検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

コレを知っていたら通を気取れる?高級店でも困らない、正しいお寿司の食べ方講座!

お寿司を食べに行く時に知っておきたいマナーを中心に、高級店でも困らないお寿司の食べ方と正しいお作法をご紹介します。お寿司は箸で食べてはいけない?お寿司屋さんで一目置かれる通なお寿司の食べ方とは?通ならではの食べ方は?などの疑問にもお答えします。
2021年9月14日
Nishi
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

高級寿司でも一目置かれる!お寿司の食べ方

お寿司の食べ方については、『自己流の食べ方で食べている』、『高級店のカウンター席は板前さんとの会話に困る』、『実は回転すしの方が気楽』など、食べ方に自信がないという人がいらっしゃるのではないでしょうか。

お寿司は日本が誇る代表的な日本料理です。日本ではもちろん海外でも人気の料理なので、日本人として鮨文化や正しいお寿司の食べ方を押さえておいて損はありません。

出典:photo-ac

そこで今回は、注文の仕方から、美味しい食べ方、鮨通ならではの振る舞いなど、どんな高級寿司店でも困らないお寿司の正しい食べ方をご紹介します。この機会に正しい食べ方を覚えてください。知っていると自慢できる鮨用語の解説もあります。

高級寿司でも困らない正しいお作法

お寿司以前の和食基本マナーと食べ方

出典:pixabay

お寿司は和食なので、基本的には和食の作法に従います。和食の作法といっても構える必要はありません。お寿司の食べ方は懐石料理などに比べると覚える作法は随分と少ないのです。基本のマナーを覚えておけば自然と食べ方が綺麗になり、高級寿司店でも堂々とふるまうことができます。

お箸・器・おしぼりのマナーと扱い方

手でお寿司を食べる食べ方もありますが、半月盆や桶に並べられるお寿司はやはりお箸が似合います。また、ガリや汁ものをいただくときにお箸は必須です。お箸を使うのが苦手な場合も、お箸のお作法は確認しておきましょう。

お箸は上げ下ろしを丁寧に行うとそれだけで上品な食べ方に感じられるものです。正しいお作法は、お箸を取り上げるときには右手で中央付近を取り、左手で受けてから右手で食べるときの持ち方に移行します。

出典:photo-ac

また、和食では小皿以外の平皿は動かさないのが作法の基本です。もし動かすときには両手で扱いましょう。そして、おしぼりは手を拭くためのものです。口を拭ったり、ましてや顔を拭くなどは完全にマナー違反。高級店ではテーブルを拭くのも控えましょう。

正しい食べ方は美味しい食べ方

出典:Pixabay

お寿司の食べ方に堅苦しいルールは多くありません。お寿司の食べ方のルールは美味しくいただく方法だと考えるといいでしょう。正しい食べ方を覚えると共に、なぜそうするのかを覚えておくと、間違えないばかりか通を気取ることができます。正しいお寿司の食べ方を覚えて、ぜひ美味しいお寿司を堪能してください。

お寿司の食べ方:基本マナー

美味しくお寿司を食べる方法

お寿司は生魚を食べる料理なので鮮度が命。出されたお寿司はすぐに食べるのが美味しい食べ方です。美しい鮨を見るとついつい写真を撮りたくなるものですが、写真撮影に夢中になってなかなか手を付けないのでは、美味しいお寿司が台無しです。

特にカウンター席では周囲のお客さんにとっても不愉快ですから、写真はお店の方に一言断ってから短時間で撮影します。

出典:pixabay

また、お寿司は一口で食べるのが基本です。嚙みちぎったり、箸で切り分けたりしてはいけません。もちろんシャリとネタを別々に食べるのもよくない食べ方です。ダイエットのためにネタだけを食べてシャリを残す”追いはぎ”などは言語道断の食べ方と心得ましょう。

そして、好みもありますが口に入れるときは、ネタが下の上に載るように入れるのが美味しい食べ方。こうすると、ネタの味をより深く感じることが出来るからです。この3つはお寿司を美味しくいただくために押さえておきましょう。

POINTお寿司の美味しい食べ方

  • 出されたお寿司はすぐに食べる
  • 形を崩さないように一口で食べる
  • ネタが下に乗るように口に入れる

お寿司の醤油の付け方

出典:pixabay

醤油は、シャリではなくネタに少しだけ付けるのが正しい付け方です。ごはんの部分に醤油を付ける食べ方は、にぎり寿司が崩れたり見た目が悪くなってしまうのでお勧めできません。ですが、寿司を裏返さないとネタだけに醤油を付けることは難しいです。

裏返すのはマナー違反なのではと悩むところですが、裏返すのは悪い食べ方ではありません。通なら180度裏返さずに90~160度くらい回転させてスマートにいただきます。


POINT醤油を付ける方法

  • シャリではなくネタに醤油を付ける
  • 醤油は少しだけ付ける
  • 寿司を横に向けたり裏返すのはOK

通っぽくお寿司を食べる方法

お寿司はお箸で食べてもかまいませんが、手で食べる方法が本来のお作法です。親指、人差し指、中指を使って摘まみ上げます。分からなければ、板前さんがお寿司を持つ手を見てみてください。一度手に持ったら口に運ぶまで持ち替えずに食べるのが通な食べ方です。

出典:photo-ac

お箸でお寿司を食べる方法も、ネタに醤油を付けるのは同じです。かといって小皿などに移して、裏返して、醤油を付けて、と何度も摘まんだり置いたりを繰り返すのは綺麗な食べ方とはいえません。

お箸でお寿司をつまみ上げたら、口に運ぶまでお寿司を離さないのが基本の食べ方です。最初にお寿司を摘まむときにネタ側とシャリ側を箸に付けるようにつかんで、横向きに醤油皿へ持っていくと、スムーズに食べることができます。

POINTお寿司をつまむ方法

  • 手で食べるときは指三本で摘まみ上げるのが通
  • お箸を使うときは何度も仮置きしないのが通の仕草
  • 手が汚れたら指拭きを使う

お寿司の食べ方:応用マナー

ガリで醤油を付ける食べ方

出典:pixabay

握り鮨は裏返してネタに醤油を付けるのが基本ですが、軍艦巻など倒すと形が崩れるお寿司に醤油を付けにくいお寿司です。型崩れが気になる時にはガリを刷毛代わりにして醤油を付ける方法があります。軍艦に添えられたキュウリを使うのも通な食べ方です。

醤油に刷毛が添えられているお店では刷毛でサッと醤油をひと塗りすればOK。ただし、刷毛に滴るほど刷毛に醤油を付けるのは無粋な食べ方なので気を付けましょう。

 

POINTガリや刷毛で醤油を付ける方法

  • ガリやキュウリで醤油を付ける方法はOK
  • 握り鮨にガリの刷毛はNG
  • 刷毛があるならサッと醤油をひと塗り

ネタが大きすぎるときの食べ方

お寿司は一口で食べるのが正しい食べ方とされていますので、ネタだけ先に食べる食べ方は避けましょう。でも、ネタが大きすぎて一口では食べられない場合もあります。そこで、シャリを半分ほど先に食べてから残りのネタとシャリを一口で頂くとスマートです。どうしても口に入らないときには小さめに握ってもらってもかまいません。

POINTネタが大きい時の対処方法

  • ネタとシャリを別々に食べるのは避ける
  • シャリの半分を先に食べる
  • 小さく握ってもらう

席の選び方と上席

お寿司屋さんといえばカウンター席のイメージがあります。板前さんに美味しい食べ方を相談したりや鮨を握る様子を眺めたいなら、やはりカウンター席がおすすめです。逆に板前さんとの会話が苦手な場合や、人の視線が気になると食事を楽しめないならお座敷を選ぶといいでしょう。

出典:unsplash

目上の人と食事をする場合は、上座がどこになるのかも確認が必要です。お座敷なら奥の席が上座です。カウンター席の場合は上座は店の奥側ではなく板前さんの前になります。板前さんが沢山いる場合は板長の前の席が一番いい席です。

お寿司の食べ方:通のマナー

順番を考えて食べるのが通

淡白な魚から濃厚な味の魚の順に食べるのが通とされています。これは、鮨に限らずどんな料理を食べ時にも万国共通の食べ方です。ですから、白身など油が多くないものから食べるのが基本の食べ方と覚えておきましょう。

出典:pixabay

旬の魚から食べるというのもまた通の食べ方です。魚には旬がありますから、季節を感じながら鮨を楽しむのも美味しい食べ方。カウンター席に座ったら、旬の魚が入っているか尋ねたり、おすすめのネタを聞くのも通の作法です。

また、好物のネタから食べても大丈夫。あえて、濃い味のものから食べたときは、間にガリを食べて口をさっぱりさせます。

POINT通っぽく注文する方法

  • 淡白な白身などから食べ始める
  • トロやウニなど濃厚なネタは最後に
  • 魚の旬を知っておく

予算内でおすすめのネタを食べる

板前さんと会話をしながらお勧めの寿司を堪能するのは、通ならではの食べ方です。いちいち値段を確認するのはちょっと憚られますし、特にデートや接待などではあまり値段を気にしすぎると気をつかわせてしまいます。

出典:photo-ac

値段を気にせずに食べるためには、予約の時にあらかじめ予算を伝えておくという方法があります。予算になったら合図してくださいと頼んでおくのです。いいところで汁物を勧めてくれるので、それがお開きのタイミングになります。

POINT予算内に抑えるコツ

  • 予約時に予め予算を伝えておく
  • 高級店でも値段を聞くのはOK。何度もしつこく値段を確認するのはNG
  • 汁椀を勧められたらお開きの合図

寿司通なら覚えておきたい!基本の鮨用語

これだけは知っておきたい鮨用語

出典:pixabay

握り寿司のご飯を”シャリ”、具を”ネタ”というように、鮨ならではの言葉はたくさんあります。寿司職人が使う専門用語は苦手だとしても、お寿司を食べるときに知らないと困る用語くらいは押さえておくと安心です。次に紹介するような、一般に常識として知られている鮨用語は、覚えておいた方がいいでしょう。

  • あがり・・・お茶
  • 玉・・・卵焼き
  • ガリ・・・しょうがの甘酢漬け
  • 漬け・・・醤油ダレに漬け込んだ魚
  • ゲタ・・・お寿司を載せる足の付いた木の台

知っていると通を気取れる鮨用語

寿司通を気取るなら、お寿司屋さんが使う鮨用語も知っておきましょう。醤油を意味する”むらさき”など有名なものもたくさんありますが、ここでは知っていると少し自慢できる鮨用語をご紹介します。

山葵ビを食べると鼻がツーンとして涙が出るから山葵を「なみだ」というなど、鮨用語の由来も合わせて覚えておくとイザというときに一目置かれます。

  • やま・・・ネタ切れ
  • なみだ・・・山葵
  • はかりめ・・・アナゴ
  • アニキ・・・古い方のネタ
  • オトウト・・・新しい方のネタ

寿司屋でこれはNG!

カウンターからゲタを下す

出典:pixabay

カウンター上に置かれたお皿やゲタは、板前さんが鮨を出すためのものですから基本的には動かしてはいけません。ですが、小柄な女性などは手が届かないこともあります。お寿司を取る時だけ手元に寄せてもかまいませんが、すぐに元の位置に戻すのがマナーです。

付け台に皿を載せる

カウンターの板前さん側に一段高くなっている場所があったら、それが付け台です。ここは板前さんが握ったお寿司を置く専用のお皿。お客さんが空いたお皿やおしぼりなどを載せてはいけません。たくさん注文してカウンターがお皿でいっぱいになったら、付け台に上げずに店員さんに下げてもらいます。

香りのマナー違反

出典:pixabay

寿司に限らず、食事の場に強い香りはNG。ましてや、お寿司はネタごとに変わる繊細な味や香りを楽しむ料理です。キツ過ぎる香水や柔軟剤の香りが付いていないか確認してから入店します。もちろん喫煙も控えるのがマナーです。カウンター席は香りのお作法に特に気を付けましょう。

高級店で通を気取る

たとえ鮨通であっても、高級店の常連であっても、ひけらかすのはNGです。聞かれもしないのに蘊蓄を長々と話す、鮨用語を連発する、板前さんを独占するなどはいただけません。見る人が見ればわかる粋な作法と食べ方を保つのが真の鮨通です。


寿司屋でありがちなトラブルと対処法

苦手なネタやお酒を勧められる:断る方法

苦手なネタを勧められたら断っても問題ありません。アレルギーがあるなら最初に断っておくのもいい方法です。「ヒカリモノが苦手」「貝類が苦手」などと申告するといいでしょう。逆に「白身が好き」など好きなネタを伝えておくのは歓迎されます。

もちろんお酒が苦手な場合も断ってOKです。フレンチレストランなどでは、アルコールを頼まなくてもソフトドリンクなどを注文するのがルールですが、寿司屋では無理に注文する必要はありません。

ワサビが苦手:ワサビ抜きを頼む方法

出典:unsplash

ワサビが苦手な場合は、ワサビ抜きを申し出ても問題ありません。予め醤油や塩で調味されて出てくるお寿司屋さんでは板前さんが丁度いい塩加減に調味されているので、できればそのまま味わうのがおすすめですが、どうしても苦手な時や何もつけない食べ方が好きな場合は断っても大丈夫です。

醤油をこぼす:スマートに処理する方法

お醤油をこぼしてしまったら慌てておしぼりで拭ってしまいがちですが、実はこれはマナー違反です。特に高級店では自分でカウンターを拭くのはよくありません。お店に申し出て、台拭きで拭いていただきましょう。

服に醤油が飛んだときは、席を立ってお手洗いなどで自分のハンカチなどを使って処理します。どうしてもおしぼりを使いたい時は一言断ってから使うのがマナーです。

価格が分からない:さりげなく予算内に収める方法

高級寿司屋でありがちなのが、値段が書いていないために予算が分かりにくくて困るということです。庶民的なお寿司屋さんでも、時々「時価」と書かれている札を見かけます。

値段を聞くのは決してマナー違反ではありませんから、時価の札がかかっていたら素直に尋ねます。お値段が気になって、お寿司の味も分からいのでは本末転倒です。

お寿司の食べ方は簡単!構えなくてもいい

出典:photo-ac

今回はお寿司の正しい食べ方をご紹介しました。記事を読めばわかるように、お寿司屋の作法は難しくありません。マナーは楽しく食事をするための食べ方なので、基本的には同席者が不快な思いをしなければいいのです。苦手意識を持たずに基本の作法と食べ方だけでも押さえておくと、美味しいお寿司を楽むことができます。

美味しいお寿司屋さんが気になる方はこちらをチェック!

お寿司の食べ方をマスターしたら、美味しいお寿司を食べたくなりますよね。当サイトではおすすめのお寿司屋さんを取り扱った記事を掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。