ユーフォルビア ラクテア
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ユーフォルビア・ラクテアの育て方講座!
育て方は簡単だけど注意点あり!
ユーフォルビア・ラクテアはとてもユニークな見た目をしたトウダイグサの仲間です。サボテンのような見た目をしていて可愛らしく、また育て方も一般的な多肉植物と同様に難しくありません。
ただし、育て方には注意点があります。冬時期の寒さには弱い、切り口から出る白い乳液には直接触れてはいけない、トゲがある等のポイントがありますので、育てる前に知っておきましょう。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方を解説!
いくつか注意点はありますが、育て方のポイントだけ押さえてしまえば難しくありません。今回の記事ではラクテアの育て方のポイントを詳しく解説していきますので、興味がある方はぜひ参考にして育ててみて下さい。
ユーフォルビア・ラクテアとは?
ユーフォルビア・ラクテアの基本情報
学名 | Euphorbia lactea |
形態 | 多肉植物 |
原産地 | 熱帯アジア~インド |
草丈 | 30cm程度 |
ユーフォルビア・ラクテアの特長や性質
トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)に属する多肉植物です。元のユーフォルビアは約2000種類もあるとされており、その内の一種がラクテアとなります。
最大の特徴はやはりサボテンのような見た目でしょう。サボテンとよく勘違いされていますが、実はポインセチアなどと仲間の植物であり、育て方も違います。
ユーフォルビア・ラクテアは花が咲く?
ユーフォルビア・ラクテアは滅多に花を咲かせません。通常は野生でのみ開花し、日本で育てる場合はあまり見ることはないでしょう。花の色は黄色がかっていてかなり小さく、植物の端に付きます。
ユーフォルビア・ラクテアは寒さに弱い
育て方でまず覚えておくべきことは、寒さに弱いことです。最も育ちやすい生育時期は春~秋、4~10月となっており、寒い時期になると成長が遅くなります。冬時期が近づいてきたら寒さ対策を行い、冬越しをさせましょう。
ユーフォルビア・ラクテアの樹液に注意!
植え替えや挿し木などの作業をする際に知っておかなければならないのが「樹液は有毒」ということです。幹を切ると白い樹液が出ますが、この樹液に触れると皮膚がかぶれることがあります。
特に気を付けたいのが、好奇心旺盛なペットやお子様がいる場所での栽培です。人気の多肉植物ではありますが危険性はありますので、育てる前にご自宅の環境と合うか考えることをおすすめします。
ユーフォルビア・ラクテアはトゲにも注意!
ユーフォルビア・ラクテアにはトゲがあります。画像のように、小さくとも鋭いトゲを持っていますのでこちらも注意しましょう。見た目で分かりやすいのですが、お子様がいるご家庭では注意して下さい。
ユーフォルビア・ラクテアの名前の由来
ユーフォルビアはローマ時代の医師「Euphorbus(エウフォルブス)」にちなんだとされています。また、見た目の特徴から、海外では「偽のサボテン」や「ローソク足の木」などと表現されることもあります。
ユーフォルビア・ラクテアの花言葉
ユーフォルビア・ラクテアは滅多に花を見られませんが、ユーフォルビア自体には「ひかえめ」「地味」「明るく照らして」などの花言葉があります。これは和名である「トウダイグサ」の燈台から来ている意味です。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方
ユーフォルビア・ラクテアの育て方①株の購入
ユーフォルビア ラクテア
人気がありますので、ネットショップやお店で購入できます。しかし、人気はあるものの珍しい多肉植物ですので、数が多くなかったり、大きなものは金額が高かったりします。
お店で見当たらない時はネットショップを見てみましょう。原種であるラクテアや、人気のホワイトゴースト、特徴的な見た目のクリスタータなどが販売されています。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方②使用する土
育て方のポイントとして重要なのが、土の質が合っているかどうかです。ラクテアの場合は軽くて水はけのよい土が適しています。ざらざらとした水はけのよい土壌を用意しましょう。
市販されている多肉植物用の土がおすすめです。観葉植物用の土を使う場合は、鹿沼土の小粒を1割混ぜるとよいでしょう。サボテン用の土を使いたくなりますが、目の細かい砂質の土は避けることをおすすめします。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方③育てる場所
育て方の基本となるのが、育てる場所です。原産地ではもちろん屋外で育ちますが、日本の場合は冬時期の寒さがありますので、室内の風通しのよい場所で育てていくとよいでしょう。生育適温は16~27度となります。
暖かい地域にお住まいであれば、屋外で育てることも検討できます。
冬の寒さ対策が育て方の鍵
ユーフォルビア・ラクテアは寒さに弱い多肉植物です。秋の終わり頃には寒さ対策をしましょう。方法としては室内に取り込むのが一般的です。最低気温が10度を下回る頃には室内いれて下さい。
5度を下回る環境を苦手しますので、屋内でも寒い場合はエアコンなどで加温します。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方④使用する肥料
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肥料も育て方の重要ポイントです。春から秋の生育期に、定期的に薄めの液体肥料を与えるとよいでしょう。月に1回のペースで、通常の4分の1程度に希釈した液体肥料を与えて下さい。
屋外管理で育てている場合は置き肥を使う方法も検討できます。こちらも生育期である5~9月に与えましょう。肥料が多すぎると逆効果となりますので、薄めに与えるのがポイントになります。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方⑤好む日あたり
日当たりも重要な育て方のポイントです。風通しがよく日当たりのよい場所を好みますので、窓際で育てていきましょう。屋外であれば風通しは問題ありませんが、室内は風通しが悪くなりがちですので注意して下さい。
また、夏の直射日光で葉が焼けることがあります。夏時期は、直射日光をさけられる明るい場所で、かつ風通しの悪くない場所に置いて下さい。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方⑥植え付け
購入したままの状態で育てられる場合はそのまま育てて構いません。鉢を変えたい場合は植え替えしましょう。植え替えの適期は春~秋です。鉢は排水穴のあるものを選び、適した土を使います。
根に付着した土を手でほぐしながら取りましょう。土を薄く敷いてから株を置き、周囲を土で埋めていきます。完全に埋まったら、最後に水やりをして植え付け完了です。あとは通常の育て方で管理していきましょう。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方⑦支柱立て
サイズが大きくない内は問題ありませんが、高さ50㎝を超えるくらい育ってきた際は支柱を立てることを検討しましょう。市販されている支柱はもちろん、割りばしなどの棒で支えるような簡単な方法でも効果があります。
ユーフォルビア・ラクテアの育て方⑧水やり方法
多肉植物の育て方で最大のポイントとなるのが、水管理です。乾燥気味に育てましょう。屋内管理の場合、土の表面が乾燥してから5日ほど待って水を与えます。屋外は乾燥しやすいので頻度を増やして下さい。
夏場は乾燥しやすいので水やりのペースを早めにします。冬場は乾燥しにくくなりますので、月1回程度で大丈夫です。イメージとしては、春と秋は月に2~3回の水やりペースとなります。
病気と害虫に要注意!
害虫①カイガラムシ対策
育て方の重要ポイントの1つが、害虫と病気の対策です。一般的な害虫のカイガラムシが付くことがありますので注意しましょう。カイガラムシの被害を受けると、茶褐色の斑点が広がってしまいます。
市販の害虫用薬剤でカイガラムシに効くものが色々あります。心配な方は先に購入しておくことをおすすめします。
害虫②ネジラミ対策
ネジラミとは、根に発生するカイガラムシの一種です。普段は気づきにくいのですが、植え替えする際、根に白い綿のようなものが見えたら被害を受けていることが分かります。
ネジラミは植物の体力を奪ってしまいますので、撒くタイプの薬剤を先に撒いておく対策方法がおすすめです。
うどんこ病と根腐れ
害虫と同様に対策が必要なのが、病気です。ユーフォルビア・ラクテアの場合、うどんこ病と根腐れに注意しましょう。うどんこ病は画像のような白いカビが生える病気で、根腐れは根が腐っていきます。
どちらにも言えるのは、水やりのしすぎ、水はけの悪さが原因となるということです。風通しの良い場所で、適切な育て方、水管理をして育てていきましょう。
植え替えのポイント
そう大きなサイズにならないことが多いのですが、元々は大きなサイズに育つこともある多肉植物です。サイズアップしてきたら植え替えも検討しましょう。目安は2~3年に一度です。
鉢のサイズアップは一回り大きくします。古い用土を落として新しい鉢に植え替えてあげて下さい。方法は植え付けと同様です。
挿し木をして増やしてみよう
ユーフォルビア・ラクテアの増やし方は挿し木
ラクテアは挿し木で増やせます。挿し木の時期は、5~9月の生育時期です。大きくなった株のサイズダウンとして剪定をするついでに挿し木をして増やすのもよいでしょう。方法は簡単ですので、ぜひ増やしてみて下さい。
ユーフォルビア・ラクテアの挿し木の方法
刺し穂をカット
まずは幹をカットします。よく切れる剪定ばさみやカッターを使用して下さい。長さは先端から10㎝ほどで構いません。ラクテアを切ると白い乳液が出ますので、乳液に触れないように手袋をつけておいて下さい。
切ったあとに出る乳液を水で洗い流し、日陰で風通しのよい場所に3日ほど置いて切り口を乾燥させます。
用土に挿し木
切り口が乾燥したら、植え付けに使ったのと同じ用土に、数㎝程度挿しましょう。倒れないように軽く押さえて固定してあげます。あとは明るい日陰で水管理をして育てて下さい。
上手く根付いた場合、挿し木後1ヶ月ほどで発根します。植え替えしたい場合は1年ほど育ててから植え替えするとよいでしょう。
ユーフォルビア・ラクテアの種類
ユーフォルビア・ラクテアの種類①ホワイトゴースト
原種は緑色ですが、ホワイトゴーストは美しい白色をしています。育て方は原種と同じですので、ホワイトゴーストの外観がお好きな方はこちらも検討しましょう。直射日光が原種より苦手ですので、日当たりにだけ注意して下さい。
ユーフォルビア・ラクテアの種類②クリスタータ
クリスタータはラクテアの突然変異種です。他の多肉植物を台木にして接ぎ木されたもので、画像のように扇の形をしているのが特徴になります。こちらも人気があり、ネットショップでも販売されていますのでチェックしてみて下さい。育て方は同様です。
ユーフォルビア・ラクテアの種類③イエローゴースト
イエローゴーストも人気があります。こちらは原種に白斑が入った見た目をしており、ホワイトゴーストよりも認知度としては低めですが人気の品種です。育て方は同様ですので、見た目で選んでみて下さい。
簡単に育てやすく初心者にもおすすめ
今回はユーフォルビア・ラクテアの育て方のポイントを解説させて頂きましたが、いかがでしたか?育て方は難しくありませんので、樹液やトゲ、寒さ対策といった注意点だけ守って育ててみて下さい。
害虫と病気の対策も重要ですので、事前に薬を撒いておくことや、水を与えすぎず乾燥気味に育てること、風通しのよい場所で育てることも守りましょう!
ユーフォルビア・ラクテアの育て方が気になる方はこちらもチェック!
今回はユーフォルビア・ラクテアの育て方についての解説をお届けしましたが、暮らしーのではこの他にもガーデニングに関する記事を多数ご紹介しています。もっとガーデニングのことが知りたい方はぜひチェックしてみて下さい。
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