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根っこの手入れが鍵、オリーブのミニ盆栽の育て方講座!鉢植えにする魅力も解説!

初心者でも手軽に挑戦できる、オリーブのミニ盆栽。歴史が長いオリーブを盆栽に仕立てる方法から育て方まで徹底解説します。ミニ盆栽の中でもとてもスタイリッシュで、現代的なインテリアにもピッタリなオリーブのミニ盆栽に挑戦してみましょう!
2021年9月9日
さくらドッグ
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この記事で紹介しているアイテム

オリーブ ミッション

オリーブ マンザニロ

オリーブ ルッカ

オリーブを鉢植えにしてみよう!

盆栽の育て方や管理方法を解説!

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盆栽と聞くと『難しそう』『盆栽は和風すぎてインテリアのハードルが高い』というイメージのある人も多いのではないでしょうか?当記事で紹介する盆栽は、大人気の観葉植物「オリーブ」で仕立てるミニ盆栽です。

好きな器を使って、簡単・おしゃれに仕立ててみましょう。また、盆栽簡単にできるお手入れ方法も解説します。花や実も楽しめるオリーブで、和風・洋風と自分好みに仕上げられるミニ盆栽にチャレンジしてみませんか?

オリーブの木でミニ盆栽が作れる!

オリーブってこんな木!

Photo byulleo

オリーブは、神話にも登場するほど歴史の長い木です。丈夫で育てやすいことからシンボルツリーや観葉植物として育てている人も少なくありません。

地植えだけではなく、鉢植えでも気軽に育てられるオリーブの木は、その葉の美しさからも大人気!かわいい小さな花を楽しめたり、うまく育てると実まで採取できたりと楽しみの多い木です。

オリーブの花言葉は「平和、知恵」。平和を象徴するシンボルツリーとして取り入れたいですよね。

そもそも盆栽って?

フリー写真素材ぱくたそ

盆栽は、鉢や器の中で自然を切り取ったかのような小さな世界を表すもので、葉はもちろん、枝の造形や根、苔などを使って表現し楽しむ鉢植えです。

日本ではよく松や梅、椿、紅葉などの木が使われます。2~3年に一度の植え替えが必要ですが、花や実を鑑賞・採集可能です。

世界でも「BONSAI」で伝わるほどポピュラーな日本文化として、海外から日本へ訪れる際、盆栽ツアーが行われるほど世界の人から愛されています。

オリーブのミニ盆栽は楽しみがいっぱい!

鉢植えオリーブの魅力って?

Photo byPastorG

梅などの日本らしい花をつける木が使われることが多い盆栽ですが、オリーブの木を使った盆栽が『おしゃれで、インテリアにも合わせやすい!』と今若い世代からも話題になっています。

オリーブは地植えで楽しむ人が多く『盆栽の小さな鉢植えで大丈夫?』『マンションだから大きい木は植えられない』という声も聞こえてきますが、鉢植えで盆栽として育てることが可能です。鉢植えオリーブの魅力を紹介します!

オリーブミニ盆栽の魅力1:丈夫・家の中で楽しめる

オリーブは本来、しっかりと根が張っていれば水やりにそれほど気を配らなくても、自然に降る雨のみで育つ丈夫な木です。室内で世話する場合も、毎日の水やりは必要がないため、少々ズボラな人でも枯らさず育てられます。

こまめに水をあげ過ぎてしまうと根腐れにつながってしまうことも。土が乾いたら水やりをする程度のお世話で元気に育つのがオリーブの魅力のひとつです。

オリーブミニ盆栽の魅力2:花と実が楽しめる

オリーブは5~6月に花を咲かせ、10~11月には実の収穫が可能です。オリーブの塩漬けや、自家製オリーブオイルを作って楽しむ人も多くいますよ。しかし、オリーブが実をつけるには、冬にある程度の寒さにさらすことが必要です。

10℃以下の場所で10~20日間置いておくと花をつけるため、室内で育てながら花と実を楽しみたい人は、冬にベランダなどの戸外で栽培するなど工夫しましょう。


オリーブミニ盆栽の魅力3:挿し木で増やせる

オリーブは挿し木で栽培数を増やせます。挿し木で新たな苗を作ったり、その苗をプレゼントしたりといった楽しみは観葉植物が好きな人にとって醍醐味です。

オリーブは比較的挿し木が成功しやすい木と言われています。挿し木の時期は初夏の5~7月か、オリーブの成長がストップする2月頃がおすすめ。挿し木からミニ盆栽に仕立て直す場合は、挿し木したオリーブの根がしっかりと張ってからにしましょう。

ミニ盆栽におすすめ!オリーブ3品種!

育てやすいオリーブの品種は?

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世界で愛されるオリーブの品種は、なんと1200~1300種類!その中でも、国内でのオリーブ栽培発祥の地である香川県小豆島では、約60種類のオリーブが栽培されています。

オリーブは、品種によって葉の色や形が異なっていることや、実のつけやすさの違いなどそれぞれに特徴があります。基本的にオリーブは、2種類のオリーブを一緒に置くことで実をつけやすいので、種類ごとの相性もまとめて見ていきましょう!

おすすめ品種1:ミッション

オリーブ ミッション

出典:楽天
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アメリカで発見された「ミッション」は、丈夫で育てやすくオリーブ初心者でも盆栽用として取り入れやすい品種です。先の尖った美しい葉が特徴的で、観葉植物として人気の高い種類でもあります。

コロンとした可愛い実をつけるので、オリーブオイルを手作りしたい人におすすめの品種です。相性がいいオリーブの品種は、以下で紹介する「マンザニロ」。盆栽でオリーブの実を採取したい人はマンザニロと一緒に育ててみましょう。

おすすめ品種2:マンザニロ

オリーブ マンザニロ

出典:楽天
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小型で育てやすい「マンザニロ」は、スペイン産のオリーブ。両端が少し反り返っている葉が特徴的です。実がつきやすい品種として家庭でもよく栽培されている品種のひとつです。

他のオリーブと比べると少し大きく、りんごに似た実をつけます。一般的に塩漬けにしてよく食べられているのはマンザニロの実。相性の良い品種は以下で紹介する「ルッカ」や、「ネバディロ・ブランコ」などの品種です。

おすすめ品種3:ルッカ

オリーブ ルッカ

出典:楽天
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「ルッカ」は、イタリア産のオリーブです。病気にも強い品種のため、初心者でも安心して育てられますよ。ルッカの葉は丸みのある形が特徴的で実は小ぶりです。

ルッカから採れる実はオイルをたくさん含んでいるので、自家製オリーブオイルを作りたい人におすすめ品種。ルッカの枝は横に広がるように伸びていくので、ミニ盆栽にする際、少し広めの鉢に植えるといいでしょう。

オリーブのミニ盆栽を仕立ててみよう!

ミニ盆栽を仕立てるのは意外に簡単?

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難しそうなイメージのあるミニ盆栽ですが、盆栽の仕立て方は意外に簡単!自分で仕上げたい形を決めて、針金を使ってオリーブの枝を形づけていくイメージです。

鉢植えとして植え替えるよりも少し手間はかかりますが、思い描く通りの盆栽が作れたときの喜びを一度味わうとミニ盆栽にハマること間違いなし!ここでは、ミニ盆栽を仕立てるのに必要な道具から解説します。

ミニ盆栽を仕立てるのに必要な道具!


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ミニ盆栽を仕立てるのに欠かせない道具は、鉢になる器、剪定バサミ、底に敷くネット、針金、土です。盆栽を仕立てるときの器は、明るい色のものではなく、暗めのものを選ぶと木がしっかりと主役になってくれますよ。

盆栽用の器の底は穴が開いていないと通気性が悪く根腐れする可能性があるので、穴の開いているものを使うか、自分で穴を開けてしまいましょう!土はホームセンターで販売されているオリーブ専用の土を使います。

オリーブの仕立て方!

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盆栽を仕立てる作業に入る前に、器や植えるオリーブの木をよく見て、完成図を絵に描いたり、しっかりとイメージを作ったりする作業が大事です。枝は無理な造形計画を立ててしまうと折れてしまう可能性もあるので、無理のない計画を立てておきましょう。どんなミニ盆栽に仕立てるか考える作業はすごく楽しいですよ!

仕立ての手順1:鉢に植える

鉢の底にネットを敷いて、オリーブを植えていきます。鉢の大きさに合わせて根の量を調節しながら植えていきましょう。根をカットする前に、土を一度軽く落とします。

全ての土を落とすとオリーブが突然の環境の変化に驚いてしまい、植え替え後に元気がなくなってしまう原因になるため、軽く落とす程度にしてくださいね。伸びすぎた枝はこの段階で切っておくと作業がしやすくなります。

仕立ての手順2:枝の剪定

盆栽の完成イメージに近づくように枝を剪定します。下枝から順番に剪定していきましょう。上枝が3本以上伸びている場合は、Y字になるように2本の枝を残して剪定します。

次の針金をかける作業が簡単になり、また、無駄なコブができず綺麗に仕上がります。当たり前ですが、一度切り落としてしまうとやり直しできないため、慎重な作業が必要です。

仕立ての手順3:針金をかけて形作る

いよいよ枝の形を作っていきます。盆栽の完成イメージ通りに優しく枝を曲げながら、好きな形を作っていきましょう。無理に曲げると枝が折れてしまうので、やわらかいウェーブを描くように造形していくのが仕上げるコツです。

枝の太い方から細い方へ向けて、適度な間隔を空けて針金をぐるぐると巻いて固定していきます。針金の先が尖っていると、怪我の原因になるので注意して作業してくださいね。

仕立ての手順4:バランスを整える

最後に、盆栽全体を見て葉や枝を切り、バランスを整えていきます。前からだけではなく、横や後ろからもバランスを確認してくださいね。植えるときには葉しかなくても、育て方によっては花や実をつけることも考えられます。花や実がついた状態をイメージしながらバランスを整えるといいでしょう。

オリーブ育て方のポイントは?

仕立てたミニ盆栽はお手入れが大事!

Photo byPickupImage

自分で仕立てたオリーブのミニ盆栽は、できるだけ長く楽しみたいですよね。オリーブはとても育てやすい木ですが、『枯らしてしまった』という人の多くは根腐れや、梅雨時にかかりやすくなる炭疽病が多くの原因。

定期的に植え替えして、風通しをよくすると予防できます。オリーブの盆栽を長く楽しむために、オリーブの基本的な育て方や肥料のタイミングなど管理のポイントをチェックしておきましょう。

根のケアがポイント?

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オリーブはスタイリッシュなビジュアルが特徴的ですが、意外と根はすぐに伸び、根詰まりを起こしてしまいます。そのため、2~3年に一度の頻度で植え替えなど、根の管理をしてあげることが大切です。

根詰まりすると、水や栄養をしっかり吸収できなくなり生長しません。そのため、オリーブの植え替えはオリーブ栽培に欠かせない作業です。オリーブが元気に育つために大切な根のケア方法を紹介します。


オリーブの育て方1:鉢から出す

まず、オリーブの木を鉢から出します。植えてから3年以上経つオリーブは、鉢の中で根がパンパンに張り、廻っていることも。庭の土の上にオリーブの鉢を置いておくと、鉢の底穴部分を通り抜けて庭の土に直接根が回っていることもあるほどです。

オリーブの根が回っている場合、鉢から出すのも苦労する場合もありますが、極力オリーブを傷つけないように注意しながら鉢から取り出します。

オリーブの育て方2:根をほぐして整える

盆栽に仕立てるときのように土を軽く落とし、根をほぐしていきます。根をほぐす際、大きめのフォークを使うとほぐしやすいですよ。根の伸びすぎた部分はカットしてください。このとき、風通しが良くなるように、伸びすぎた枝もカットしてしまいます。

根と枝をスッキリとさせておくと、水分と栄養が全体に行き渡りやすくなります。植え替え後は、根元に近い葉が枯れてしまうこともあるため、あらかじめ剪定しておきましょう。

オリーブの育て方3:植える

根を整えたら、鉢に植えていきます。鉢の大きさは、今まで使っていたもののひとつ大きいサイズにするといいでしょう。

『植え替えるのが面倒』と大きいサイズの鉢に植えたい人もいるかもしれませんが、オリーブのサイズに合わない大きな鉢に植え替えてしまうのはよくありません。

土に必要以上の水分が溜まりやすくなってしまい、オリーブが枯れてしまう原因となるため注意しましょう。

長持ちさせるポイントは?

Photo by mersy

オリーブを長く楽しむポイントは、適度な水やりと2~3年に一度の植え替えが欠かせません。その他にも、3~6月には月に一度程度の頻度で肥料を与えることです。

肥料を与えると木がより元気になり、花を咲かせる手助けにもなります。さらに、適度な剪定もオリーブを長く楽しむために重要です。これらのポイントをしっかり押さえて、オリーブ栽培を楽しみましょう!

オリーブのミニ盆栽で癒やされよう!

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盆栽の中でもスタイリッシュで、どんなインテリアにも合わせられるオリーブのミニ盆栽についてご紹介しました。

『オリーブのミニ盆栽をうまく仕立てて、花や実をつけられたら…』と思うと、とってもワクワクしますよね!

既に自宅にオリーブがある人は、挿し木してミニ盆栽として増やすのもおすすめです。楽しみがたくさん詰まった小さな世界「ミニ盆栽」に挑戦して、オリーブ栽培をより楽しみましょう!

盆栽が気になる方はこちらもチェック!

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