安全性抜群?システムヘルメットとは
システムヘルメットとは、どういったものなのか知らない人もいるでしょう。よりシステムヘルメットのことをするためにも、安全性の高いシステムヘルメットの基本的なことについて振り返っていきます。
システムヘルメットとは
そもそもシステムヘルメットとは、フルフェイスのような見た目をしつつも、ジェットモデルのように開放感溢れるスタイルへと変形する安全性の高いヘルメットのことです。スタイルが簡単に切り替わるため、ツーリング中でも操作が可能になっています。
また、システムヘルメットとは高い安全性を保持しているヘルメットとしても有名です。安全性が重要視されるバイク用品だからこそ、安心できるものを選びましょう。
他のヘルメットより汎用性が高い
システムヘルメットとは、高い安全性に加え、バイクツーリングに合わせてスタイルを切り替えられます。システムヘルメットはジェットやフルフェイスよりも汎用性が高く、さまざまなツーリングスタイルに対応できるのです。
例えば、スピードを出したいときや雨風が気になるときには、フルフェイスのように安全性を高め顔全体をガードできます。逆に、ゆったりと走りたいときにはジェットのように開放感溢れる使用が可能です。
システムヘルメットの安全性を解説!
チンガードとシールドを下げれば安全性はフルフェイス並み
システムヘルメットは、チンガードとシールドと呼ばれる部分を上げ下げすることでスタイルを切り替えられます。ジェット、フルフェイスどちらのように使っても、他のヘルメット同様の安全性は確保されているのです。
また、ヘルメットの作りもしっかりしているので、多少の衝撃ではまず壊れません。システムヘルメットは安全性が高いため、使い方さえ誤らなければ事故から頭部を守ってくれるでしょう。
使い方はシステムヘルメットによって異なる
モデルやメーカーによって構造が少し異なっているため、安全性についてはシステムヘルメット毎に確認が必要になります。例えば、稼働部分の操作法は一律同じとは言えないため、取扱説明書をよく確認しましょう。
特に、間違った使用法は安全性の低下や破損を招く原因になります。高い安全性に自ら傷をつけることのないよう、使い方や扱い方には気を付けましょう。
頭と顔をしっかり保護してくれる
ジェットヘルメットに比べ、システムヘルメットはガードをしっかりと下げていれば顔と頭をしっかりと保護してくれます。部分的にしか守れないジェットヘルメットに比べ、安全性が確保されているのです。
また、システムヘルメットの安全性の高さはフルフェイスと同等と言えます。そのため、更なる安全性を求めるなら、システムヘルメット毎の安全性をよく比較し選ぶことが大切です。
上げたチンガードやシールドは簡単に落ちてこない
いくら安全性が高くても、上げたチンガードやシールドがバイク走行中に落ちてきたら大変ですよね。しかし、これらのパーツは完全に上へとあげてしまえば、簡単に落ちないよう作られています。
カチッと音がするまで上げてしまえば、固定されるようになっているのです。ただし、中途半端に上げたままの状態では固定されず安全性が欠けてしまうので、上げ下げをする際には注意しましょう。
ヘルメットの作りが丈夫
他のヘルメットと同様に、システムヘルメットは作りがしっかりしているので、ちょっとやそっとの衝撃ではまず頭部へのダメージは心配ないでしょう。頭部へのダメージは致命傷に繋がりやすいからこそ、システムヘルメットなど一定の安全性が確保されたヘルメットを使用することが大切です。
また、より安全性を確保するためにも、システムヘルメット走行時はフルフェイスのように顔全体を覆う形での使用をおすすめします。
稼働部分には注意しよう
システムヘルメットは安全性が高く頑丈と言っても、この稼働部分は構造上弱さが目立つため注意が必要です。ただし、かなり強い衝撃を与えなければ簡単に外れたりはしません。普段の生活で雑な扱いをしない限りは、万が一の際でもしっかりと頭部を守ってくれますよ。
安全性が高いシステムヘルメットの魅力とは?
ツーリングに合わせてカスタマイズが可能
システムヘルメットとは、そもそも切り替えが可能なヘルメットのこと。バイクツーリングに合わせてカスタマイズができるので、「今日はジェットヘルメットのように使いたい」「安全性を考慮してフルフェイスのように」と気分に合わせてスタイルを切り替えられるのです。
また、ツーリング中でもスタイルを切り替えられます。その都度簡単に切り替えられので、安全性を確保しつつも快適なツーリングが楽しめるのです。
チンガードやシールドは簡単に上げ下げ可能!
パーツが稼働するといっても、心配になるのは「稼働の良し悪し」ですよね。稼働部分の滑りが悪くては、ツーリング途中で困ってしまう部分も多いでしょう。しかし、システムヘルメットのこの稼働部分は簡単に上げ下げができるようになっています。
特に力を籠めることなく上げ下げできるので、片手での操作や女性ライダーでも安心です。会話を楽しみたい、安全性を確保したいと思った際には、手間なく切り替えができるでしょう。
フルフェイスよりも便利
高い安全性を持っているといえば、フルフェイスヘルメットも挙げられますよね。しかし、フルフェイスヘルメットは装着がしにくく、飲食や会話もしにくいというデメリットが目立つヘルメットです。
これに対し、システムヘルメットは口元部分が大きく開くので、フルフェイスよりも快適さが目立ちます。ヘルメット内の換気も会話も自由にできるため、安全性だけでなくツーリングを快適にしたいライダーたちに人気ですよ。
ツーリングで飲み食いやおしゃべりを楽しみたい人に向いている
システムヘルメットは、ガード部分を上げ下げすればそのまま飲食も可能です。例えば、ツーリング中に軽く飲み食いしたいと思っても、フルフェイスだとヘルメットを外す必要があります。しかし、システムヘルメットなら脱装着せずに飲み食いが可能なのです。
安全性が高く機能的で便利ともあれば、魅力に感じる人は多いでしょう。ヘルメットの脱装着はストレスを感じやすいため、ストレスフリーになりたい人にもおすすめです。
換気や装着がしやすい
ヘルメット内の蒸れは、ストレスになるほどライダーを困らせるもの。これを簡単に解決できるのも、システムヘルメットの魅力です。ガード部分を上げるだけで前面部分が開放されるため、空気の入れ替えが簡単にできますよ。
また、ガードを上げていれば簡単に装着も可能です。フルフェイスのように圧迫感もないため、装着時のストレスも軽減されるでしょう。快適なヘルメットだからこそ、システムヘルメットは選ばれるのです。
嬉しい機能がついたヘルメットも登場している
少し前までは、システムヘルメットはデメリットが多いとして嫌煙する人も多かったでしょう。しかし現在では、改良が重ねられ、より快適なツーリングを叶えるツールとして人気が出ています。
静音タイプ
少し前までは、システムヘルメットはフルフェイスに比べて風切音がうるさいとして、静かなツーリングを好むライダーからは嫌煙されていました。しかし最近では、この風切音をより最小限にするようシステムヘルメットは改良が重ねられているモデルも多く、より快適なツーリングが叶うようになっています。
軽量タイプ
稼働パーツがある分、システムヘルメットは他のヘルメットよりも重量が重いのがデメリットです。しかし、より長時間の快適なツーリングに適した形になるよう改良されているので、モデルによっては軽量で疲れにくくなっています。これにより、システムヘルメット選びの選択肢が広がりました。
デザイン重視モデル
稼働パーツが多い分、システムヘルメットは「頭でっかち」「ダサい」といったイメージが付きものでした。しかし最近では、こうしたマイナスイメージを打ち消す、デザイン重視モデルも登場中です。よりスタイリッシュに、かっこよさを追求しているため、お眼鏡に見合うシステムヘルメットが見つかりやすくなっていますよ。
安全性が高いシステムヘルメットの落とし穴
安全性が高いシステムヘルメットですが、デメリットと言える落とし穴も存在します。そのため、安全性だけに騙されず、システムヘルメットが持っているデメリットについても知っておくことが大切です。
シールドやチンガードに強い衝撃を与えると壊れやすい
そもそもシステムヘルメットとは、稼働部分があるヘルメットのことです。この稼働部分は前述している通り、他の部分に比べて脆くなっています。強い衝撃を与えすぎると損傷に繋がってしまうので、普段から衝撃を与えないようにしましょう。
また、軽量モデルは軽い分耐久性や安全性が落ちている場合も。さらに壊れやすい部分も多くなるので、軽量モデルを購入する際はより扱いに注意しましょう。
すべての事故から命を守れるわけではない
高い安全性を誇るシステムヘルメットですが、すべての事故から見を守ってくれるわけではありません。当然機能を上回るほどの事故に巻き込まれれば、ケガをしてしまう恐れも。しかし、正しい使い方をしていれば常に高い安全性を発揮してくれます。
そのため、システムヘルメットは間違った形での装着や使い方をしないよう気を付けましょう。使用前にしっかりと説明書を熟読するだけでも、事故によるケガから身を守ってくれますよ。
破損や損傷があると安全性は落ちる
これはシステムヘルメットに限った話ではありませんが、破損や損傷があると安全性が欠けてしまうのは当然のことと言えます。そのため、万が一システムヘルメットが破損、損傷した場合には、素早い対応が必要です。
例えば、修理して直る程度の破損であればすぐに修理しましょう。システムヘルメットの破損や損傷を放置しておくと、そこから安全性が失われ、果てには本来持っている安全性や機能を発揮しなくなりますよ。
壊れたヘルメットは早急に交換しよう
事故やトラブルで破損や損傷してしまったシステムヘルメットは、早急に交換することをおすすめします。例えば、一見問題なく見えるシステムヘルメットでも、一度強い衝撃を与えると中にある衝撃吸収材が破損・劣化するのです。
これにより、万が一の際に本来持っている安全性を発揮しなくなります。システムヘルメットが持つ十分な安全性を発揮させるためにも、常に正常な状態でのヘルメット使用を心がけてくださいね。
モデルによっては長時間のツーリングに不向き
システムヘルメットは安全性が高く、ツーリングに向いているヘルメットですが、他のヘルメットに比べて「重たい」というデメリットもあります。安全性が変わらない軽量タイプも登場していますが、それでも長時間のツーリングには不向きと感じる場合も。
そのため、安全性だけでなく軽量さや機能にも目を向けましょう。安全性だけに囚われていると、走行時に不便さや後悔を感じやすくなりますよ。
軽量モデルにもデメリットがある
軽量モデルとは、バイクライダーの負担を軽減するために作られているモデルのことです。より扱いやすいよう軽く作られていることが軽量モデルのメリットと言えますが、デメリットとして耐久性が落ちていることが挙げられます。
中にはこのデメリットを改善しているシステムヘルメットもありますが、注意して購入しなければ安全性が劣っていることも。そのため、軽量モデルも安全安心と思わず、よく取扱説明書を確認しましょう。
安全性が高いシステムヘルメットの選び方
自分にとって負荷の少ないヘルメットを選ぼう
システムヘルメットの選び方で重要となるのは、自分にとって負荷のないものを選ぶことです。システムヘルメットは構造上重たくなりやすいからこそ、運転時間やツーリング時間に合わせた選び方も重要になってきます。
また、女性や小柄な方は、特に軽量さを意識した選び方が重要です。いくら安全性が高いと言っても、負荷や負担が大きいほど集中力は削られていきます。システムヘルメットのせいで事故が起こらぬよう気を付けましょう。
デザインで選ぼう
近年ではかっこいいモデルやタイプのシステムヘルメットも登場してきていますが、やはりそれでも「頭でっかち」「顎部分が出ている」といった形状は変わりません。そのため、スタイリッシュさを求めるのであれば、デザインで選ぶことも大切です。
安全性だけを追求するなら、どんなシステムヘルメットでもよいでしょう。しかし、ツーリングに生きがいやかっこよさを求めるなら、より自分の好みに合った選び方をしましょう。
機能や便利性で選ぼう
システムヘルメットと一口に言っても、実はブランドやメーカーで安全性や機能、便利性は異なります。そのため、デザインよりも機能や便利性で選ぶという方法も。快適なツーリングを実現するためにも、さまざまなタイプやモデルを比較してみましょう。
また、安全性だけでなく快適なツーリングを叶えるための機能も重要です。特に、長時間のツーリング目的で購入するなら、快適さのためにも軽量タイプや静音タイプをおすすめします。
安全性が高いシステムヘルメットはおすすめ!
世の中にはさまざまなバイク用ヘルメットがありますが、システムヘルメットはその中でも高い安全性を保持しています。また、安全性に加え機能的、便利であるとあれば、選びたくなるライダーも多いでしょう。
より快適なツーリングを叶えたいなら、ヘルメットの安全性にもこだわることをおすすめします。さらに楽しいバイクツーリングのためにも、安全性の高いシステムヘルメットを使ってみてくださいね。
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