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ミニトマトのプランター栽培
ミニトマトとは
トマトには大玉、中玉、ミニの3種類があります。大きさが直径2~3センチで、重さ10~30gのトマトがミニトマト。トマトはペルー原産のナス科の植物の果実で、日本には江戸時代に輸入され始め、ミニトマトは1980年代には市場に出回るようになりました。
プランターによる家庭菜園では、ミニトマトは準備、難しい育て方や長い生育期間がいらず、気軽にできるので、初心者がチャレンジするにはぴったりな野菜です!
ミニトマトのプランター栽培で初心者が気をつけること
ミニトマトのプランター栽培で初心者が気をつけることは、2つあります。生育期間中は、忘れずに毎日きちんと野菜の様子をチェックすることと、お手入れをすることです。これらが毎日の習慣になれば安心ですね。
プランターで家庭菜園を始める手順や育て方は初心者でも難しくありませんが、農薬や追肥などの手間がかかります。毎日野菜がどんな様子か、どのくらい育っているかチェックし、こまめにお手入れすることが大切です。
家庭菜園で気をつけること
- 必ず、毎日野菜の様子をチェックする
- 必ず、毎日必要なお手入れをする
ミニトマトのプランター栽培の準備
では、ミニトマトのプランター栽培の手順や育て方を見ていきましょう。ミニトマトは果実が小さいこともあり、プランターでも短い期間で十分に生育できます。
ベランダしか置き場所がない場合でも、プランターを使えば家庭菜園の初心者でも、生育期間中の育て方次第では多くの実を収穫できるのが、ミニトマトのよいところですね。
失敗が少なく、準備もあまり必要ないので、ミニトマトは家庭菜園の初心者にはおすすめです!
ミニトマトのプランター栽培用に苗木を選ぶ
まず最初に準備することは、苗木を買うことです。初心者は、種からではなく苗木から生育することをおすすめします。生育期間も短くて済むので、早くミニトマトを収穫できますよ。
ホームセンターの園芸コーナーなどで買ってきたら、プランターに移し替えるだけでOKです。超初心者は株元が太くしっかりした、蕾や花が付いている苗木を買いましょう。葉の緑が濃く、上から下まで均等な大きさに育っているのがよい苗木です。
ミニトマトのプランターを選ぶ
次はプランターの準備です。プランターはプラスチック製、素焼き、テラコッタ製などいろいろ種類がありますが、どれを選んでも問題はないので、好きなデザインのプランターで家庭菜園を楽しみたいですね。
2株以上植える場合は、株元は20cm以上あける必要があります。株元の間は1株なら直径30cm、2株なら直径40cm以上開けられる大きさを選ぶようにしましょう。2株以上植えるなら、細長いプランターがおすすめです。
ミニトマトのプランター栽培用の道具を選ぶ
苗木やプランターを揃えたら、お手入れの道具を準備します。ミニトマトの生育期間中は、毎日のお手入れが欠かせません。じょうろ、スコップ、ハサミ、底石、支柱、培養土、農薬や肥料などを揃えます。
プラスチックの道具は安価なものも多くありますが、耐久性や機能性が下がっていくので、この先も家庭菜園で長く使うなら、少し高くても専門店が販売している道具を購入することをおすすめします。長く使えて失敗がありません。
支柱(誘引)
ミニトマトは茎が伸びてくると、自分の重みでどんどんと斜めに倒れてきます。茎がまっすぐ伸びるように、支柱を差して茎を誘引(8の字に結束)します。これはとても大切な手順なので、しっかりやってあげましょう。
支柱は株元のすぐ隣ではなく、少し離れた場所に差します。これは誘引した時に茎の動きをある程度自由にさせるためです。そうすることでストレスなく自由に生育し、たくさん実をつけることができるようになります。
培養土
プランター、支柱と揃えたら、培養土を準備します。培養土とは基本の土と補助用の土が混ざっている土です。培養土だけでも生育するので、初心者は野菜専用やトマト専用の培養土を使う方が簡単なのでおすすめです。
自作したい場合は、基本の土と野菜の生育に必要な窒素やリン酸、カリなどの成分が入った補助用の土を混ぜて作ります。生育に合わせて、補助用の土の割合を高くしていけば、短い生育期間で栄養たっぷりに生育します。
ミニトマト用の農薬を選ぶ
家庭菜園で厄介なのは、茎や実に害虫がついたり病気になることです。ミニトマトにつく害虫は、主にアブラムシ、ハダニ、コナジラミなどがいます。またうどんこ病やモザイク病にかかる場合があります。
農薬の中でも害虫や病気に使用するのは殺虫殺菌剤ですが、化学成分が入っていない農薬は、野菜やくだものなどの栽培に適しているのでおすすめです。農薬の正しい手順や扱い方など、きちんと説明書を読んで安全に使いましょう。
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ミニトマト用の肥料を選ぶ
培養土にはもともと肥料が混ざっているので、余計な手順や準備はいりませんが、実がつくようになるとより多くの栄養を必要とします。毎日の水やりで肥料が流れ出てしまうので、栄養が足りてないようなら追肥をしてあげます。
追肥用の肥料には、土に埋める固形タイプとじょうろに水と混ぜる液体タイプがあります。野菜やトマト専用の肥料を買って、葉っぱや実の様子を見ながらあげます。あげ過ぎると根が腐るので注意しましょう。
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ミニトマトのプランター栽培の手順
プランター栽培の手順とポイント
- 苗木を購入し、プランターに植え付ける
- 支柱を立て、茎を誘引する
- 余分な葉や実を剪定する
- 授粉して実を増やす
プランター栽培の手順とポイント:ミニトマトの苗木の植え付け
買ってきた苗木をプランターに植え付ける手順の際は、プランターに培養土を入れ、ミニトマトの苗木を入れる穴を開けてから、苗木を入れて植え付けます。購入した時に入っていた外側のプラポットは捨てましょう。
ポイントは、プランターに苗木を植え付けたら株元をしっかり押さえることです。準備しておいた支柱を立てて誘引したら、ミニトマトの生育期間は2~3ヶ月なので、7~8月頃にはミニトマトが収穫できるようになります。
プランター栽培の手順とポイント:剪定
ミニトマトを栽培するときに欠かせないのが剪定です。生育していくにつれ、蕾や実がついている枝以外の場所に小さな新芽や不要な幹が出るようになるので、すべての栄養が実だけに届くように、新芽や幹など余計な部分を剪定します。
剪定とは、芽欠き・摘心・摘葉のことです。ポイントはお手入れの仕方次第で、1株から収穫できるミニトマトの数が変わります。それぞれ大切なお手入れなので、しっかりやってあげましょう。
芽欠き
花が咲き実がなる主枝以外に、分岐した枝が伸びてきます。この分岐した枝に新しく生えてくる新芽や葉っぱをそのままにしておくと、そちらに栄養分が取られてしまい、主枝の伸びや実の付き方に影響してくるので芽欠きが必要です。
芽欠きのやり方は、分岐した茎と葉の間に出てくる小さなわき芽や葉っぱを手で摘み取ります。株元近くに葉が生い茂ると湿度が高くなってしまうので、なるべく芽欠きをして風通しをよくしてあげましょう。
摘心
ミニトマトの実が主枝に実るようになり、実の付いた枝葉が4段目、5段目となってきたら、その部分より上の茎や枝を摘心します。これは余分な栄養が、実のならない分岐した枝に回らないようにするためです。
実がつかない不要な枝の先を、園芸用のハサミで切り取ります。摘心をするときは、主枝の一番上に葉っぱを数枚残してあげましょう。こうすることで、直接雨が花や実に降りそそぎ、傷めしてしまうことを避けることができます。
摘葉
摘葉という剪定は、実を熟させるためには欠かせないお手入れです。葉っぱが必要以上に生い茂ると、実そのものに日が当たらなくなったり、風通しが悪くなったり、その結果害虫がつくようになるので余分な葉を切ることが必要です。
また、下の方で黄色くなってしまった葉も切り取りましょう。こうしたお手入れをすることで、害虫を寄せ付けることなく、美味しい成分で実が熟すようになり、さらにはたくさん収穫できるようになります。
プランター栽培の手順とポイント:ミニトマトの授粉
風や虫が花粉を運んで自然に授粉してくれると、たくさん花が咲くようになり、実もたくさん付くようになるのですが、ベランダなどでプランター栽培をしていると、それは少し無理な場合が多いので、人工的に授粉させて実がつくように手助けします。
授粉のやり方はいくつかありますが、花粉が雄しべにつけばOKです。手や筆、綿棒などを使って授粉させてあげましょう。1つ目の実がつけば、続いて次の実が付いていくようになります。
ミニトマトのプランター栽培のポイント
プランター栽培のポイント
- 日当たりのよい場所に置き、日光を十分に当てる
- 直接雨が降り注がないように注意する
- 毎日水やりをする
- 害虫がついたり病気にならないよう、農薬でケアをする
- 十分な栄養が届くよう、追肥をする
プランター栽培の育て方とポイント:日当たり
ミニトマトには光が重要です。プランターを動かして、日当たりのよい、風通しのよい場所に置きましょう。直射日光が当たっても問題ありません。ミニトマトの生育に適した温度は20~25℃です。少し気温が低いときは、プランターを室内に入れてあげます。
雨には弱く、雨が降りそそぐと根っこが腐ってしまう場合があります。梅雨の時期などは、直接雨が降り注がないよう、プランターを雨の当たらない場所へ移動してあげましょう。
プランター栽培のポイント:水やり
毎日欠かさずにきちんとお水をあげましょう。プランターでの生育にはシャワータイプか霧吹きタイプのじょうろがおすすめです。葉っぱや枝元にしっかりと水をあげます。暑い日はすぐに乾燥してしまうので、1日のうち何度か分けてあげましょう。
追肥用の液体タイプの肥料を水やりに混ぜたり、害虫駆除のために農薬を混ぜたりして水をあげる時は、あげ過ぎに注意します。必要以上にあげるとかえって根が腐ってしまう場合があります。
プランター栽培のポイント:害虫、病気の駆除
ミニトマトは甘いせいか害虫に実を食べられやすいので、少しでも見つけたら農薬を使って駆除します。害虫を駆除するには農薬スプレーをかけるのが一般的ですが、防虫ネット使う方法もあります。生育期間中は毎日チェックしてあげましょう。
またミニトマトは病気になりやすい野菜です。夏の野菜なので、葉が増えると湿度が高くなり、病気になりやすいです。剪定でプランター内の風通しをよくしてあげたり、農薬を撒いたりします。
プランター栽培のポイント:追肥
ミニトマトの丸い実がつくようになったら追肥を準備します。最初に追肥をする時期の目安としては、青いまん丸の実がつき始めた頃が適しています。その後は茎が伸び、上にも何段か葉が付くようになったら、葉や実の様子を見て量を調節しながら追肥していきます。
追肥には、茎の近くに穴を掘って肥料をまく方法と、液体肥料を水に混ぜて水やりする方法があります。どちらにするかは、プランターの大きさに合わせて選びましょう。
ミニトマトのプランター栽培の収穫
ミニトマトの収穫時期
ミニトマトのプランター栽培の生育期間は、苗木を植えてから大体2~3ヶ月です。苗木を植えるのが5~6月くらいなので、早くて6~7月、遅くとも7~8月が収穫時期の目安ということになります。見た目にも、ミニトマトの実がまん丸で真っ赤に熟したら食べ頃です。
ミニトマトの実が熟したら収穫しましょう。いつまでもプランターで熟した実をそのままにしておくと、その実を狙って害虫がわくようになるので注意してください。
ミニトマトの収穫量
ミニトマトは上手に栽培できると、一度の生育期間中に、プランターでも1株で100個くらいの実がつきます。たくさん実を付けるには、日当たりに注意し、水やりや剪定、追肥、農薬による害虫駆除など日々のお手入れが欠かせません。
毎日様子をチェックしてお手入れしてあげましょう。生育期間が2~3ヶ月と短いので、あっという間に大きくなって、たくさんミニトマトが収穫できます。
まとめ
ミニトマトのプランター栽培について、その手順や準備、育て方などをご紹介してきましたが、いかがでしたか。ミニトマトは、プランター栽培の初心者でもたくさん収穫できる野菜です。家庭菜園を始めるにあたり、この記事が参考になれば幸いです。
プランターでミニトマトを上手に栽培できるようになったら、次はナスやピーマン、ゴーヤなど他の野菜もチャレンジしてみませんか?ベリーやいちごなどのフルーツもおすすめです。
家庭菜園の情報が気になる方はこちらもチェック!
ミニトマトだけでなく、ハーブやさやえんどうなどの身近な野菜や、いちごやブルーベリーなどの果物も、気軽にプランター栽培ができます。
上手に美味しい野菜や果物を作るためのTIPSなど、家庭菜園については他の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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出典:Unsplash.com