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福井県生まれの人気郷土料理!ぬかの風味が美味しい、へしこの食べ方をご紹介!

鯖をぬか漬けしたへしこをご存知でしょうか。塩辛さが特徴のへしこは福井県では非常に高い人気を誇る保存食です。そんなへしこですが、間違った食べ方をして、もう食べたくない、という方も多くいます。そんな方のためにへしこの食べ方について具体的に解説します。
2021年9月1日
海龍
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福井県の郷土料理へしこ!その食べ方とは

へしことは福井県の若狭地方で生産されている人気の郷土料理です。鯖に塩を振ってぬか漬けにした発酵食品で石川県などでも生産されています。その歴史は非常に古く、江戸時代の中期にはすでに生産が始まっていたそうです。

味はというと非常に塩辛く、好みが分かれるところではありますが、ご飯と一緒に食べたり、お酒のお供にしたりすると、まさに絶品。この記事ではそんなへしこのおすすめの食べ方やレシピなどについて紹介します。

焼きへしこの簡単な食べ方とおすすめレシピ

へしこを焼いた焼きへしこの食べ方と簡単なレシピについて紹介します。焼きへしこはへしこの食べ方の中でも最もオーソドックスな食べ方の1つ。そして最もへしこを味わえる食べ方でもあります。

そんな焼きへしこの食べ方と焼きへしこを使った誰でも簡単にできるレシピについて紹介するので、焼きへしこの食べ方が分からない、という方はぜひ参考にしてください。焼きへしこの調理方法さえ分かれば、へしこは美味しく食べられますよ。

へしこの下処理方法

へしこの食べ方や調理方法を紹介する前にまず、へしこの下処理の方法について紹介します。魚なんか捌けない、という方でも安心してください。包丁とまな板さえあれば魚を捌いた経験がない方でも簡単にさばくことができるのです。

下処理の方法やへしこを調理する上で非常に重要な工程なので必ず把握しておきましょう。

袋を開けてまな板の上に置く

まずへしこが入っている袋を開けてまな板の上に置きます。この時、まな板がぬかで汚れるのが嫌だという方はまな板の上にサランラップなどを敷いておきましょう。しかし、ぬかは水で洗うと簡単に落とせるので、あまり気にならない方はそのまま下処理を行うことをおすすめします。

頭を落として身を開けば下処理完了

販売されているへしこの中にはすでに頭が落とされているものもありますが、頭がついているものは調理の邪魔になるため、下処理の段階で頭を落としておきましょう。そして身を開いていくのですが、これもすでにぬか漬けの段階で切れ目が入れてあります。

というのもへしこはただぬかに付けるだけではなく、内臓を取り除いたその部分にぬかを入れるのです。そのため、すでに切れ込みが入っている状態なので、その切れ込みに包丁を入れるだけで簡単に身を開くことができます。

ぬかが気になる方は洗うこと

へしこの下処理ではぬかを洗い流してもそのままにしておいてもどちらでも構いません。刺身などにして食べる場合はぬかは邪魔になるため、洗うことをおすすめしますが、焼いて食べる場合にはぬかはそのままでも問題ないのです。

しかし、ぬか特有の風味が気になる、という方はあらかじめ洗い流しておきましょう。

焼きへしこの食べ方

Photo by psd

下処理が済んだらいよいよへしこを調理していきます。調理といっても焼きへしこはそのまま焼くだけなので非常に簡単です。焼く前にあらかじめ食べやすい大きさにカットしておきましょう。

焼き方はフライパンなどではなく焼き網を使用します。注意点は焼き過ぎないようにすることです。特にぬかを落とさないで焼く場合は焼き過ぎるとぬかが真っ黒になってしまい、風味が損なわれてしまいます。

焼きへしこの食べ方①ご飯の上に乗せる

最もオーソドックスな食べ方の1つが熱々のご飯の上に乗せて一緒に食べるという食べ方でしょう。ご飯がへしこの塩気とマッチして非常に美味しく食べられます。そのあまりの美味しさからご飯が何杯でも食べられそうです。

また、へしこ味のふりかけも販売されているため、お弁当でもへしこの味を楽しむことができますよ。

焼きへしこの食べ方②おにぎりの具

Photo by Kuruman

おにぎりに入れる、というシンプルな食べ方でもへしこのおいしさを実感することができる食べ方でしょう。焼いたへしこの身をほぐし、そのままおにぎりに入れるのです。へしこの塩気とご飯がマッチして普段よりもいっそう美味しいおにぎりができますよ。


焼きへしこの食べ方③お茶漬けに入れる

お茶漬けに入れるという食べ方もおすすめの食べ方の1つです。実はお茶漬けにして食べる食べ方は刺身のへしこでもできるのですが、ぬかの香ばしさが一層おいしさを引き立ててくれるため、個人的には焼いたへしこをお茶漬けに入れる方が好きです。

とはいえ、刺身をお茶漬けに入れる食べ方でも美味しいため、気になる方は食べ比べを行ってみるのもよいでしょう。

焼きへしこの食べ方④パスタの中に入れる

フリー写真素材ぱくたそ

パスタの中に入れるレシピもおすすめの食べ方です。アンチョビと同様に使うことで、へしこの旨味とパスタがマッチして非常に美味しいパスタが出来上がりますよ。おすすめのパスタの種類はペペロンチーノ。

ペペロンチーノならへしこ特有の臭いが気になる、という方でもニンニクを多めに入れることで、へしこの匂いを和らげることができるので、パスタの中でも特におすすめの食べ方となります。

焼きへしこの食べ方⑤トーストやサンドイッチに入れる

焼いたへしこの身をほぐし、トーストの上に乗せたり、サンドイッチの上に乗せる、というレシピもおすすめの食べ方です。へしこは意外とマヨやバターとの相性がよいため、ぜひ試してみてください。

サンドイッチの場合はまさにツナマヨのような感覚な食べ方でへしこを食べることができますよ。

焼きへしこの食べ方⑥チャーハンの中に入れる

フリー写真素材ぱくたそ

ほぐしたへしこの身をチャーハンの中に入れる、という食べ方もおすすめです。しかしチャーハンの中に入れる場合はへしこの量を調整しながら入れる必要があります。というのもへしこの量によってはチャーハン全体が非常に塩辛くなってしまうのです。

調理段階で味見をしながらほぐしたへしこを入れていきましょう。

焼きへしこの食べ方⑦お酒のお供

大人限定の食べ方ではあるのですが、お酒のお供にする、という食べ方もへしこの食べ方の中では特におすすめの食べ方となります。特に日本酒との相性が抜群によく、つい飲み過ぎてしまう方もいるのではないでしょうか。

へしこをつまみにしてお酒を飲む際は、へしこの食べ過ぎとお酒の飲み過ぎには注意しましょう。

さっぱりと食べられる刺身の食べ方

Photo by iyoupapa

へしこを焼かずに刺身にする食べ方もおすすめです。刺身にする際は、下処理を終えたへしこのぬかを洗い流し、薄皮を剥がします。あとはキッチンペーパーなどで水気を取り、薄切りにするだけです。

そして、そのまま食べるのですが、ここで一工夫加えることでへしこの刺身を格段に美味しくできます。そんなへしこの刺身をよりおいしく食べるための一工夫について紹介するのでぜひ参考にしてください。

へしこの刺身の食べ方①薄切りにした大根を添える

Photo byHans

へしこの塩辛さが苦手だという人におすすめの一工夫は薄切りにした大根を乗せて一緒に食べる、という食べ方です。この食べ方ならへしこの塩辛さを大根の水分が緩和してくれます。

へしこの辛さが苦手、だという方はぜひ試してみてください。ちなみにへしこの刺身を取り扱っている福井県の居酒屋のほとんどがへしこの刺身には大根が添えられています。

へしこの刺身の食べ方②レモン汁をかける食べ方

Photo byulleo

よりさっぱりとした刺身を食べたい、という方におすすめの食べ方がレモン汁。レモンの酸っぱさによって、塩辛いへしこの刺身がよりさっぱりと食べることができますよ。

へしこの刺身の食べ方は人それぞれ

Photo byRitaE

へしこは食べる人によってさまざまな食べ方ができる料理であるため、さまざまなアレンジができます。へしこの刺身も例外ではありません。食べる方のアイデア次第でよりおいしいへしことなることもあるのです。

そのため、へしこの刺身を食べる際には、合いそうだと思うものと合わせて食べる食べ方をおすすめします。意外な食材が合うこともあるのです。へしこの刺身を食べる際には自分だけのアレンジレシピを考えてみてはいかがでしょうか。

へしこはどこで購入できるの?

Photo by matsuyuki

若狭地方の郷土料理であるへしこがどこで購入できるのか紹介します。基本的に福井県のお土産店のほとんどで取り扱っていますが、せっかく福井県に訪れたのなら、へしこの本場である若狭地方で購入してみませんか。

若狭地方でしか購入できないオリジナルのへしこもあるので福井県でへしこを購入する際にはぜひ若狭地方まで足を運んでみてください。

田村長

1つ目に紹介するへしこを購入できる店舗は田村長という海鮮店です。江戸時代から続いている老舗で、へしこの製造は昭和から始めています。昔から変わらない製法と味を守り続けており、へしこ本来の味を楽しめるでしょう。

鯖のへしこの他にも小鯛のささ漬けや、若狭湾で獲れた若狭かれいなどを販売しています。福井県の小浜市に本店と分店があるので、へしこ本来の味を楽しみたい、という方はぜひ訪れてみてください。また、賤ヶ岳サービスエリアの上りでも販売されていますよ。

美浜へしこ館

福井県美浜町にあるへしこ館を紹介します。国道27号線沿いにある大きな店舗でへしこと書かれた大きな看板が目印です。主に魚の干物や燻製などを販売しています。鯖のへしこはもちろん、イワシやサンマ、フグやイカなどのさまざまなへしこを取り扱っていることも特徴の1つ。

へしこ館の隣にある、工場ではへしこづくりの様子を見学することができます。自宅でもへしこを作ってみたい、という方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

美浜へしこ館

  • 住所
    〒919-1132
    福井県美浜町佐柿59-18
  • 公式サイトURL
    https://www.heshiko.com/facility/heshiko.php
  • 電話番号
    0770-32-6789
  • 営業時間
    10:00~16:0
  • アクセス
    舞鶴若狭自動車道若狭美浜ICより車で約15分

千鳥苑

美浜町にある千鳥苑を紹介します。前記で紹介したへしこ館の姉妹店で、へしこ以外にも若狭ビールや鯖缶、福井県を代表するお土産品である、羽二重餅や五月ヶ瀬などの購入が可能です。また、日本海を眺めながらの食事を楽しんだり足湯に入ったりすることもできます。

目の前には海水浴場があるということもあり、シーズンになると多くの海水浴客が訪れるため、店内は常に満員状態。県外からの観光客も多く訪れる、福井県のお土産を購入するにはおすすめの店舗です。

若狭ビールの試飲と工場見学

千鳥苑の隣にある工場で製造されている若狭ビールはここでしか味わえないオリジナルビールです。若狭シーサイド・ブルワリーという工場で製造されており、2010年には全国酒類コンクール地ビール部門で第1位に輝いています。

フルーティーな風味が特徴のヴァイツェン、フルーティーさとマイルドな苦みがミックスしたペールエール、モルトの香りが特徴的なアンバーエールの3種類から選べるため、気になる方はぜひ味わってみてください。

千鳥苑

  • 住所
    〒919-1208
    福井県三方郡美浜町坂尻43-3-1
  • 公式サイトURL
    https://www.heshiko.com/
  • 電話番号
    0770-38-1011
  • アクセス
    舞鶴若狭自動車道 若狭美浜ICから車で3分
  • 営業時間
    10:00~16:00

福井県のオリジナルへしこグルメ

福井県にはへしこを使った珍しいオリジナルグルメもあります。へしこのおいしさをそのままに、独特のオリジナリティを持ったグルメばかりです。中には「こんなコラボもあるの?」と驚くグルメもあるので、福井県に訪れた際にぜひ味わってみてください。

へしこキッシュ

Photo byla-fontaine

フランスの一部の地域における郷土料理として有名なキッシュ。チーズと野菜がふんだんに使われているこのグルメにへしこを入れたへしこキッシュと呼ばれるオリジナルグルメが若狭町のレインボーカフェで食べることができます。

チーズの香りとへしこの風味が絶妙にマッチし、病みつきになること間違いなし。このレインボーカフェでしか食べられないため、若狭町に訪れた際にはぜひ味わってみてください。


若狭湾国定公園三方五湖レインボーライン山頂公園

レインボーカフェがあるのは三方五湖レインボーライン山頂公園内。このレインボーライン山頂公園は三方五湖が一望できる若狭町を代表する観光地です。テラスから眺める三方五湖はまさに絶景、360度の大パノラマをお楽しみいただけます。

また、恋人の聖地としても有名なパワースポットの1つ、和合神社と鳴らせば幸福になれるという幸福の鐘があり、毎年多くの方が訪れる大人気観光地です。他にもバラ園やハンモック広場などさまざまな魅力があるのでぜひ訪れてみてください。

レインボーカフェ

  • 住所
    〒919-1301
    福井県三方上中郡若狭町気山18-2-2 レインボーライン内
  • 公式サイトURL
    http://www.mikatagoko.com/food.php#food01
  • 電話番号
    0770-45-2678
  • アクセス
    舞鶴若狭自動車道 若狭三方ICから車で約20分
  • 営業時間
    9:30~16:30

へしこソフトクリーム

へしこソフトクリームと聞いて、「へしことスイーツのコラボ?」と思った方もいるのではないでしょうか。若狭町にある五胡の駅で販売されているへしこソフトクリームはへしことソフトクリームがコラボした夢のグルメなのです。

甘さ控えめの豆乳ソフトクリームに焼きへしこのぬかをちりばめたスイーツで、五胡の駅の人気商品の1つ。へしこのサブレであるサバレもトッピングされており、へしこの塩味と甘さ控えめのクリームが混ざって幅広い年代の方から高い人気を誇ります。

五胡の駅

美浜町にあるドライブインで、へしこをはじめ、豆乳ソフトクリーム、若狭の梅を使って製造された梅干しや梅酒、越前そばなどが販売されています。福井県のご当地グルメであるソースカツ丼やおろしそばが食べられるため、県外の方から高い人気を誇る施設です。

五胡の駅

  • 住所
    〒919-1123
    福井県三方郡美浜町久々子 72-1
  • 公式サイトURL
    https://www.gokonoeki.jp/
  • 電話番号
    0770-32-3339
  • アクセス
    舞鶴若狭自動車道 小浜ICから車で約40分
  • 営業時間
    9:30~17:30

へしこ寿司

へしこ寿司は比較的メジャーなグルメの1つであるため、へしこを購入して自宅で作ることもできます。福井県内では居酒屋などで食べられることが多く、お酒のお供として非常に高い人気を誇るグルメです。

若狭町を中心とした嶺南地方の多くの居酒屋にあるメニューなので、気になる方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

へしこは福井県の人気郷土料理

Photo by Laurel Fan

福井県の人気郷土料理である鯖のぬか漬け、へしこの食べ方や福井県でしか味わえないへしこを使ったオリジナルグルメなどを紹介しました。へしこはその塩辛さから、苦手だという方もいますが、福井県内では非常に高い人気を誇る郷土料理の1つなのです。

また、食べ方によってさまざまな味を楽しめることも特徴の1つ。熱々のご飯の上に乗せるだけでも非常に美味しく食べられるので、福井県に訪れた際にはぜひへしこを購入してみてください。

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美味しいご当地グルメと楽しさが詰まった観光地、日々の疲れを癒せる温泉など、非常に多くの魅力がある福井県。そんな福井県について気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

福井県のグルメや観光地、おすすめの温泉施設などの情報が具体的に掲載されていますよ。ぜひ参考にしてください。