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ユーフォルビアとは?初心者にも人気の種類と育て方をご紹介!

ユーフォルビアは原種が2000種類もあり、多肉植物や草花系、サボテンに似た物など数多くあります。個性的な葉の形を部屋の中で楽しんだり、普通に花を庭で楽しんだりする事ができるユーフォルビア。ここではその中でも人気の種類とその育て方をご紹介します。
2020年8月27日
sarabande
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ユーフォルビアとは?

種類豊富なユーフォルビア

トウダイグサ科トウダイグサ属の総称です。熱帯地方から温帯地方で生まれた植物でその種類はかなり多く原種だけでも2000種と言われています。 今流行りの多肉植物でもあり、見た目が個性的な物が多く水やりも少なく面倒な植え替えも無く育てやすい事から人気が出ています。 また花が咲くタイプもあり咲き方のほとんどが花の付け根にある苞(ほう)が大きくてその部分を花として楽しむ物もあります。 挿し木で簡単に増やして育てる事ができます。ここではその人気の種類とその育て方をご紹介いたします。

人気のユーフォルビアの種類

ホワイトゴースト

名前の通り、白い幽霊のような姿で人気のフォルムをしており、色だけでも他の植物と比べてインパクトがあります。 日当たりの良い場所で乾燥気味に育てます。5℃以下にならないように冬越しさせます。 管理場所は夏の直射日光を避ければ、外での管理も可能です。春の日差しも半日陰くらいにしておきましょう。 伸びすぎたり徒長した部分を剪定して、増やし方はその剪定した茎を挿し木で増やせます。 あまり流通していないのと、価格が少し高いので小さい物を購入して挿し木で増やす人も増えているようです。

オベサ

和名は「キリン玉」、英名は「バスケットボール・プランツ」と言います。その名の通り丸いボールのような形でシンプルな様子が何とも可愛らしくて人気です。 成長すると縦長く伸びていき古い部分が木質化していきそれも又違った感じで楽しめます。 雌雄異株で雄株と雌株があります。増やし方は実生させる為に種を取る必要があります。 この形から他のユーフォルビアよりも水分を多く含んでいますので水やりが楽であるのも魅力の1つです。 他のユーフォルビアに比べて日光が少ない場所でも育ちます。良く似た物でシンメトリカがあります。 他に「仔吹きオベサ」がありこちらはその名の通り小さな仔が脇から次々と出てきます。これを挿し木にする事もできます。

ハナキリン

このピンクの花に見えるのは、苞(ほう)と呼ばれる葉です。花は中央の黄色の部分でこの咲き方を杯状花序(はいじょうかじょ)と言います。 見た目が普通の植物のように、花(苞)を楽しめて、更にその開花期が長いので人気です。価格もお手頃で手に入りやすいのもいいですね。 水を含んでいますので水やりはあまり必要ありません。夏でも2.3日に1回、冬だと7~10日に1回で大丈夫です。 放っておくとどんどん伸びるので剪定は6~8月に伸びた茎を定期的に剪定しながら整えます。増やし方はその剪定した茎を2.3日切り口を乾かしてから挿しておけば自然と発根します。 冬越しは室内に取り込む必要があるために鉢植えが好ましいでしょう。


ダイヤモンドフロスト

草花系のユーフォルビアで庭で普通の植物のように育てる事ができます。 この白い花に見える物も、苞と呼ばれる葉の部分で普通に花としてカスミ草のように他の花と一緒に寄せ植えしたりそのもの単体でも楽しめます。 10℃以下では枯れてしまう事があるので、冬になったら室内に取り込めるように鉢植えで育てる事をお勧めします。 他のユーフォルビアと違い水やりも多めに与えて大丈夫です。それでもやりすぎると根腐れしてしまうので注意しましょう。 増やし方は挿し木で剪定した茎を挿して20日くらいで発根します。 冬越しは屋内に入れれば可能でその時には上の茎の部分を少し剪定してあげると良いです。

ユーフォルビアの育て方①管理場所

高温多湿を嫌う

ユーフォルビアの管理場所については、その種類によりますがほとんどが加湿に弱いので梅雨時期の雨と夏の直射日光を避けた方が良いです。 ですので6月~9月は軒下や半日陰が良いでしょう。 しかし花が咲く物は日差しが必要で外での日の当たる場所での栽培、逆に冬の低温で枯れてしまう事があるのでそういった物は冬には室内のように温かい場所での管理が必要です。 移動が便利な軽いプラスチックの鉢が良いのですが、できれば根腐れを防ぐ為に通気性の良い素焼き鉢などに植え替えをお勧めします。

ユーフォルビアの育て方②水やり

元は乾燥地帯の植物

本来、乾燥地帯で生まれた植物なので乾燥気味を好みます。 夏型、冬型とピークの時期が種類によって違うのでそれぞれで水やりも変わってきます。 ピークの時期は土が乾いたら与え、休眠時期は少し乾燥気味に育てるのがコツです。 冬には月に1~2回程度の水やりでも大丈夫な物もあります。 水のやり過ぎの方が枯れてしまいますので充分に注意しましょう。

ユーフォルビアの育て方③植え替え

あまり植え替えしない

ユーフォルビアは根が弱い植物でもあります。なのでなるべく植え替えしないようにするのが好まれます。 しかし明らかに根が鉢からはみ出てきて根詰まりしそうな時や、苗が鉢に対して成長し過ぎる場合は一回り大きめの鉢に植え替えます。 その際には少し水やりを控えた後に、根を切らないように取り出し古くて長すぎる根は取り除いて慎重に植え替えを行います。


ユーフォルビアの育て方④剪定

基本は花後すぐ

ほとんどは春咲きタイプなので、その花が終わった後に花茎の根本から思い切り剪定します。 この時に注意して見ると新芽が出ているのでその芽を残して剪定する事が大事です。 白い樹液が出て皮膚につくとかぶれるので注意しましょう。

ユーフォルビアの育て方⑤冬越し

冬には弱い多年草

ユーフォルビアのほとんどが温かい地方で生まれたもので冬越しを気を付けないと枯れる事があります。 霜が降りる時期や気温が5℃以下になる前に室内に取り込んで冬越しさせます。この時に注意するのは、部屋にある加湿器などのそばに置かないようにします。 屋外での冬越しは特に注意が必要です。霜がかからないように通気性の良い不織布などで覆うか、軒下に移動させます。

ユーフォルビアの育て方⑥増やし方(挿し木)

挿し木の時期

主に夏型が多いユーフォルビアですので挿し木の時期はその前の春5~7月が最適で簡単に増やしていく事ができます。 逆に冬型の物であれば、秋9~11月に挿し木するのが良いでしょう。

挿し木の仕方(挿すまで)


①株が分かれてきたら切り取っても良いし、親株を胴切りにしても挿し穂を作る事ができます。 ②切り口から白い樹液が出るので触らないように手袋をしてよく洗います。 ③2~3日網の上などに置いて乾燥させます。 ④新しい赤玉土を湿らせ、割りばしで穴をあけたら切り口を傷つけないように土の中へ挿します。

挿した後の管理

①発根するまでに1~2ヵ月かかる物もあります。 ②挿してすぐは水やりを控え目にして雨水が当たらない軒下や半日陰あるいは明るい日陰に置いておきます。 ③ある程度日にちが経ったら、土が乾いたら水を与えるようにします。発根したら通常の水やりにしていきます。 ④増やし方として挿し木ができずに実生だけの物もあります。

ユーフォルビアの育て方⑦害虫

アブラムシやカイガラムシ

他の植物に比べたらあまり害虫はつきません。 しかしその中でも初春にはアブラムシが新芽についたり、カイガラムシは茎や葉の裏などに発生します。 スミチオンを噴射したり、殺虫剤で駆除します。予防として、オルトランを撒いておくのも良いでしょう。

まとめ

個性的な姿を単体で楽しむユーフォルビア。その種類は本当に多くて様々で一度はまってしまうとつい他の種類も集めたくなります。 面倒な水やりも少なく植え替えも必要なく挿し木で簡単に増やせるのも又面白みが増す要素なのです。 剪定するのも簡単、ほとんどが単体で場所も取らず小さなスペースで育てる事ができるのも人気の一つです。 冬越しさえ気を付ければ毎年楽しめてお庭がなくてもお部屋やベランダでの栽培が可能で若い人でも雑貨感覚でお部屋に飾ったりと大人気の植物です。