ウッドデッキ 0.75坪 (DIYデッキ)
ウッドデッキ匠
エコウッド人工木ウッドデッキ床板
ウッドデッキ イタウバ パラー州産
タキロン ポリカ 波板
屋根付きウッドデッキをDIYしよう
屋根付きウッドデッキが人気
ウッドデッキは、部屋を広く感じさせてくれる効果があることで人気です。屋根付きなら第二の部屋として使うことも出来るので、庭があるならぜひDIYで設置したいアイテムです。業者に依頼すると費用がかかりますが、DIYなら費用はぐっと抑えることができます。(※当記事は2021年12月時点の情報をもとに作成されています。)
屋根付きウッドデッキをDIYで作る
ウッドデッキをDIYで作るのは大変そうですが、作り方はそれほど難しくありません。大きな材料が多いので材料の運搬が一番大変ですが、通信販売でも購入できるで腕力に自信がなくても大丈夫。
DIYなら素材やデザインに拘ったウッドデッキを作ることができるのも魅力です。ここでは、ウッドデッキのDIYについて材料の選び方から作り方まで詳しくご紹介します。
屋根付きウッドデッキのDIY/施工計画
ウッドデッキのDIYは計画段階から始まっています。まずはデザインと素材の検討をしましょう。デザインで気を付ける点は床の高さです。床の高さを部屋の床と合せると部屋との一体感を出す効果があります。
素材は天然素材が人気ですが、人工木材も軽くてDIYで扱いやすいのでおすすめです。
屋根付きウッドデッキの図面を書く
設置場所に合わせてウッドデッキの大きさとデザインを決めます。ウッドデッキの床部分の高さと手すりの有無、階段の有無などがポイントです。屋根のデザインは、完成時のイメージと使い勝手を左右するので慎重に検討しましょう。
図面は、出来上がり寸法から部材の長さを決めていく方法と、逆に市販の材料の長さを元に出来上がり寸法を調整する方法があります。材料を切り分けるのが大変だという場合は、後者の方法がおすすめです。
屋根付きウッドデッキの材料を用意する
一番人気がある素材は天然木材
ウッドデッキ イタウバ パラー州産
一番人気は天然木材です。天然素材は人工木材に比べて腐りやすいという思われがちですが、腐りにくい木材もあります。また、防腐処理をで耐用年数を伸ばすことも可能です。予め木材に防腐材を高圧注入した木材も販売されています。
天然素材でありながら木材とは思えないほど腐りにくく、耐久性が格段に高いのでおすすめです。白木のままの木材は安価ですが腐りやすく、防水ペンキを塗っただけでは効果が持続しにくいので避けます。
施工が簡単な人工樹脂木材
エコウッド人工木ウッドデッキ床板
ウッドデッキのDIYでは、天然木材に比べて軽く扱いが簡単な樹脂製の人工木材も人気です。一見天然木材に見えるものもあり違和感もありません。ただ、人工木材は高温に弱いところが難点。ウッドデッキでバーベキューをする時や、夏の気温が高い地域では人口木材はお勧めできません。
また、人工木材は腐らないと思われがちですが、天然素材を練りこんでいる場合があり、条件によっては天然素材より耐久性が落ちることもあります。
屋根付きウッドデッキDIY/材料のカット
木材を自分で購入してDIYする場合は、材料のカットが大変な作業になります。不安な時は、購入時に材料のカットサービスを利用すると簡単。カットサービスは高いというイメージがありますが、専用工具を揃えるよりも安くなることもありますので検討してみてください。
また、部材の大きさや厚さによって、組み立てに使う金具が変わってくるので、DIY初心者は強度が足りるか相談しておくと安心です。
材料のカット
図面の寸法に合わせて材料をカットしていきます。市販の木材寸法を最大限に生かして、大きな部材から順にカットし、端材で小さな部品を切り出すと無駄がありません。無理やり力を込めて切断すると割れや歪みの原因になりますので、焦らずカットしましょう。
人工木材を使用する場合は、摩擦で切断面が溶けることがあります。その場合は溶ける寸法を差し引いてカットするといいでしょう。
サンダーと塗装
天然素材の場合は多少の毛羽立ちがある場合があるので、鑢をかけます。施工範囲が広い場合は大変な作業になるのでサンダーを使うと簡単です。材料のカット面に大きなメクレやささくれがある場合も、安全を考えて取り除いておきましょう。また、材料に塗装をしたい時には完成してからでも構いませんが、この時点で塗っておく方がきれいに仕上がります。
屋根付きウッドデッキのDIY/基礎の作り方
屋根付きウッドデッキのDIYで一番大事な作業が基礎の施工です。ここを疎かにすると後々ウッドデッキが傾いたり、軋んだり、破損したりすることに繋がります。丁寧に行いましょう。水平に作れば雨水がたまりにくいという効果もあります。
ウッドデッキのDIY/基礎の施工
まず、地盤となる場所が土の場合は施工場所全体の地固めをし、柱の位置を掘ります。穴の中に砕石や砂利を敷いて、束石を固定したらモルタルを流し込んで固めて基礎の完成です。地盤がコンクリートの場合は、柱の位置に束石を置きます。
ウッドデッキのDIY/根太の取り付け
束石の上に束柱を固定し、ウッドデッキの外周となる部分に根太を取り付けます。この時、根太が傾いているとウッドデッキの床面が傾いてしまいますので、水平になるように注意しましょう。
外周部分の根太が完成したら、内側にも根太を渡していきます。内側の根太はウッドデッキの床材に対して垂直が基本。根太と床材を垂直にすると、施工がしやすく強度が高くなります。最後に根太受けを取り付けて補強したら、あとは床張りだけです。
屋根付きウッドデッキのDIY/床の作り方
床板の方向は印象を左右するので慎重に決めます。部屋が広く感じる効果があるのは、室内から見て縦に床板が張ってある場合です。逆に部屋から見て横方向に床板を張ると、ウッドデッキに広がりが感じられる効果があります。
ウッドデッキのDIY/床板を固定する
根太に床板を並べて固定していきます。部屋と平行に設置する場合は、部屋側から作業を進めると効率がいいです。作業自体は簡単で、根太の上に床板を並べてビスで固定していくだけです。
床板と床板の間に隙間を開けることを忘れないようにしましょう。ピッタリくっつけて施工すると床に雨が溜まって劣化を早めます。また、床板は完成後に一番目にする場所なので、スペースは等間隔になるように注意すると仕上がりが綺麗です。
屋根付きウッドデッキのDIY/屋根の作り方
屋根掛けは屋根付きウッドデッキのDIYで一番力がいる作業になります。特に天然素材を使った屋根は重量があるので一人で行うのは大変です。不安な場合は二人以上で行うことをおすすめします。なお、屋根は、日陰を作り雨をしのぐ効果がありますが、部屋を暗くしてしまうがデメリット。広いウッドデッキの場合は一部に屋根をかけるなど工夫するといいでしょう。
ウッドデッキのDIY/屋根を取り付ける
藤棚風の屋根を組み立てる
屋根のDIYはシンプルな作り方です。まず、ウッドデッキの外周に沿って柱を立ち上げます。柱が立ちあがったら、屋根を乗せます。筏に組んだ屋根を乗せる方法もありますが、組みあがった木材は重量があるので作業が大変です。DIYでは、柱に対して横木を何本か渡した後、横木に垂直に木材を渡す方法をおすすめします。
雨除けを取り付ける場合は、このとき屋根に傾斜をつけておくことを忘れないようにしましょう。
ウッドデッキのDIY/屋根に雨除けを付ける
波板を取り付ける
タキロン ポリカ 波板
藤棚風の屋根はおしゃれですが、雨は防ぐことができません。天気を気にせず洗濯物を干したい人やメンテナンスを楽にしたい人は、横木に更に雨を防ぐことができる屋根を乗せましょう。ポリカーボネイトの波板なら軽くて簡単に固定することができます。
タープを固定する
雨は防がずとも日陰はつくりたちいう人にはタープをおすすめします。屋根に渡すだけで、カフェテラス風の雰囲気を作ることができることで人気です。また、樹脂の人工木材を使用している場合は、日陰を作ることで床が高温になりすぎるのを防ぐ効果があります。
タープの固定の方法は、屋根の横木に渡す方法と、屋根に括り付ける方法があります。どちらもピンと張りつめずに少し撓ませた方が雰囲気が出ます。
ウッドデッキのDIY/オーニングを屋根にする
オーニングテント
屋根の組み立ては、力仕事なので腕力に自信がない人には大変な作業です。その点、オーニングならDIY初心者でも比較的簡単に取り付けることができます。柱に渡した横木にオーニングを固定すれば、立派な屋根付きウッドデッキです。
屋根付きウッドデッキのDIY/簡単な作り方
キットを利用して一番面倒な材料のカットを省略
ウッドデッキ 0.75坪 (DIYデッキ)
ウッドデッキのキットの多くは0.5坪単位で販売されています。キットのウッドデッキは、設置するだけのものからDIYで組み立てるものまで色々です。設置場所に合わせての組み換えができるか、不要部分のカットが可能か、柱の付け替えが可能かなど、よく確認して選びましょう。
屋根なしタイプのウッドデッキのキットをアレンジして後付けの屋根をDIYで付ける作り方もあります。
積み重ねるだけでできる簡易ウッドデッキの作り方
一番簡単なウッドデッキの作り方
ウッドデッキ匠
屋根付きウッドデッキのDIYが大変そうだと感じた人向けに、一番簡単な屋根付きウッドデッキの作り方もご紹介します。仮設に近いやり方なので、耐久性は劣りますが大変な作業がなく、費用もかからないやり方です。まず最初に設置場所を均して水平に地固めし、ピンコロ石で土台を作ります。
その上に根太となる板材を固定したら作業の半分は終了です。最後に根太の上にウッドパレットを並べてビスで固定します。
屋根は突っ張り式のオーニングを使えば簡単
屋根付きウッドデッキのDIYで大変な屋根の部分も、突っ張り式のオーニングなら設置が簡単です。本格的なDIYを楽しみたい人には少し物足りないかもしれませんが、台風の時に取り外すことができるという利点があります。また、地面に穴を掘って固定するオーニングやタープもあります。
ウッドデッキのDIY耐久性をあげるコツ
ウッドデッキの作り方で一番重要なのは基礎
DIYで耐久性のあるウッドデッキをつくるには、しっかりと地盤を固めておくことです。ウッドデッキの重さに耐えられるように地固めをするかコンクリートを流しておきましょう。土の場合は、基礎を施工した後で足元に人工芝や砂利を敷いておくと更に耐久性が上がります。
メンテナンスもDIYで
残念ながらウッドデッキは、完成したら永久に使えるものではありません。定期的にメンテナンスをしましょう。委託すると費用が高いですが、メンテナンスも自分でできるのがDIYでウッドデッキを作るメリットです。
天然素材を使用した場合は、定期的に防腐剤を塗ると効果的です。ビスの錆や抜けも点検しましょう。また、床板が軋んだり割れたりしたときは思い切って床板を張り替えた方が安全です。
屋根付きウッドデッキの費用
業者に依頼した時の平均的な費用
屋根付きウッドデッキの費用は天然木材を使うか人工木材を使うかによって変わります。一番高い素材は一般的に天然木材です。次いで人工木材も費用が掛かります。そして一番費用が抑えられるのが、防腐剤注入木材です。
屋根付きウッドデッキを業者に依頼した場合の平均的な予算は10平米あたり250,000円~400,000円です。業者によって施工費はかなり変わるので何社かに見積もりを出してもらうといいでしょう。
屋根付きウッドデッキDIYの平均的な費用
DIYで屋根付きウッドデッキを作る場合、作業は少し大変かもしれませんが、費用はかなり抑えることができます。DIYキットを利用した場合の平均的な予算は人工木材の場合で、10平米あたり150,000円程度。天然素材の場合でも、120,000円から180,000円です。素材の選定から自分で行った場合は2割程度高くなると見積もっておくといいでしょう。
屋根付きウッドデッキのDIYを楽しもう
ウッドデッキは部屋を広く見せる効果や、庭へのアプローチを容易にする効果があり人気です。小さなウッドデッキでも屋根付きならいっそう使い勝手がよくなります。業者に依頼すると値段が高いものの、DIYならそれほど費用は掛かりません。DIY初心者でも簡単に設置できる作り方もご紹介しましたので、ぜひ挑戦してみてください。
お庭のDIYが気になる方はこちらをチェック
屋根付きウッドデッキをDIYで作ったら、次はお庭のDIYです。ウッドデッキの屋根につる植物を這わせたり、ウッドデッキの周りにタイルを敷いたりするとガーデンライフを更に快適にする効果があります。当サイトでは、お庭のDについての記事もたくさん載っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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出典:unsplash.com