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手のひらサイズがインテリアの華添えに…豆盆栽の魅力&上手な育て方を解説!

気軽に始められて、おしゃれなインテリアになることで人気を集めている豆盆栽。本記事では、多くの人を惹きつける豆盆栽の魅力や上手な育て方・作り方についてご紹介します。好みの植物を取り入れて、お気に入りの豆盆栽を育てる過程を楽しみましょう。
2021年9月14日
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目次

魅力がたくさん詰まった豆盆栽

日本の伝統的な文化として知られている盆栽は、海外からも高い人気を集めています。「盆栽が気になるけど、自分で育てるのは大変そう」と感じている方におすすめなのが豆盆栽。豆盆栽なら、植物を育て慣れていない方でも気軽に取り入れられます。

豆盆栽は手のひらサイズの盆栽

盆栽にはさまざまなサイズがあり、手のひらサイズの小さなものも「小品盆栽」として昔から親しまれてきました。近年は小品盆栽ではなく、ミニ盆栽や豆盆栽と呼ばれることも多くなり、若い人からも注目を集めています。

専門店をチェックしてみると、小品盆栽やミニ盆栽をメインとした販売コーナーが設けられていることも。手軽に育てられる初心者向けとして、高い評価を受けています。

豆盆栽の魅力や育て方をチェックしよう

「自宅で植物を育てたい」と思ったら、ぜひ豆盆栽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。自分だけのミニ盆栽を作れるようになれば、インテリアの幅もグッと広がります。

本記事では、豆盆栽の魅力や育て方、作り方についてご紹介。初めての方でも簡単に取り入れられる育て方・作り方を解説するので、役立ててみてください。

豆盆栽の魅力とは?

「SNSでも豆盆栽をよく見かけるけど、どのようなところに魅力があるのだろう」と不思議に感じている方も多いのではないでしょうか。まずは、具体的な魅力についてチェックしていきましょう。たくさんの人が惹きつけられる理由が見えてくるはずです。

豆盆栽の魅力①:愛らしい姿

小さくて愛らしい姿は、豆盆栽の魅力の1つです。盆栽と言えば庭に置いてある大きなものをイメージする方も多いと思いますが、豆盆栽の場合はサイズが異なります。手のひらに乗せられるくらい小さなサイズで、とても可愛らしい姿を見せてくれるのが嬉しいポイント。

大きな盆栽だと渋い雰囲気に偏りがちですが、小さな盆栽であればキュートな印象も与えられます。圧迫感がなく、インテリアに置いてあるだけでその場が和むでしょう。

花を咲かせる植物ならさらに可愛らしくなる

花を咲かせる植物を盆栽に仕立てれば、さらに可愛らしい様子を楽しめます。小さな苗木に花が咲く様子はとても可愛らしく、見る人を惹きつけるでしょう。可愛らしさを引き立てたい時は、花を咲かせる植物を選ぶのがおすすめです。

豆盆栽をいくつか並べておいておけば、彩り豊かなインテリアに仕上げられるのも魅力。おしゃれで可愛いインテリアにこだわりたい時に、取り入れてみてはいかがでしょうか。

豆盆栽の魅力②:初心者でも扱いやすい

「盆栽は育てるのが難しい」と感じている方は多いのではないでしょうか。確かに大きな盆栽は剪定などのお手入れが難しく、初心者にとってはハードルが高くなります。

一方で、豆盆栽であれば、慣れていない人でも気軽にチャレンジすることが可能です。小さいからこそ、面倒な手間がほとんどかからず、スクスクと育ってくれます。大掛かりなメンテナンスの必要がないため、盆栽を始める最初の一歩にぴったりと言えるでしょう。

植物を育てる時間がない人にもおすすめ

植物を育てたくても、仕事や家事が忙しくて手が回らない場合もありますよね。手間がかからない豆盆栽であれば、植物を育てる時間がなくて諦めている方でも、簡単に取り入れられます。

水やりさえ忘れていなければ弱ることはないため、忙しい人向けの植物の栽培方法として人気です。今まで植物のあるインテリアを諦めていた方も、豆盆栽をきっかけに初めてみてはいかがでしょうか。

豆盆栽の魅力③:自分好みの形に育てられる


小さくても、しっかりと盆栽としての魅力を備えているのも注目しておきたいポイントです。盆栽のよいところは、自分好みの形に変えられるということ。針金を通すことで幹や枝を曲げたり、剪定をしたりして、オリジナルの豆盆栽に仕上げられます。

他の植物とは異なる形にすることで、オリジナリィ溢れる盆栽にできるのが魅力です。どのような形に育てるか、イメージを膨らませるのも楽しいでしょう。イメージ図を描いた上で、理想の形に仕上げてみてくださいね。

自然の姿を生かす方法も

あえて針金を使わず、自然の姿を生かす方法も取り入れられます。通常の盆栽はしっかりと針金で形を作る必要がありますが、豆盆栽は厳密に形を決める必要はありません。

自然のままに育てれば、最初と比べて枝の形が変わったり、葉の茂り方に変化が出たり、見るたびに新たな発見があります。自分で形を作る方法か、自然の姿を生かす方法か、好みに合わせて育て方を変えてみるのがおすすめです。

豆盆栽の魅力④:時間の経過を楽しめる

植物は生き物なので、時間の経過と共に姿を変えていきます。最初は若々しい様子を見せてくれていた豆盆栽も、時間の経過と共に落ち着いた風合いになり、置いた空間に馴染んでいくでしょう。

こうした時間の経過を楽しめるのも、盆栽の大きな魅力です。最初の頃の写真を撮影しておいて、現在の姿と比べてみるのもおすすめ。盆栽と一緒に歩んできた時間を振り返ってみてはいかがでしょうか。

葉の色づきを楽しめることも

紅葉するタイプの植物を選べば、秋口には葉が色付く姿を楽しめます。自宅にいながら紅葉を見られるのは、盆栽ならではの魅力。自宅で紅葉狩りを満喫できます。

葉が色づくのを見て、「もう秋が訪れたんだな」と時間の経過を実感することもあるでしょう。日々の変化を見逃さず、季節の移り変わりを感じてみてください。

豆盆栽の魅力⑤:容器選びにこだわれる

近年のブームを受けて、豆盆栽にぴったりな容器もたくさん出てきています。盆栽の容器と言えば渋くて地味なイメージがありますが、最近はおしゃれで見栄えのする容器も増えているので、見た目にこだわれるのが嬉しいポイントです。

おしゃれな容器に植え付ければ、それだけでワンランク上のインテリアに仕上げられます。植物の雰囲気に合わせて、ぴったりな容器を選んでみてください。眺めているだけで幸せな気分になれる盆栽を作っていきましょう。

豆盆栽の上手な育て方:植え付け編

気軽に始められる豆盆栽ですが、上手に育てるためには植え付け方法が大切です。最初の植え付けをきちんと行えば、元気に育ってくれます。基本の方法をチェックして、好みの植物を植えつけていきましょう。

必要なもの

まずは、必要となるものを揃えます。針金や底に敷く網、割り箸、ピンセット、剪定ハサミ、受け皿、土、苔、好みの植物や容器を準備してください。容器は、何種類か揃えておくと植物に合わせて選びやすくなります。お気に入りの容器を準備して、植え付けを楽しんでください。

豆盆栽の育て方①:根元をほぐしてカットする

ポットから植物を出すと、根本に土が固まっているのが分かります。割り箸を使って、丁寧に土をほぐしましょう。細くて短い根に合わせて、太くて長い根を切り揃えます。細い根を中心に残すのが植え付けのポイントです。

豆盆栽の育て方②:剪定を行う

植物全体のバランスを見て、剪定を行いましょう。飛び出ている枝や葉がある場合は、ハサミでカットしておきます。ただし、秋口に選定をしすぎると植物が弱える原因になるので、秋に植え付けを行う時は控えめにしてください。

豆盆栽の育て方③:容器に入れてバランスを見る


植物の形が決まったら、準備しておいた容器に入れてバランスを見ます。複数の容器を準備している場合は、いくつか試して植物に一番合うものを選びましょう。

また、容器の中央に入れて存在感を出したり、手前に入れて奥行きを出したり、といった方法もおすすめです。入れる位置によって植物の印象が変わるので、じっくりとバランスを見ながら決めてみてはいかがでしょうか。

豆盆栽の育て方④:植物を固定して土を入れる

容器の底に網を敷いてから、針金で固定します。次に、U字に曲げた針金を植物の根に引っ掛けましょう。針金の先端を容器に敷いた網に差し込み、ねじって固定します。植物を固定した後に、優しく土を入れてください。

容器の高さギリギリまで土を入れると、後から苔を乗せにくくなるので、注意しましょう。5mmほど余裕を持たせて土を入れるのがおすすめです。

豆盆栽の育て方⑤:水を与える

波紋を浮かべる水面
Photo byronymichaud

水を注いだ受け皿に、植物を植え付けた容器を乗せます。容器の半分程度の高さまで水を入れるのがポイントです。しばらくすると土が水を吸収し、色が変わっていきます。豆盆栽は、この方法で水を与えるようにしましょう。

豆盆栽の育て方⑥:苔をつける

次に、準備しておいた苔を表面に取り付けます。茶色い部分を切り落とした後に、土の表面に苔を置きましょう。少しはみ出しているくらいの量を置くようにしてください。苔の位置が決まったら、ピンセットで押し込みます。苔を入れた後、再び水が入った受け皿に乗せて水分補給をしたら完成です。

豆盆栽の育て方⑦:植え付け後1週間は毎日水やり

植え付けてから1週間は、毎日水を与えるようにしてください。乾燥状態が続くと、植物が枯れる原因になります。特に秋から冬にかけては空気が乾燥しやすくなるので、特に水を意識して育てることが大切なポイントです。

豆盆栽の上手な育て方:日常編

植え付けが終わったら、日々の育て方についても確認していきましょう。たくさんの手間はかかりませんが、日常的に面倒を見ることで、可愛らしい姿を見せてくれるようになります。基本の育て方をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

豆盆栽の育て方①:様子を見て水やり

植え付けから1週間が経過した後は、様子を見て水を与えます。表面に触れて乾いているようなら、水やりをしましょう。乾燥が進むと葉が枯れてくるので、早めに水を与えることが大切です。もし、旅行や出張で長期間家を開ける場合は、直前にたっぷり水を与えておくと枯れる心配をせずに済みます。

豆盆栽の育て方②:通気性と日当たりがよい場所へ

風通しのよい場所に置くのは、育て方の重要なポイントです。風が全く通らない場所だと、蒸れて植物が弱る原因になります。湿度が高くなる夏場は特に気をつけてください。また、カーテン越しで太陽の光が当たる場所に置くのがおすすめです。

豆盆栽の育て方③:毎日様子を見る


葉や枝の様子を毎日チェックするのも育て方のポイントです。豆盆栽は、その日によって見せてくれる姿が変わります。葉が増えたり、枝が伸びたり、観察するたびに変化に気付けるでしょう。

毎日様子を見ていれば、水が足りない時や、日差しが足りなくて元気がなくなった時も異変にすぐ気付けます。変化を楽しみながら、育ててくださいね。

豆盆栽の育て方の注意点

育てる上で気をつけておきたいポイントもチェックしていきましょう。注意点を把握しておかないと、知らなうちに盆栽が弱ってしまう可能性があります。基本の注意点をご紹介するので、参考にしてください。

注意点①:春から夏は虫に気をつける

最も虫が付きやすいと言われているのが、春から夏にかけての時期です。毎日様子を見て、虫がついているのを発見した場合は、駆除剤を利用してください。植物に負担かけず、虫を避けられるものを活用しましょう。

注意点②:1週間に1回は屋外へ

基本的に屋内で育てられますが、1週間に1回は屋外に出して外の空気や太陽の光に当ててあげるのがおすすめです。晴れた日には、外に出すように意識しましょう。ただし、気温が氷点下になった場合は植物が弱る原因になるため、屋内に入れてください。

注意点③:屋内では冷暖房が当たらないように

冷暖房の風が直接当たる場所に置くと、植物が乾燥しやすくなります。風の影響によって枯れてしまうこともあるでしょう。豆盆栽を設置する際には、冷暖房の風が当たらないか否かも確認するようにしてください。

豆盆栽でインテリアを楽しもう!

可愛らしい姿を見せてくれる豆盆栽は、気軽に植物のある生活を楽しみたい時にぴったりです。自分で容器を選んだり、バランスを考えながら形を作ったり、盆栽ならではの楽しみがあるのも嬉しいポイントです。

必要なものを準備し、基本の植え付け方法を覚えていれば、初心者でも気軽にチャレンジできます。1つだけではなく、いくつかの豆盆栽を使って部屋に飾るのもおすすめです。ぜひ好みの植物を使って、彩り豊かなインテリアを満喫してみてはいかがでしょうか。

豆盆栽が気になる方はこちらもチェック!

豆盆栽を楽しむためには、育て方の基本を覚えておくことが大切です。関連記事でも豆盆栽を育てる際に役立つ情報を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。