スキレットはバーベキューで大活躍!
火を起こして材料を焼くだけ、というイメージが強いバーベキューですが、ちょっとした工夫をすることでワンランク上の料理を楽しめるようになります。バーベキューを満喫したい時に活躍してくれるのが、スキレット。1つあるだけで、おしゃれで美味しい料理が作れるようになります。
スキレットの簡単レシピに挑戦しよう
本記事では、スキレットで手間なく作れるおすすめバーベキュー料理をご紹介します。定番からアレンジレシピまで、バリエーション豊かな料理を集めました。
スキレットを使っていろいろなメニューを取り入れれば、「バーベキューのメニューがマンネリ化してしまう」という事態を防げます。おつまみやメイン、主食のレシピをチェックして、おしゃれなバーベキューを目指してみませんか?
バーベキュースキレット料理4選:つまみ編
ちょっとしたおつまみを作りたい時には、スキレットが活躍します。シンプルな材料を揃えておくだけで、あっという間におしゃれなおつまみを作れるのが嬉しいポイント。おすすめのレシピを取り入れて、バーベキューを始めましょう。
スキレットレシピ①:タラのアヒージョ
スキレットの定番メニューとして取り入れておきたいのが、アヒージョです。好みの具材を入れ、オリーブオイルを注ぎ入れるだけで簡単に作れるため、初心者でも気軽にチャレンジできるのが嬉しいポイント。
あっという間に作れるため、バーベキューのメイン料理を作っている間のつなぎ料理としても役立ちます。今回は、タラを使った旨味たっぷりのレシピを紹介するので、バーベキューで活用しましょう。
たら1切れ
マッシュルーム4〜5個
ミニトマト10個
スペイン産エクストラバージンオリーブオイル大さじ6
にんにく1かけ
ハーブソルト大さじ1/2
お好みでバゲット適量
バーベキューに最適な作り方
マッシュルームは1/4にカット、トマトはヘタを取り、ニンニクはみじん切り、タラは食べやすい大きさに切ります。スキレットにマッシュルームとトマト、ニンニク、ハーブソルトを入れたら、オリーブオイルを注いでください。
すべての具材を覆うくらいオリーブオイルを注いだ後、火にかけます。グツグツと沸騰させながら8分ほど加熱し、タラにしっかりと火が通ったら完成。お好みで黒胡椒を振りかけるのもおすすめです。
スキレットレシピ②:きのこのチーズ焼き
シンプルな材料で簡単に作れる、便利なバーベキューレシピです。キノコを使用しているため、ヘルシーなおつまみになるのも魅力。今回は材料にエノキを使っていますが、好みに合わせて変えても問題ありません。
エリンギやシメジ、舞茸など、いろいろなキノコを入れれば、食感豊かな一品になります。また、ブルーチーズやカマンベールチーズなどのチーズを活用するのもおすすめです。アレンジを加えながら、自分なりのバーベキュー料理を楽しんでみてください。
えのき1/2袋
アンチョビ2枚
スライスチーズ1枚
オリーブオイル大さじ1
黒こしょう適量
パセリ適量
バーベキューに最適な作り方
エノキは石突きを取って、半分にカットします。スキレットにオリーブオイルを入れ、エノキを炒めましょう。エノキがしんなりとしてきたら、刻んでおいたアンチョビを加えます。
全体を軽く炒め合わせた後、スライスチーズを乗せてください。スライスチーズが溶けてエノキになじんだ段階で、黒胡椒とパセリを振りかけたら完成です。
スキレットレシピ③:チーズフォンデュ
一見すると難しそうに見えるチーズフォンデュですが、スキレットを活用すればバーベキューでも簡単に作れるようになります。簡単に作るためのキーポイントになるのがカマンベールチーズ。
スキレットの上にチーズを乗せるだけで、すぐにチーズフォンデュの準備が整います。好きな材料を揃えて、絶品おつまみを楽しみましょう。
カマンベールチーズ1個
ベーコンお好み
マッシュルームお好み
バケットお好み
クミン小さじ1/2
ターメリック小さじ1/2
バーベキューに最適な作り方
カマンベールチーズをアルミホイルで包んだ後、スキレットの中央に乗せます。スキレットをバーベキューコンロに乗せ、加熱してください。ベーコンやマッシュルームは食べやすい大きさに切り、カマンベールチーズの周りに並べます。
カマンベールチーズの中央部分が溶けて、他の材料に火が通ったら、チーズを付けながらいただきましょう。具材を食べ終わった後は、カマンベールチーズにクミンとターメリックを振りかけ、カレー風味にして食べるのがおすすめです。
スキレットレシピ④:山芋焼き
すり下ろした山芋と卵を組み合わせ、スキレットで焼き上げることでふわふわとした食感になります。軽く食べられるので、おつまみはもちろんのこと、小腹が空いた時の軽食にもぴったりです。
アウトドアでも手軽に作りやすく、料理初心者にもおすすめしたいレシピなので、ぜひ取り入れてみてください。お好みでチーズを入れたり、明太子を混ぜ込んだり、アレンジをしても美味しく食べられます。
●山芋150g
●卵1個
●片栗粉・白だし各大さじ1
サラダ油小さじ1
ごま油小さじ1
かつお節・紅生姜・刻みねぎ各適量
バーベキューに最適な作り方
山芋をすり下ろし、卵や片栗粉、白だしを混ぜ合わせます。バーベキューコンロ の上にスキレットを乗せて、サラダ油を馴染ませましょう。混ぜておいた山芋のすり下ろしを流し入れ、加熱します。
片面に焼き色がついたら、ひっくり返してください。両面ともこんがり焼けた後に、ごま油を回しかけて香り付けをします。お好みで醤油を鍋肌に回し入れ、鰹節や紅生姜、刻み葱をトッピングして完成です。
バーベキュースキレット料理4選:メイン編
家族や友達が喜んでくれるようなメイン料理も、スキレットを使えばあっという間に作れます。ボリューム感のあるメインを作って、バーベキューを盛り上げていきましょう。数ある中でも特におすすめしたいレシピをご紹介します。
スキレットレシピ①:アクアパッツァ
簡単なのにおしゃれなメイン料理に仕上げることで人気を集めている、アクアパッツァ。スキレットで簡単に作れることから、バーベキューの定番メニューとして取り入れるのに適しています。
使用する魚介類は、好みに合わせて変えられるのが嬉しいポイントです。旬の魚を使えば、旨味たっぷりのアクアパッツァになるでしょう。シメには、余ったスープにパスタやご飯を入れて、魚の旨味を余すことなくいただいてみてください。
鯛1切れあさり(塩抜き)80g
ミニトマト2個
しめじ1/4株
ピーマン(パプリカ)1/2個
にんにく(薄切り)1枚
赤唐辛子1/2個
白ワイン(酒)大さじ2
オリーブオイル小さじ1
塩小さじ1/4~1/3
胡椒適量
パセリ少々
バーベキューに最適な作り方
しめじは石突きをとってほぐし、ミニトマトとピーマンは半分にカット、ニンニクは薄切り、赤唐辛子は小口切りにします。スキレットにオリーブオイルを入れたら、ニンニクを炒めてください。香りが出てきた後で鯛を皮目から乗せて、焼きます。
皮目に焼き色がついた段階でひっくり返し、ミニトマトやしめじ、ピーマン、アサリを周りに乗せ、白ワインと塩を加えましょう。スキレットに蓋をして加熱し、鯛とアサリに火が通ったら完成です。
スキレットレシピ②:ハンバーグ
ボリューム満点のハンバーグは、大人から子供まで人気の高いメニュー。バーベキューで本格的なハンバーグを作れたら、みんなも喜んでくれるのではないでしょうか。
肉ダネをあらかじめ作っておけば、バーベキューの時は焼くだけで済むので、とても簡単に作れます。ピーマンやミニトマトなどの野菜も入れて、栄養満点のメイン料理に仕上げましょう。
★合挽きミンチ200g
★玉ねぎ4分の1個
★塩胡椒少々
★卵1個
★パン粉大さじ2
ピーマン2分の1個
プチトマト3個
トマトケチャップ大さじ2
ウスターソース大さじ2
サラダ油大さじ1
コーヒーフレッシュ1個
バーベキューに最適な作り方
トマトはヘタを取り、ピーマンは半分にカット、玉ねぎはみじん切りにします。ミンチ肉と玉ねぎ、塩胡椒、卵、パン粉を混ぜ合た後、小判型に成形してください。スキレットに油を入れて、肉ダネを加熱します。
裏面に焼き色がついたらひっくり返し、蓋やアルミホイルを被せて火を通しましょう。焼き色がついた段階で再びひっくり返し、ピーマンとミニトマトを加えて6分蒸し焼きにします。ケチャップとウスターソースを混ぜたソースとコーヒーフレッシュをかけて完成です。
スキレットレシピ③:エスニックチキン
豪快に焼き上げるチキンステーキも、バーベキューに取り入れておきたいレシピの1つです。簡単な調理工程なので、アウトドアでも手軽に作れるのが魅力。鶏肉があれば、あっという間にできあがります。
しっとりとジューシーに焼き上がるのは、蓄熱性の高いスキレットで調理するからこそと言えるでしょう。皮目をしっかりと焼いて、パリッとさせるのがポイントです。
鶏モモ肉1枚
塩胡椒適量
スイートチリソース大さじ2
キッチンペーパー2枚
バーベキューに最適な作り方
スキレットに油を入れたらバーベキューコンロに乗せ、しっかりと加熱します。続いて、鶏肉を皮目から入れて焼きましょう。蓋をして2分ほど蒸し焼きにした後、キッチンペーパーを使って余分な脂を拭き取ります。
ひっくり返したら再び蓋をして2分焼き、火を止めて2分ほど置いてください。スイートチリソースを絡めたら完成。スキレットが熱々の場合、スイートチリソースをかけると飛び散ることがあるので注意が必要です。
スキレットレシピ④:ステーキ
シンプルなステーキを作る時は、材料にこだわることが大切です。バーベキューだからこそ、普段よりもワンランク上の牛肉を使って作ってみませんか?スキレットが素材の旨みを引き出して、美味しいバーベキュー料理を楽しめるようになります。
アウトドアで作る時のポイントは、余熱で火を通すということ。牛肉の全面を焼いてから、しばらく余熱で火を通すことでジューシーな焼き上がりになります。
霜降高原牛180g
塩、胡椒適量
国産牛の牛脂1キューブ
白ワイン適量
にんにく1片
バーベキューに最適な作り方
すり下ろしたニンニクを牛肉にすり込み、常温に戻しておきます。焼く直前になったら、牛肉に塩胡椒を振りかけておきましょう。
バーベキューコンロにスキレットを乗せ、熱々になるまで熱します。牛肉を乗せて、全ての面にしっかりと焼き色がつくように加熱してください。牛肉をお皿に移した後、アルミホイルで包んで置いておきます。ワインを少量入れたスキレットに牛肉を戻し、軽く焼いたら完成です。
バーベキュースキレット料理4選:主食編
お腹いっぱいになりたい時は、主食系のメニューも欠かせません。スキレットがあれば、パエリアやパスタ、パンなど、おしゃれな主食メニューを作れるようになります。お好みに合わせてメニューを選んで、バーベキューに活用しましょう。
スキレットレシピ①:パエリア
具沢山のパエリアをバーベキューメニューのレパートリーに入れておけば、おしゃれな料理を簡単に作れるようになります。アサリやエビなど好みの材料を入れて、食べ応えのあるパエリアに仕上げましょう。
レトルトカレーを入れることで、香り豊かなパエリアに仕上げるのがポイントです。好みのレトルトカレーを使って、美味しいパエリアをアウトドアで作ってみてください。
米150g
ボンカレー(中辛使用)1袋
鶏手羽3本
えび3尾
あさり50g
たまねぎ1/2個
パプリカ(赤・黄)各45g
オリーブオイル 大さじ2
水200ml
レモン(好みで)適量
パセリのみじん切り(好みで)適量
オリーブオイル大さじ2
塩・こしょう各少々
バーベキューに最適な作り方
パプリカと玉ねぎは細かくカットします。スキレットに油を入れてから手羽元を加えて焼き目をつけ、玉ねぎとパプリカ、塩胡椒を入れてください。全体を炒め合わせた後、エビとアサリ、水を入れて一煮立ちさせます。カレーを加えて煮込み、アサリの口が開いたらエビを一緒に取り出しましょう。
米を入れた後に蓋をして10分炊飯し、アサリとエビを戻してからさらに10分炊いて水気を飛ばします。パセリとレモンを添えたら完成です。
スキレットレシピ②:トマトペンネ
アウトドアで本格的なパスタ料理を楽しみたい時は、ペンネを活用しましょう。ペンネなら長いスパゲッティのように別茹でをする必要がなく、スキレット1つで簡単にパスタ料理を作れます。
トマトジュースやウインナー、コーン缶など、バーベキューで扱いやすい食材を中心に使っているのもレシピの魅力です。トマトジュースの旨味をペンネが吸い込み、深みのある味わいに仕上がります。
☆ペンネ80g
☆ウインナー5本
☆トマトジュース200ml
☆水200ml
☆コンソメ顆粒小さじ1杯
★コーン缶・汁大さじ3杯・大さじ2杯
★ピーマン(細切り)1個分
★粉チーズ大さじ2杯
岩塩・ブラックペッパー少々
バター大さじ1杯
■ 仕上げ用 粉チーズ適量
バーベキューに最適な作り方
ペンネ・ウインナー・トマトジュース・水・コンソメをスキレットに入れて、バーベキューコンロに乗せます。7分ほど煮込んだら、コーン・ピーマン・粉チーズを加えて2分ほど加熱してください。
岩塩とブラックペッパーで味を整えた後、バターを加えて混ぜます。お好みで粉チーズを振りかけたら完成です。
スキレットレシピ③:キムチチャーハン
キムチやダシダなど、韓国系の調味料を活用して、風味豊かに仕上げるのがレシピのポイントです。バーベキューコンロでしっかりとスキレットを加熱すると、パラパラの本格的なチャーハンを作りやすくなります。
キムチご飯の2/3ぐらい
ご飯1人分
ごま油適量
のり適量
卵1個
コチュジャン小さじ1〜2
砂糖小さじ1/2
ダシダ小さじ1/2
バーベキューに最適な作り方
スキレットにごま油を入れ、刻んだキムチを炒めます。ご飯を加えて軽く炒めたら、コチュジャンや砂糖、ダシダで味付けをしてください。全体を炒めた後に火を止めて、ごま油を回しかけます。海苔と卵をトッピングしたら完成です。
スキレットレシピ④:オニオンパン
スキレットを活用すれば、バーベキューでパンも作れるようになります。オーブンを使わず、バーベキューコンロを活用するのがレシピの特徴です。外側はパリッと、中はもちもちのパンに仕上がるので、ぜひ挑戦してみましょう。
玉ねぎ1/2個(50g)
バター(無塩)5g
■ 【A】
強力粉225g
塩3g
砂糖8g
インスタントドライイースト2g
オリーブ油14g
水150ml
バーベキューに最適な作り方
玉ねぎはみじん切りにしてバターで炒めておきます。その他の材料をすべてポリ袋に入れ、しっかりとこねましょう。生地が滑らかになった後で、玉ねぎを入れてさらにこねます。オーブンシートを敷いたスキレットの上に生地を乗せて平にし、1時間発酵させてください。
バーベキューコンロでスキレットを加熱し、15分ほど生地を焼いたらひっくり返します。8分ほど焼いて焼き色がついたら完成です。
バーベキュー後に!スキレットの手入れ方法
バーベキューが終わった後は、きちんとスキレットのお手入れをする必要があります。手入れを怠ると、サビができたり、食材がくっつきやすくなったりするため、注意が必要。基本的なお手入れ方法をチェックして、スキレットを大切に使いましょう。
スキレットの手入れ方法①:水洗い
調理が終わった後は、水洗いをします。洗剤を使用すると、せっかくのコーティングが取れて、食材がくっつきやすくなるため気を付けてください。タワシを使いながら水洗いをすれば、簡単に汚れを落とせます。もし、落ちない場合はお湯を沸かして汚れをふやかしてからタワシでこするとよいでしょう。
スキレットの手入れ方法②:空焚き
汚れを落とし終えたら、水分を飛ばします。強火にかけて、煙が出るまで空焚きをしてください。空焚きが十分にできていないと水分が残り、サビができる原因になります。煙が出て、水分がしっかり飛んだのを確認してから火から下ろすようにしましょう。
スキレットの手入れ方法③:油を塗る
空焚き直後のスキレットはとても熱いので、しばらく放置して冷まします。手で触れられるくらいになったら、キッチンペーパーでオイルを塗り込みましょう。オイルを塗り込むことによって、コーティングが強化されます。内側だけでなく外側、裏面にもオイルを塗ったらお手入れの完了です。
スキレットでバーベキューを楽しもう
バーベキューのメニューがマンネリ化しがちな方は、スキレットを活用するのがおすすめです。スキレットがあるだけで、おつまみからメイン、主食系まで、バリエーション豊かなバーベキュー料理を作れるようになります。
バーベキューを楽しんだ後は、きちんとスキレットのお手入れをしておくことも大切。次のバーベキューでも活用するために、基本のお手入れを忘れないようにしましょう。今度の休日は、ぜひバーベキューを満喫してみてはいかがでしょうか。
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