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キャベツみたいな花「葉牡丹(ハボタン)」の花言葉は?食べることはできる?

冬の季節に人気の葉牡丹(ハボタン)は、昔から愛されています。お正月の飾りやリースにも使われ、種類も豊富にあるのです。この葉牡丹(ハボタン)の人気の秘密は花言葉にもありました。また、食べることができるかどうかも花言葉と一緒に検証します。
2021年11月3日
sorayou
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目次

葉牡丹(ハボタン)は冬のガーデニングの主役

寒い時期になると葉牡丹(ハボタン)という花の名前をよく聞くことがあります。花屋の店頭にもキャベツみたいな花が並ぶようになったら、お正月が近いなと感じる人もいるのではないでしょうか。

冬の季節は、庭に咲く花もほとんどなくなり寂しくなりますが、彩り鮮やかに開く葉をつけるハボタンが大人気になります。また、実はハボタンは種類が豊富で、寄せ植えやリースに適している植物なのです。このハボタンの魅力や花言葉を本記事ではいろいろ紹介します。

ハボタンは花なの?葉なの?

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実際ハボタンをよく観察してみると、とてもきれいに咲いている花のように見えます。しかし、外側は緑色の葉っぱのようだし花のつぼみが見つかりません。私たちが見ているのは、花なのか葉っぱなのか最初はわからないでしょう。

結論からすると、きれいだなと感じている部分は葉っぱです。ハボタンは葉を鑑賞する植物として流通しています。もちろん花は咲きますが、3月から5月頃に咲き始めます。ハボタンの魅力は何といっても冬の時期でしょう。

葉牡丹(ハボタン)の基本情報

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ハボタンは、夏に植えて寒い時期に葉を鑑賞する植物です。アブラナ科に属しているので、キャベツやケールと似ている形をしているのです。耐寒性もあり耐暑性にも強いことから、初心者でも簡単に育てることができ人気があります。

ハボタン本来の楽しみ方は冬から春にかけての葉っぱですが、春になると中心部から茎が伸びて菜の花のような黄色い花を咲かせます。基本的にハボタンは多年草ですが、葉を楽しむ人は花が咲く前に処分することもあるでしょう。

ハボタンの名前の由来は?

その名の通り、名前の由来は牡丹のような形をしているからつけられました。しかし、花ではなく葉が似ているので葉牡丹(ハボタン)とつけられたそうです。また、キャベツににていることから「ハナキャベツ」ともいわれています。

また、花を咲かせる時に茎が分岐するので「踊りハボタン」とも呼ばれているそうです。このようにハボタンは季節や時期によってさまざまな変化を見せてくれる植物になります。

気を付けて!ハボタンの病気や害虫

ハボタンはキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科なので、葉の縁に斑点ができる黒腐病(くろぐされびょう)になりやすいです。また、うどんこ病にもなりやすいので、高温多湿やカビに注意して下さい。

ハボタンの天敵はアオムシやアブラムシです。これらを発見したら早めに取り除かなければいけません。どちらも栄養を吸い取り生長するので、見つけたら手袋を履いて取り除いたり潰すか薬剤を散布させましょう。

ハボタンの歴史

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ハボタンの歴史は古く、江戸時代に渡来し最初は食用として人々に流通していきました。しかし、食べても苦くてあまりおいしくないことから第二次大戦後に盛んに品種改良され今の形になったのです。

また、江戸時代には冬に色鮮やかな花を咲かせることが少なく、縁起の良い牡丹と似ていることから人気が出てお正月にハボタンが飾れるようになったといわれています。これは、ハボタンの花言葉にも関係しているのでしょう。

ハボタンの種類は豊富


ハボタンの種類や色は豊富で、寄せ植えやガーデニングになくてはならない存在です。また、日本はハボタンの品種改良を盛んに行っていたため日本風な名前が多くつけられています。

そこで、ハボタンの代表的な種類と特徴を詳しく紹介するので参考にしてください。

東京丸葉系ハボタン

ハボタンの代表的な品種です。江戸時代に品種改良されたことから「江戸ハボタン」ともいわれています。全体に丸みがかっていて一番キャベツに似ている品種です。

その中でも代表的な品種は葉が白く、真ん中が薄紫になっている「日の出」が人気で流通しています。

名古屋縮緬系(ちりめん系)ハボタン

名古屋で品種改良されたハボタンで、葉がフリルのように細かくなっているのが特徴です。このハボタンは明治以降に品種改良され東京丸葉系ハボタンと同じくらい人気があります。代表的なのは薄紫色の葉が特徴的な「紅かもめ」です。

大阪丸葉系ハボタン

東京丸葉系と名古屋縮緬系のハボタンが交配できた品種です。色が鮮やかでゴージャスな葉が特徴的で、中でもちりめん系のように葉がフリル状になっている「つぐみ」が代表的な品種になります。

サンゴ系ハボタン

こちらのハボタンはロシアから伝わった品種で、切り葉ケールと丸葉系を交配させ更に丸葉系を交配させています。葉に細かく切れ込みが入っているのでサンゴ系ハボタンと呼ばれ、黒い葉で艶のあるハボタンも人気があります。

代表的な品種は、薄紫色が特徴的な「紅孔雀」や白い葉で真ん中が薄紫色をした「白サンゴ」が有名です。

葉牡丹(ハボタン)の花言葉

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冬に時期に見ごろを迎えるハボタンの由来は古く、江戸時代からお正月に飾られているため、花言葉は「おめでたい」という意味合いがこめられたものが多いです。

また、色合いが赤(薄紫)と白のハボタンが紅白なので日本になじみがあることも花言葉に由来するといわれています。他の花と比べても、花言葉のすべてがよい意味がある花はあまりないでしょう。

花言葉はどうやってつけるの?


そもそも、花言葉はどのようにしてつけられているのか疑問に思います。一説によると花言葉はトルコ流の恋文で使われたとされているのです。なので、神話や歴史、言い伝えを使い花言葉を決めたものもあります。

また、葉なの特徴や花の色を用いて花言葉をつけられたものもあるのです。ハボタンは、お祝い事に使われるので神話というよりは花の特徴を使って花言葉が決められたと思われます。

花言葉【祝福】

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お正月やお祝い事にぴったりなハボタンの花言葉は、祝福です。誕生日や結婚祝いなどハボタンをアレンジして渡すことも多く、元旦の門松と一緒に飾られることもあります。

牡丹もお祝いする意味の花言葉はありますが、ハボタンは丈夫で育てやすく値段も安いため庶民から徐々に浸透してきたともいえるでしょう。

【祝福】の花言葉がつけられた花

【祝福】という花言葉は、ハボタンの他にクリスマスなどで使うことが多いポインセチアの花言葉でもあります。ポインセチアは真っ赤な花びらが印象的なので、この鮮やかな色から【祝福】という花言葉がつけられたのでしょう。

花言葉【利益】

利益と言う花言葉は故事にちなんでつけられたといわれています。中国の三国志の軍人、諸葛孔明がさまざまな戦場でキャベツを栽培しそれを食料として兵士に与えていたというのが由来です。

また、商売繁盛やご利益の意味も込めてハボタンを贈ることもあり、お正月の挨拶の時に取引先へハボタンを持って行くこともあります。

花言葉【慈愛】

慈愛は、「常にいつくしみを注いでかわいがる心」という意味です。深い愛情を意味する言葉でもあり、親が子供に対する愛情のことも意味します。もしこの花言葉にかけてハボタンを贈るのであれば、自分の立場や上下関係を考えておくとよいでしょう。

花言葉【物事に動じない】

ハボタンの花言葉は縁起の良い花言葉だけではなく、物事に動じないという忍耐や威厳という言葉に似ている花言葉もあります。これは、寒い冬にも負けず鮮やかな葉をつけることからつけられたのでしょう。

頼りになる先輩や尊敬している上司に花を贈る時、ハボタンの花言葉を用いて贈ってもよいかもしれません。

花言葉を添えてプレゼントしよう!

ハボタンは、花束にするには背丈がないので難しいでしょう。そのかわり、寄せ植えやリースにするとても可愛らしいものができます。ハボタンだけではなく、お正月ならしめ縄を使ったりクリスマスならタッセルを付け加えるなどアレンジが豊富です。

ハボタンは種類は豊富なので、花言葉を添え寄せ植え風にして飾れば思いも伝わるかもしれません。夏や熱い季節には流通しないので、冬のプレゼントにぴったりといえるでしょう。

誕生花としての花言葉

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ハボタンは、11月27日・12月4日・12月30日が誕生花になります。冬の植物なので、寒い季節の誕生花として親しまれています。例えば、12月30日の誕生花はハボタンの他にもう1種類ありますが、夏に咲く花なので誕生花には向いていません。

そのような時にハボタンを誕生花として贈れば、相手も喜ぶこと間違いなしです。最近では黒いハボタンや赤いハボタンなどいろいろ品種改良されているので、老若男女問わずプレゼントできます。

葉牡丹(ハボタン)は食べられる?

ここまでハボタンについての由来や基本情報、花言葉などを紹介しました。特にハボタンの花言葉は「祝福」や「利益」というおめでたい花言葉が多く使われていて、縁起の良い植物だということを知れたでしょう。

その中で、ハボタンはキャベツやブロッコリーの仲間だとも紹介しました。実際ハボタンは食べられるのでしょうか?日本でも最初は食用として用いられていました。また、アメリカなどでは栄養価が高いということで推奨されているのです。

ハボタンを食べるときに注意すること

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鑑賞用の花は、基本的にきれいに咲かせるため肥料や農薬を使います。ハボタンをどんなにきれいに洗っても残留農薬は出てしまうのです。その残留農薬が有毒な場合もあるので、観賞用やどうやって栽培されたかわからないハボタンは食べないのが一番です。

もし、自宅で栽培するのなら他のハボタンとは別にして、野菜用の肥料や農薬を使いましょう。できるだけ食用として流通しているハボタンを使って調理することをおすすめします。

冬に彩る葉牡丹(ハボタン)をぜひお庭に!

ハボタンは昔から花の咲かない寒い冬の季節に咲くため、庶民から親しまれ花言葉からもお祝い事によく用いられてきました。最近では品種改良がすすみ、赤や黒い葉牡丹も流通し1年中楽しむこともあります。

育て方は簡単で土が乾いたら水やりすれば、他の花が休眠期の時期に華やかなハボタンが見られるでしょう。寄せ植えやちょっとしたアレンジなど冬に花を楽しみたい人はぜひハボタンを使ってガーデニングライフを過ごしてください!

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