アブラムシは駆除と防除が大切
ガーデニングと切っても切れない関係
アブラムシは体長数ミリの小さな虫です。アブラムシは、カメムシの仲間で餌は植物の汁となり一度植物につくとずっと吸い続けるため、適度に防虫したり、駆除したりしないと植物が枯れる原因になります。
また、アブラムシとガーデニングは切っても切れない関係性にあり、アブラムシは食性が非常に広いです。花でも野菜でも木でも被害受けやすく、木は硬いため新芽が狙われます。
数が少ないうちに退治
アブラムシは1匹だけでもどんどん増えていき、気づいたときには無数の群れになっていることも多いです。病気の蔓延のになるため数が少ない早期から対策が必要になります。
アブラムシは卵からではなく哺乳類のように幼虫の状態で産まれ、成虫になるまでわずか1週間程度です。また、増え方も特殊で幼虫を宿した状態で幼虫が生まれます。また、メス単体で増え短時間で、爆発的に増えるため発生しやすい春などは注意しましょう。
完全に駆除対策はできない
家庭菜園ではアブラムシをすべて駆除するのは難しいです。防除に成功しても羽が生えている個体がどこからか飛んできて、再び増えだすため、一度防除したからといって放置しているとまた被害を受けます。そのためこまめに様子を確認しながら駆除したほうがいいでしょう。
アブラムシの被害とは
被害に遭う野菜
アブラムシの被害を受ける植物は多いです。家庭菜園で栽培しやすいネギやカブ、夏野菜のピーマン、シシトウやトウガラシなども被害を受けています。アブラムシの種類は飛来する被害に遭う野菜により異なり、ネギには黒いアブラムシが発生し、ピーマンには緑色や赤黒いアブラムシが発生しやすいです。
茎や新芽がやわらかい春先に被害を受けやすいため特に注意しましょう。
花や木も被害を受ける
花も被害を受けやすいです。ガーデニングで人気のバラやパンジー、キクなどにも発生します。そのため特に発生しやすい4~6月、9~10月の気温が安定し過ごしやすい時期は特に注意しましょう。木は樹皮が固くなると被害を受けなくなりますが、新芽は狙われやすいです。
被害を受ける樹種はウメ、レモンやみかん、桃など木も被害受け、レモン、みかん、桃などの果樹の場合は品質が低下する可能性もあります。
アブラムシの被害
数匹なら問題ありませんが、増えることで植物の生育不良になります。また、排泄物によりカビなどが増え、すす病になることもあり直接的な被害だけではなく関節的な被害も多いです。さらに、ウィルスの媒介もするためモザイク病などを広げる要因になります。
被害に遭う前にする予防方法5選
1:寄り付かなくなる対策
確実にアブラムシの飛来を防ぐには難しいですが、防虫対策も有効的です。例えばほぼ全ての害虫に有効的な防虫方法としては、植物に虫を物理的に寄りつけないようにネットをかける方法があります。しかし、アブラムシは体長が数ミリのためネットだけでは防ぎにくいです。
そのためアブラムシに対しては防虫ネットではなく他の方法と組み合わせたほうがいいでしょう。
2:シルバーカラーを使う
アブラムシは光を反射する素材を嫌うためシルバーカラー使うのは有効的です。そのため通常の防虫ネットではあまり効果がありませんが、シルバーフィルムのように光を反射する素材が使われている防虫ネットを使うことでアブラムシから植物が守りやすくなります。
駆除ではなく防虫のため確実に防げるものではありませんが、アブラムシ以外のさまざまな害虫にも有効的な方法となるためおすすめです。ネットをかけるため高さのある植物には向きません。
3:粘着シートを使う
粘着シート 害虫対策
黄色い粘着シートを植物の周りに吊るしておくと虫が引っ掛かります。アブラムシのような害虫だけではなくさまざまな虫が引っかかるため養蜂などをしている場合は注意しましょう。また、トカゲなどの予想外の生物が引っかかる場合もあり、アブラムシだけを狙い撃ちする予防方法ではありません。
4:特定の植物と混植
アブラムシが嫌う香草を一緒に植えることでい嫌忌(けんき)剤として効果が期待できます。このように、害虫対策などに効果が期待できる植物をコンパニオンプランツといい、無農薬で害虫対策する場合は取り入れたいテクニックとして人気です。
アブラムシに効果が期待できるのは、カモミールやコリアンダー、ミントやバジルなどです。また、コンパニオンプランツは嫌忌だけではなく、アブラムシを集め他の植物の身代わりになり守るものもあります。
5:生育環境を整える
ガーデニングや家庭菜園では生育環境の見直しも大切です。過密に植えていると風通しと日当たりが悪くなっています。風通しと日当たりが悪いとさまざまな病害虫が発生しやすいと状態となり、アブラムシが発生する原因になりやすいです。
過密をさけ風通しと日当たりを確保し、生育環境を整えましょう。プランターでの栽培ならプランターごと動かして、日当たりを良くするのも大切です。
6:薬剤での予防
オルトラン粒剤
あらかじめ薬剤を使うことで被害を抑える方法もあります。農薬は使える植物によって、どのタイミングで何度使えるのかなど細かく決まっているため、農薬を使う場合は注意書きをよく読みましょう。予防として使う場合は、植え付け時期に土に撒いまく粒剤タイプが使いやすいです。
例えばオルトラン粒剤を土にまけば、アブラムシを含むさまざまな病害虫に効果的な農薬になります。同じようにベストガード粒剤も便利です。
アブラムシの駆除方法4選
1:天敵を利用した駆除
無農薬でアブラムシを駆除する場合は、アブラムシの天敵を活用する方法があります。アブラムシの天敵の代表格はテントウ虫となり、てんとう虫の幼虫は非常に食欲旺盛です。
緑色アブラムシから黒いアブラムシまでさまざまな種類のアブラムシがいますが、どのアブラムシもテントウ虫が天敵になります。また、テントウ虫で駆除する方法は農家などプロの現場でも取り入れられている、実績のある駆除方法です。
2:テープ・歯ブラシで駆除
アブラムシが少量ならテープや歯ブラシを使った駆除も有効的です。アブラムシを見つけたら、テープで植物から引き剥がして駆除するか歯ブラシで優しく擦り落としていきましょう。アブラムシは他の昆虫のように活発に動くことはないため、テープや歯ブラシでも簡単に駆除できます。
3:無農薬農薬で駆除
無農薬農薬とは、農薬ではなく手作りした自然に優しい農薬のことです。アブラムシは体長が小さいため、手作り農薬でも効果があります。例えば、牛乳を霧吹きに入れてそのままアブラムシに散布して、牛乳が乾くのを待ってから洗い流すだけでも有効的です。
牛乳が乾燥して固まることでアブラムシが窒息します。簡単にできる駆除方法としておすすめですが、きちんと牛乳を洗わないと病気の原因になる可能性もありますよ。
デンプンを使ったタイプもおすすめ
粘着くん
市販の農薬にはデンプンを使った殺虫成分を含まないソフト農薬というものもあり、できるだけ農薬を使いたくないという方におすすめです。駆除のメカニズムは牛乳スプレーと同じで窒息させて駆除します。農薬のようにきちんと駆除でき、自然にやさしいです。ソフト農薬ですがきちんと注意書きを読んでから散布しましょう。
3:農薬を使う
アブラムシは小さくすぐに大量発生するため、一気に退治しないとあまり効果的ではありません。前述してきた方法でも予防や駆除はできますが、爆発的に増えてしまったら農薬を使って駆除しないと病気が広がるります。アブラムシは体長小さいため有効的な農薬は多いです。
庭が小さく植えている植物が少ない、被害を受けている植物が少ない場合はスプレータイプが使いやすいでしょう。家庭菜園の規模が大きい場合は希釈するタイプがおすすめです。
駆除方法のまとめ
アブラムシは大量発生しやすいが駆除方法は多い
アブラムシはすぐに増える厄介な害虫ですが、小さく活発に動かないため駆除するのは簡単です。手作り農薬での駆除から簡単な予防方法までさまざまな方法があり組み合わせて駆除対策することで効果的に退治できます。
ほとんどの野菜、花が被害を受けるためこまめにチェックして、アブラムシの飛来が確認できたら数が少ないうちに駆除するようにしましょう。多くなってからの退治は大変です。
害虫対策が気になる方はこちらもチェック!
くらし~のにはさまざまな害虫に対する記事があるのでよかったらチェックしてくださいね。同じ方法でも駆除予防できるものもいますが、ガーデニングの天敵となる害虫はアブラムシ以外にもいます。

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