スノボはパンツのサイズに要注意

スノボの場合は上下別々に販売されていることが多く、それは上半身と下半身で体型が異なる方が多いので、それに合わせるためです。パンツは試着のとき裾が地面とスレスレぐらいの長めが最適で、短いとブーツとの間に隙間ができ雪が入り込んでしまいます。

スキーパンツは伸縮性があるので多少アバウトでもフィットしますが、スノボパンツは伸縮性が比較的少ないので、体型に合わせたサイズを選ぶことが大切です。

②防水性で選ぶ

防水性は「耐水圧」の単位で表され、1㎠あたりどの程度の水圧まで水が染み込まないかを数値で示すものです。例えば雨傘の耐水圧は約250mm、体重75kgの人が濡れた場所に膝をつく圧力は約11000mmと言われています。

スノボは雪の上に尻もちををついたり座ることが多いのでウェアの耐水圧は重要で、最低でもゲレンデ内で10000mmは必要です。基準をクリアする耐水圧のスノボウェアを選びましょう。


スキーウェアの耐水圧不足は致命的

出典:pixabay.com

スキーはスノボより行動範囲が広く、山スキーなど圧雪していないゲレンデ外を滑ることもあり雪をかぶる可能性が高くなります。その場合ウェアの耐水圧は最低でも20000mm以上が必要です。

スキーウェアの中に雪の水分が侵入すると体温の低下を招き、動くことが困難になり山スキーでは遭難の危険すら出てきます。いかに防寒性が優れているスキーウェアでも内部に水分が染み込めば致命的な危険につながるのです。

③透湿性で選ぶ

スキーやスノボは雪のゲレンデを滑り降りるスポーツで、外気が冷たいとはいえ運動量が多いので汗をかきウェア内が蒸れてきます。この蒸れを外に発散させ快適な状態にするのが透湿性です。

1平方メートル当たり24時間で何gの水分を発散させるかを数値で表したのが透湿性です。標準的なスキーやスノボウェアの透湿性は4000〜8000、激しい動きをする場合は20000以上と言われますが、通常はそこまで必要ありません。

透湿性は価格帯と着心地で判断する

スキー&スノボウェアの透湿性は商品に表示されていないことが多いので、価格帯と着心地で判断します。標準価格帯では4000〜8000あり十分ですが、少々の蒸れは我慢できるという場合は低価格帯の商品でも問題ありません。

もちろん透湿性20000を超えるゴアテックスなどを採用した高級モデルもありますが、価格はかなり高額になります。透湿性は体感と着心地の問題なので予算と相談して選びましょう。

④カラーで選ぶ

出典:unsplash.com

スキーもスノボも店頭には鮮やかで派手なウェアがずらりと並んでいて、迷う方が多いのではないでしょうか。好みのカラーのウェアでゲレンデを快適に滑りたい!モノトーンが好きなのに、こんな派手なカラーが着こなせる?という方も多くいます。

しかしカラーは普段のタウンユースの感覚で選ぶべきではないのです。白一色のゲレンデでは色の感覚が街中とはまったく違い、派手なカラーの方が適しています。

派手なカラーには重要な意味がある

標高が高いゲレンデの天候は急変し、昼でも吹雪いて視界が悪くなることがあります。寒色系の地味な青や黒っぽいウェアを着ていると見えにくく接触や衝突のリスクが高くなるのです。その危険を避けるためスキーやスノボのウェアは鮮やかな色をしています。

おすすめのカラーは赤やオレンジ、黄色などの暖色系です。また万一新雪にはまり込んで動けなくなったときにも派手なカラーは発見されやすく危険を回避することができます。

⑤ブランドと値段で選ぶ

出典:unsplash.com

スキーウェアでもスノボウェアで選択に迷ったなら有名ブランドを選ぶのが無難です。有名ブランドなら機能面は間違いなく種類も豊富なので好みのウェアを見つけやすいメリットがありますが、価格面ではブランドの付加価値がつくので多少高めになります。

また予算に合わせて値段で選ぶという方法もありますが要注意です。安い商品は防水性などの性能面で問題がある可能性があり、安物買いの銭失いという結果になる場合があります。

高級ウェアにも落とし穴

価格が高い高級モデルだから機能が万全で安心と思うことに落とし穴があります。高級ウェアはスノボやスキーの上級者用が多く、特にゴアテックスなど最高の防水透湿性を備えているモデルは、本格的な山スキーやスノボを想定したウェアです。

値段もかなり高額で、通常のゲレンデでは完全にオーバースペックになってしまいます。購入した後で必要以上のスペックなので安価な製品でもよかったと、後悔しないように注意しましょう。

⑥細かな仕様にも注意して選ぶ

出典:pixabay.com

スノボやスキーウェア選びでスペックや機能に目が奪われ、意外に見落とすのがポケットやフードなどの細かな仕様です。ポケットの数や位置、チャック付きかどうかをよくチェックしましょう。

ポケットにはリフト券やスマホ、小銭入れなどを入れておくので、チャックがついないと落としたり雪が入って濡れてしまいます。全部についている必要はありませんが、最低でも内ポケットと外ポケット2つについていると便利です。

ゴーグル用ポケットやフードも要チェック

ポケットではゴーグルが収納できるポケットや、スマホを入れられるモバイル対応ポケットがあればさらに便利です。リフト券専用のIDパスケースがあればリフト券を探さずに済みます。

またポケットが手袋をしていても取り出しやすい位置についているかもチェックしましょう。フードはヘルメット対応になっているか、手首の周りが雪が入らないようしっかり締めやすくなっているかも選ぶ際のポイントです。

スキー&スノボウェアおすすめ4選

①サロモン メンズ スキージャケット BRILLIANT LC1399400

出典: https://www.supersports.com/ja-jp/lbreath/products/D-10749465701

フランスのスキー&スノボのトップブランドのソロモンが、スキーのノウハウを結集した人気のベストセラージャケットです。

PrimaLoftインサレーションによりベントシステムが最適化され、伸縮性が高いファブリック採用により、フィット感・通気性・保温性などあらゆる面で最高の機能を発揮します。20k/20kの耐候性で悪天候を寄せ付けず、通気性と保温性を両立させスリリングなダウンヒルも可能です。


サロモン メンズ スキージャケット

出典:楽天
サイズS・M
素材【本体】ナイロン84%/ポリウレタン16% 【裏地】ナイロン100% 【パッド部】ポリエステル100%
カラーオレンジ

②デサント スキーウェア レディースジャケット BASIC DWWQJK84 DPK

出典: https://www.supersports.com/ja-jp/lbreath/products/D-20758887101

日本のスポーツウェアトップブランドのデサントのデザインセンスが光るレディース・スキージャケットです。独自の「S.I.O」ミニマムパターンで運動性を追求した機能と体を包み込むような精巧なデザインで、女性の魅力を引き出す機能美はさすがと言えます。

耐水圧は10000mm、透湿性も4000g/m2/24hあり機能面も充実しているので、悪天候にも耐え蒸れも吹き飛ばしてくれる快適なレディースジャケットです。

デサント スキーウェア レディースジャケット

出典:楽天
サイズS・M・L・L L
素材【表地】 ポリエステル100% 【裏地】 ポリエステル【中わた】 ポリエステル100%
カラーピンク

③686 スノーボード ウェア メンズ WATERPROOF

出典: https://www.supersports.com/ja-jp/lbreath/products/D-10748757801

米国のスノボウェア3本指に入るトップメーカーの「686(シックスエイトシックス)」が提供する機能的でカッコいい人気のスノボジャケットです。

サイドジップが大きく開きインナーの着脱が楽なのに加え耐水圧などの機能も万全に装備しています。何より魅力なのはカジュアルでタイトで個性的なデザインとカラーです。ゲレンデで周囲の注目を集めること間違いありません。

686 スノーボード ウェア メンズ WATERPROOF

出典:楽天
サイズS・M
素材100%POLYESTER WATERPROOF WOVEN FABRIC
カラーイエロー

④スウィベル スノーボード ウェア GLITTERGARDEN

出典: https://www.supersports.com/ja-jp/lbreath/products/D-10676247501

米国カリフォルニアで人気のレディース専門のスポーツウェアブランド「スウィベル」のおしゃれで快適なレディース・スノボジャケットです。

ヒートクロスプレミアムヒートバインダーを採用することで吸湿発熱性が高く、暖かさを保ちながら汗をかいてもドライで快適、さらに消臭機能もあるのでレディースには最適なウェアです。デザインとカラーは、おしゃれな上に爽やかなスポーティーさを感じさせます。

スウィベル スノーボード ウェア GLITTERGARDEN

出典:楽天
サイズS・M・L・L L
素材【本体】ポリエステル(裏面 ポリウレタンラミネート)100% 【裏地】ポリエステル100% 【中綿】ポリエステル100% 【袖口内側部分】ナイロン80%/ポリウレタン20%
カラーホワイト×ブルー

お気に入りのウェアで快適にゲレンデを滑ろう!

出典:unsplash.com

スキーウェアはタイトでスピード重視で、スノボウェアは動きやすさを重視したラフなウェアというイメージですが、最近ではスノボウェアもタイトになってきてなかなか見分けがつきません。

ここまで両者の機能や目的の違いや選び方のポイント、兼用の注意点やおすすめの商品などを紹介してきました。これらを参考にしてお気に入りのウェアで、快適な滑りとゲレンデライフを満喫してください。

スキーやスノボのウェア以外のギアが気になる方はこちらをチェック!

当サイトではスキーやスノボに関する記事をたくさん掲載しています。スキーやスノボにはウェアや板だけでなくさまざまなアイテムが必要です。そんなアイテムに興味がある方はぜひ参考にしてください。