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息を呑む美しさの庭園が魅力。京都の名所、圓光寺の紅葉情報まとめ!見頃などを紹介!

京都・洛北に位置する圓光寺は、苔と紅葉、竹林の名所として名高く、特に紅葉は、京都の中でも人気が高いスポットです。圓光寺の紅葉の見どころや時期、特別拝観情報も併せて解説します。秋の京都の紅葉巡りにお出かけの際の参考にしてください。
2021年8月21日
emi
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紅葉の名所・圓光寺は大人の観光におすすめ

京都の街を彩る紅葉は落ち着いた美しさ

紅葉の時期、秋の京都は様々な美しさで人々を魅了します。美しい紅葉が見られる場所は京都には数多く存在しますが、洛北の一乗寺エリアにある圓光寺も人気のスポットの一つ。見頃の真っ赤に彩られるカエデの美しさと、庭園を埋め尽くす散り紅葉でも知られる紅葉の名所です。

京都らしい情緒のある紅葉風景

歴史のある建物と美しい庭園、そして紅葉とのコントラストが京都らしい情緒を醸し出して、しっとりとした大人の観光に最適です。そんな圓光寺の紅葉の見どころや見頃の時期、周辺の紅葉スポットまで詳しくご案内していきます。(2021年8月16日現在の情報を元に記事を作成しています。)

紅葉の名所・圓光寺について

一乗寺エリアとはどんなところ?

一乗寺は、京都府京都市左京区の北東部に位置するエリアで、名前はかつてこの地にあった一乗寺に由来します。京都の中心部から電車を乗り継いで約30分ほどかかるため、雑踏を離れて落ち着いた観光を楽しみたい方におすすめです。

最近では、一条寺駅周辺や東大路通沿いを中心にラーメンの人気店が集まる京都一のラーメン激戦区になっています。そのため、特に週末にはラーメン好きが訪れる大人気のスポットとして有名です。

圓光寺の歴史

圓光寺は、1601年江戸幕府を開いた徳川家康の命により、学校機能を備えた臨済宗南禅寺派のお寺として伏見城下に建てられました。開山者は当時足利学校の校長だった三要元佶(かんしつげんきつ)で、学問所・洛陽学校が圓光寺の起源になります。開校の際には僧侶に限らず多くの若者が入学しました。

1667年に洛陽学校を伏見から現在地に移転、臨済宗南禅寺派の尼寺にとなりました。ご本尊は千手観世音菩薩坐像です。

多くの文化財を所蔵

そのような歴史があるため、圓光寺では多くの貴重な資料を所蔵。家康に贈られた日本最古の木製活字「圓光寺版木活字」、円山応挙筆紙本墨画「雨竹風竹図」などが重要文化財に指定されています。それらの所蔵品は瑞雲閣(所蔵館)で見学が可能です。

紅葉の名所・圓光寺の見どころ

圓光寺に紅葉を見に行くときに、是非知っておきたい人気でおすすめの見どころについてご案内します。圓光寺の綺麗な紅葉とともに、圓光寺でしか味わえない風情を大人目線で感じてみてください。

圓光寺の見どころ:①十牛之庭

江戸時代に作庭された書院前の池泉回遊式庭園を十牛之庭じゅうぎゅうのにわ)と言います。十牛の庭とは、牛を追う牧童が描かれた十牛図をテーマに描かれた庭園です。十牛図に描かれているのは、禅の悟りに至るまでの過程を表したもので、十個の牛の形をした石に見立てています。

十牛之庭では新緑から紅葉、雪景色へと移り変わる四季折々の風景を楽しむことができ、庭園の中に残る栖龍池は、京都洛北周辺では最も古い池と言われています。

清々しい青もみじも素晴らしい

春の桜、秋の紅葉と並んで美しい風景が初夏の青もみじです。初夏に見られる青もみじに囲まれた庭園もおすすめ。青もみじと青々とした苔が涼し気げで素晴らしい風景に目を奪われます。爽やかな風とまぶしく輝く新緑も魅力の一つです。

季節を目と耳で楽しむ

書院前にある水琴窟も見どころの一つで、縁が広い盃型の手水鉢は珍しく、圓光寺型と呼ばれており、ほかではあまり見られない形です。

水琴窟は地中に作りだした空洞の中に水滴を落とし、その際に発せられる音を反響させる仕掛けです。手水鉢にはいつも季節の花が生けられており、目や耳で季節が感じられます。竹筒に耳を傾けて、京都でも随一と言われるその済んだ音色を、ぜひ楽しんでみてください。

禅の心にも触れる

本堂には、岩倉具視が造った茶室「待月庵」や、富岡鉄斎作襖絵「観楓山水図・脩竹清風図」などの見どころがあり、禅の教えに触れることができます。

圓光寺の見どころ:②奔龍庭


山門をくぐった参道の先に広がるのは、平成の枯山水「奔龍庭」です。2013年に作庭された庭で、モダンな印象を受けます。渦を巻く雲海に見立てた白砂の中を、躍動感あふれる龍、稲妻をイメージした石柱など、石組みで龍を表現した枯山水は見どころの一つです。

圓光寺の見どころ:③応挙竹林

本堂から見て十牛之庭の背後にある竹林は応挙竹林と言い、江戸期の画家・円山応挙がよく訪れていました。圓光寺は円山応挙ゆかりのお寺で、宝物館には応挙がこの竹林をモデルに描いた重要文化財の「雨竹風竹図屏風」が所蔵されています。

ちなみに雨竹は雨に濡れている竹、風竹とは風に吹かれている竹のことです。圓光寺に何度も訪れていた応挙に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

圓光寺の見どころ:④高台からの眺め

圓光寺には京都市内を一望できる高台があり、そこには開基者の徳川家康を祀った東照宮があり見どころとなっています。境内はもちろん、京都市内がかなり遠くまで見渡せるので、紅葉の京都市内や、上から眺める色とりどりの庭園も素晴らしいので、ぜひ立ち寄ってみてください。

圓光寺の見どころ:⑤御朱印を紹介

圓光寺では拝観受付で御朱印を頂くことが可能です。ご本尊の千手観音菩薩が記されたもので、開基者である徳川家康と縁が深いお寺ですが葵の紋はは押印されていないので、気になる方は事前に確認しておきましょう。

圓光寺の紅葉について

圓光寺の紅葉の見頃はいつ?

圓光寺の紅葉は、例年色づきは11月初旬ごろからはじまり、11月中旬から12月上旬ごろにかけて見頃を迎えます。しかし、その年の気温の変動によって多少時期は変動するので確認をしてください。

そして圓光寺と言えば散り紅葉も有名で、真っ赤に染まった紅葉の絨毯が見どころの一つ。あえて紅葉のピークをずらして出かけてみるのもいいでしょう。

圓光寺の紅葉時期の混雑状況は?

京都で大人気の紅葉スポットの清水寺や嵐山に比べると圓光寺の混雑状況はまだ少なめです。しかし、京都屈指の紅葉の名所・圓光寺は、紅葉の時期になると近年より多くの観光客が訪れ、見頃には混雑する傾向にあります。

せっかく美しい紅葉を見るのですからできるだけゆっくりと鑑賞したいもの。少しでも混雑を回避したいという方は、通常拝観の開門直後の朝9時ごろか、夕刻の拝観がねらい目です。

早朝特別拝観について

もっとゆっくり庭園を散歩したいという方は、期間中約1週間開催される早朝特別拝観がおすすめです。1日限定70名で、7時30分から通常拝観時間の9時ごろまで貸切となります。10月下旬から電話にて予約受付が開始。拝観料は1人1,000円です。

事前にお寺のWEBサイトに詳細がアップされるので、気になる方はチェックしてみてください。特別感が感じられるお寺や庭園で、ゆっくり大人の時間を楽しみましょう。

圓光寺の紅葉の名所

圓光寺の紅葉は京都の中でも名所として知られている場所の一つです。観光ポスターに使用されたりメディアに紹介されるなど、一度は見ておきたいスポット。有名な庭園や、SNSでもよく見かける額縁紅葉など、大人が楽しむ圓光寺の紅葉の見どころをご紹介しましょう。

圓光寺の紅葉の名所:①十牛之庭

圓光寺の紅葉スポットと言えば、十牛之庭が有名です。色づき始めの頃は緑や赤、黄色といったカラフルな色と苔の緑とのグラデーションが楽しめます。

さらに見頃になると真っ赤に染まった紅葉が美しく、さまざまに変化していく様子は、いつ訪れても飽きることがありません。鏡のような栖龍池に反射する紅葉もとても美しいので、ぜひ写真に収めてみてください。

圓光寺の紅葉の名所:②本堂から庭園を眺める

圓光寺の紅葉は、庭園を散歩しながら紅いカエデと庭を埋め尽くす散り紅葉越しに書院を臨むのがおすすめですが、本堂の縁側に座り、ゆったりと十牛之庭を観賞するのも大人の楽しみ方です。

障子を額縁に見立てた絵画のような写真をよく見かけます。縁側に敷かれた毛氈と赤や黄金色に染まった庭が素晴らしいシチュエーションで、誰しも思わず写真を撮りたくなる光景です。時間を忘れていつまでも見ていられる素晴らしい景色が広がっています。


圓光寺の紅葉の名所:③散り紅葉

圓光寺の本堂の前の十牛之庭は、見頃の時期の色とりどりの紅葉も綺麗ですが、ピークを過ぎた散り紅葉で覆われた様子もまた、美しい紅葉スポットとして知られています。苔庭の上に色づいた葉が落ちている様子も風情があると大人気。

また、SNSでよく見かける、散り紅葉に包まれた小さなお地蔵さんの姿も見どころと言えるでしょう。見頃を過ぎた時期には人も減り、しっとりと大人の時間が過ごせそうです。

紅葉の名所・圓光寺へのアクセス方法

交通機関利用の場合

圓光寺へ行くには、まず交通機関利用なら、京阪電車「出町柳」駅から叡山電車に乗り換え「一乗寺」駅下車、徒歩15分で到着します。途中坂道がありますが、美しい紅葉が見られることを楽しみに頑張って上りましょう。

また、JR京都駅からならバスがおすすめ。市バス「一乗寺下り松」停留所下車、徒歩10分で着きます。見頃の時期は電車、バスとも混み合うことが予想されますので、日中の混雑する時間を避けるのがおすすめです。

車利用の場合と駐車場について

車で行きたいという方は、名神高速道路・京都東ICで降りると約20分でアクセスできます。参拝者専用駐車場が30台ありますが、紅葉時期になると利用できなくなるので、周辺のパーキングを利用してください。

紅葉シーズンには京都市内の道路が混雑することが多いので、時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。

圓光寺の詳細情報

圓光寺の拝観料は一般500円、高校・中学生400円、小学生300円です。一般拝観時間は9時から17時、ライトアップは行っていません。拝観方法などの最新情報は、圓光寺の公式ホームページでご確認ください。

圓光寺

  • 住所
    〒606-8147
    京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
  • 電話番号
    075-781-8025
  • 公式サイトURL
    https://www.enkouji.jp/

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圓光寺周辺の紅葉スポット

圓光寺の周辺には紅葉の名所と言われる人気の寺社があり、見頃に時期には多くの観光客で混み合います。しかし、ほかにも素晴らしい紅葉が見られる穴場スポットがあるのをご存じでしょうか。人ごみを離れ、静かな紅葉の道を散歩する、そんな大人の時間が過ごせますよ。

圓光寺周辺の紅葉の名所:①赤山禅院

赤山禅院(せきざんぜんいん)は、修学院離宮近くにあり、京都の北東鬼門方向に位置することから方除けの神として崇められています。比叡山延暦寺の塔頭で、都七福神のひとつ福禄寿のお寺でお姿みくじが人気。一乗寺エリアの穴場の紅葉スポットです。

参道は色鮮やかな数百本の紅葉のトンネルとなっていて散歩に最適。交通の便はあまりよくないので人も少な目で特別感がありおすすめです。毎年11月に紅葉祭りが行われます。

詳細情報

紅葉の見頃 11月中旬~下旬
拝観時間 9時~16時30分
拝観料 なし(自由拝観)

赤山禅院

  • 住所
    〒606-8036
    京都府京都市左京区修学院開根坊町18
  • 電話番号
    075-701-5181
  • 公式サイトURL
    http://www.sekizanzenin.com/
  • アクセス
    市バス「修学院離宮道」下車徒歩20分

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圓光寺周辺の紅葉の名所:②鷺森神社


貞観年間(859-77)創建とされる鷺森神社。スサノオノミコトを祀り、神の使いである鷺が森に群集していたことに由来します。境内には触れると夫婦和合や良縁にご利益があるという八重垣の石がありカップルに人気です。

見事に真っ赤に色づいたカエデが続く参道は散歩に最適で、その先には静寂に包まれた境内にある本殿です。混雑を避けてゆっくり紅葉と自然を楽しめる穴場となっています。

詳細情報

紅葉の見頃 11月下旬
拝観時間 制限なし
拝観料 無料

鷺森神社

  • 住所
    〒606-8061
    京都府京都市左京区修学院宮ノ脇町16
  • 電話番号
    075-781-6391
  • アクセス
    叡山電鉄「修学院」駅下車徒歩10分

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圓光寺周辺の紅葉の名所:③金福寺

金福寺(こんぷくじ)は、松尾芭蕉や与謝蕪村ゆかりの深いお寺です。本堂奥には茅葺屋根の茶室「芭蕉庵」があり、高台から見る庭園や京都市内の風景も見どころ。

本堂前の枯山水庭園を囲うように配置されたさざんかとモミジ、秋になると紅葉が境内を彩ります。金福寺は、紅葉の時期でも比較的混在することが少なく、ゆったりと紅葉を楽しめる穴場スポットです。

詳細情報

紅葉の見頃 例年11月中旬頃から11月下旬頃
拝観時間 9時~17時
(1月16~31日、8月5~20日は休み)
拝観料金 大人500円、中高生400円、小学生300円

金福寺

  • 住所
    〒606-8157
    京都府京都市左京区一乗寺才形町20
  • 電話番号
    075-791-1666
  • アクセス
    叡山本線「一乗寺」駅から徒歩20分市バス「一乗寺下り松町」下車徒歩5分

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圓光寺で紅葉を満喫しよう!

京都の洛北エリアで大人気の紅葉スポット、圓光寺。庭園の散歩や、文化財鑑賞、高台からの絶景など、圓光寺の魅力を存分に楽しみましょう。

時間があれば、近くの穴場スポットに立ち寄るのもおすすめです。紅葉に燃える京都の秋、澄んだ空気とやわらかい日差しの中で,ぜひ京都の秋のひと時を楽しんでください。混雑を回避する理由で、2020年は事前予約制の特別拝観を行っています。2021年の詳細は事前に公式HPでご確認ください。

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