アルミテントポール150/フィールドア
グランドシート190×90cm/フィールドア
スクエアタープSサイズ280×280cm/フィールドア
フィールド キャンプ ドーム 100
フィールドキャンプドーム100:はじめに
軽量でコンパクトなソロテント
フィールドアのフィールドキャンプドーム100はコンパクトで軽量なソロテントです。軽量でコンパクトなソロテントはノーブランドテントでも多く見つかりますが、フィールドキャンプドーム100は一味違います。
ここではフィールドキャンプドーム100を紹介します。なお、この記事は2021年8月24日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
ニッチな需要に応えるフィールドア
フィールドアはニッチな需要に応えるのが得意なアウトドアブランド。有名テントメーカーでは価格や販売数に折り合いがつかないようなアウトドア用品にも挑戦するのが特徴です。
しかし、価格は仕様に影響します。安くてもテントとして機能しなければ意味がありません。ここでは、フィールドキャンプドーム100の仕様を確認し、レビューも検証しますね。
どんなソロキャンプにおすすめ?
フィールドキャンプドーム100は携行性の高さが注目されています。徒歩旅や自転車ツーリングなどの人力移動では登山用テントに及ばないものの、バイクでのキャンプツーリングではベストマッチ。キャンプ場で過ごす時間の長いソロキャンプでも人気です。
後半ではフィールドキャンプドームで使いたい別売り小物も紹介します。では、フィールドキャンプドーム100の仕様から確認していきましょう。
フィールドキャンプドーム100:仕様
ジュラルミンポールの吊り下げ式ソロテント
フィールドアのフィールドキャンプドーム100はジュラルミンポールの吊り下げ式テントです。フロアシートをペグダウンしてからポールを立ち上げ、インナーテントを吊り下げるテント。強風下でも設営しやすい構造です。
軽量なジュラルミンポールはバイクでのツーリングで荷物を軽量化できます。フィールドキャンプドーム100の重量は2.2kg。125㏄クラスのバイクに積載しても重く感じることはありません。
寝るだけなら十分なサイズ
フィールドキャンプドーム100のサイズは、フロアサイズは200×100mmで、インナーテントの高さは100mmです。就寝には十分な広さが確保されています。キャンプ場を転々としながら移動距離を稼ぐキャンプツーリングにピッタリです。
しかし、大人1人が横になると、荷物を置くスペースが限られます。コンパクトなアウトドア用品を厳選したいですね。
ペグダウン個所は多め
フィールドキャンプドーム100はペグダウン個所が多めです。インナーテントで4か所、フライシートで5か所、ガイラインで4か所をペグダウンして設営します。
ガイラインを結ぶループは、フライシートとポールを固定するベルクロテープの位置についていますので、耐風性にも期待できます。
フィールドキャンプドーム100はクロスポールのドーム型テントですので、背面の角を風上に向けて設営しましょう。
遮熱性の高いフライシート
フィールドキャンプドーム100のフライシートは内側に遮熱性を高めるシルバーコーティングが施されているのが特徴です。
キャンプ場をベースに周辺を散策するツーリングスタイルでも、テントへ収納した荷物が日中に熱くなるのを防いでくれます。
コンパクトなテントはキャンプ場を転々としながら移動距離を稼ぐスタイルで好まれるため、日中の遮熱性を考慮されたフィールドキャンプドーム100は貴重な存在です。
オールシーズン対応の軽量なテント
フィールドキャンプドーム100のフライシートには開閉式の大きな通気口があるのも特徴です。通気性を高め、結露の防止に貢献します。
インナーテントは出入口をメッシュパネルにできますが、インナーテントの天井はメッシュになっておらず、ファスナーを開けて通気性を確保する仕組みです。また、フライシートの通気口はメッシュ生地でふさがれています。
通気性が課題
フィールドキャンプドーム100はバイクでのキャンプツーリングを想定した仕様です。しかし、夏キャンプでの通気性が気になります。
インナーテントの通気口ファスナーや、フライシートの通気口を塞ぐメッシュ生地は、他のテントメーカーにない仕様です。
ここからはフィールドキャンプドーム100のユーザーレビューを確認し、夏キャンプでの通気性や冬キャンプでの保温性について検証します。
フィールドキャンプドーム100:レビュー
フィールドアのフィールドキャンプドーム100のレビューを確認すると、バイクでのキャンプツーリングで愛用する人が多いですね。軽量でコンパクトな携行性に魅力があるためだと考えられます。
また、ミニマムなスタイルのソロキャンプにも人気です。フィールドキャンプドーム100は込み合ったフリーサイトでも設営しやすいからだと考えられます。
夏は暑さを感じる
軽さの裏返し
フィールドキャンプドームは熱がこもると抜けないというユーザーレビューが多いですね。軽量で携行性に優れている反面、出入口は前側にしかありません。インナーテントのドアはメッシュパネルにできるものの、裏側へ風が通り抜けませんので、夏のキャンプでは暑さを感じます。
フライシートの大きな通気口やインナーテントのファスナーも、通気性に貢献しているように思えないとのことです。
一方向しか開けられないため、空気の流れができない。熱がこもると抜けないので暑くなる。ベンチレーションはうまく機能していない感じ。
ファスナーから蚊が入る
フィールドキャンプドーム100はインナーテント上部のファスナーを開けると蚊が入ってくるというユーザーレビューを紹介します。
インナーテント上部のファスナー部はメッシュ生地で塞がれていません。フライシートの通気口がメッシュ生地で塞がれていても、フライシートの裾から蚊が侵入するのです。
ちなみに、フルクローズにしたインナーテント内で蚊取り線香を20分ほど焚いておくと、蚊は朝まで入ってきません。
暑かったので上部の通気口を開けて寝たら、網がないため夜中に蚊に入られて困りました。この部分が改良されると尚良いと思います
気温が低い時期のキャンプで活躍する
フィールドキャンプドーム100は長そでを着用する季節が快適というユーザーのレビューを紹介します。容積の小さく、インナーテントをポリエステル生地でフルクローズできますので、フィールドキャンプドーム100は保温性が高いとのこと。
フライシートの大きな通気口は、インナーテントにフレッシュエアーを導くためのものではなく、フライシート内側の結露を防止するためのものだと考えられます。
涼しい時期~寒い時期まで使えるテントです。冬キャン用としては狭さも手伝ってテント内が温かくて良いです。安物には珍しい壁にメッシュを使わず、メッシュにもなる2重扉で温度調整可能という、冬キャン用として最高の構造になっています。
ドアのメッシュは上半分
ドアのメッシュは上半分しかないというユーザーのレビューを紹介します。夏の通気性は悪いというネガティブなレビューですが、冬キャンプではメリット。冬のソロキャンプを想定した安い小型テントは少ないからです。
フィールドキャンプドーム100の前室は荷物がたくさん置けないというレビューも見かけました。しかし、冬キャンプでは前室が狭いほどインナーテントの保温性高められます。
メッシュ生地は上半分の展開。入り口に対し、メッシュ生地の展開面積は上半分でした。これは残念。
不具合を報告するレビューは多い
フィールドキャンプドーム100は不具合を報告するレビューが多いですね。縫製が悪い、トップの吊り下げフックが向かい合ってついていない、シームテープが正常に張り付けられていないなど、製造上の問題が指摘されています。
しかし、クレームで返品すれば迅速に対応してくれるのがフィールドア。国内ブランドならではのメリットです。フィールドキャンプドーム100を購入したら、キャンプ場へ向かう前に試し張りをしましょう。
縫製不良で十分固定がされていないところがありました。取替えの依頼をしたところ、翌日には、発送して頂き、届いた製品は、問題なしでした。(中略)不良品があった時の対応は、迅速丁寧です。
フィールドキャンプドーム100の課題
フィールドアのフィールドキャンプドーム100は夏の暑さ対策が課題です。フライシートに遮熱対策が施されているものの、夏のキャンプではインナーテントに熱がこもり、放出しにくい構造になっています
しかし、工夫をすればフィールドキャンプドーム100はオールシーズン対応可能!夏のキャンプを楽しめます。
暑い夏のキャンプを工夫する
設営は夕方に
フィールドキャンプドーム100はバイクでのキャンプツーリングを想定した仕様です。夕方にチェックインし、早朝に出発するのを前提としています。
キャンプ場で過ごす時間の長いソロキャンプでは、日中はタープで過ごし、夕食の準備を始める前にフィールドキャンプドーム100を設営する方法を選択するのもありです。
テントは外気温が下がる時間帯に設営したほうが涼しく過ごせます。
インナーテントを使わないスタイルもあり!
フィールドキャンプドーム100はインナーテントなしで設営するスタイルも人気です。吊り下げ式のテントはスタンディングテープがあれば自立します。スタンディングテープは個人売買サイトで流通していますし、DIYで製作するのもありです。
フライシートの通気口がメッシュ生地で塞がれている独特な仕様も、インナーテントなしで設営すれば虫よけとして機能します。
コットの設置にもおすすめ!
フィールドキャンプドーム100をスタンディングテープで自立させるスタイルでは、インナーテントにコットを設置するスタイルも人気です。
スペースを有効活用できますし、キャノピーを張り出すレイアウトにも似合います。ただし、コットをバイクに積載するには工夫が必要。キャンプ場で過ごす時間の長いソロキャンプにおすすめのスタイルです。
夏のキャンプツーリングではタープ下も!
タープ下にフィールドキャンプドーム100のインナーテントを設置するスタイルも快適です。連泊のなか日くらいはキャンプ場でのんびり過ごしたいな…と思うのはキャンプツーリングあるある。小型タープをパッキングしておけば、キャノピー用ポールを流用してタープ下設営ができます。
夏はインナーテントにフライシートをかぶせるよりも涼しく快適です。キャンプ飯に取り組むにも、狭い前室よりはかどります。
フィールドキャンプドーム100ライト
フィールドアはSTD仕様のフィールドキャンプドーム100以外にも、インナーテントが総メッシュのフィールドキャンプドーム100ライトもリリースしています。夏のキャンプで快適さを求めるならベターな選択肢です。
STD仕様のフィールドキャンプドーム100よりも軽量で、重量は1.6kgしかありません。登山用テントに匹敵する重量ですので、人力移動でのソロキャンプにもおすすめです。
STDとライトを組み合わせて使う!
晩秋から梅雨入りまではフィールドキャンプドーム100STD、梅雨入りから中秋まではフィールドキャンプドーム100ライト、と使い分けるのもありです。
フィールドキャンプドーム100STDはフライシートとインナーテントの組み合わせにアンバランスさを感じます。フィールドキャンプドーム100STDのフライシートにフィールドキャンプドーム100ライトのインナーテントを組み合わせるのもありです。
おすすめ別売り小物3選
フィールドアは製品の統一感を重視するアウトドアブランドです。フィールドアの別売り小物でそろえると、テントサイトの統一感を高められます。
ややくすんだ色合いがかっこいい!テントサイトの景色になじみやすい色合いです。
知名度は高まってきましたが、コールマンやスノーピークといった有名ブランドのように他のキャンパーとかぶるのを避けられます。
別売り小物:キャノピー用ポール
アルミテントポール150/フィールドア
フィールドアのアルミポール150はフィールドキャンプドーム100のキャノピー用ポールにおすすめです。30cmの5本継ぎですので、キャンプツーリング用のシートバッグはもちろん、登山用のザックにもパッキングできます。
直径はΦ16mmと細めですが、小型テントのキャノピーにはちょうどいい剛性感。重量は250gと軽量です。30cm単位で長さを調節できますので、キャノピーの跳ね上げ角度も自在です。
別売り小物:グランドシート
グランドシート190×90cm/フィールドア
フィールドアのグランドシート190×90cmはフィールドキャンプドーム100におすすめの別売り小物。ピッタリサイズのグランドシートです。
グランドシートはピッタリサイズを選びましょう。大きすぎるとグランドシートとフロアシートの間に雨水がたまります。小さすぎるとフロアシートを保護できません。
なお、グランドシートはインナーテント内に敷くのもありです。
別売り小物:スクエアタープ
スクエアタープSサイズ280×280cm/フィールドア
フィールドキャンプドーム100はシンプルなソロテント。前室は思いのほか狭いですね。キャンプ場で過ごす時間が長いソロキャンプではタープを併用しましょう。
コンパクトなテントには汎用性が高いスクエアタープが似合います。フィールドアのスクエアタープSサイズはペグダウン用のループは16か所ありますのでアレンジ自在!フィールドキャンプドーム100との相性も抜群です。
フィールドキャンプドーム100:まとめ
ありそうでなかった小型テント
フィールド キャンプ ドーム 100
フィールドキャンプドーム100はバイクでのキャンプツーリングを想定した小型テントです。ミニマムなソロキャンプにも似合います。夏の通気性は課題となりますが、いろいろと工夫を凝らすのも楽しいですね。半袖で過ごす季節がメインなら、フィールドキャンプドーム100ライトも検討しましょう。
ちなみに、フィールドキャンプドーム100のインナーテントは冬キャンプのカンガルースタイルにも人気があります。
ソロキャンプが気になる人はこちらをチェック!
ソロキャンプにおすすめのキャンプギアを紹介する記事もチェックしてください。テントはソロキャンプのスタイルを左右します。しかし、慎重になりすぎると選び方で迷子になりがちです。迷ったらデザイン勝負!かっこいいテントは疲れた体と心を励ましてくれます。
ソロキャンプは誰のため?誰かに見せるためでもなく、SNSでいいねをもらうためでもなく、自分のためにするものです。
ソロキャンプにうってつけ!「ツーリングドームST」をレビュー!値段も手頃で◎
コールマンのツーリングドームSTはソロキャンプの名幕として人気があります。インナーテントは標準的なサイズですが、広い前室が快適!荷物を置いた...
おしゃれさと使い勝手の両立!ソロキャンプ向けテントおすすめ10選!選び方のコツも!
ソロキャンプに使うためのテントが欲しいけれど、アウトドアブランドで出ているテントにはさまざまなものがあり、迷ってしまう方も多いです。今回はそ...
ソロキャンプで人気のコット9選!軽量・丈夫・寝心地快適なタイプはこれ!
ソロキャンプでもコットがあると快適なソロキャンプができるようなります。今回はソロキャンプ向きの軽量で設営しやすい人気のコットを紹介しますね。...