そらまめの食べ方を知りたい!
日本人に馴染みのある野菜の1つに数えられる、そらまめ。シンプルな調理でもしっかりと旨味を感じられ、ワンランク上の美味しさを楽しめるのが魅力です。工夫次第で、食べ方の幅が広がるのも人気を集めている理由として挙げられます。
好みの食べ方でそらまめを楽しもう
本記事では、ぜひ取り入れておきたいそらまめの食べ方をご紹介します。基本の食べ方からアレンジが効いた食べ方まで、バリエーション豊かな調理方法を集めました。
茹でるのはもちろんのこと、焼いたり、炒めたりして、そらまめの美味しさを引き出して行きませんか?人気レシピの中から一番お気に入りの食べ方を探して、日々の食卓に役立てましょう。
基本的なそらまめの食べ方
シンプルに美味しいそらまめを味わうためには、基本的な食べ方をチェックしておくことが大切です。茹でる・焼くといった基本の調理方法をご紹介します。基本の食べ方だからこそ、ポイントを押さえて美味しく調理していきましょう。
そらまめを茹でる食べ方
スタンダードな食べ方として覚えておきたいのが、茹でる食べ方です。茹でるだけなら初心者でも気軽にチャレンジできるのが嬉しいポイント。ただし、茹でる時間が長すぎたり、塩味が濃すぎたりすると失敗してしまいます。基本の食べ方を把握した上で、茹でる方法を取り入れていきましょう。
サヤから出して切れ込みを入れる
最初に、サヤから豆を取り出していきます。縦方向にサヤに切れ込みを入れ、開きましょう。サヤの中に入っている豆を1つずつ取り出します。ここで重要となるのが、薄皮に切れ込みを入れること。事前に切れ込みを入れておくことで、茹でる時に塩味が染み込みやすくなります。
切り込みは、黒っぽく硬い部分に入れてください。包丁の刃先を使って、軽く切れ込みを入れる程度で問題ありません。切れ込みを入れすぎないように気を付けて作業をします。
塩を入れたお湯で茹でる
準備が整ったら、お湯を沸かします。鍋に水を入れて、塩を加えましょう。1Lの水に対して、大さじ0.5〜1くらいの塩を入れます。塩加減は好みにもよるので、調整をしながら自分にとって一番の味付けになるようにしてみてください。
茹でる時間は、2分〜3分が目安です。大きめの豆が多い場合は長めに、小さめの豆が多い場合は短めの時間で茹でて硬さを確かめるのがポイント。薄皮から出して、しっかりと火が通っていたらザルにあげます。
熱々を食べるのがおすすめ
茹で上がったそらまめの味を見て、もし塩味が足りないようなら少量を振りかけましょう。食べる時は、なるべく熱々をいただくのがおすすめ。あらかじめ切れ込みを入れてあるので、指で軽く押すだけで豆が出てきます。シンプルな素材の旨味を楽しんでくださいね。
そらまめを焼く食べ方
シンプルな食べ方がお好みの場合は、焼く方法もおすすめです。フライパンを使って焼くだけなので、複雑な調理テクニックは必要ありません。料理に慣れていない方でも、簡単に美味しい料理を楽しめます。ポイントをチェックして、焼きそらまめを作っていきましょう。
サヤのままフライパンに並べる
最初に、サヤごと水洗いをします。軽く水気を拭き取ってから、フライパンに並べてください。均一に火を通すため、重ならないように並べるのがポイントです。重なった部分があると火通りが悪くなるため、注意が必要。
もし、テフロン加工が施されていないフライパンであれば、軽く油を敷いておきましょう。また、フライパンではなくグリルを使って焼いても同じように美味しく仕上がります。
中火で焼く
フライパンに並べ終わったら、中火にかけます。少し強めの中火にして、表面に焼き色をつけていきましょう。4〜5分ほど焼けば、こんがりと焼き色がついてきます。ひっくり返して3〜4分ほど加熱し、同じように焼き色がついたらできあがりです。
サヤから豆を取り出して、お好みで塩を振りかけてください。醤油やハーブソルトなど、調味料の種類を変えるのもおすすめです。好みの食べ方で、できたての熱々を堪能しててはいかがでしょうか。
ワタも食べられる
捨ててしまいがちなサヤですが、実はワタの部分が食べられます。焼いた場合はサヤを捨てず、ワタをスプーンでくり抜いて食べてみましょう。そらまめならではの風味と甘味を感じられます。
また、ワタには栄養が豊富に含まれているのも特徴です。栄養を余すことなく取るためにも、捨てずに食べてみるのがおすすめ。そらまめの新たな美味しさを楽しんでみてください。
そらまめの食べ方・レシピ3選:おかず編
他の材料と組み合わせることで、そらまめの食べ方の幅はグッと広がります。ここからは、普段の食卓にぴったりなおかずレシピをチェックしていきましょう。お気に入りの食べ方を見つけて、取り入れてみてください。
そらまめの食べ方①:卵サラダ
卵とそらまめは、相性ぴったりな組み合わせです。マヨネーズや粉チーズを加えてサラダ仕立てにすることで、まろやかな味わいに仕上げます。パンの付け合わせに最適なおかずを作りたい時に最適。そのままバゲットや食パンに挟んで、サンドイッチにする食べ方もおすすめです。
そら豆(さやから出した状態で)100〜150g
卵2個
☆マヨネーズ大2
☆粉チーズ小1
☆塩胡椒少々
人気レシピ
基本の方法で、そらまめを茹でておきます。卵は茹でておきましょう。茹でた卵のカラをむいて、刻みます。そらまめは薄皮から取り出してください。ボウルにマヨネーズ・粉チーズ・塩胡椒を入れて混ぜ合わせ、そこに卵とそらまめを加えます。全体をざっくりと混ぜ合わせたら完成です。
そらまめの食べ方②:中華風炒め
鶏がらスープの素を使って作る、さっぱりとした味わいの中華風炒めです。むきエビとじゃがいもを材料に入れることで、ボリュームアップしているのが食べ方のポイント。ご飯との相性もよく、おかずとして重宝します。
むきエビ200g(8-10尾程)
そら豆6-8鞘
じゃがいも1個
酒大さじ1
鶏ガラスープの素小さじ1
片栗粉大さじ1
塩適量
胡椒適量
油適量
人気レシピ
むきエビを塩もみにしたら、片栗粉をまぶします。片栗粉を洗い流し、水気を拭き取っておきましょう。そらまめはサヤから取り出し、電子レンジで1分加熱します。じゃがいもは薄切りにしてください。
油を入れたフライパンでエビを炒め、色が変わった後にそらまめとじゃがいもを加えます。鶏がらスープと酒を加えて炒め合わせ、じゃがいもに火が通ったら完成です。
そらまめの食べ方③:玉ねぎのかき揚げ
ほっくりとしたそらまめならではの食感を楽しむなら、揚げ物にする食べ方が一番です。玉ねぎを加えることで、風味豊かなかき揚げにしていきましょう。できあがったかき揚げは、塩でシンプルにいただく食べ方がおすすめです。
そら豆(さやから出した状態で)200g
玉ねぎ(中)1個
☆天ぷら粉大8
☆水大5
☆塩ひとつまみ
人気レシピ
玉ねぎは、1.5cmくらいのサイズになるように角切りにします。そらまめは基本の方法で茹でて、薄皮から豆を取り出しておきましょう。ボウルに玉ねぎとそらまめを入れたら、天ぷら粉・水・塩を加えて混ぜます。180度の揚げ油でカラッと揚げたら完成です。
そらまめの食べ方・レシピ3選:主食編
パスタやご飯を始めとした主食系とも相性がよいのが嬉しいポイント。そらまめを加えることで、風味豊かな一品に仕上げられます。ボリュームがありながらも簡単に作れるので、気軽に食事を楽しみたい時にもおすすめです。
そらまめの食べ方①:クリームパスタ
濃厚な味わいのクリームソースは、そらまめの甘みとよく合います。パスタにすることで食べ応えが出て、大満足の一皿に。パスタ用のクリームソースは基本の作り方さえ覚えておけば簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみましょう。
スパゲッティ200g
バター大さじ1
小麦粉大さじ2
牛乳300cc
コンソメ1個
とろけるチーズ2つかみ
塩コショウ適量
ブラックペッパー適量
ベーコン小1パック
そら豆1袋
人気レシピ
ベーコンは細切りにして炒めておきます。そらまめは基本の茹で方で加熱し、薄皮を取り除いてください。フライパンにバターを溶かし入れ、小麦粉を加えます。粉っぽさがなくなるまで混ぜ、牛乳を少しずつ加えてソースを作りましょう。
ソースにチーズ・コンソメ・塩胡椒を入れて味付けします。茹でたパスタとベーコン、そらまめをソースに絡めたら完成です。
そらまめの食べ方②:卵チャーハン
ふんわりとした卵とそらまめを組み合わせた食べ方も、おすすめです。材料と調味料を揃えておけば、すぐに作れるのが魅力。お昼ご飯を手早く作りたい、といった場合に役立ちます。お好みでミックスベジタブルを加えて、アレンジするのもよいでしょう。
ご飯600g
そら豆(剥いたもの)100g
卵4個
長ネギ1本
塩小さじ1
胡椒少々
鶏ガラスープの素小さじ1
醤油小さじ1
サラダ油大さじ2
人気レシピ
基本の方法でそらまめを茹で、薄皮を取り除いておきます。長ネギはみじん切りに、卵は溶いておきましょう。油を入れたフライパンに卵を流し入れ、半熟の状態でご飯を加えます。
全体を炒め合わせた後、長ネギ・そらまめ・塩・胡椒・鶏がらスープの素・醤油を入れてください。味をなじませるように炒めたら完成です。
そらまめの食べ方③:桜海老の炊き込みご飯
ご飯に桜えびとそらまめを加えると、見た目も華やかな一品ができあがります。ホクホク食感のそらまめがアクセントになり、お店で食べるような味わいに。桜えびのこうばしい香りが食欲を引き立たせます。
米3合
釜揚げ桜えび90g
そら豆500g
塩小さじ1弱
酒大さじ1
人気レシピ
お米を洗ったら炊飯器に入れ、酒を加えます。メモリ通りの水を注ぎ、塩と桜えびを加えた後に炊飯をスタートしてください。そらまめは基本の方法で茹で、薄皮を取り除きます。炊き上がったご飯にそらまめを加え、ざっくりと混ぜ合わせたら完成です。
そらまめの食べ方・レシピ3選:スイーツ編
食事だけでなく、おやつにぴったりなスイーツに活用した食べ方も人気を集めています。マフィンやチーズケーキなど、優しい甘味を感じられるスイーツに取り入れて、そらまめを余すことなく楽しんでみてはいかがでしょうか。
そらまめの食べ方①:マフィン
バターを入れたマフィンにそらまめを加えることで、豊かな風味に仕上げられます。材料を混ぜていくだけの簡単なレシピなため、初心者でも気軽に挑戦できるのも魅力。焼きたてはふわふわ、冷めた後はしっとりといったように、食べ方によって異なる食感を楽しめます。
そら豆(さやに入ったもの)300g
無塩バター60g
グラニュー糖55g
塩ひとつまみ
卵(L)1個
牛乳大さじ2
◎薄力粉100g
◎ベーキングパウダー小さじ2/3 (3g)
人気レシピ
茹でたそらまめの薄皮を取り除き、マッシャーで潰しておきます。常温に戻したバターを泡立て器で混ぜ、グラニュー糖を加えましょう。卵を2〜3回に分けて混ぜ入れた後、牛乳を加えます。
薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ヘラで混ぜてください。そらまめを加えて混ぜた後、生地を型に流し入れます。170度のオーブンで20分焼いたら完成です。
そらまめの食べ方②:チーズケーキ
マスカルポーネチーズやクリームチーズと組み合わせて、ケーキにする食べ方も人気を集めています。そらまめ特有の優しい甘みが加わって、大人から子供まで好きな味わいに仕上げられるのが嬉しいポイント。
オーブンでカリカリに焼いたそらまめが食感のアクセントになり、まるでお店で作ったような美味しさを楽しめます。
そらまめ(皮つき)240g
粉ゼラチン5g
お湯20g
クッキー50g
バター80g
■ A
生クリーム170g
砂糖60g
マスカルポーネチーズ90g
クリームチーズ40g
人気レシピ
基本の茹で方でそらまめを加熱し、薄皮を取り除きます。砕いたビスケットと溶かしバターを混ぜ、型の底に敷いてください。そらまめの半量・お湯でふやかしたゼラチン・Aの材料をミキサーに入れて攪拌します。
生地を型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めましょう。残りのそらまめを刻み、170度のオーブンで10分ほど焼きます。チーズケーキに焼いたそらまめをトッピングして完成です。
そらまめの食べ方③:きんとん
シンプルな食べ方でそらまめスイーツを楽しみたい時におすすめです。少量の砂糖やバターを入れることによって、風味豊かなきんとんに仕上げられます。塩を少し入れて、味を引き締めるのもレシピのコツです。そらまめの鮮やかな緑色が引き立ち、見た目にも華やかなスイーツになります。
そら豆(さやなし)冷凍でもOK170g
砂糖大さじ3杯
塩少々
無塩バター(マーガリン)5g
人気レシピ
サヤから取り出したそらまめは5分ほど茹でて、柔らかめに仕上げます。薄皮を取り除き、マッシャーで潰しましょう。砂糖・塩・バターを加えて、練るように混ぜ合わせます。4等分にした後にラップで包み、巾着形になるように絞ってください。ラップから取り出し、お皿に盛り付けたら完成です。
美味しい食べ方でそらまめを堪能しよう
工夫次第で、いろいろな食べ方をできるのがそらまめの魅力です。最初は、茹でたり、焼いたりしてシンプルにいただくのがおすすめ。基本の食べ方を楽しんだ後は、炒め物や揚げ物にして、さらにレシピの幅を広げてみましょう。
食事としていただくのはもちろんのこと、スイーツに活用できるのも嬉しいポイントです。そらまめの風味が加わることで、ワンランク上のスイーツに仕上げられます。今回ご紹介したレシピの中から、一番お気に入りの食べ方を見つけてくださいね。
そらまめの食べ方が気になる方はこちらをチェック!
さまざまな食べ方を楽しめるそらまめは、日常の食卓で活用したい野菜の1つです。関連記事では、そらまめの食べ方や保存方法、栄養などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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