スマホは画面割れしやすいの?
AndroidやiPhoneなどのスマホは、タッチパネルの面がガラスでできているのでガラケーよりも画面割れが起きやすいといわれています。液晶はガラス製なので衝撃や歪みに弱く、うっかり落としただけでひびが入ってしまうことも珍しくありません。
万が一割れてしまったときには適切な対処を行ってください。対処が早ければ高価なスマホを壊してしまうなどのリスクを軽減できます。
スマホの画面割れは故障や怪我に繋がる
Androidやiphoneの画面割れが起きると、液晶画面が見にくいだけではなくスマホ本体の故障や持ち主の怪我に繋がる危険があります。画面割れを放置するとどんなトラブルが起こるのかをチェックして、いざというとき素早く対処できるようにしておきましょう。
画面が割れても操作できる機種もあるが…
AndroidやiPhoneなどスマホの機種によっては、画面割れがひび程度であればタッチパネルが使える機種もあります。
特にiPhoneシリーズの多くは画面がバキバキでも操作ができます。これはiPhoneのタッチパネルが「インセル型」という液晶セル内に内蔵されたタイプだからなのですが、使えるからといって画面割れを放置して使い続けるのはおすすめできません。画面割れを放置するとさまざまなトラブルが発生するのです。
水分が入り込む恐れがある
スマホの画面割れやひび割れを放置しておくと、隙間から内部に水分が入り込んで基盤を壊してしまう可能性があります。スマホのような精密機器にとって水分は天敵。雨粒や汗などわずかな量でも故障の原因になるのです。
また、たとえ防水性能がついているスマホでも画面割れが起きると防水性は失われてしまいます。割れたスマホをお風呂や海など水がかかるところには持ち込まないよう注意してください。
ガラスで怪我をする可能性も
スマホの画面はガラスでできているので、画面割れが起きると細かい破片や鋭利な切先ができます。バキバキの画面を直接指で触ることで怪我をする可能性もあるでしょう。
もし破片が傷の奥に刺さってしまったら、病院での処置が必要です。不要な怪我を避けるためにも、スマホの画面割れは放置せずすぐに対策を取ってください。
スマホが画面割れしたら応急処置を
スマホが画面割れしてしまったら、修理や交換に行く前に応急処置をしておくことでデータを守ったり怪我を防いだりできます。簡単なやり方なので以下の応急処置方法を確認して、画面割れのときに役立たせてください。
テープやシートで押さえる
スマホの画面割れからゴミや水分が内部に入らないように、保護シートやテープで割れた部分を塞ぎましょう。軽いひび割れならセロテープなどで大丈夫です。
全体的にバキバキに割れてしまった場合は保護フィルターを買ってきてガラスが散らばらないように注意しながら貼り付けてください。こうしておくことで、指にガラスが刺さって怪我をするリスクも軽減できます。
データのバックアップを取る
スマホの画面割れが起きたら、とにかくすぐにデータのバックアップを取りましょう。タッチパネルが操作できる間にバックアップを取らないと、故障したり操作ができなくなったりして大切なデータが消えてしまう可能性があります。
また、万が一のことを考えて日頃からこまめにバックアップをとっておいてください。
画面が操作できないときはマウスを使おう
画面がバキバキでタッチパネルが操作できない場合は、パソコンに使うマウスを接続する方法がおすすめです。
機種によってできない場合もありますが、比較的新しい機種であればAndroidでもiPhoneでもマウスを接続するだけで画面にカーソルが現れてパソコンのように操作できます。ただし、USBは直接挿せないため、タイプCやLightningなど機種にあった変換コネクタも用意してください。
スマホの画面割れ対処法5選
実際にスマホの画面割れが起きてしまったときは、なるべく早く直すことが大切です。応急処置を行なった後には、以下の対処法を参考にして最も適した方法で画面割れを直してください。
それぞれのやり方や特徴をよく確認して、自分が一番簡単にできる対処法を選びましょう。
画面割れの対処法①正規店で修理する
スマホの画面割れは、正規店やキャリアショップで修理を依頼できます。
保証オプションに加入していれば、3,000~8,000円程度の安価で修理を依頼できるので、自分の加入状況を確認して利用してください。修理は店舗や公式サイトで受け付けています。ただし、未加入の場合3万~5万円程度の修理費がかかるので注意しましょう。
正規店修理の特徴と向いている人
一覧にある通り正規店の修理は保証サービス未加入だと割高になりますが、加入しているととても安いのでサービスを利用している人には断然正規店での修理をおすすめします。
どの店舗でも安定したサービスと純正の部品が提供されているので、メーカーにこだわりがある場合も正規店がベスト。ただし、原則予約受付が必要なので、すぐに直したいという場合は注意が必要です。
正規店が向いているのは…
- 保証サービスに加入している人
- 純正品のパーツを使って欲しい人
- 時間に余裕がある人
画面割れの対処法②修理業者に依頼する
非正規のスマホ修理店でも画面割れを直すことができます。非正規店とはキャリアやメーカーが運営しているショップ以外の修理店を指し、Androidや iPhone、タブレット端末などさまざまなガジェットの修理依頼が可能です。
ただし、非正規店で修理したスマホはその後正規店での修理や交換を受け付けてもらえなくなる可能性があります。非正規店を利用する前には、スマホの利用規約をよく確認してください。
非正規店修理の特徴と向いている人
非正規店では、AndroidやiPhoneの機種にもよりますがおよそ1万〜3万円程度で画面割れ修理を受け付けています。そのため、オプションに加入していない人は非正規店での修理がおすすめです。
多くの非正規店は予約無しで来店しても修理してくれます。また、店舗によってはデータリセット無しで修理してくれるので、タッチパネルが操作できずバックアップが取れなかったというときは問い合わせてみましょう。
非正規店が向いているのは…
- 保証オプション未加入の人
- 即日対応で修理したい人
- データをリセットしたくない人
画面割れの対処法③交換する
docomo、au、ソフトバンクの保証サービスに加入していると、リーズナブルな価格で破損したスマホを交換してくれるオプションもついています。
交換用の機種はリサイクルパーツを組み合わせたリフレッシュ品と呼ばれるものなので厳密にいえば新品との交換ではありません。AndroidやiPhoneの機種や契約期間で交換にかかる価格には差がありますが、おおよそ3,000〜8,000円程度が目安です。
交換対応の特徴と向いている人
保証サービスに加入していると修理か交換か好きな方を選べます。スマホ自体が古く細かな傷が気になるという人は交換でリフレッシュ品を手に入れる方法が向いています。
リフレッシュ品といっても清掃や整備はしっかり行われていてバッテリーは新品なので「中古品」には見えないクオリティの商品と交換してくれるので安心してください。
交換が向いているのは…
- 保証オプションに加入している人
- スマホ自体に傷が多い人
- リフレッシュ品が気にならない人
画面割れの対処法④スマホを買い換える
AndroidやiPhoneで画面割れが起こってしまったら、思い切って機種変更するのも方法の一つです。
スマホは精密機器なのでいずれ寿命がやってくるもの。高いお金を出して古い機種を直すよりも、新しい機種を手に入れた方がお得だという考え方も頷けます。ただし、携帯会社には古いスマホを下取りに出すと新しい機種が安くなるサービスなどがありますが、画面割れがあると適用外になるので注意してください。
買い替えの特徴と向いている人
買い替えする場合は、まずスマホを使い始めて何年経ったか確認してください。スマホ本体の寿命はおよそ2〜3年といわれています。もし2年以上経っていればバッテリーも消耗しているので買い替えの方がおすすめです。
また、同時に機種代金を払い終えているかも確認してください。分割払いが残っていると機種変更できない場合もあります。
買い替えが向いているのは…
- 機種代金を払い終わっている人
- スマホを2年以上使っている人
- 最新機種を使ってみたい人
画面割れの対処法⑤自分で直す
スマホの画面割れはリペアキットを使って自分で直すことも可能です。
使っている機種用のタッチパネルや工具がセットになっているキットが販売されているので、それを使用して直してください。ただし、純正品ではなく海外製のものも多いので説明書がわかりにくいものもあります。Youtubeなどで修理の様子を配信している人もいるので、まずはやり方をよく確認してから始めてください。
自己修理の特徴と向いている人
自分で画面割れを直すのは簡単な作業ではありません。精密機器に詳しい人は手先が器用な人なら上手く直せますが、やり方を間違えると中の機械を壊してしまう恐れがあります。
自分で修理する場合は自己責任で行い、少しでも不安を感じたら他の対処法を選ぶ方が安心です。
自己修理が向いているのは…
- 精密機器に詳しい人
- 手先が器用な人
- 修理にお金をかけたくない人
スマホの画面割れを予防する方法
スマホの画面割れは起こる前に予防することが一番の対策方法です。裸のAndroidやiPhoneを持ち歩くより、破損防止アイテムを活用した方が画面割れを防ぎやすくなるのでぜひ取り入れてください。
ここでは破損防止に使えるおすすめグッズを3つピックアップしました。
衝撃に強いスマホカバーをつける
スマホの画面割れを防ぐには、スマホカバーを取り付ける方法が効果的です。なぜなら、画面の破損は液晶に直接何かがぶつかったときだけではなく、スマホ本体に衝撃や歪みが加わったときにも発生するからです。
スマホカバーを取り付ければ、落としたりぶつけたりしたときのダメージを軽減して、スマホの画面割れリスクを下げられます。
画面割れ予防は「角」が大事!
液晶画面を破損から守りたいなら、スマホ本体の角を守れるカバーを選んでください。
ガラスというのは「面」で受ける衝撃よりも、力が一箇所に集中する「点」で受ける衝撃に弱い性質があります。角を落とすと衝撃が一箇所にまとまり、そこが起点となってひびがはいりバキバキに割れてしまうのです。角を守るバンパー付きのカバーなどもあるので、意識して探してみましょう。
画面保護フィルターを貼る
保護フィルターを貼る方法もスマホの画面割れ予防に有効です。カバーが側面や角への衝撃を緩和するのに対し、保護フィルターは本体正面からの衝撃や破面の細かい傷からスマホを守る効果があります。
保護シートはAndroidやiPhoneなど機種によって形状が違うので買うときは適応品かの確認してください。
ガラスとポリエチレンどっちがいいの?
保護フィルターには、ポリエチレンでできたものとガラスでできたものがあります。
ポリエチレンタイプは画面を細かい傷から守ることができますが、衝撃に対する保護能力はありません。なので画面割れを防ぎたいときはガラスでできたフィルターを選んでください。より強い強化ガラスでできたものならさらに予防効果が高まります。
ストラップやリングをつける
スマホの落下防止にストラップやリングをつける方法もあります。AndroidやiPhoneを落としてしまうのは、スマホを操作しているときがほとんどです。特に外で動画やセルフィを撮るときなどはスマホが手から滑りやすく、硬い道路に落ちて画面割れが起こる危険性も高まります。
落下防止ストラップやリングに指を通しておけば、手から滑り落ちても地面に落ちないので画面割れを防げるのです。
スマホの画面割れは早めに直そう
画面割れの対処法は早く行おう
誰でもうっかりスマホを落としてしまうことはあります。あたりどころが悪ければスマホの画面にひびが入ったりバキバキに破損してしまいます。
画面割れが起こったときに大切なのは、適切な応急処置と正しい対処法です。画面割れを放置して使い続けるのではなく、早めの対処を行えば大切なデータやスマホ本体がダメになることもありません。まずは何をしたらいいか確認して、自分に合った対処法を行いましょう。
対処方法はスマホの状況で選ぼう
スマホの画面割れを直すときは、スマホ本体の状態を確認して方法を決めてください。例えば、買ったばかりのスマホでオプション加入している場合はオプションを使った修理がマスト。未加入の場合は非正規店での修理がお得です。
逆に2、3年使っているスマホならオプションを使って交換するか、機種変更することをおすすめします。自分のスマホを確認して一番いい方法を選んでください。
スマホの故障が気になる方はこちらもチェック!
AndroidやiPhoneなどのスマホは液晶画面の破損だけでなく、いろいろな故障のリスクがあります。大切なデータや写真がたくさん入っているからこそ、故障に備えた対策やトラブルの対処法を把握しておきましょう。
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