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ユーフォルビア・オベサの育て方ガイド!サボテンのようで違う癒し系植物!

多肉植物の中でひときわ特徴があるオベサをご存知ですか?ユーフォルビアの品種のひとつであるオベサはサボテンに似ていますが立派な多肉植物。毎日の水やりから夏冬の日光や温度管理とオベサの育て方ガイドを解説していきます。話題の変わった植物を育ててみたい方必見です。
2021年4月26日
佐藤3
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目次

はじめに:オベサの管理方法をご紹介

ユーフォルビアオベサの日常管理や育て方解説

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サボテンのようだけれど棘のない丸い植物を見たことがありますか?それはユーフォルビア・オベサという多肉植物かも知れません。

オベサは画像のような丸いものから少し縦長なものといろいろな種類がありますが、どれも棘がなく丸い針坊主のような形をしているのが特徴的で人気が高い観葉植物となっています。

オベサを育てる環境や枯れるお悩みにも対応

オベサは少し珍しい植物なので育て方をまだご存知ではない・慣れていないという方がいて時々ですが枯れてしまったというお話をうかがいます。しかし実際にオベサを育ててみると非常に栽培は簡単でコツさえつかめばコーデックス(塊根植物)の中では初心者向けの種類です。

はじめて育てるという方にも参考になるよう育てるのに適した環境や枯れるお悩みの対処法についても触れていきましょう。

サボテンとは違う?オベサという多肉植物について

オベサは近年注目されていて価格も少しずつではありますが下がってきて多くの方の手に入りやすく、その形のユニークさから注目されはじめた観葉植物です。まだオベサのことをよくご存知ない方もそうでない方も、まずは基本的なオベサの情報や特徴などからご覧ください。

ユーフォルビアオベサの基本情報

出典:pixabay.com

科・属 トウダイグサ科ユーフォルビア属
原産地 南アフリカ
英語名/学名 Euphorbia obesa
育て方難易度 コーデックスの中では比較的簡単

コーデックスとは

コーデックスとは日本語では塊根植物といわれる株元や根がとても太く成長する植物を差す分類です。オベサの他にもたくさんの種類があり有名なものだと沖縄県を代表とするガジュマルの木などがあげられます。

甘すぎない観賞用のグリーンということで男性を中心として人気が急上昇中の主に南アフリカ原産の室内で育てる観葉植物群です。育て方は似ていますが、多肉植物とはまた違った枝ぶりや花も楽しめるものがあるのが特徴。

ユーフォルビアオベサの特徴


オベサの見た目の特徴として大きさはそれほど大きくありません。大きな株になったとしても2-30cmほど。それでも多肉植物と考えるとずいぶんな大きさですね。オベサはサボテンとよく似ていますがその違いは棘があるかないかで外見で簡単に判断できます。

温かいアフリカ原産の植物ですが意外と耐寒性はあり日本の環境でも育てやすいコーデックスの中のひとつ。オベサにもいくつか種類があって縦に長く伸びるものところんと丸いまま大きさが変わらないものがありますがこの両者は幼い株のうちはプロでも見分けが付きません。

ユーフォルビアオベサの植物分類について

出典:pixabay.com

オベサは正式名称はユーフォルビア・オベサ。ユーフォルビアという塊根植物の中のひとつの品種となっています。基本情報にはトウダイグサ科と書きましたがユーフォルビア科と呼ぶ分類もあってどちらでも正しいようです。

近年手頃な価格で買えるようになったコーデックス

植物の種類的には多肉植物でありコーデックスという塊根植物の仲間にも入っています。鉢植えの値段が高いのでなかなか手に入らないといわれていましたが、近年は安いものだと1-2000円ほどでも手に入るようになってきました。

しかしあまり安いものは根がはっていない可能性もあるのでほどほどの値段のものを選ぶとよいでしょう。またオベサには雄株と雌株がありますが小さな花の咲かない時期では見分けは付きません。種を収穫して増やすには両方の株が必要となってきます。

ユーフォルビアオベサの育て方・冬の管理方法も

それでは基本的な分類や特徴もご紹介したところで早速オベサの育て方をご紹介していきます。なんだか難しそうに感じるオベサ栽培ですが育ててみるとそれほど難しいことはありません。

ただ成長期と休眠期でお世話がはっきりと分かれるのでメリハリのきいた管理が必要となってくるでしょう。

オベサの日あたり

出典:pixabay.com

オベサは日あたりは好きで日かげばかりに置くと徒長してしまいます。特に花が咲く時期は徒長しやすいといわれているので室内管理をされている方でもこの時期だけでも屋外の日なたに置いてあげてください。

またオベサはきれいなバランスの取れた玉が美しいので時々鉢回しという株の向きを変えてあげることを忘れないでください。日の当たる方向に傾いたいびつな株になってしまいますよ。

オベサの植え付け・植え替え

オベサの鉢植えも管理していくうちに大きくなってきて鉢が狭くなってきたり土が詰まって水はけが悪くなってくるでしょう。そんなときはオベサの植え替えが必要です。時期は春4月ころがこれから成長期に入るのでちょうどよい適期となっています。

それほど根張りが良いわけではないので以前の鉢でも窮屈そうでない場合は鉢増しは不要で新しい水はけのよい土に変えることの方が重要です。水はけの悪い土にいつまでも植え続けていくと根腐れから枯れるという原因ともなってしまいます。

オベサの水やりと肥料


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オベサは水やりをしないという人もいますが、春から秋までの気温が高い時期は普通に水やりをしてください。触れてみると水不足になると玉がやわらかくふにゃっとなりますのでわかりやすいでしょう。

オベサの玉がいつも表面がピンと張っているのが良い状態です。土の作り方を工夫して水はけをよくすることでばしゃばしゃと水やりしても根腐れせずお手入れが格段に簡単になるでしょう。特別な断水が必要なのは冬だけです。

枯れる原因は水やりが多い

オベサのような丸いコーデックス植物は中にたくさん水分を内包しているため、枯れることがないように思われがちですが逆に水を与えすぎて枯らしてしまう方が多いようです。これにはオベサの成長期と休眠期を理解することが大切。

先程も申し上げたとおり、寒い冬の時期になるとほとんど成長しませんので水を欲しがることもありません。この時にあげた水は植物に吸われることなく土を湿らせるだけで根腐れの原因となってしまうでしょう。

オベサの肥料の時期とやり方

肥料は植え替え時期に与えたらあとは年に1度か2度程度で十分。悩んだら半年おきにあげると考えておくのがよいでしょう。成長期前の春にはあげたいのでその次にあげるとすると秋になります。

薄めた液肥を水やりのときにあげるのがおすすめな与えかたで、肥料が多すぎると株が上へと伸びて徒長したような株になりオベサの魅力が半減してしまうため、くれぐれも与えすぎないようご注意ください。

オベサの季節の管理

出典:rakuten.co.jp

画像は長く生きているオベサで木化したものですが、日あたりによってはこれと似たように丸い玉の一部が茶褐色に変化することもあります。枯れるわけではないので画像のように伸びてきた中央部分から緑になるのですが、とても成長がゆっくりな植物なので茶色部分が下までいくには数年かかってしまい見た目もあまりよろしくありません。夏や冬それぞれの日あたり注意点についてご説明しましょう。

夏場のオベサ管理は日光に注意

オベサは南アフリカと乾燥した地域で日光にさらされている植物ではありますが、観賞用として育てるのであれば夏場の葉焼けには注意した方がよいでしょう。日光に当たりやすい玉の上の方から先に色が変わってきます。

葉焼けしてしまったオベサはもう元には戻りませんし、他の植物より葉が新しいものと変わるスパンがとても長いです。色が変わった部分は次第に株の下の方にはいきますが完璧に消えることはありません。屋外に置いている鉢でも直射日光には当てないように注意してください。

上手な冬越しは断水が必要なことも

先程も枯れる原因として冬の水やりの重要性をお話しましたが、オベサのようなコーデックスは休眠期には思い切った断水の方が根腐れ対策にはなります。室内で育てている場合でも水不足で玉がしおれて張りがなくならないようであれば水分は十分。

この植物は耐寒性はそれほど低くありませんので氷点下にならない限りは屋外での栽培もできるほど。寒さよりも休眠期を意識した冬場の管理を心がけてください。

オベサの花の見分け方

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オベサは雄株と雌株がある植物ですが、花が咲かないとどちらかは株だけでは判断できません。オベサの開花時期は春・気温が暖かくなった頃。うっかりすると見逃してしまうような小さな花が株のてっぺんにいくつか付くでしょう。

オスメスの見分け方は花粉がたくさん付く方が雄株でしべがむき出しになっており花粉もないのが雌株の花です。うまく雌雄両方の株があれば開花時期になれば受粉して種を取ることができ実生苗を作ることも可能でしょう。画像は黄色い花粉が確認できるのでオベサの雄株であることがわかります。

オベサの増やし方

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オベサは前述の種をまいて育てる増やし方のほかにも、ぽこぽこと周りに出きてくる子株を切り取り土に刺すことでも増やすことができます。子株はどの株にもできるわけではなく、子株ができやすい品種とできにくい品種があります。

できやすいものは仔吹きオベサという流通名で販売されているのでそちらを選ぶとよいでしょう。できにくい品種は雄株と雌株を揃えて種を作りそれを種まきして増やしてください。種さえできればこぼれ種から発芽して大きくなるくらい増やし方は簡単です。

オベサ子株の植え付け方法と管理

小さなかわいい子株が出たら掻き取って土に植え付けてあげるとうまくいくと根が出て新しい株として大きく育ってくれます。このやり方もベストな方法というのがないのですが、切り口を乾かしてから植えるという意見ときれいな切り口ならすぐに植えるという2派に分かれています。

仔吹きオベサはたくさん子株が付きますので心配な方は両方試してみるとよいでしょう。土はしっかりと濡らしてから、休眠期は避け春になり暖かくなってから植え付け作業をしてください。大きめの子株の方が蓄えている養分も多く発根率はよいようです。

まとめ:ユニークなオベサを育ててみよう

日本の環境にも合いやすいオベサ

出典:rakuten.co.jp

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