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【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~秋の宮城でお花見と海の絶景を満喫~

秋の旅行は宮城県に決めてみませんか?秋に咲く花を観賞したり、素晴らしい絶景を堪能したりと見どころや遊びどころがいっぱいです。今週は秋の宮城県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。魅力の観光スポットが続々登場しますのでどうぞご覧ください。
2021年9月6日
iiyudana
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秋の宮城をドライブで観光

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は秋の宮城県の魅力をドライブで満喫します。旅の舞台となるのは宮城県仙台市と塩竃市、七ヶ宿町と松島町の4市町です。いずれの市町も宮城県の沿岸部を包含していて、宮城県の海の魅力を堪能できるのが魅力となっています。観光名所も多数あり見どころに困ることはないでしょう。

ドライブ旅のスタートとなるのは仙台東部道路「仙台東IC」で、この道路は仙台北部道路や仙台南部道路、三陸自動車道などと一体になって仙台市都市部の環状ネットワークを形成しています。宮城県沿岸部のドライブ旅には欠かせない高規格幹線道路です。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典:ライター撮影

ここで今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。最初に仙台市の農業施設でお花見を楽しみ、お隣の塩竈市に移動して魚介グルメを味わいます。ランチの後はお隣の七ヶ浜町に移動して高台から日本三景の景色を眺め、そこからお隣の松島町に移動して高台の別の角度から再び日本三景の景色を眺めます。

その後は海辺にある国の重要文化財にアクセスして歴史に思いを馳せ、マイカーから遊覧船に乗り換えて日本三景でのクルージングを満喫します。最後は近くにある日帰り温泉施設でドライブ旅の疲れを癒します。

綺麗なバラの花に癒されよう!

出典:ライター撮影

せんだい農業園芸センター

まず最初に観光するのは仙台東ICから6分ほどドライブした場所にある花のスポットです。せんだい農業園芸センターは仙台市民が農業と触れ合う機会を提供するという目的で整備された施設で、約11ヘクタールという広大な敷地の中には梅園やハーブガーデン、市民農園やキッズガーデンなどがつくられています。

何といっても魅力なのは無料の入園料ですね。駐車場も無料でリーズナブルに観光を楽しむことが可能です。東日本大震災での津波で大きな被害を受けましたが、見事に復活して今では再び綺麗な花々を観賞することができるようになりました。

秋の花といえばバラ

秋の季節に楽しめるのがバラの花です。バラの植栽はせんだい農業園芸センターの前身である養種園のあった頃から行われていて、現在は約200種類、1,200株ものバラの花がバラ園で育てられています。バラの花が見頃となるのは10月で、春ほどのボリュームはないものの十分に綺麗なバラの花を観賞することができるに違いありません。

この施設ではバラの花の時期に合わせてバラ祭りを開催していて、期間中は週末を中心にワークショップや体験イベントなどが開かれます。綺麗な花で秋の季節を感じられる宮城県の穴場のイチ押しスポットです。

観光スポットは宮城のココ!

せんだい農業園芸センター

  • 住所
    宮城県仙台市若林区荒井字切新田13-1
  • 電話番号
    022-288-0811
  • アクセス
    仙台東部道路「仙台東IC」より6分

宮城といえばやっぱり海の幸

塩釜仲卸市場


綺麗なバラの花に癒された後はちょっと早めのランチタイムといきましょう。お花見スポットから30分ほどドライブした場所にある魚の市場に移動します。三陸塩竈といえば「ひがしもの」呼ばれるマグロが有名ですね。

三陸東沖は千島海流と日本海流がぶつかり合う絶好の漁場となっていて、秋から冬にかけてはその漁場で良質のメバチマグロが水揚げされます。その中でも特に良質なメバチマグロのことをひがしものと呼び、多くの料理人が市場を訪れてそのひがしものを仕入れていきます。塩釜仲卸市場の魅力は一般人も購入OKであることです。

自分好みの海鮮丼をこしらえよう!

こちらでぜひ食べてみたいのが「マイ海鮮丼」です。市場内にはマイ海鮮丼のコーナーがつくられていて、こちらで好みの量の白いご飯を購入します。市場内の多くの鮮魚店ではマイ海鮮丼用に小切りにした刺身のネタを販売していて、それらの鮮魚店を回りながら好みのネタを探してご飯に乗せるのがマイ海鮮丼の楽しみ方です。

ただ、この市場はプロをメインとした施設のため、平日は午前6時半から正午まで、土日祝日は午前6時半から午後1時までと午前中中心の営業スタイルとなっています。マイ海鮮丼を食べるなら早めの到着がおすすめですね。

観光スポットは宮城のココ!

塩釜仲卸市場

  • 住所
    宮城県塩竃市新浜町1-20-74
  • 電話番号
    022-362-5518
  • アクセス
    三陸自動車道「利府塩釜IC」より15分

絶景スポットから松島を眺めよう!

出典:ライター撮影

多聞山展望広場

美味しいランチをいただいた後は高台から日本三景の綺麗な景色を眺めてみましょう。グルメスポットから20分ほどドライブした場所にある絶景スポットへとアクセスします。宮城県の海沿いの観光スポットといえば真っ先に挙がるのがこの「松島」ではないでしょうか。

特に素晴らしい松島の景色を堪能できる景勝地のことを「松島四大観」と呼んでいますが、多聞山はその景勝地のひとつに選定されています。標高は56メートルほどとそれほど高くはありませんが、そこから眺める松島ならではの多島海の景色は大変感動的です。船が通るとまた素敵ですね。

日本庭園のような絶景が魅力

多聞山からの眺めでは「馬放島」や「地蔵島」の景色をメインに楽しむことができます。松島四大観の中では「偉観」呼ばれるスポットとなっていて、海に浮かぶ島々がちょうど日本庭園にある庭石のように見えるのがこのスポットの魅力です。

多聞山にはトイレの整備された駐車場があるので、そこにマイカーをとめて歩いて山頂まで向かいます。山頂には毘沙門堂があり景色はその後ろ側から眺める形となりますね。急な階段状の遊歩道を歩くためぜひ歩きやすい靴で出かけることをおすすめします。無料で楽しめるスポットなのでぜひ立ち寄りましょう。

観光スポットは宮城のココ!

多聞山展望広場

  • 住所
    宮城県宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜字八ヶ森
  • 電話番号
    022-357-7443
  • アクセス
    仙台東部道路「仙台港北IC」より20分

第二の絶景スポットにも立ち寄ろう!

扇谷

多聞山からの松島の景色を堪能したなら、今度は別の絶景スポットへとアクセスしてみましょう。多聞山から次の絶景スポットまではドライブで30分ほどですね。こちらの観光スポットは松島四大観の中で「幽観」と称されている場所で、こちらも標高は多聞山と同じ56メートルほどです。

山頂には松島を代表する名寺「瑞巌寺」の江戸時代の住職の造営したお堂などがあります。このスポットは松島周辺の穴場の紅葉名所となっていて、秋の季節には綺麗な多島海の景色にプラスして紅葉の景色も楽しむことが可能です。一粒で二度美味しいスポットですね。


夕日の絶景もお見逃しなく!

扇谷の名前の由来はここから眺める松島湾の入り江が扇の形に浮かんで見えることからきています。お堂の近くにある四阿からの眺めが特に素晴らしいですね。松島の全景が眺められる貴重なスポットのひとつとなっているのでぜひ訪れてみることをおすすめします。

昼間の扇谷からの景色も素敵ですが、夕刻に見ることのできるサンセットの絶景も見逃せません。扇谷は駐車場から歩いて3分ほどでアクセスできるので、夕刻にもう一度立ち寄って景色を眺めるのもいいでしょう。秋の紅葉と松島の絶景両方が楽しめれば満足度100%です。

観光スポットは宮城のココ!

扇谷

  • 住所
    宮城県宮城郡松島町松島桜岡入
  • 電話番号
    022-354-2618
  • アクセス
    三陸自動車道「松島海岸IC」より7分

松島のシンボル的スポット

出典:ライター撮影

瑞巌寺 五大堂

松島の絶景を満喫したなら海浜へと下りていきましょう。次に向かうのは扇谷から6分ほどドライブした場所にある五大堂です。この観光スポットは松島のメイン通り沿いにあり、松島のシンボル的存在となっています。松島湾に突き出た小さな島につくられているため、アクセスするには朱色の小さな橋を渡らねばなりません。

五大堂は慶長9年に有名な伊達政宗公が造営した建物で、東北地方に現存する桃山建築の建物としては最古となります。昭和25年には国の重要文化財にも指定されている貴重な建物ですね。33年に一度秘仏が御開帳されます。

五大堂からの景色も綺麗

歴史的に貴重なスポットですがここから眺める松島湾の景色も素晴らしいものがあります。五大堂の正面から眺めると松島の景色が綺麗に見えますね。すぐ近くには遊覧船の乗り場があるので、ここからなら松島と乗り場を出港する遊覧船のコラボレーションを撮影することができます。

五大堂にアクセスするために渡る橋は「透橋」と名付けられていて、足元が格子状につくられているため海面をのぞけて非常にスリリングです。秋の季節は観光客も非常に多くなるため、橋を渡る際にはぜひ足元に気を付けながら歩きましょう。

観光スポットは宮城のココ!

瑞巌寺 五大堂

  • 住所
    宮城県宮城郡松島町松島町内111
  • 電話番号
    022-354-2618
  • アクセス
    三陸自動車道「松島海岸IC」より7分

海の上から絶景を堪能

出典:ライター撮影

松島島巡り観光船

重要文化財を観光したなら今度は船に乗って海上から多島海の絶景を満喫してみましょう。遊覧船の乗り場は五大堂のすぐ近くです。遊覧船は大型船と小型船が用意されていて、多くの観光客は他の観光客と相乗りする大型船を利用しています。

最も手軽に楽しめるのが「仁王丸コース」で、所要時間も50分ほどと短めです。約17キロメートルの行程となりますが、「仁王島」や「鐘島」など松島の見どころを巡ることができます。遊覧船のデッキで海風を受けながら次々と現れる島々を眺めていると、日頃のストレスなどどこかに飛んで行ってしまいますね。

貸切船で贅沢クルージング

ちょっと贅沢にプライベートクルージングを満喫してみるのはいかがでしょうか。乗船人数に合わせて船の大きさは異なっていて、たとえ一人であっても船を貸し切ることが可能です。他の観光客の目を気にせずにクルージングが楽しめるのは魅力的ですね。ファミリーやカップルでの旅にはまさにうってつけの船です。

貸切船の出航時間は自分で決められるため、自分のドライブ旅のスケジュールに合わせて予約をすることができます。これなら計画も立てやすいですね。松島の魅力を思う存分満喫するなら貸切船をぜひ利用してみましょう。


観光スポットは宮城のココ!

松島島巡り観光船

  • 住所
    宮城県宮城郡松島町松島字町内85
  • 電話番号
    022-354-2233
  • アクセス
    三陸自動車道「松島海岸IC」より6分

温泉でドライブ旅の疲れを癒そう!

松島日帰り天然温泉 芭蕉の湯

ドライブ旅を締めくくるのは温泉です。観光船乗り場から3分ほどドライブした場所にある日帰り温泉施設で天然温泉を満喫しましょう。温泉はメタケイ酸と炭酸水素イオンを多く含んだ冷鉱泉で、加温はしているものの自然湧出の天然温泉を堪能することができます。

湯船は男女別の内風呂のみというシンプルなものですが、どちらのお風呂も広々としていて疲れを癒すには十分です。シャンプーやボディソープ、ドライヤーなどのアメニティも揃っていて、別料金を支払えばフェイスタオルやバスタオルなども借りることができます。

温泉の後はディナーも!

この日帰り温泉施設には食事処があり、庶民的な値段で飲食を楽しむことができます。ラストオーダーが夜7時までと少々早めですが、スケジュールが許せばぜひ夕食もこちらでいただいてみましょう。煮干しと鰹節、昆布でダシをとったラーメンが人気ですが、一番のおすすめは「キーマカレー」ですね。

手間暇かけてつくられたちょっと辛めのキーマカレーの味は絶品で、トッピングされた温泉卵のとろりとした味わいとのマッチングは絶妙です。仙台市内にある有名なインド料理専門店「南國堂」監修のグルメなのでぜひ一度味わってみてください。

観光スポットは宮城のココ!

松島日帰り天然温泉 芭蕉の湯

  • 住所
    宮城県宮城郡松島町松島字石田沢32-1
  • 電話番号
    022-353-8155
  • アクセス
    三陸自動車道「松島海岸IC」より4分
  • 営業時間
    10:00~20:00

秋のドライブ旅は宮城に決まり!

出典:ライター撮影

今週は秋の宮城県をドライブで巡る旅をご覧いただきましたがいかがでしたか?綺麗な花に癒されたり、素晴らしい絶景に感動したりと秋の宮城はお楽しみがいっぱいです。ぜひ本記事を参考にして秋の季節はドライブで宮城県を旅してみてください。