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高い安全性を評価される、OGKのKAMUI3をインプレ!着用時のサイズ感も!

OGKのKAMUI3は多機能なフルフェイスヘルメットです。ツーリングや街乗りに十分な安全性が確保されています。難しいのはKAMUI3のサイズ選び。フィット感に惑わされないようにしたいですね。KAMUI3ユーザーのインプレ評価を検証し、全貌を明らかにします。
更新: 2021年9月3日
hosokawa_taka
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目次

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OGKのKAMUI3:はじめに

快適機能フル積載

OGK KABUTO KAMUI-3

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天

OGKのKAMUI3はツーリングでの快適さを追求したフルフェイスヘルメットです。レースやサーキット走行を想定したヘルメットではないものの、ツーリングペースでの豊富な機能と安全性は十分に確保されています。

ここではKAMUI3のインプレ評価をまとめます。なお、この記事は2021年9月1日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。

KAMUI3はカラーの選択肢も豊富!

KAMUI3はOGKで一番人気のフルフェイスヘルメットです。上位モデルには軽量でコンパクトなAEROBLADE5リーズ、下位モデルにはベンチレーション効果の高いSHUMAシリーズがあります。

一番人気は魅力の証。カラーの選択肢も多く、女性ライダーに似合うグラフィックカラーもリリースされています。

では本題!KAMUI3のインプレ評価から魅力の秘密を探っていきましょう。

KAMUI3の安全性

ツーリングペースに十分な安全性を確保

OGKのKAMUI3はツーリングペースに十分な安全性が確保されています。KAMUI3の安全性を表す規格は、PSC(経済産業省)、SG(一般財団法人製品安全協会)、JIS(日本工業規格)の3つです。

レースやサーキット走行を想定したMFJ公認マークやSNELL規格は取得していません。レース参戦やサーキット走行をするライダーはRT-33シリーズやF-17シリーズを選択しましょう。

ツーリングではJIS規格でも十分

KAMUI3の安全性について語るユーザーのインプレ評価を紹介します。ここ近年はバイク用のヘルメットに機能を追求する傾向があるとのこと。安全性はおろそかにできないものの、快適さが事故や転倒を未然に防ぐという考え方です。

ハイエンドモデルが取得したレーシングスペックの規格は安心感を得られます。しかしレーシングスペックの規格は安心感でしかなく、安全とは別の次元の話です。

ヘルメットも安全性を高めるよりも利便性を求めるようになってきました。(中略)JIS規格では不安だという方は、多少の不便はあってもスネルを通しているアライを購入してください。

帽体の剛性と空力特性

KAMUI3は空気をきれいに受け流しているというユーザーのインプレ評価を紹介します。空力特性は優れているものの、グラスファイバー製のヘルメットと比較すると剛性は低いとのこと。

KAMUI3の帽体は高性能サーモプラスチック製。剛性ではグラスファイバー製に軍配が上がります。しかし、KAMUI3は帽体が柔軟で着脱がしやすいとも評価されています。

空気を綺麗に搔き分けるという点では進化していますが、風に叩かれる等悪条件下ではshoeiのほうがいまだ優れている(中略)。シェルが柔らかいおかげか頭も入れやすいし、めがねも入れやすい。

余談:ヘルメットの選択肢

KAMUI3はバイク用ヘルメットの一つの選択肢です。国産ヘルメットの2大メーカーであるアライやショウエイより劣っているわけではありません。

ハイエンドモデルが至高と考えるのはレーサーレプリカ全盛期時代の考え方。安全性に対して不安をあおる情報も見かけますが、それではバイクやツーリングを敷居の高い趣味にしていしまいます。

安全はヘルメットに求めるものではなく、自分の中にあるものだと捉えましょう。

AEROBLADE5もおすすめ

高性能サーモプラスチック帽体とグラスファイバー帽体も選択肢。KAMUI3の高性能サーモプラスチック製の帽体になじみがないライダーなら、OGKのAEROBLADE5もおすすめです。上位モデルのAEROBLADE5にはグラスファイバー製の帽体が用いられています。

AEROBRADE5はインナーシェードを備えていないものの、高速道路走行に有利なフォルムで、価格はKAMUI3と大して変わりません。


KAMUI3の機能

快適機能フル装備

OGKのKAMUI3はツーリングで快適な機能をフル装備しているのが特徴です。曇り止めのピンロックシートは別売りですが、息がシールドにかかって曇るのを防ぐブレスガードは標準装備です。

ヘルメット下部から走行風が侵入するのを防ぐウインドウシャッターも同梱されています。遮熱性の高いシールドは夏のツーリングでも快適です。

KAMUI3の機能に対するユーザーのインプレ評価をまとめます。

インナーサンシェードで替えシールド不要!

KAMUI3はインナーサンシェードがツーリングで活躍するというユーザーのインプレ評価を紹介します。インナーサンシェードが覆う範囲は広く、スモークシールドは必要ないとのことです。

ショウエイのインナーサンシェードは覆う範囲が狭く、切れ目からの光が気になるというインプレ評価を見かけます。

ちなみに、インナーサンシェードとスモークシールドの併用はおすすめできません。透過率が低くなりすぎます。

(インナー)バイザー面積が拡張され価格で有利なカムイ3を購入。日中はほとんどバイザーを下げたままスモークシールド無しで使用しています。

ベンチレーションは及第点

KAMUI3の夏のベンチレーション効果は、前モデルのKAMUI2より格段にアップグレードされているというインプレ評価を紹介します。

しかし、ベンチレーションを全開にすると風切り音が発生する印象を受けます。また、KAMUI3のベンチレーションに対するコメントは少ないですね。

夏のツーリングでは、内装のCOOLMAX®が高く評価されています。COOLMAX®は吸水速乾性が高く、冬の保温性も良好です。

ベンチレーション:(中略)Ⅱは全く感じないけど、Ⅲはヒュオーっと風が入ります。閉めれば静かです。

インカムの適正:静粛性

KAMUI3にインカムスピーカーを設置したユーザーのインプレ評価を紹介します。静粛性はインカムのノイズを聞き取れるほど高いとのこと。

また、KAMUI3はインカムの設置が容易にできるというコメントが多いですね。イヤーパッドを外すと約40mmのくぼみがあり、配線処理のための溝もあります。また、本体を帽体の外側に取り付けやすいですね。

ニーズに合った機能を盛り込む姿勢はOGKならではだといえます。

インカム自体の無音時の耳障りなノイズも聞こえる程度には、ヘルメットの遮音性はある(走行中は走行音に紛れるので気にならない)。

インカムの適正:話しやすさ

KAMUI3はチークパッドが短いので、インカムマイクで話しやすいというユーザーのインプレ評価を紹介します。口元の空間も広げられているとのことです。

アライのフルフェイスヘルメットはすべてインカム対応。チークパッドの厚みも微調整可能です。フィット感を高める機能はアライに軍配が上がるものの、その分価格も上がります。

KAMUI3はサイズ選びが難しいので、フィット感については後述しますね。

Araiと比べるとフィット感はそうでもなく、点とか線で支えているような感じです。特に頬の部分パッドが短いのですが、これはインカム付けた時喋りやすいようあえて空間を作っているようです。ジェットとかシステムに近いフィット感かもしれません。ただ不安感はなくてよかったです。

KAMUI3の重量

軽量重量とコンパクトなフォルム

OGKのKMAUI3は機能をフル装備しているにも関わらず、重量は軽量だといわれています。軽量なヘルメットは首にかかる負担を軽減してくれますので、長距離ツーリングにおすすめです。

ただし、ヘルメットの重量をサイズ別に公表しているのはショウエイのみ。OGKはKAMUI3の重量を公表していません。輸入ヘルメットでは重量を公開する傾向にありますので、OGKやアライは改善してほしいですね。

ショウエイのZ7と互角の重量


ショウエイのZ7をリピートしてきたユーザーが、重量をKAMUI3と比較したインプレ評価を紹介します。手に持った重さは互角とのこと。インナーサンシェード付きのフルフェイスヘルメットとしては優秀です。着用時のバランスも優れていると推し量れます。

OGKのヘルメットはモデルを重ねるごとにアップグレードされてきました。「価格がショウエイより安いからOGK」という選び方は古いかもです。

重さもインナーバイザー(インナーサンシェード)が装備されているにも関わらず、手で持って比べた限りではZ-7と変わらず、高速走行中に振られたり、後方目視がやりにくいということはありません。

初心者でも首振り確認がしやすい

KAMUI3は初心者でも首振り確認をしやすいというユーザーのインプレ評価を紹介します。教習所に通う初心者ライダーのインプレ評価は貴重ですね。公道でも進路変更のアピールをしやすいといえます。

KAMUI3は重量が軽いだけでなく、肩やジャケットの襟とヘルメットの縁が干渉しにくいのも特徴です。その分、かぶり心地が浅くなるものの、規格以上の安全性に期待できます。

まだ教習中で低速しか被ってないが、頻繁な振り向き確認でも重くは感じない。免許取得したら公道の使用感をレビューしたいと思う。

首振り確認がしやすい理由

KAMUI3は首振り確認で軽く感じるというユーザーのインプレ評価を紹介します。KAMUI3のフォルムは前後に短く、走行中に首を振っても風の抵抗を受けにくいとのこと。

しかしこれは一長一短あります。直進時に走行風の抵抗を受けにくいのは帽体が縦に長いヘルメットです。

KAMUI3が通勤や通学でも愛用されているのは、左右確認をする機会が多い市街地走行が快適だからだといえます。

前後に長いGTairと比べて、左右の確認に頭を振る際は軽く感じます。

システムヘルメットとの比較

KAMUI3をKAZAMI(システムヘルメット)と比較したユーザーのインプレ評価を紹介します。重さや重量バランスはKAMUI3に軍配が上がるとのこと。

システムヘルメットはフルフェイスヘルメットの保護性とジェットヘルメットの利便性を兼ね備えているのが特徴です。しかし、システムヘルメットはチンガードに重さを感じるものが多いですね。

種類の違うヘルメットと比較するのは難しいといえます。

便利さだけなら、やっぱりシステムタイプのkazamiがおすすめ。ただし、システムは重い上に重量バランスも悪いので、首や肩は圧倒的にカムイの方が楽。

KAMUI3のサイズ

サイズ感とフィット感は違う

OGKのKAMUI3でもっとも気になるのがサイズ感です。アライやショウエイはヘルメットの種類が違ってもサイズ感は共通しています。しかし、OGKはヘルメットのサイズ感をキャラクターに合わせて変える傾向が強いですね。

KAMUI3のサイズ感は前モデルのKAMUI2とも違います。ユーザーのインプレ評価を確認すると、サイズ感は小さめというコメントが多いですね。

ワンサイズ上がベストという評価

バイク用品店で店員にSサイズといわれたにもかかわらず、KAMUI3ではMサイズがぴったりだったというユーザーのインプレ評価を紹介します。2サイズ上がぴったりというユーザーも少なくありません。

サイズ感とフィット感が混同するのはNGです。サイズはこめかみを通るもっとも大きな外周で測ります。KAMUI3のチークパッドは厚めで、きつめ設定のフィット感です。

ショップで測って貰ったところ、56cmのSサイズと言われましたが試着するとSでは頭が締め付けられてきつかったので、Mサイズをかぶったらピッタリでした。(中略)購入する際は一度ショップで試してからの方がいいです、ワンサイズ上を推奨します。

オプションでサイズを調整


インナーパッドとチークパッドを交換して、KAMUI3のサイズを調整したユーザーのインプレ評価を紹介します。こめかみが締め付けられるのも解消され、ジャストフィットになったとのことです。

KAMUI3に用意されている別売りオプションのインナーパッドとチークパッドは全サイズ共通で使えます。

頭の形がいびつでワンサイズ上を選ぶことは多いですよね。そんな場合でも、内装を交換するだけで微調整ができます。

自分のハチ周りを測って59cmだったので、XLを購入。めちゃくちゃキツくて痛い。特にこめかみと、頬。オプションのワンサイズ上のインナーパッド9mm、チークパッド25mmに交換してジャストフィット。

ライターより:インプレ評価の誤記を訂正しました。

チークパッドの交換でフィット感を高める

KAMUI3のチークパッドを交換してフィット感を改善したユーザーのインプレ評価を紹介します。「KAMUI3のチークパッドはきつい」というコメントは多いですね。

こめかみが圧迫されなければチークパッドを交換するだけでフィット感を改善できます。ちなみに、KAMUI3のチークパッドが厚めなのは、走行風でヘルメットがずれないようにするためです。また、ヘルメットの内装は着用を重ねるごとになじみます。

標準チークパッドは、噂通り厚すぎます(Lには 35mm が付いてくる)。頬周りがかなり圧迫され、痛いくらいなので、オプション品の20mmを別途購入。20mmに交換すれば快適で、大きな不満は特にありません
 

プロ・フィッティングサービスは価値あり!

KAMUI3をOGKのプロ・フィッティングサービスを利用して購入したユーザーのインプレ動画を紹介します。デフォルトでは得られないフィット感が得られるとのこと。ネットショップは価格で有利なものの、プロ・フィッティングサービスは受けられません。

プロ・フィッティングサービスは、頭や顔の形が原因でヘルメットのサイズ選びに苦い経験がある人におすすめ。ジャストフィットを経験する価値は高いですね。

OGKのKAMUI3:まとめ

寄り添ってくれる姿勢が人気の理由

OGKのKAMUI3は多機能でありながら、軽いかぶり心地を実現したフルフェイスヘルメットです。サイズ選びやフィット感の調整に課題が残るものの、安全性は十分な規格を満たしています。

価格はアライやショウエイのハイエンドモデルより安いので、初心者ライダーでもお求めやすいですね。KAMUI3の機能は、ツーリングの喜怒哀楽を熟知したベテランライダーほど魅力的に映ることでしょう。

多機能はアクティブセーフティ

KAMUI3は機能を満載することで安全性を追求したヘルメット。安全確認のしやすさや、重量バランスなど、KAMUI3のユーザーは見えない部分も高く評価しています。

バイクはヘルメットやプロテクターなどでのパッシブセーフティが基本。自動車では当たり前となった事故を未然に防ぐアクティブセーフティ思想は、いまだに導入されていません。

OGKなら、危険を予知してくれるヘルメットを開発してくれるかもです。

ヘルメットが気になる人はこちらをチェック!

ヘルメットはライダーの顔!安全性や機能も大切ですが、かっこいいと思えるヘルメットがおすすめです。ヘルメットを紹介する記事をもっとチェックしましょう。

システムヘルメットはツーリングでの利便性が高いですね。KAMUI3はスクーターで愛用されることも多いので、スクーターに似合うヘルメットも気になるところ。ヘルメットの選び方を解説した記事も要チェックです。