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冬越しのコツは秋まきにアリ!プランターでのスナップエンドウの育て方を解説!

スナップエンドウの育て方には種まきから収穫まで栽培途中における間引きや水やりなど作業がたくさんあります。プランターでの育て方によっては収穫に大きな影響も出てきますので管理が大事です。ここではプランターで秋まきのスナップエンドウの育て方について解説します。
更新: 2023年9月29日
abe4669
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スナップエンドウとは?

Photo byCJ

スナップエンドウとは実が膨らむ前の若いサヤを食べるサヤエンドウや、グリンピースのように豆だけを食べるものを、両方とも食べられるように改良したものです。スナップエンドウは豆が熟してもさやがやわらかく、さやは肉厚で歯ごたえがあり甘みがあります。

スナップエンドウはサヤの色が鮮やかな緑の若いさやから、中の実が膨らんでどんな大きさになっても食べられるのが特徴です。

スナップエンドウの育て方で大事な種まきの時期

ベランダのプランターでの育て方で、一番難しいのは種まきの時期です。スナップエンドウは一般的に秋に種をまいて間引いてから越冬させます。種まきが早すぎると苗が大きく育ち越冬が難しくなりますので、種をまく期間は10月中旬~11月頃で、10日から2週間以内に種が発芽しないときは種のまき直しが必要です。

種まきが遅れて株が小さすぎても越冬できないので、遅まきにならないように種まきの時期に注意して育てる必要があります。
 

スナップエンドウの育て方で秋まきと春まきとの違い

ベランダで家庭菜園をする場合には気温が大きく影響します。育て方に適した適温は15~20度で、28度を超えると生育が悪くなりますので成長時期の適温を考えた種まきと苗の育て方が大事です。

一般的にスナップエンドウの種を秋まきの場合は関東より西になり、東北や北海道では越冬対策をしながら春まきになります。秋まきは越冬させた上で収穫時期は4月中旬~6月上旬になり、春まきは越冬させる心配もなく、収穫時期は7月中旬~9月上旬です。

つるありとつるなしのスナップエンドウの違い

Photo by sor

スナップエンドウには「つるなし」と「つるあり」の2種類があります。つるなしは草丈が約80cmと低く、短い支柱で栽培できるためプランターでも栽培が可能です。つるありは草丈が1.2~2m になりネットなどを利用した栽培になります。

つるありの栽培の育て方は支柱やネットを張る必要がありますが、つるが長く伸びることから実もたくさんなり多くの収穫が可能です。プランターを置く場所の高さを考えて、種の種類を選ぶ必要があります。

スナップエンドウのプランター栽培向けの種の種類

ベランダのプランターで栽培するスナップエンドウの種にはつるありとつるなしの種類があり、育て方も多少違います。つるありの種類は「スナック753」や「幸姫(さちひめ)」、つるなしの種類は「はやどりスナップ2号」や「スナックスジナッピー」です。

それぞれの種の種類により栽培期間や育て方も違いますので、選ぶ時によく注意する必要があります。

つるありスナップエンドウ:スナック753

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スナック753はさやが大きく肉厚で実を丸々と太らせ甘みと香りが高くさやごと食べられるスナップエンドウです。つるは180cmほどになり、寒さに強く、早どりでたくさん収穫できます。スナック753は関東以西の秋まき栽培や東北や北海道の春まき栽培に適した種です。

つるありスナップエンドウ:幸姫(さちひめ)

幸姫(さちひめ)はさやの大きさが中くらいで、暑さに強く実もたくさんなり甘みもあるスナップエンドウです。草丈はやや高く、早生で12〜13節位からさやがつき始め、その後1つの花房に2花ずつ安定して着き、さやも2つずつ着生します。

幸姫(さちひめ)は少し反りのあるやや太めの肉厚のさやがあるスナップエンドウとして人気です。

つるなしスナップエンドウ;はやどりスナック2号


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はやどりスナック2号は、極早生種で花つきがよく、下から花が咲き収穫までの期間が短く病気などにも強いスナップエンドウです。さやの色も濃く肉厚で甘みもありおいしく食べられます。つるなしスナックという名前ですが、草丈は普通60~80cm、寒冷地では130cmぐらいになりますので支柱とネットが必要です。

つるなしエンドウ:スジなしスナックスジナッピー

スジなしスナックスジナッピーは、実を太らせてさやごと食べられる甘みの強いスナップエンドウですが、面倒なスジ取りの必要がありません。スジなしスナックスジナッピーはスジの発生が弱く栽培期間が短く栽培もしやすいです。スジを取る必要がないため調理の際にも簡単に利用することができます。

スナップエンドウを秋からプランターで育てる

家庭菜園でベランダのプランターでスナップエンドウを秋からの育て方には、プランターの設置場所による種の選び方や、事前に準備するプランターや土など必要な物を揃えておくことが大事です。

また、プランターでの育て方には途中での管理が大事になり、手を抜くと収穫に大きな影響が出ることがありますので、スナップエンドウの育て方のコツを覚えることも必要になります。

スナップエンドウのプランター設置場所

家庭菜園でスナップエンドウをプランターでの育て方には、どこにプランターを設置するかが大切になります。設置場所とし望ましい場所は日当たりや風通しがよく水はけのいい場所で、支柱やネットを張っても周囲に影響を与えない場所です。

ベランダの壁の陰やエアコンの室外機の前のように、日当たりの悪い場所や風が当たりっぱなしの場所、秋まきで越冬させるのに適さない場所は避ける必要があります。

スナップエンドウをプランターで育てる準備

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家庭菜園でスナップエンドウをプランターで育てるには、好みの種の種類を選ぶ以外に、必要な物を事前に準備しておく必要があります。設置場所に応じプランターや培養土、支柱やジョーロ、スナップエンドウの芽が出る前にハトなど鳥から守るためのネットや冬の期間には適温を保つための越冬用資材などを用意しましょう。

スナップエンドウを育てるプランターの選び方

スナップエンドウの育て方でプランターを選ぶ時の大きさは、設置場所にもよりますが幅60~70cmの横長タイプのもので一般的に48Lといわれているプランターです。プタンターは水をかけたとき余った水を外に出すための穴があること、また水はけが確保できるように底板がついているものを選びます。

底板がない時には鉢底石も必要です。またプランターの上部に支柱を固定するための穴や樹脂のパーツで固定できるようになっているのを選びしょう。

スナップエンドウを育てるプランター用の土

スナップエンドウの育て方でプランターに入れる土は、一般的には家庭菜園用培養土です。プランター用の土に必要なのは植物を育てるためにベースとなる土に、水はけや通気性、保肥性を高める補助用土がバランスよく配合されている必要があります。

野菜栽培用培養土はベランダなどに袋ごと運べる他、プランターに直接入れてそのまま使うことができるのでプランター用の土として便利です。

スナップエンドウの種まき

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プランターでの育て方として、スナップエンドウの種まきの方法から収穫までの主な流れを理解しておくことが必要です。

家庭菜園で種まき方法や越冬のさせ方、苗の間引きなど途中の手入れや作業など間違ってしまうと収穫に大きな影響を与えてしまいますので、育て方のスケジュール表を作り流れなどチェックしながら育てていくことが大事になります。ここでは種まきや間引き、防鳥対策から土寄せまで紹介します。

プランターでの育て方で必要な培養土と種まき方法

プランターでスナップエンドウの育て方で大事なことは、必要な培養土の量と種まきの方法です。プランターに必要な家庭菜園用培養土はジョーロで水かけると沈みますので最初はプランターの上部から3㎝下位まで入れます。

種まきの場所はプランターの真ん中とそこから左右20~30cm離れた3か所です。1か所に4~5粒まいて土をかけ、軽く手で押さえてから水をたっぷりやり、水はけもできているか確認します。

プランターでの育て方で必要な防鳥対策

ベランダなどに置いたプランターに種をまいて安心していると、いつの間にか鳥が飛んできて発芽前に鳥に掘り起こされて種や苗を見事に食べられてしまうことがあります。育て方で必要なことは、種まきを行ったら不織布や防虫ネットなどをプランターに被せて鳥よけをすることが大事です。

またスナップエンドウの苗はきれいな緑色で青々としているため鳥にはよく目立ちますので、苗が少し大きくなるまで鳥よけのネットを付けておく必要があります。

プランターでの育て方で必要な間引きと土寄せ

ベランダに置かれたプランターでスナップエンドウの育て方で必要なことに、苗の間引きと土寄せがあります。間引きとは4~5粒まいた種が発芽し双葉が開いたころ、生育の良い苗を2~3株残し、生育の悪い苗や病害虫の被害が見られる苗、葉の大きさのバランスが悪い苗などを抜き取ることです。

土寄せとは本葉が3~4枚のとき株元に、水をかけで沈んだ培養土の上にバーク堆肥やもみ殻、おがくずなどを軽く加え乾燥や越冬の時には寒さから守るために行います。

 

スナップエンドウの支柱の立て方から追肥まで

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ベランダに置かれたプランターでの育て方で、苗からつるが伸びてきた後の大事な作業が支柱を立てることと追肥。どちらもスナップエンドウを順調に成長させるための育て方として大切な作業になります。タイミングを逃がすと後でやりにくくなるので、よく観察をしながら支柱の立て方や追肥まで行いましょう。

プランターでの育て方に必要な支柱の立て方

ベランダに置かれたプランターでの育て方で、支柱を立てるということがあります。支柱は成長したスナップエンドウの重さがかかるのでしっかりしたものが必要です。

支柱を立てる時期はスナップエンドウのつるが伸び始めたらつるありは約2m、つるなしは約1mの支柱を立てます。支柱の間を麻ひもなどでつないだり、ネットを張ってつるが自然にからみやすいようにすることが大事です。

 

プランターでの育て方に必要な追肥の仕方

ベランダでのスナップエンドウの育て方で大事なことに、追肥の仕方があります。スナップエンドウは根粒菌と共生しており、窒素分は自分で供給できますので、少ない肥料で育てるのがコツです。

肥料は窒素成分が低めの化成肥料を使用し、秋まきの時は1月頃防寒対策後に与え、花が咲いた後にも軽く追肥を行い土寄せします。その後は2週間に1回少なめに追肥をしましょう。
 

スナップエンドウのつるの誘引から収穫まで

ベランダに置かれたプランターでの育て方で、花が咲いてからの手入れが大事になります。スナップエンドウのつるが伸び、花が咲きだすとプランターの雰囲気も毎日変化してきますので、手入れのタイミングを逃がさないように注意することです。ここからはつるの誘引から収穫までの流れを紹介します。

プランターでの育て方に必要な摘心や誘引の仕方

プランターでの育て方で必要なことに間引きと同じように摘心を行う必要があります。収穫を多くしようと枝を多くしても、むしろ逆効果になってしまいますので間引きと同様に適切な摘心や誘引が必要です。

スナップエンドウは日にあたることで成長しますので枝のこみすぎや、つるの伸びすぎた場合には摘心が必要になります。摘心や誘引の仕方は、中心となるつる以外の枝を切り落とし、風通しが良くなるようにつるを誘引してあげればOKです。


プランターでの収穫時期と収穫方法

プランターでの育て方で最終目標は収穫です。スナップエンドウは適温が続けば、下から順に花が咲いて実がつき14~20日後に収穫できます。収穫の時期はさやの横から見て中の実がまんまるになったときです。

収穫方法は片手でつるを押さえ、もう片手で実を引っぱり、さやの付け根を手で折るかハサミで切って収穫します。収穫時期が遅れてもおいしく食べられますが、株を大事にするためにも早めの収穫がおすすめです。
 

スナップエンドウの水やりや病害虫対策の仕方

Photo byannawaldl

プランターでの家庭菜園は育て方に手を抜くことはできません。種をまいてから収穫までの間に間引きや摘心などのほかにチェックしておかなければならないことがあります。それは水やりと水はけの確認、そして病虫害対策です。

せっかくつるが伸びてきても水不足で枯れたり、水はけが悪くて根が腐ったり、また病気や害虫にやられてしまっては何にもなりません。家庭菜園をしている以上毎日チェックしながら成長を楽しみましょう。

スナップエンドウの育て方で大事な水やりの仕方

家庭菜園でスナップエンドウなどの育て方に、水やりがあります。スナップエンドウは水はけが悪いと根腐れを起こしやすくなりますので、水のやりすぎにも注意が必要です。

水やりの仕方は、土の表面が乾いてから朝にたっぷり水やりを行い、土の表面が乾くまで次の水やりを控えます。開花時期からは水を多く吸い上げるようになるため、土の温度が上がる前の朝や夕方でも日中の気温が高くなり土が乾いていたときには水やりをしましょう。
 

プランターでの育て方に必要な病害虫対策

家庭菜園での育て方に、病害虫対策という大事なことがあります。病害虫は苗の段階から収穫までいつ発生するか分かりませんのでしっかりチェックすることです。病気では葉にうどん粉をふりかけたような白い斑点のうどん粉病があり、見つけ次第葉を根元から切り取る必要があります。

また害虫にはアブラムシやミミズが蛇行したような白い模様が葉にでてくるハモグリバエがいます、いずれも家庭菜園用の薬剤があるので風が弱い時に散布しましょう。

まとめ

Photo byCJ

スナップエンドウは育て方により、甘みや収穫量も違ってきます。冬の期間でも耐寒性が強いので、一般的な育て方として秋まきして越冬させ翌春に収穫するという方法です。育て方には種の種類の選び方や間引きの仕方、水やりや防虫害対策など日常の管理が必要となります。

また秋まきの時には適温を保ちながら冬の期間の越冬のさせ方が大事です。ここではスナップエンドウのプランターでの育て方をいろいろ解説してきました。参考にしてください。

スナップエンドウ育て方が気になる方こちらチェック!

秋まきのスナップエンドウの育て方には防寒対策や越冬のさせ方が大事になります。春の適温になれば支柱の立て方や間引きなど、育て方に十分気を使わなければなりません。

スナップエンドウの育て方で越冬の仕方や間引方法、肥料のやり方など収穫までの流れや管理の仕方など気になる方はこちらもチェックしてください。