写真映え抜群、佐賀の紅葉名所をご紹介！綺麗な景色を独り占めできる穴場も！

佐賀の紅葉

佐賀県内には、さまざまな紅葉名所がありそれぞれ魅力的なものがありますが、特徴のある紅葉名所をピックアップしてご紹介したいと思います。広大な庭園を持つ紅葉名所だったり、色合いのコントラストが絶妙な場所だったり、夜間のライトアップが素晴らしい場所、有名ではないけれども駐車場や入場料が無料の穴場スポットなどを取り上げていきます。

 

佐賀県内の広範囲の紅葉名所

佐賀県内の紅葉名所を広範囲に取り上げていますので、紅葉シーズンにすべて行くとなると佐賀県内を縦横無尽に移動することになり、大変だと思います。そのため佐賀県の地区ごとに、紅葉名所の特徴を大きく挙げていますので、気に止まった紅葉スポットがありましたら、お出かけしてみて紅葉の自然美と味わってみてはいかがでしょうか。

佐賀県鳥栖・みやき地区の紅葉スポット3選

その1:大興禅寺

佐賀県三養基郡基山町にある大興禅寺は、奈良時代に行基が開創したとされる、1300年近い歴史のある天台宗のお寺です。春は一目一万のつつじが咲く「つつじ寺」として有名ですが、秋にはもみじの葉が、深紅や橙色など色鮮やかに変化する紅葉の名所でもあります。見頃は11月中旬から12月上旬です。

 

変化する紅葉の美しさを感じる

大興禅寺は、佐賀・福岡県境にある標高412ｍの契山の麓にあるとても広大な敷地を持つお寺です。境内には、「大興禅寺契園」として回遊ができる日本庭園がありまして、茅葺の本堂と紅葉が織りなす景色は素晴らしいものがあります。広い境内を、時間や場所によって変化する紅葉の美しさを感じながら散策してみるのもいいでしょう。

大興善寺の紅葉ライトアップ

紅葉の時期は、期間限定でライトアップされます。敷地内にたくさん飾れた行燈や竹明かりがとても素敵です。本堂や庭園のある広大なお寺の敷地のどこから見ても美しく、時間によって変化する紅葉の美しさを感じながら庭園を散策してみるのもいいでしょう。

境内の裏手にある契園は、ライトアップされると幻想的な雰囲気になります。また、本堂や国宝殿、薬師堂なども照らし出され、情緒溢れる景観となります。

 

その2:仁比山神社

佐賀県神埼市にある仁比山神社は、古くから山の神、農業の神として人々に永く信仰されてきました。参道入り口の仁王門に安置されている二体の金剛力士像は九州最古の仁王像とされています。春は桜が咲き乱れ、秋は神社一体のモミジが一斉に色づき、境内の樹齢600年を超える大楠とのコントラストが素晴らしい景色を生み出します。

 

九年庵

仁比山神社に隣接する九年庵もご案内します。佐賀の大実業家伊丹弥太郎の別邸を明治33年から僧の阿和尚の指導により９年の歳月をかけて作り上げた庭園です。国の名勝に指定され、春の新緑と秋の紅葉の時期に一般公開されています。佐賀県内でも有数の紅葉名所の九年庵にお出かけしてみては、いかがでしょうか。

 

九年庵の庭園

数寄屋造りの邸宅と佐賀平野を借景とした庭園には、モミジやツツジが植えられています。紅葉の時期には、モミジが鮮やかに色づき、緑の木々や一面に生えたスギゴケとのコントラストが素晴らしく、自然が奏でる美に魅了されます。

その3:寒水川山田水辺公園

佐賀県みやき町にある寒水川山田水辺公園は、鷹取山登山道の入り口にあたり、鷹取山のハゼの木の紅葉が見学できる穴場の紅葉スポットです。江戸時代末期佐賀藩は、ロウソクを作るため鷹取山に大量のハゼの木を植え、そこから生産された佐賀産のロウは、佐賀藩に莫大な利益をもたらし、明治維新への原動力になりました。

現在では名残のハゼの木が秋に一斉に紅葉し、秋空とのコントラストは、とても美しいものがあります。

山田ひまわり園

寒水川山田水辺公園のそばには、秋にひまわりが咲く山田ひまわり園があり、ひまわりとハゼの木に紅葉を一緒に楽しむことができます。紅葉の季節には、佐賀の地元客だけでなく、この風景を収めようとするカメラ愛好家もたくさん訪れます。穴場中の穴場の紅葉スポットと言ってよいでしょう。駐車料金は無料です。

佐賀県佐賀地区の紅葉スポット2選

その1:十可苑

佐賀県佐賀市大和町にある十可苑は、15,000坪の敷地を持つ日本情緒あふれる庭園です。春はしゃくなげやつつじ、秋は紅葉と季節ごとに違った表情を見せ、味わうことができます。例年11月中旬から12月上旬にかけてが紅葉の見頃です。広い敷地内の木々が一斉に紅葉し、鮮やかに彩られた庭園と高低差を生かした涼しげな滝とのコントラストが絶妙です。

もともとは、佐賀藩主・鍋島家の別荘地

この地はもともと佐賀藩主・鍋島家の別荘でした。川上峡を眼下に望む景勝地に、別荘地を造成し、「十可亭」という名前がつけられました。幕末に活躍した佐賀藩主鍋島直正はこの地を愛し、書を読み思索にふけり、ここから政治を行ったこともあると言われています。

川上峡

十可苑の近くにある川上峡は、川上・金立県立自然公園に属しています。両側を山に挟まれその間を嘉瀬川が流れる景観となっており、「九州の嵐山」と称せられる景勝地です。


秋には、イチョウやモミジなどが紅葉し、散策しながら川上峡の紅葉を楽しむことができます。紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬にかけてです。川上峡にある與止日女(よどひめ)神社の無料駐車場に自動車を止めて、紅葉見学をするのも良いでしょう。
 

その2:雄淵雌淵公園

佐賀県佐賀市富士町の雄淵雌淵公園は、佐賀県でも有名な温泉地である古湯温泉と熊の川温泉の中間に位置する穴場の紅葉スポットです。無料の駐車場を階段で降りていくと、美しい奇岩の渓谷と清流の素晴らしい景色が展開します。

11月になるとモミジなどが色づきはじめ、11月中旬には、見頃を迎えます。奇岩の白と紅葉の赤が鮮やかで、秋の自然を満喫することができます。

 

佐賀県武雄・多久地区の紅葉スポット4選

その1:高野寺

佐賀県武雄市北方町にある高野寺は、弘法大師が開山したといわれ、しゃくなげの名所として知られています。秋になりますとお寺の庭園にある２００本のもみじが赤く色づきます。

例年11月中旬から12月中旬ぐらいが見頃になり、燃えるような鮮やかな紅葉の景色を楽しむことができます。境内には、雨をしのげる屋根付きの回廊があります。自然豊かなお寺の庭園で、ゆったりと紅葉観賞してみるのもいかがでしょうか。

ライトアップで、高野寺の違った魅力に圧倒

高野寺では、例年紅葉の時期にあわせて数日間ライトアップが実施されています。昼間の太陽の光とは違った紅葉の美しさが照らし出され、訪れる人を魅了します。庭一面の緑の苔と紅葉の光の共演はとても風雅であり、裏山の紅葉の中にそびえたつ深紅の多宝塔のあでやかさには、圧巻の光景です。

その2:黒髪山・乳待坊

佐賀県武雄市山内町にある黒髪山県立自然公園の一角にある乳待坊は、佐賀県でも珍しい植物が多く自生し、大きな岩々がそびえ立つ景勝地として称されています。秋になると色づく紅葉と雄々しい岩々のコントラストが美しい穴場の紅葉スポットとなります。

 

広範囲の紅葉が楽しめる乳待坊展望所

紅葉の見頃は、11月中旬から12月上旬になります。乳待坊公園の展望所からは乳待坊そして黒髪山を一望でき、広範囲の紅葉を鑑賞できます。黒髪山の自然の素晴らしさを味わいながら、紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。乳待坊展望所の駐車場は無料ですが、収容台数が少なく、道中の道も狭いので自動車でお出かけの際は、注意してください。

その3:御船山楽園

佐賀県武雄市にある御船山楽園は、江戸時代に武雄領主鍋島茂義が約３年の歳月を費やして造られた巨大庭園です。断崖が切り立つ御船山を借景にイロハカエデやオオモミジ、ヤマモミジ、イタヤカエデなど約1000本の樹木が紅葉し、言葉では言い表すことのできない美しさがあります。

中国の山水画を彷彿させるような自然と、錦秋の風景が味わえる庭園です。紅葉の見頃の11月中旬から12月上旬になります。

御船山楽園のライトアップ

御船山楽園の一部期間中には、夜間のライトアップもおこなわれており、樹齢１７０年の大モミジやツツジ谷、振り向き坂などの有名スポットがライトアップされます。特に池と紅葉のコントラストが幻想的で素晴らしいものがあります。JR武雄温泉駅、武雄温泉街、武雄市街地から近いので夜間のライトアップにもお出かけしやすいアクセス良好な場所にあります。

その4:西渓公園

佐賀県多久市にある西渓公園は、江戸時代の家老屋敷跡を、多久出身の炭鉱王であった高取伊好が整備し、当時の多久村に寄贈した庭園です。公園は自然美と人工美が絶妙に調和されており、１年を通して季節の花々を、楽しむことができます。

紅葉の時期なると、モミジ約180本が、真っ赤に染まり、彩る景色は見事なものがあります。紅葉の見頃は、11月中旬から下旬にかけてなります。西渓公園の入場料、駐車料金は無料です。

多久聖廟

西渓公園にお出かけの際は、近くの孔子廟も訪れてみてはいかがでしょうか。駐車料金は無料です。多久聖廟の聖廟入口には、大きな階樹が紅葉の時期には、黄色く紅葉し訪れた人々を出迎えます。また朱色の本堂と様々な色合いの木々がとても絶妙です。

多久聖廟の広大な敷地内には、遊歩道が整備されていますので、赤く染まったモミジと緑のコントラストを楽しみながら散策したいところです。

佐賀県伊万里・有田地区の紅葉スポット３選

その1:大川内山

佐賀県伊万里市にある大川内山は、江戸時代は佐賀鍋島藩の御用窯としての歴史があり、三方を山に囲まれた秘窯の里です。春は満開の桜、夏は風鈴祭りがの大川内山も普段とは違う風情を楽しめます。山水画のような景色に赤や黄色や橙色の絵の具を落としたかのような鮮やかな紅葉が美しく、人気を集めています。

大川内山で芸術の秋を楽しむ

佐賀県を代表する伊万里焼の作品を愛でながら、大川内山の緑と紅葉のコントラストを楽しむ。芸術の秋にふさわしいおでかけになるのではないでしょうか。例年紅葉の見頃は、11月中旬から12月上旬になります。大川内山への入場料、駐車料金は無料です。

その2:竜門峡

佐賀県有田町にある竜門峡は、有田焼の窯元が立ち並ぶ市街地から離れた山間地にあり、「名水百選」に選ばれた清らかな水が流れる緑に包まれた渓谷です。春は桜のトンネル、秋には渓谷の深い森の木々が鮮やかに紅葉します。渓流と紅葉のコントラストが見事で、佐賀の穴場の紅葉スポットです。

 

紅葉見学で心身しフレッシュ

竜門峡の紅葉の見頃は、11月中旬から12月上旬になります。竜門ダム周辺の道路や黒髪山参道入り口付近の紅葉は素晴らしいものがあります。竜門峡にお出かけしてみて、紅葉が映えた渓流を満喫し、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。駐車料金は無料です。

その3:陶山神社

佐賀県有田町にある陶山神社は、応神天皇を主神とし、有田焼の陶祖・李三平が祀られています。境内にある鳥居や狛犬、大水瓶、珠玉などは、すべて陶磁器で、焼き物で有名な有田らしい造りとなっています。紅葉の見頃は、11月中旬から下旬にかけてでして、色づいた境内のモミジやイチョウ、神社裏手の紅葉した木々を見ることができます。



 

まわりとのコントラストに見入ってしまう紅葉

時間と共に変化していく紅葉と眼下にひろがる有田の町並み、陶磁器の鳥居とのコントラストが素晴らしく、思わず見入ってしまう光景が展開されます。佐賀を代表する有田焼見学と穴場の紅葉見学を兼ねておでかけしてみてはいかがでしょうか。駐車料金は、無料です。

その4:泉山磁石場

陶山神社の近くにある泉山磁石場は、江戸時代に有田焼の陶石を採掘していた場所です。現在は採掘さなく立ち入り禁止となっていますが、１１月に開催される「秋の有田陶磁器まつり」期間中は、一般開放されます。一般開放の時期になると、磁石場につらなる道にある木々が一斉に色づき、紅葉のトンネルとなります。採掘してむき出しになった白い岩肌と紅葉のコントラストが絶妙です。

佐賀県嬉野の穴場紅葉スポット

知られざる佐賀の紅葉スポット:広川原キャンプ場

佐賀県嬉野市にある広川原キャンプ場は、豊かな自然の中にコテージやバンガローなどがありよく整備されたキャンプ場です。キャンプ場内には、きれいな湖があり、秋になると湖を囲むように群生するラクウショウ並木が紅葉を始めます。時間を忘れたような静かな湖畔に、色づいた木々を湖面に映し出す景色は、筆舌しがたいものがあります。

 

佐賀の知られざる穴場

天候によって、湖の水かさが変わりますので、訪れた日によって見る風景が変わります。ラクウショウの樹木に囲まれた美しい湖の湖畔を散策するととても心身ともにリフレッシュできます。佐賀県嬉野市の穴場スポット広川原キャンプ場の紅葉の見頃は、11月中旬から12月上旬にかけてになります。駐車料金は無料です。

佐賀県唐津地区の紅葉スポット２選

その1:環境芸術の森

佐賀県唐津市厳木町にある環境芸術の森は、佐賀県内でも有名な紅葉スポットです。紅葉の見頃は、11月中旬から12月上旬になりまして、たくさんのお客さんで賑わいます。インスタ映えする場所としても有名で、インスタグラムにもたくさんの写真がアップされています。

敷地内を歩くと、北山杉や赤く染まったもみじで埋め尽くされ、自然の芸術品があふれかえっているような景色が展開します。

写真映えで有名な風遊山荘

漆塗りのテーブルから映し出される写真で有名な風遊山荘は、唐津市内でも格式が高かった遊郭を解体前に買い付け、この場所に移築しました。螺旋細工や欄間など丁寧な施しをしている箇所がいくつもあり、建築関係者がデザイン性、二重鴨居などとても貴重な建造物であると絶賛されていたそうです。

 

紅葉が反射する「リフレクション紅葉」

漆塗のテーブルに自然の織りなす紅葉が反射する「リフレクション紅葉」は見る人をを魅了します。ハラハラと鮮やかな紅葉が舞う様子を眺めながら、どこと切り取っても絵になる景色をみるという贅沢な時間がそこにはあります。

紅葉の木々が奏でる自然美と、テーブルという人工物が反射という形で生み出した美は、自然と人間は調和できるのではないかというひとつの可能性を生み出しているようにも感じます。

佐賀県ナンバー１を誇るもみじ

環境芸術の森は、標高887mの作礼山の斜面を利用して作られ、広さは13万平方メートル、東京ドーム約2.7個分の広さです。そして圧巻なのが、１万本を誇るのもみじの数。佐賀県内でも、もみじの多い御船山は400本ですから、その数はダントツで佐賀県ナンバー1を誇ります。樹齢600年や1000年の紅葉の木もあります。



 

環境芸術の森のハイキングコース

環境芸術の森にはハイキングコースがあります。15分と30分の2コースありますので、ご自身の体調や体力にあったコースを選ばれるとよいでしょう。小鳥のさえずりや小川のせせらぎを聞きながら散策すると、心地よいものです。また晩秋には、遊歩道に落葉した紅葉が絨毯のような光景になります。ひらひらと散る紅葉にどこか寂しさを感じながら通り抜ける様は、なんともいえない風情があります。

その2:見返りの滝

佐賀県唐津市相知町にある見返りの滝は、日本の滝百選にも選ばれていまして、九州有数の落差を誇ります。春は桜、梅雨には4万株のアジサイで埋め尽くされることで有名です。そして秋には、滝周辺の豊富な種類の木々が紅葉し、素晴らしい景色が広がります。

紅葉の見頃は11月中旬から下旬です。時間が止まったような静寂の中、豊富な種類の木の葉が作り出した色合いと流れ落ちる滝の美しさを受け取ることができます。

まとめ

Photo by iyoupapa

佐賀の紅葉名所を、掲載させていただきましたが、佐賀は自然が豊かで、他にもたくさんの穴場スポットは、たくさんあります。今回は、ごく一部を紹介させて頂いただけにすぎません。そして、有名な紅葉スポットを除いては、無料で見学できるとても手頃な場所が多く存在します。

この秋は、佐賀の紅葉名所に足を運んで、ご自身で自然の恵みを感じ取り、あなたらしい紅葉見物を満喫してみてはいかかでしょうか。

紅葉スポットが気になる方は、こちらもチェック！

今回は、佐賀県の紅葉スポットで、名所から穴場な場所や、入場料が無料でリーゾナブルなところなどを紹介してきましたが、他にも紅葉スポットについて書かれた記事がありますので、紹介させていただきます。

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