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初心者でも失敗しない、レタスの育て方講座!家庭菜園での種まきの適期も解説!

サラダに欠かせないレタス。レタスの種類はいろいろありますが、ここでは結球する玉レタスの育て方を紹介します。玉レタスは収穫までの期間が長く、育て方が難しいともいわれますが、家庭菜園初心者でも失敗しない育て方コツをわかりやすく解説しました。
2021年9月2日
ティンカー・ベル
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結球する玉レタスの育て方を解説!

初心者向け!家庭菜園での玉レタスの育て方

Photo bypdismo927

パリッとした食感とみずみずしさが持ち味の玉レタスですが、レタスにはいろいろ種類があります。家庭菜園での玉レタスの育て方は、結球させ丸く育てることと、収穫までの期間が長いことで育て方が難しいともいわれるところです。

ただその分、家庭菜園で上手に収穫できたときの喜びはひとしおですね。今回は初心者向けに玉レタスの育て方を解説。玉レタスにも品種がありますが、家庭菜園向きのおすすめの種類も紹介いたします。

玉レタスの特徴

キク科の結球葉

玉レタスはキク科の野菜で、食用する葉の特徴は丸く生長する結球葉です。原産地は地中海沿岸から中近東の地方となります。育て方で注意することは連作障害のある野菜なので、同じ場所で育てる場合は2~3年間、期間をあけて栽培するようにしてください。

育て方では、栽培の始まりは種からでも苗からでも育てることができるのです。種から育てる場合の種の発芽温度は15~20℃となります。生育に最適な温度は18~23℃です。

育て方のスタートとなる種まきの適期

玉レタスの育て方で、家庭菜園で玉レタスの種からの育て方は、育成箱(セルトレーなど)やビニールポットに種まきして育苗することをおすすめします。玉レタスをはじめレタスは移植に強く、少々根が切れても大丈夫です。

露地に直まきすることもですが、種をアリが運んでしまうこともあるので育成箱かポットで苗を作って定植するほうが安全です。種まきの適期は2月の中旬から3月の初旬か、秋植えの場合は8月から9月となります。

レタスの種子は好光性種子!

レタスの種子はとても細かいので、発芽まで乾かないようにすることが大切です。またレタスの種子は光を当てることで発芽を促進する好光性種子なので、育成箱やビニールポットに種をまいたら、種子が埋まるほど土をかぶせてしまっては発芽しません。

種子に薄く土をかけ手で押さえつける程度で大丈夫です。発芽したら、間引きを繰り返しながら丈夫そうな苗を残していきます。本葉が4~5枚になった頃が植え付け(定植)の時期です。

切り口から出る白い液体の正体は!

種まきして、育苗し、植え付け(定植)して大切に育てたレタスが収穫できるのはうれしいものです。いよいよ収穫の時期を迎えて収穫したレタスですが、その切り口から白い液体が出てきます。

この白い液体はクラチュコピクリンというポリフェノールの1種で、体に害のあるものではありません。ただ軽い睡眠効果と鎮静効果があるといわれています。しかし収穫したらすぐにぬぐい取るか洗い流してしまうので、問題はありません。

玉レタスはこんな栄養成分を含有!

Photo bySusanna_Sieg

玉レタスの成分は95%が水分です。そのため栄養素の含有量は多くありませんが、免疫力を高め風邪予防になるカロテンのほか、ビタミンC、E、カリウム、鉄などをバランスよく含有しています。

サラダなどに生食するほか、油でいためたりスープに加えたり調理方法はさまざまです。

育て方が簡単な玉レタス種類は?

半結球タイプはやや育て方が簡単!


レタスには今回解説している結球させ丸く育てる玉レタスのほかに、葉縁がフリルのような葉で結球しないリーフレタスや、茎を生長させて茎を食べる茎レタスなどがあります。

近年人気のロメインレタスは半結球タイプ玉レタスです。育て方は完全結球する大玉タイプよりも育てやす種類となります。育て方は玉レタスよりも簡単で家庭菜園初心者におすすめですが、完全結球の玉レタスの育て方もプランターで育てると上手に栽培できます。

家庭菜園での育て方はプランターがおすすめ

玉レタスといってもいろいろな品種があります。たとえば大玉でよく結球する品種や、葉の色が鮮やかで内部までよく色づく低温で結球する品種、夏と秋に収穫できる株がコンパクトなものもあるのです。

完全結球する玉レタスの品種はどれも家庭菜園で栽培可能となります。生育適温に違いがあるのでその点を気を付ければ育て方はどの品種も同じです。ただし家庭菜園でおすすめの育て方はプランターでの栽培。品種を問わず栽培できます。

プランターの育て方で知りたいその大きさ

レタスの育て方でおすすめするプランターでの育て方で、使用するプランターの大きさと育てる株の目安は、幅65cm、奥行き20cm、深さ20cm以上、容量15~20Lのプランターで2~3株です。

プランターの底には水はけをよくするために軽石などの鉢底石を引き、使う用土は市販の野菜用の培養土を使うと家庭菜園では便利です。育苗して、本葉4~6枚で葉にツヤがあり、株元のしっかりと成長した育苗を植え付けします。
 

玉レタスの育て方

育て方の始まり!苗をプランターに植え付ける

では、収穫目指して玉レタスの育苗をプランターに植え付ける方法やコツの解説しです。本葉4~6枚で株元がしっかりとした育苗を、用意したプランターにたとえば2株植え付けるなら、20~30cmの間隔をあけて植え付けしします。

植え付けの方法はプランターの用土に生長点を埋めないくらいの深さの植穴を作り、ジョウロで水を注ぎ水が引けたら苗を植え付けましょう。植え付けたら軽く手で押さえ、たっぷり水やりしてください。

植え付けの時のコツ

上手に結球させて収穫するためのコツは植え付け時期を守ることです。春に植え夏(初夏)に収穫するものは3月下旬から4月下旬、秋植えのものは8月下旬から9月の中旬に植え付けしてください。

上手に生育するコツは生育適温気である18~23℃を超えない時期に植え付けすることです。適期を守ることでとう立ちするのを防ぐことができます。

育て方で知っておきたい水やりのコツ

野菜栽培・育て方でやりすぎも控えめも問題となる水やりの方法ですが、玉レタスの育て方で、多湿環境は病気の原因になる場合があります。しかし用土が乾くまで水やりなしでもいけません。

玉レタスの育て方の水やりのコツは、回数を少なめにして1回の水やりの量を多くするようにしましょう。ただし小さなプランターに1株しか植え付けないような場合は、用土が乾きやすいので管理しながらこまめな水やりも育て方で必要となります。

育て方で重要な追肥について

出典先:ライター撮影

レタスばかりではありませんが、野菜栽培・育て方では苗の生長に必要な栄養となる肥料の追肥が必要です。市販の培養土を用土に使用した場合はすでに元肥が含まれているので植え付け時期は肥料を加える必要はありません。

ただし植え付けの2週間後から粒状の肥料を追肥していきます。追肥の方法ですがレタスの葉は薄いので、葉が傷がつかないように気を付け根元に追肥してください。葉が傷つくと病気になりやすい原因になります。

レタスの育て方は肥料切れに注意が必要!


出典先:ライター撮影

レタスの育て方で大切なのは肥料切れさせないことがその1つです。栽培期間が長いので、肥料切れすると球が大きくならなかったり、結球しなくなってしまいます。そのため追肥を欠かさないことが大切です。

追肥の方法は、株が大きくなるということは根も広がるので、葉をめくって株元の用土の上にバラバラ撒いて軽く耕し、株元に土を寄せておきます。追肥は液肥でも構いませんが、液肥の場合は週に1度追肥してください。

栽培中の防虫ネットは育て方で必須!

レタスの育て方で大切なのが育苗を植え付けたら必ず防虫ネットをかけることです。害虫は育ち始めた柔らかなレタスの葉が大好物なのをご存じでしたか。

ホームセンターなどで売っているトンネル支柱を用意し、プランターに立てて、防虫ネットをかけるとレタスの生長に合わせてかけ替える必要がなく便利です。防虫ネットは害虫予防効果はあるのですが、100%できるわけではないので、防虫予防は日々の管理が必要となります。

育て方で必須の防虫ネットの使い方のコツ

育て方で必須の防虫ネットをかける方法は、株の植え付けと同時にトンネル支柱をプランターに立てて、支柱の上からプランターを包むようにしっかりかけます。プランターとの間に隙間ができないようにクリップや洗濯ばさみなどでしっかり止めてください。

台風など風の強い日などは飛ばされないようにしっかり管理しましょう。太いゴムなどで防虫ネットをかけたプランターの淵をくくってしまうのも飛ばされない方法です。

育て方の最後を迎える収穫時期!

玉レタスは苗を植え付けてから約2か月で収穫期です。1か月を過ぎるとだんだん結球してきます。球の上部を手で触って、しっかりと締まって適度な弾力があれば収穫適期です。

植え付け時期にきちんと植え付けたけれど、その年の気候や気温が高い日が続いたなどという場合は、とう立ちし結球しない場合もあります。その場合は玉レタスの持ち味はありません。ただ食べられないわけではないので炒め物などに活用してください。
 

収穫の方法

収穫の適期を迎えたレタスの収穫方法ですが、外葉を数枚残し、根元から包丁などで切り取って収穫します。収穫後は切り口から白い乳液(ラクチュコピクリン)が出てきますので、布などで優しくふき取ってください。

家庭菜園の場合はすぐにキッチンに持っていき洗い流すのでも構いません。この乳液が葉につくと、葉が赤褐色に変化して葉が傷んでしまいます。そのため葉につく前にふき取るか洗い流してしまいましょう。

育て方が失敗?結球しない原因とは

育て方で知りたい結球時期

玉レタスの育て方で、育て方を失敗してしまった!とがっかりしてしまうのが、レタスが結球しないことです。玉レタスの結球は、植え付けてから約1か月くらいすると、苗が結球態勢にはいります。

外葉が12枚以上になり、葉が立ち上がってきて葉の形が大きくなってきたら結球態勢に入っている目安です。葉の面積が確保されたことでレタスは結球を始めようとします。

育て方の失敗に結び付く花芽ができる原因

育て方が失敗!と思う結球しない原因は、植え付け適期に植え付けしないことで、生育中の気温が高かったり日長が原因で葉がとう立ちして花茎が伸び花芽ができてしまうことです。

レタスの生育適温は18~23℃です。それ以上の高温の日が続くと、とう立ちし花芽ができます。とう立ちとは花茎が伸びだすことです。こうなると結球しません。逆に温度が低すぎると生育不良を起こします。レタスの育て方は適期に育てることが重要です。

とう立ちのことを抽苔ともいう


園芸用語でとう立ちのことを抽苔(ちゅうだい)という言葉で記載している家庭菜園図鑑もあります。気温が高いことで葉や茎が大きく成長し、やがて花芽になってしまう状態のことです。

これを花芽分化ともいい、厳密にいうと花芽を付けた茎が伸びだすことを抽苔という言葉で表現します。

玉レタスの育て方で心配する病害虫

育て方で管理が必要な害虫予防

野菜をはじめ植物の栽培で日々管理しなければならないのが病害虫の予防です。レタスの栽培は防虫ネットをかけるのは育て方で必須ですが、100%害虫を予防できるわけではありません。  

虫害ではアブラムシやヨトウムシ、ナメクジやカタツムリなどで葉を食害します。防虫ネットをかけていても日々管理し、見つけ次第退治してください。たとえば市販の無農薬の害虫スプレーや酢やトウガラシなどで作った害虫スプレーもおすすめです。

レタスのかかりやすい病気

レタスの栽培ではベト病や軟腐病に日々の管理で注意が必要です。ベト病は糸状菌というカビが原因で葉がべとべとになってしまう病気で原因は多湿です。水やりや肥料の与えすぎなどに注意してください。

軟腐病は土壌中の細菌が原因で発生します。これは高温多湿、梅雨の時期などに起こりやす病気です。発生すると手だてはありません。日々の管理では発病株は抜いてしまい、また一緒に栽培している株があるなら植え替えしてください。

玉レタス!プランターで上手に育ててみよう

Photo byPezibear

結球する玉レタスは育て方が難しいなどともいわれますが、家庭菜園でプランターで栽培すれば意外に簡単に収穫がのぞめます。玉レタスの種はとても細くて小さいので、種まきは育成箱やビニールポットに種まきし育苗を作って植え付けしましょう。

植え付け適期や防虫ネットを張ること、追肥も忘れず、上手に育ててえ収穫できたレタスの味はひとしおのことと思います。ここで学んだ育て方を参考に収穫を目指して栽培してみてください。

レタスについて情報を知りたい方はこちらもチェック!

レタスには食卓のサラダでおなじみの玉レタスから、まるでお花のように葉の縁が波打っていて結球しないリーフレタス、葉レタスの種類でも紅色かかったサニーレタス、葉ではなく茎を太らせて食べる茎レタスなどがあります。ほかの種類のレタスの育て方の情報をもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。