【庭の作り方DIY】 庭づくりを始める前に
◎これから庭づくりをお考えの方に、庭づくりを行うにあたって、何からどう?始めて良いのか分からない方々が多いのではないでしょうか。今やデザインも沢山ありますし材料も様々で、とても悩んでしまいますね。
予算の関係でDIYで理想の庭づくりをお考えの方や、むしろ趣味の庭づくりにDIYを取り入れたい方もおられるでしょう。 まず手始めに大切なことや注意点などもお伝えしていきます。
◎そんな庭づくりの初心者の皆様方、頭が混乱してきてしまい〝庭づくり〟が面倒になってしまっていませんか?面倒になってしまう前に〝簡単な庭の作り方〟と〝簡単なDIY〟をご紹介する前に、やる事の順序を決めてしまえば、後は簡単で楽しく始めてしまえます!メモの準備をお忘れなく!
◎まず、①ご自分宅の〝庭の方角〟を調べます。
②ご自分宅の〝庭の形〟を確認して下さい。
③庭でどのように過ごしたいのかを〝生活習慣を基準〟にお考え下さい。
④あらかじめ〝好きなデザイン〟をご家族と相談して下さい。
⑤デザインと生活習慣を踏まえて、何処に何の〝DIY〟を取り入れるかをご家族と相談します。
この⑤項目を簡単にご紹介致します。
1【庭の作り方diy】 庭の方角を知る
◎簡単に初心者の方がまず庭づくりを始めるにあたって、〝庭の方角〟を知っておいた方が良いと思います。何故なら、ご自分宅の庭の方角で、日の当たる方角と、日の当らない方角が出てくると思うのですが、その方角によって植物を植える位置やDIYをする箇所がかなり変わってくるので、とても重要です。
◎初心者の方に分かりやすく御説明すると、太陽は東から昇り西に沈みます。〝東〟には『程よい半日陰』落葉樹(葉の落ちる木)の多くはこういった環境を好みます。
〝西〟は『西日が当たる』植物の葉が焼けやすいので常緑広葉樹(葉の落ちない木)などを選びます。〝南〟は『最も日の当たる方角』樹木の成長が早く剪定の回数も多くなりやすい様です。最後に〝北〟ですが『建物よりも大きな日陰ができる』ので日陰に強い植物を植えます。
◎如何でしたでしょうか?御自分宅の方角を調べてみましたか?思っていたよりも、庭の作り方に、方角がとても重要であった事が分かったと思いますが、方角だけでは〝庭づくり〟は進みません。次は庭の形を知りましょう。
2【庭の作り方diy】 庭の形を知る
◎それでは、初心者の方に分かりやすく〝庭の形〟について簡単にご説明させて頂きます。先ほど〝庭の方角〟を知り、ご自分宅の何処が陰でいて、何処が日の当たる場所なのかを知りましたが、庭の形も把握しとかなければ後々、木々を植える時や、DIYをするにあたって、計算が狂ってしまいますので〝庭の形〟も把握しておきましょう。
【庭の作り方DIY】 正方形・長方形
◎最も多いのが、正方形や、長方形かと思います。長細く〝小さい〟様なイメージを与える庭は一見小さく見えてしまいますが、面積を図ってみると、正方形の御宅とそんなに変わらない事が分かっている様で、思った以上に植物の植え込みやdiyが出来る箇所が多いので、諦めずに形を把握しましょう。
【庭の作り方DIY】 凸凹・その他
◎次に多いのが、恐らく〝L字型〟ではないでしょうか?L字は長方形と長方形が交わっただけなので、初心者の方にも然程難しく感じ無いと思いますが、凸凹した庭については、初心者の方には少々難しく感じるのではないでしょうか?ですが〝コの字〟の様な形も長方形が二つと正方形が一つと考えれば、簡単に問題が解決します。
3【生活習慣に合わせた庭づくり】
◎次に〝生活習慣に合わせた庭づくり〟ですが、〝生活習慣に合わせた庭づくり〟とは簡単に説明させて頂きますと、庭をどの様に生活に取り入れたいのか?と言う事です。例えば、休日には洗車をしたいのであれば、蛇口の近くに駐車スペースを作りたいですね、こういった事を予め決めてから始めた方が失敗せずに済みます。
人が通る動線
◎外から庭に入るには、何処の場所から入るのか?また、庭側にリビングやキッチンがあるのなら、ハーブなどを摘みに行くのに何処から庭に入るのか?動線をイメージしておきましょう。犬の散歩は裏口から出るなど、人それぞれ〝生活習慣〟が違いますので、自分の習慣を見直すと、庭づくりがとても簡単でスムーズになります。
4【庭のデザインを決める】
◎待っていた方も多いと思いますが、次にデザインに入らせて頂きます。デザインは一番の楽しみですね。思い思いの庭があると思いますが、実は簡単そうに見えて、デザインが非常に初心者の方には難しいのではないかと思います。ですから初心者の方々にも扱えるであろうデザインをピックアップします。ご覧ください。
庭デザイン【和風】
◎このデザインからDIYを取り入れるのなら、石で出来ている道を軽いタイルにする事によって、作業が簡単になりますし、苔の部分を芝生に変えるとメンテナンスも簡単になりますよ。
◎このデザインからDIYを取り入れるのなら〝ししおどし(竹)〟と竹の柵になりますが〝ししおどし〟の作成は容易ではないので購入し、竹柵は木材などを取り入れて簡単に作る様に工夫することが望ましいですね。
◎このデザインからDIYを取り入れるのなら、大きめな砂利と小さめの砂利を購入し、碁盤の目の様にタイルを貼り、貼ってない箇所に大きさの違う砂利を敷くのは如何でしょうか?木の柵を作るとして、焦茶にするとより和風になりますね。柵は初心者の方には難しいので、今回は紹介致しませんが、慣れてきましたら挑戦してみるのも良いと思います。
庭デザイン【洋風】
◎このデザインからDIYを取り入れるのなら、やはり〝アーチ〟ですね!洋風のデザインには欠かせないアイテムなのではないでしょうか?ペンキの色で雰囲気が変わってくるので、自宅と色を合わせるのもおすすめです。ですが〝アーチ〟は上級者向きですので、まずは購入してみることから始めたほうがいいでしょう。
◎このデザインからdiyを取り入れるのなら、庭の中心にある〝レンガ〟の花壇ではないでしょうか?高さ違いにレンガを置き、腰を掛ける所や、花たちが良く見える様になっています。カーポートはDIY上級者レベルのものになってくるので、まずは簡単な物から挑戦してみましょう!!
◎このデザインからDIYを取り入れるのなら、〝枕木〟と〝柵〟ではないでしょうか?タイルの間に入っている枕木のアクセントが可愛らしいですね。ただ、初めての方にとって柵は基礎部分の平行を取るのが難しい為、DIYに慣れてから挑戦してみましょう。
5【DIYの基本】
◎和風のデザインと洋風のデザイン。どの様なデザインにするのかを決めたところで漸くDIYの実践ですが、DIYが初めての方は手慣れていないものです。そんなDIY初心者の方々にも簡単に作業を行える様に、庭の作り方を〝より簡単に〟説明しますね。まずは、用意する物を確認しましょう!
◎庭の作り方を説明する前に先ずは、作業をする上で必要な物を紹介します。①汚れてもかまわない服、②長靴、③軍手、④帽子、⑤マスクになります。普段これだけの恰好はなかなかしないものですが、帽子は長時間作業する上で紫外線から身を守り、マスクは砂埃などから喉を守りますので、用意は万全にしておきましょう。
6【DIYを取り入れたデザインと簡単な庭の作り方】
◎生活習慣からデザインを決めましたら、何処に何をDIYするか、何が自分に出来そうなのかを考えましょう。お子さんが玄関から逆の方向で帰って来るとすると、庭がそちら側に面しているのなら、〝レンガの道〟や〝枕木の道〟を作ってみるのもいいでしょう。
また家の周りを花でいっぱいにしてみたいのであれば、家の周りを〝レンガの花壇〟で花いっぱいにしてみるのもいいのではないでしょうか。
7【始める前の注意】
◎自分の思い描く〝庭づくり〟を始める前に、地域では木を植えない家が多いなど、逆に木を植えてるのが当たり前の様な、様々な地域が存在しますので、自宅の地域を改めて確認しておきましょう。周りの雰囲気を壊さず、自分の好きな庭づくりをする事によって、トラブルに発展せず、楽しくdiyが出来るのではないでしょうか。
8【庭の作り方DIY】レンガ
◎レンガは比較的に手に入りやすく、とってもお洒落ですが、大変種類が豊富な事もあって、悩ム方も多いでしょう。ですから、まずはレンガの種類からご紹介します。
◉【庭の作り方 DIY】 レンガの種類
◉【庭の作り方DIY デザイン】〝レンガ〟設置箇所
◎レンガの設置箇所としては、道、花壇、柵(塀)など色々あると思いますが、一番簡単なdDIYで言うと〝道と花壇〟ではないでしょうか?初心者の方でも簡単に庭づくりが出来る様な、レンガを使ったDIYの庭の作り方をこれからご紹介します。
①【庭の作り方DIY】〝レンガ道〟庭の作り方
①レンガは一晩水につけておきましょう。 ②セメントの用意(初心者の方はインスタントセメントを使う事をお勧め致します。)今回は使用しないやり方をお見せします。 ③地固を行います。 ④水糸を張りますが、水平器で水平を取っても良いでしょう。
⑤地面を平らにします。(細い砂でバランスをとると良いようです。) ⑥レンガを敷きます。 ⑦ゴムハンマーでレンガを軽く叩いていきます。 ⑧水平器で水平を確認します。 ⑨隙間にけい砂を入れていきます。 ◎簡単に説明しましたが、このほかに注意する点をお伝えしますね。
◎注意する点は、 ③の地固ですが、掘る深さの目安は10㎝、次に路盤材を3㎝敷いた後〝ガーデニングトントン〟などを使用して固める事によって後にレンガが崩れにくくなるのでお勧めです。その後の砂は3㎝入れましょう。(レンガの厚みが4㎝の場合)
④水糸を張る時は杭に縛り付けますが、この時杭が動かない様にしましょう。 ⑤レンガの前に砂を入れ、板などを使って水平にレンガを置いて行きます。(上の画像参照) ⑥レンガを敷く時に5㎜〜8㎜程度開けて敷きます。
コツとしては、薄い板などを挟んですると良いでしょう。 ⑨目地砂を入れる際には、ホウキなどを使って入れると良いでしょう。
②DIYで使う物
③【庭の作り方DIY】〝レンガ花壇〟庭の作り方
◎〝レンガ花壇〟の庭の作り方としては、〝レンガ道〟と最初は大体同じですので、簡単に説明します。今回は初心者でも作りやすい様に、基礎を作らない方法になります。 ①レンガを一晩水につけておきましょう。 ②モルタルの用意(初心者の方はインスタントを使う事をお勧め致します。)
③地固を行います。(レンガの積む位置のみ地固を行います。) ④レンガを積んでいきます。 ⑤濡れたスポンジなどでレンガに付いたモルタルを乾かない内に取り除きます。 ◎こちらも簡単に説明しましたが、注意点や細かな作り方を説明します。
◎注意点は、 ②のモルタルの用意ですが、作り方としてはセメント1:砂3の割合で作ります。この時、硬さは耳たぶぐらいの硬さをイメージし、水と混ぜていきます。 ④のレンガ積みでは、一番下にモルタルをたっぷり盛り、平行器で平行を取りながら積んでいきます。
二段目からは15㎜ぐらいを目安にモルタルを敷き、レンガを積んで行くと綺麗に仕上がるでしょう。レンガの横にも接着させる為、モルタルを忘れずに入れていきましょう。 ⑤モルタルが乾くと取れずらくなる為、早めに水の含んだスポンジで取りのぞいていきましょう。
④DIYで使う物
◉【庭の作り方DIY デザイン】〝枕木〟
◎レンガと同様に枕木も比較的手に入りやすい素材の一つです。枕木を置く事によって少し落ち着いたクールな印象を与えるのではないでしょうか。
◉【庭の作り方DIY デザイン】〝枕木〟設置箇所
◎枕木の設置箇所としては玄関などに〝階段〟と〝道〟ではないでしょうか?花壇もありますが、初心者の方には、はめ込むだけのDIYの方が簡単にできそうなので、こちらの庭の作り方を紹介しますね。
①【庭の作り方DIY】〝枕木の道〟
①枕木を用意します。 ②敷きたい箇所に穴を掘ります。 ③路盤材を敷きます。 ④〝ガーデニングトントン〟などで地固していきます。 ⑤枕木をセットします。 ⑥自分の好みの砂や、砂利、芝生などを敷き詰めていきます。
◎ここで注意する点は、 ③路盤材を敷きますが、この時必ず平行器などで平行であるかを確認しながら、作業をおこなって下さい。 ⑤枕木を固定したい場合は、モルタルなどをおき、その上に枕木を置いていきます。
⑥好みの石を入れる際に、穴が深すぎると、石の量をたくさん用意しなくてはいけませんので、枕木を置く位置のみ掘った方が経済的です。
②【庭の作り方DIY】〝枕木の階段〟
①枕木と〝かすがい〟を用意します。 ②枕木を長い物と短い物で〝コの字〟に組み立てます。 ③組み立てた枕木を〝かすがい〟で打ち繋げます。 ④〝コの字〟に組み立てた枕木を下から順番に並べていきます。
⑤穴のの空いている部分に好みの石や砂を入れていきます。 ◎簡単に説明致しましたが、階段は少々、初心者の方には難しく感じるかもしれませんが、この時、枕木を、正方形に組み立てると作りやすいかもしれません。
◎注意する点は、 ②ここで言う〝長い物〟とは、階段で言いますと、足を乗せる箇所の事を言っており、〝短い物〟とは、足を乗せない両脇の支えの枕木の事を言っています。例として、一般の家庭の階段の〝寸法の目安〟は横90㎝ぐらいなので、ここで言う〝長い物が90㎝〟になります。
③〝かすがい〟は、トンカチで打つだけなので、初心者の方でも簡単にできそうですが、手を怪我しない為に厚手の手袋をお勧め致します。 ④下から並べる時に水平器で水平を取って並べましょう。
③DIYで使う物
【まとめ】
◎如何でしたでしょうか?庭の方角から、庭の形、生活習慣が出てきましたが、〝庭づくりをする〟と言う事は、私たちと共に生活する上で欠かせない事を、より便利に且つ、お洒落に取り入れる事が、何よりも幸せに過ごせる庭へとなるのではないでしょうか。
【庭の作り方DIY】では、アーチと柵、扉などもまた別の機会にお話することとして、今回は主に簡単に始められるDIYをご紹介しました。レンガの作業は大変ではありますが、仕上がりがとても楽しみになりますね。
ゆっくり焦らず作っていく事が一番の〝コツ〟かもしれません。 枕木は雰囲気作りにはとても良いので是非DIYしてみましょう。
◎和風の雰囲気に欠かせないのが石ですが、業者さんを頼ったり、移動できなかったり、処分したい時にはお金が掛かってしまいますが、こちらは人口石なので、DIYで庭づくりをしたい方にお勧めです。価格は5,121円になり、後々の事を考えると手ごろな価格になります。