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放置すると感染のリスクも…立ち枯れ病の原因から対策・予防法まで徹底解説!

花壇の花や家庭菜園で育てている野菜が枯れてしまうのは残念です。原因はさまざまですが、ここでは地際部から枯れていく立ち枯れ病について解説します。立ち枯れ病とはどんな病気か、予防や対策などを詳しく解説します。あなたの大切な植物を立ち枯れ病から守ってあげましょう。
更新: 2022年1月13日
ティンカー・ベル
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立ち枯れ病の予防や対策を解説!

立ち枯れ病から植物を守ろう!

すくすくと健康に生長していた花壇の花や、家庭菜園の植物の生長が衰えて枯れてしまうのは、とても残念なことです。ただ植物を育てる過程では、害虫や病気の問題はつきものです。

ここでは 株元と地面の境の部分が病気になってしまい、ほおっておくと枯れてしまう立ち枯れ病の予防や対処方法について解説します。植物を育てる際に立ち枯れ病の予防の対策をしたり、症状を発見したら対処して立ち枯れ病から植物を守って上手に育ててください。

立ち枯れ病とは

カビが原因で感染する植物の病気

立ち枯れ病とは、ガーデニングで楽しむ草花や家庭菜園の野菜、観葉植物などほとんどの植物が感染する病気です。初期だと生育が悪いだけですみますが、根が腐り始めると、植物はだんだん枯れていきます。

立ち枯れ病の原因はカビで、植物の株元と地面の境界の地際部の茎の部分に褐色あるいは黄色のカビが生じ感染病を引き起こすのです。根が腐りだすと地際部の葉が黄色くなって茎が細くなります。そのことが原因で苗は倒れて枯れ、最終的には株全体が枯れてしまうのです。

立ち枯れ病の原因のカビは人体には影響なし

立ち枯れ病の原因はこの後、詳しく解説する糸状菌の一種であるカビですが、人体には影響はありません。ですから立ち枯れ病になった植物に素手で触れても心配ないです。

ちなみに立ち枯れ病は、根もカビに感染する病気なので、日頃のお手入れで根が腐敗しているとか、株元の土壌に白いフワフワしたカビが付く症状があらわれたら、早めに対処しましょう。さもなければ株全体が枯れてしまいます。

立ち枯れ病の原因のカビは糸状菌の一種

立ち枯れ病の原因となるカビは、土の中にいる糸状菌の一種です。糸状菌は糸のように細胞を広げて胞子をつくる細菌のことです。植物の原因となる病原菌の約70%が糸状菌によるカビとなります。

この糸状菌は成長すると胞子を作って病気を感染させていきます。感染した植物は茎や葉に菌糸を伸ばし、その菌糸が表面に現れ、そこでまた胞子を作って飛ばすのです。こうしてほかの植物にも感染していきます。

土壌感染する病気

立ち枯れ病になった植物をそのままにしておくと土壌感染して元気な植物も病気にかかってしまいます。立ち枯れ病の原因となるカビは土の中にいるため、根も被害を受けます。

地際部の根元や茎が病気に侵され、感染した植物は生長不良で弱々しく萎れていきます。症状が進むと、下の方の葉は枯れ、茎は茶色っぽく変色してしまい、やがて株全体が枯れてしまうのです。

発生しやす時期

立ち枯れ病は湿度が高くなる季節、5月中旬から11月頃の時期に発生しやすくなります。梅雨時期や秋雨前線か通過する季節です。

立ち枯れ病の菌は寒さに強い菌なので、冬でも発生します。土壌の中に害虫の死骸や、畑やプランターに以前植えていた植物の根などが残っていると、春になった時に菌核が発芽し、胞子を飛ばすので、これも立ち枯れ病の感染の原因となる場合があります。

こんな植物が特に感染しやすい!


立ち枯れ病はガーデニングを飾る草花や、家庭菜園の野菜、観葉植物などほとんどの植物に発生する可能性のある病気です。立ち枯れ病は地植えのものだけではなくプランターで育てている植物もかかります。

たとえば、草花ではカーネーション、ケイトウ、コスモス、ヒマワリ、ユリ、インパチェンス、トルコキキョウなどがよく立ち枯れ病にかかります。家庭菜園の野菜ではミニトマト、ピーマン、ナス、ホウレン草、エンドウ豆、バジルなどのハーブ類などに症状がよく見られるので注意しましょう。

立ち腐れ病になりやすい条件とは

立ち枯れ病の原因となる条件

立ち枯れ病は糸状菌の一種であるカビがそもそもの原因で感染する植物の病気ですが、育てる環境の条件が悪いことでも症状が出やすくなります。

たとえば、土壌やプランターの中の水はけが悪いことでカビが繁殖しやすくなってしまい、立ち枯れ病の症状が進んでしまう場合があるのです。

肥料の条件も関係する

たくさん花を咲かせたかったり、野菜の生長を促すために適宜必要な肥料を追肥して植物を育てますが、その時の肥料にチッ素系の肥料を多めに与えると立ち枯れ病になってしまう場合があります。

肥料は植物にとっては大切な栄養源です。植物の三大栄養素とはチッ素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)となります。ちなみにチッ素は植物の葉や茎の生長に効果のある植物の栄養成分です。そのチッ素を多く施してしまうことで立ち腐れ病になることがあります。

立ち腐れ病の予防対策

土を整える

立ち枯れ病の予防のポイントをあげますので、植物を育てるときにはこんな点に注意して立ち枯れ病の予防をしてください。最初のポイントは植物を育てる土壌やプランターの中の用土の整えることです。

とくにプランターの用土は有機質分の少ない用土を準備しましょう。種まきの時期には土壌の土やプランターの用土は空気を入れながらよく混ぜて土を柔らかくして種まきすることでも立ち枯れ病に予防になります。

土(土壌や用土)を清潔にする

土の状態が悪いことが原因で立ち枯れ病になることがあります。古土ではなく新しい土を使うことも立ち枯れ病の予防になります。畑に植えるのなら土壌を耕し、プランターに植え付けるならプランターの土を入れ替えて新しい用土を使いましょう。

たとえば土をトレーに移して入れて太陽の下に置き、数日ときどきかき混ぜなるでけでも消毒することができます。植物を植える前にまき床の土をジャベルなどでよくかき混ぜて空気を含ませるようにすると消毒効果があり予防になります。

時期によって無機質系の用土をプラス!

立ち枯れ病にかかりやすい植物や発生しやすい時期に植物を植える際は、土壌や用土に無機質系の赤玉土や、蛭石を高温で焼いた人工用土のバーミキュライトや、真珠岩を急激に焼いて作った人工用土のパーライトなどの用土を足して土壌や用土を調整しましょう。

プランターには市販の用土が便利ですが、市販の土は有機物も割合が多いのが特徴です。そのまま使わず立ち枯れ病になりやすい、もしくは発生しやすい時期も苗の植付けや種まきは無機質系の用土を加えてください。

有機物は必要だけれどほどほどに!

植物さ生長するには、土の中に栄養となる有機成分はふくまれていることは必要です。立ち枯れ病の原因となる病原菌は有機物に潜んでいます

立ち枯れ病にかかりやすい植物や、立ち枯れ病が起こりやすい時期は、有機成分が立ち枯れ病に拍車をかけてしまうことになりかねません。注意しなければならない植物や季節ではほどほどになるように調整して下さい。

連作を避ける


立ち枯れ病の予防の対策として、立ち腐れ病にかかりやすい植物は連作はしないようにすることです。連作というのは、1年草の草花や野菜などを翌年も、同じ場所に同じ植物を植えることです。連作しても問題のない植物もありますが、連作することで植物の生長が悪くなったり、病害虫が多く発生してしまうケースがあります。

翌年も同じ場所に同じ植物を育てる場合は、土壌を耕し直したり、プランターの場合は用土を日に当てて消毒するもしくは新しい用土に入れ替えてください。

高温多湿を避ける

先にも解説したように、立ち枯れ病が発生しやすい時期は雨の多い梅雨の時期などです。高温多湿になりがちな時期に立ち枯れ病が発生しやすくなります。

予防策として植物同士の株間や株元を高温多湿にしないために、茂りすぎた葉をカットしたり、間引きや剪定をし、蒸れを防ぐようにしてください。

チッ素肥料を与えすぎない

立ち枯れ病になりやすい条件の中でも解説しましたが、植物の生長に必要な栄養の中でチッ素は茎や葉に必要な栄養素です。根が地際から延びない草花(ビオラなど)では、その部分が苗の土台となります。その植物はそこが中心となって生長し、その部分が支えとなるのです。

その部分が徒長してしまいもし病気になってしまうと株が倒れてしまいます。茎の徒長をさせないためにチッ素を含んだ肥料は控えめにするのが立ち枯れ病の予防になるのです。

水のやりすぎに注意

立ち枯れ病にい限らず、植物の病原菌は土に水分が多いと、どんどんパワーを増していきます。いつも土が湿った状態だと、立ち枯れ病にもまたほかの病気にもかかりやすくなります。

たとえば立ち枯れ病になりやすい植物の場合は、乾燥気味になるように水やりを控えながら育てることも、立ち枯れ病の予防になります。

水やりも追肥も程よく!

立ち枯れ病を予防したいからといって、全くチッ素系の肥料を施さなくてもよいというわけではありません。また湿気を予防するために水やりを控えすぎても、植物は育ちません。

植物は水も肥料もそれなりに程よく施してあげれば、すくすくと丈夫に育ちます。適量とかほどほどというのは難しいことですが、あまり神経質にならず、観察しながらその植物に良い状態の環境であるか見極めながら育てるのも植物を育てる楽しみの1つです。

気温の高い季節は水やりなどに要注意

気温の高い季節に種まきや苗の植え付けをする場合は、水やりなど多湿にならずされど水は施すなどの配慮が必要です。その理由は病原菌は気温が高いと活動がパワーアップするため。

一般的に春、気温が上がる時期から秋にかけてて、草花にしても野菜にしても、植物は種をまいたり苗を植え付けしますが、草花でいえば葉牡丹やビオラなど夏に種をまいたり、苗を植え付けるときに、よく立ち枯れ病にかかります。その時期は水やりなどに配慮して育てるようにいしましょう。

立ち枯れ病の予防に使う農薬について

草花などでは農薬を使う予防も可能

野菜栽培などではおすすめできませんが、草花などの植物においては農薬を使った立ち枯れ病を予防することもできます。ただし農薬はあくまで、予防するために使用するのであり、治療にはなりません。

立ち枯れ病の予防になる農薬では、たとえば「サンケイオーソサイド水和剤」が市販されています。使用する際には添付されている説明書をよく読んで、ご使用ください。この農薬は水で希釈して使用するタイプです。水やりのときに既定の量を施すようにするとよいでしょう。

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出典:Amazon
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すでに病気のものは取り除く!


農薬は立ち枯れ病の治療となる薬ではありません。すでに立ち枯れ病にかかったと思われる植物は取り除くようにしてください。先に解説したように、そのままにしておくとカビ菌が、元気な植物に感染してしまいます。

取り除いたものをそのまま放置しておくことでも菌がとんで感染してしまうので、取り除いたものは袋などに入れて、処分するようにしましょう

立ち枯れ病にかかってしまった場合

立ち枯れ病にかかったら治療法はない

大切に育てた植物が立ち枯れ病に侵されてしまった場合、残念ながらその治療法はありません。立ち枯れ病にならないように予防することが、唯一の治療法なのです。

もし、下部の一部に立ち枯れ病の症状が見られたら、植え替えの時期ではなくても、症状の出ていない部分を根ごと切り離して、植え替えしてください。

鉢植えのものは1芽1鉢に植え替えする

地植えのものは、できるだけ場所を変えて植え替し、鉢植えのものは1芽1鉢に植え替えします。その理由は、目に見えなくても感染している場合があるからです。

立ち枯れ病の病原菌は土の中にいるので、植え替えた鉢の用土は新しい用土をしましょう。ま田植え返した株には念のため農薬を施しておくことをおすすめします。
 

立ち腐れ病から植物を守ろう

出典:pixabay.com

植物を育てるには病気の心配はつきものですが、生長して花が咲いたり、野菜などは収穫できた時の喜びはひとしおです。

その年の気候など自然条件が悪い年に当たってしまったなどという場合もありますが、ちょっと気にかけてあげることで対策や予防もできます。立ち枯れ病から植物を守って植物の生長の成果を楽しんでください。

植物の病気についてもっと知りたい方はっこちらもチェック!

当サイト「暮らしーの」では、植物の病気について他にもまとめています。ガーデニングや家庭菜園で植物の生長を妨げる病気や害虫の被害の対策や対処方法などについてもっと知りたい方は、こちらもチェックしてみてください。