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快適性を重視した、バイク用ヘルメットの選び方講座!安全な走行を満喫しよう!

バイク用ヘルメットの選び方について解説します。バイク用のヘルメットは種類が多く、選び方に悩むバイク乗りは多いことでしょう。それは足し算思考の選び方が原因。規格や機能で引き算思考の選び方をすると、予算に合ったあなたらしいバイク用ヘルメットが見つかります。
2021年8月17日
hosokawa_taka
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バイク用ヘルメットの選び方:はじめに

安全で快適にバイクを運転するために必要

ヘルメットはバイクを運転するうえで必要な安全装備です。ご存じの通り、ヘルメットの着用は法律で義務付けられています。しかし、バイク用のヘルメットは用途や趣向に合わせて多くの商品があり、選び方で悩んでいるバイク乗りは多いことでしょう。

ここではバイク用ヘルメットの選び方を解説します。なお、この記事は2021年8月16日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。

バイク用ヘルメットの役割

バイク用ヘルメットの選び方には3つの役割があります。一つは万が一の転倒や事故での衝撃を和らげる役割、もう一つはバイクの運転を快適にするための役割、そしてバイク乗りの顔としての役割です。

選び方で悩んだらバイク用ヘルメットの役割に優先順位をつけるのがおすすめ!パーフェクトなヘルメットは価格が高くなる傾向にあります。予算と相談しながらあなたに合ったヘルメットを探しましょう。

バイク用ヘルメットの選び方のヒントを探る

では本題!ここではバイク用ヘルメットの選び方を基本編と快適編に分けて解説します。

基本編はバイク用のヘルメットの規格や種類を、快適編ではメーカーや機能をまとめますので、選び方のヒントとして活用してください。

「ヘルメットの値段は守るものの値段」という情報も見かけますが、それでは選択肢を狭めてしまいますし、お財布を圧迫します。また、楽天やアマゾンでは低価格帯のヘルメットも人気です。

バイク用ヘルメットの選び方:基本編①規格

規格を基準にした選び方

バイク用のヘルメットには多くの規格が存在します。取得された規格が多いほど転倒時の衝撃を緩和してくれるのですが、バイク用ヘルメットにおいて最低限必要なのはPSCマーク。SGマークも欲しいところです。

バイク用のヘルメットでないと乗車用ヘルメット着用義務違反になります。ちなみに、道路交通法ではバイク用ヘルメット(乗車用ヘルメット)ならOKと記されており、規格については定められていません。

【選び方の基準:規格】PSC

PSCマークは日本でバイク用ヘルメットを販売するために必要な規格です。経済産業省が消費者の安全と利益を保護できると認めた製品に与えています。

PSCマークを取得していないバイク用ヘルメットを着用していても、乗車用ヘルメット着用義務違反にはなりません。しかし、日本行政のお墨付きという安心感は高いですね。

ちなみに、PSCマークを取得していないバイク用ヘルメットは「装飾用」として日本で流通しています。

【選び方の基準:規格】SG

SGマークは一般財団法人製品安全協会がバイク用ヘルメットに与える規格で、対人賠償責任保険が付いているのが特徴です。購入後3年以内で、人身傷害と製品の欠陥に関係が認められた場合、1億円までの賠償措置を受けられます。

ヘルメットの耐久性が3年といわれるのはSGマークの保証期間が根拠です。また、SGマークではバイク用ヘルメットを「125cc以下用」と「その他」に分けています。

【選び方の基準:規格】JIS

JISマークは安定した品質で生産される製品に日本産業標準調査会が与える規格です。当たりはずれのない製品に与えられる規格ですので、JISマークがついていれば安心して購入できます。

ちなみに、125㏄以下用のバイク用ヘルメットはJIS1種、全排気量対象のバイク用ヘルメットはJIS2種です。SGマークと同様に、ヘルメットを速度域で区別しています。

【選び方の基準:規格】その他

DOT(アメリア合衆国運輸省)やECE 22.05(国連欧州経済委員会)の規格をクリアしていているバイク用ヘルメットも安心感を高めてくれます。

それ以上の安全性を求めるのであれば、高い衝撃テストをクリアしたバイク用ヘルメットも検討しましょう。

MFJ公認(日本モーターサイクルスポーツ協会)やSNELL(スネル記念財団)はレースシーンやサーキット走行で求められる規格です。


余談:必要な規格の選び方

規格の数は選び方における選択肢にすぎません。価格と快適さを重視し、PSCマークとSGマークの2つで妥協するのもありです。JISマークを取得していないバイク用ヘルメットは比較的に安い価格で販売されています。

なお、高い衝撃吸収能力を示す規格を取得したヘルメットは剛性感が高く、外部の影響を受けにくいのも特徴。剛性の高いヘルメットほど、長距離ツーリングでの疲労を軽減してくれます。

バイク用ヘルメットの選び方:基本編②種類

種類を基準にした選び方

バイク用のヘルメットは用途や趣向に合わせて多くの種類が販売されています。これも規格と同じく選択肢。どれが優れていて、どれが劣っているということはありません。

ヘルメットの種類はバイクの車種に合わせた選び方をするのが一般的です。しかし、バイクの車種とヘルメットの種類が合っていなくても、用途に合っていれば快適に着用できます。ヘルメットの種類よりも、カラーが統一感をもたらすケースは多いですね

【選び方の基準:種類】フルフェイスタイプ

出典:amazon.co.jp

フルフェイスは帽体が頭部全体を覆っているタイプのヘルメットです。剛性が高く、転倒しても顔を守ってくれますので、安心感を得られます。防風性も高く、風圧を軽減してくれたり風切り音が少なかったりと、着用にあたってのメリットは多いですね。

交通の流れが目まぐるしく変化する市街地走行では、首を振って確実に安全確認する必要はあるものの、ツーリングでの快適さは申し分ありません。

【選び方の基準:種類】ジェットタイプ

出典:amazon.co.jp

ジェットヘルメットは顔が露出しているタイプのヘルメットです。専用シールドで顔を覆うタイプと、ボタンでシールドやバイザーを取り付けるタイプがあります。

剛性感ではフルフェイスヘルメットに劣ります。しかし、視界が広いので交通の流れを把握しやすいですし、ヘルメットを着用したままでもコミュニケーションをとりやすいのが特徴。ツーリング先で地元の人に道を尋ねるとき、仲間とアイコンタクトを交わすときに便利です。
 

【選び方の基準:種類】システムヘルメット

出典:amazon.co.jp

システムヘルメットはあごや顔を保護するチンガードを跳ね上げられるタイプ。フルフェイスヘルメットの保護性とジェットヘルメットの利便性を併せ持っています。剛性感はジェットヘルメットに近いですね。

構造が複雑なヘルメットで、やや大きく重いのが難点。しかし、ヘルメットを着用したまま写真を撮影したり、ガソリンスタンドでウエストポーチからお財布を取り出したりするときに快適です。

【選び方の基準:種類】ハーフヘルメット

出典:amazon.co.jp

ハーフヘルメットは帽体がお椀型のヘルメット。SGやJISの規格では125cc以下のバイク用として分類され、半帽とも呼ばれています。強い衝撃を吸収できるタイプではありませんが、125cc以下のバイクの速度域では問題ありません。

お化粧崩れが気になる女性が通勤や通学で着用することも多いですね。軽二輪以上のバイクで着用しても取り締まりを受けませんが、高速道路走行で安全性を確保するのは厳しいと断言できます。

【選び方の基準:種類】オフロードタイプ

出典:amazon.co.jp

オフロードヘルメットはハードな林道ツーリングに特化したタイプ。左右確認で走行風の影響を受けやすいものの、息が上がっても呼吸がしやすいように、口元が広くなっています。大きいバイザーは障害物や飛来物から顔を守るためです。

バイザーが小さいシールド付きのオフロードタイプはアドベンチャーツアラーに人気です。ビンテージ風のオフロードタイプはアメリカン、ボバー、スクランブラーに似合います。


バイク用ヘルメットの選び方:快適編①メーカー

メーカーを基準にした選び方

バイク用のヘルメットはメーカーによって傾向があります。機能やデザインも気になるところですが、大きな違いはフィット感です。サイズの表記はあっているのに着用感は今一つ…それはメーカーによるフィット感の違いが原因。あなたの頭の形状にフィットしていないからだといえます。

選び方の正攻法は実店舗での試着です。実店舗で試着し、安いネットショップでヘルメットを探すバイク乗りも少なくありません。

【選び方の基準:メーカー】アライ

アライはバイク用ヘルメットの安全性を追求しているメーカーです。シールド付きのヘルメットはすべてSNELL規格をクリア!剛性を重視した選び方におすすめできます。

丸みを帯びた帽体は衝撃で受けたエネルギーを分散するためです。安定した品質を確保するために、すべての製品が日本国内で生産されています。

なお、アライのテクニカルプロショップではフィット感を高められるサービスを受けられます。

アライ・テクニカルプロショップ

【選び方の基準:メーカー】ショウエイ

ショウエイはツーリングでの快適さを追求しているバイク用ヘルメットメーカーです。ヘルメットのバリエーションが多彩で、車種に合わせた選び方がしやすいメーカーだといえます。日本国内ですべての製品が生産されていますので、品質の安定感も高いですね。

ショウエイの正規販売店ではフィット感を調整できるプロフェッショナルフィッティングシステムのサービスを受けられます。

サイズについて|製品に関するよくあるご質問|サポート情報|ヘルメット SHOEI
バイク用ヘルメットのSHOEIはデザイン性、機能性、そして高い安全性能を追求した最高品質のプレミアムヘルメットブランドです。

【選び方の基準:メーカー】OGKカブト

OGKカブトは品質と価格のバランスが優れたバイク用ヘルメットメーカーです。日本国内で生産されていない製品もありますが、ツーリングで着用しているバイク乗りも多く、人気が品質を保証しています。

バリエーションは少なく、SNELL規格も取得していませんが、機能性とデザイン性に優れ、アライやショウエイよりも価格が安い製品が多いですね。

フィット感の相談もプロフィッティングサービス認定店で受けられます。

Pro-Fitting Serviceについて | バイク用ヘルメット&ギア | Kabuto

【選び方の基準:メーカー】その他ブランド

ここ近年、安価な輸入ヘルメットの人気も高まっています。JISマークを取得していないヘルメットは多いものの、PSCマークやSGマークは取得していますので、選び方の選択肢に加えて問題ありません。

ただし、フィット感は日本人の頭の形状を想定していないものもあります。製品の品質やサイズ感については、ユーザーレビューを参考にした選び方をしましょう。

バイク用ヘルメットの選び方:快適編②機能

機能を基準にした選び方

バイク用のヘルメットは機能を優先した選び方もおすすめです。便利な機能はツーリングだけでなく、毎日の通勤や通学を快適にしてくれます。安価なバイク用ヘルメットも高機能化する傾向にあり、アマゾンや楽天のランキングで上位に入っている製品は多いですね。

ただし、ヘルメットの機能は「あれば便利=なくてもOK」と捉えましょう。バイク用のヘルメットはシンプルであるほどトラブルが少なく、安全性も確保できます。

【選び方の基準:機能】ベンチレーション


バイク用ヘルメットのベンチレーションは内装にフレッシュな空気を取り込んでくれる機能です。蒸れや熱を放出し、不快感を軽減してくれます。ベンチレーションの有無にこだわる選び方は、いつも気持ちよくバイクに乗りたい人におすすめです。

ベンチレーションが付いていないヘルメットを装着すると髪の毛が薄くなるというデマが流れた時代もありました。しかし、薄毛とヘルメットに関係性はありません。

【選び方の基準:機能】ワンタッチバックル

ワンタッチバックルの有無にこだわるのは、ヘルメットの装着にわずらわしさをから解放されたい人におすすめの選び方です。ワンタッチバックルならヘルメットのあごひもを簡単に結べます。

グローブを着用したままヘルメットを装着できるのが便利です。ヘルメットを装着してからグローブを着用すると煩わしさを感じます。ちなみに、ワンタッチバックルは後付けパーツで追加することもできます。

【選び方の基準:機能】着脱式内装

着脱式内装にこだわるのは、いつも気持ちよくヘルメットを装着したい人におすすめしたい選び方です。内装を取り外して洗濯できますし、ヘルメットの内装が傷んだら交換できます。毎日の通勤や通学でバイクに乗るなら、洗い替えを用意するのもありです。

内装を取り外せないヘルメットはバケツやたらいで丸洗いするしかありません。手間がかかるうえに、乾かす時間も長くなります。

【選び方の基準:機能】インナーバイザー

出典:amazon.co.jp

ヘルメットの帽体とライナーの隙間にスモーク色のシールドが内蔵され、レバーで上げ下げできるルメットがあります。そのシールドがインナーバイザーです。

スモークシールドは晴天下で目を保護してくれますが、トンネルに入ったときに視界が悪くなります。しかし、インナーバイザーは周囲の明るさに合わせて上げ下げできるので便利です。季節や時間帯で明るさが変わる通勤や通学にもおすすめの選び方です。

バイク用ヘルメットの選び方:まとめ

ヘルメットは真の安全を装備していない

ヘルメットの選び方について解説しました。ヘルメットには多くの規格、種類、メーカーがあり、機能を含めて物色すると選び方で迷子になりがちです。しかし、選び方の基準と予算を決めると、思いのほかスムーズに探せます。

ちなみに、真の安全はあなたの中にあるものです。安全運転を心がけるのはもちろんのこと、もらい事故にも遭わないよう、危険を予知する能力も高めましょう。

ツーリングが気になる人はこちらをチェック!

ツーリングのスタイルに合ったヘルメットなら、車種に合っていなくても説得力を纏えます。ツーリングで「こうあるべき」というイメージを持つことはタブー。自由な発想であなたらしいヘルメットの選び方をして、あなたらしいツーリングをしましょう。

そこで参考になるのが人気のツーリングスポットをまとめた記事。どんなツーリングをしたいのか?をイメージすると、ヘルメットの選び方が見えてきます。