アメリカ発のミリタリーブランドロスコ
キャンプ映えするウールブランケット
ロスコとは60年以上の歴史がある、アメリカでミリタリー製品を取り扱っているブランドです。渋い雰囲気の服など、軍モノ好きの人が興味をそそられる商品が多数そろっています。
そのロスコで販売しているウールブランケットが今、キャンプ映えするデザインだとキャンパーたちに人気です。今回は人気の理由以外にも、ウールブランケットの特徴をレビューしていくので、ぜひ、楽しんでいってください。
ウールブランケットの特徴
羊毛でできているウールは、とても暖かく寒い時期のキャンプで重宝する素材です。また、丈夫で燃えにくく、型くずれもしにくいなどキャンプで使うのに適しています。
特にロスコの製品はミリタリー系を扱っているだけあり、ブランケットは丈夫な作りです。また、イタリア軍・スイス軍という名のレプリカカラーもミリタリー好きの心を刺激します。
ハードに使えるブランケット
ロスコのブランケットはハードな環境や天候でも自然な暖かさを保てるよう設計されています。それゆえ、野外での活動に適したブランケットと言えるでしょう。さらに、撥水する機能がウールにはあるので、急な悪天候でも安心して暖がとれ、ブランケットが汚れにくいというのが利点です。
ウール素材だから難燃性がある
ウール素材のブランケットが、キャンプに最適である理由の一つが難燃性です。火を使うことが多いキャンプでも燃えにくいウールなら、火の粉などで火事を起こす心配が低くなります。そのため、焚き火の火起こしなどに専念することが可能です。余計な心配をせずに、全力で遊びを楽しめるでしょう。
吸湿性がありしっとりした手触り
吸湿性がある素材のウールは、しっとりとした優しい手触りです。肌のあたりがよいと、野外やテントの中でも心地よく過ごせるでしょう。また、吸湿性があると保温力も高まり暖かいです。ウールは難燃性ですが、その理由が吸湿性の高さになります。ブランケットが、空気中の水分を含んでいるため、火がつきにくいのです。
冬暖かく夏は涼しい
冬のイメージがあるウール、しかし、撥水効果もあるので夏の利用もおすすめです。就寝時に使用すれば、寝汗を吸収しつつ撥水効果で湿らず心地よく眠れます。また、ロスコのウールブランケットは大きく、就寝時の掛布代わりなどにしても十分なサイズです。
コンパクトに収納しても型くずれしにく
ウールには弾力性があり、折りたたんでも復元しやすい性質です。その性質上、ブランケットがシワになりにくい素材になります。キャンプの荷物は、焚き火台やバーナーなど道具が増えがちです。
それゆえ、折りたたみができる寝具や防寒着などは、極力コンパクトサイズにまとめる必要があります。その際、気になるのが衣類などのシワです。しかし、ロスコの製品なら、シワを気にせずおしゃれにブランケットが使えます。
ロスコウールブランケットの使用感
丈夫でキャンプに最適なブランケット
ミリタリー系専門であるロスコの製品は、ハードに扱えるためキャンプに最適なブランケットです。また、サイズも大きいのでブラケットとしての用途以外にも、敷布など必要に応じてさまざまな使い方が可能。次は、そんな万能製品ロスコのブランケットの使い方や、使用感などのレビューを紹介いたします。
暖かく凍え知らず
ウール特有のしっとりとした肌触りと保温性に優れたブランケットです。そのため、ロスコの製品なら、寒い季節でも凍えることなくキャンプを楽しめます。また、ロスコの製品はサイズも大きいので、足元まですっぽりと暖めてくれるでしょう。ひざ掛けに使えば、焚き火の火の粉からあなたを守ってくれます。
寒い季節もブランケットで快眠
季節によりますが、テントの扉を開けたままでは寒くて眠れなくります。しかし、ウール素材で保温力が高いブランケットなら、快適に安眠が可能です。レビューには、そういったロスコ製品の質のよさを実感したことがわかります。
全室を開けたまま寝たけどロスコのブランケットのおかげでぐっすり快眠でした💮
キャンプ中のテントやタープのラグ代わり
ロスコの製品は、サイズが「約157cm✕約203cm」とかなり大きいです。そのため、1枚でも3〜4人ほどであれば、ラグ代わりにして眠れます。また、ソロキャンプの際は、折りたたんで使うとブランケットが厚くなるため、底冷え予防になるでしょう。
ウール含有率で変わる肌触り
同じウールを使ったブランケットでも、ロスコは色や種類によって含有率を変えています。含有率が変われば、ラグとして使うときの肌触りにも違いがでるのです。とはいえ、どの程度製品に変化をもたらすのか、数字だけではわかりにくいでしょう。
そういった場合に役立つのが、比較レビューです。そこで、ウール90％と55％の両方を、ラグ代わりにした方の、レビューを参考にしてみましょう。
イタリア軍の方は、ウール90%なので、気持ちいい。
もう一方のブランケットは、ウール55%なので、ちょいザラザラ感あり
ロスコウールブランケットの種類
多彩なカラーと素材感が魅力のブランケット
ロスコには「オリーブドラブ・グレー・イタリア軍・スイス軍」と、4色あります。しかし、違いは色だけでなく「ウール含有率」も違ってくるのです。そのため、たんに色だけでブランケットを選ぶのではなく、素材の違いについても理解し、検討するのがおすすめになります。
含有率70％：オリーブドラブ
こちらは、オリーブという名前で表記されていることが多いカラーになります。しかし、ロスコでは「OLIVE DRAB」というカラー名が正式名です。
ちなみに、軍隊などで使用する製品の多くに、この色が使われています。ミリタリー系を取り扱っている、ロスコらしい色です。ミリタリーテイストにまとめたいキャンパーにおすすめになります。
渋さと肌触りが魅力のカラー
軍関連で使用するカラーを採用しているだけあり、ロスコの製品のなかでも、渋さを求める方の受けがよいブランケットになります。肌触りも、レビューを確認するとよさそうです。ただし、肌触りに関しては個人差があるので、事前にウール素材が肌に合うのか確認してみましょう。
好みの渋さで、質感もカッコイイ！肌触りも悪くないです。チクチクしたりはしませんよ。
含有率70％：グレー
カラー名はグレーですが、とても色味が濃い製品です。アースカラーでまとめたスタイルの、よい差し色になります。
また、ロスコは色の違いでウール含有率が変わり、グレーはオリーブドラブと同じ70％です。そのため、肌感などスペックは同じになります。ブランケットを2色そろえ、気分などで使い分けもよいでしょう。
薄さと重さのバランスが丁度いい
機能も大切ですが、キャンプギアを選ぶときは重さにも配慮が必要になります。その点、ロスコの「ウール含有率が70％のグレーは、バランスが取れている」というレビューを見かけました。
含有率が増えると、難燃性など機能面は充実します。しかし、その分重くなり、ブランケットの持ち運びが不便です。運ぶときの手間とどの程度のスペックが必要なのかなどもふまえ、バランスがとれている製品を選ぶとよいでしょう。
軽かったというか薄かったですが、むしろこのくらいで良かった。ウール70パーくらいが重さとか色々バランスいいと思う。
含有率90％：イタリア軍（レプリカカラー）
イタリア軍カラーは90％と、ロスコブランドで一番含有率が高い製品になります。そのため、ウール特有の手触り・保温力・難燃性など、ブランケットの利点を味わいたい方におすすめです。
とくに、秋〜冬にかけて寒い時期のキャンプは、寒さがこたえます。そんなとき、サイズが大きく暖かいロスコイタリア軍カラーのブランケットがあれば、足の先まで全身を暖めてくれるでしょう。
ウール含有率No.1の難燃性
ロスコ製品のなかで、含有率が一番多いイタリア軍は、その分吸湿性が増します。そのため、難燃性が高く、購入者の満足度が高い製品です。また、ウールの含有率が高いにも関わらずロスコの製品は、低価格で購入できるコストパフォマンスの高さも、嬉しい理由になります。
ウール90%で焚火にびくともしない。2×1.5mのサイズ感と程よい重さ。 値段も手頃（4000円前後）でバランスが良い。
含有率55％：スイス軍（レプリカカラー）
なるべく手軽な価格で、ロスコ製品の購入を考えているなら、スイス軍カラーがよいでしょう。なぜなら、ウールの比率が少ない方が、値段が低くなるからです。そのため、サイズが同じでも、スイス軍カラーはイタリア軍カラーなどと比べ、購入しやすい価格設定になります。
生地が薄くやわらかで使いやすいブランケット
スイス軍カラーはロスコ製品のなかで、含有率が一番低いです。しかし、その分ブランケットが薄くて軽いので使いやすいと、レビューしている方もいます。ロスコのブランケットは、約157×203cmとサイズが大きいです。そのため、肩から羽織るなど手軽に使うなら、含有率が低いスイス軍カラーが使い勝手がよいでしょう。
箱出しの状態でもかなり柔らか(そのぶん思ったより生地が薄い)で、チクチクもなかったです。
ロスコブランケットの注意点
ブランケットが臭うのかレビューで確認
高機能なウールブランケットですが「石油のような臭いが気になる」という、レビューをよく見かけます。その原因は、ロスコの製品にはオイルコーティングがされているため。これは「虫よけ・保温効果・濡れ対策」ためのコーティングです。
ここでは実際にロスコの製品を使っている方は、臭いについてどう感じているのか見てみましょう。
冬に重宝するけど臭いが気になる？
ロスコのブランケットは、暖かく冬に重宝するため、機能面や無骨なデザインは、気に入っているようです。しかし、レビューには、ブランケットのオイルコーティングされた臭いが、多少気になると書かれています。
下に敷いてもOK。
さっと包まってもOK。
1枚あると冬は重宝しそうです。
多少気になるにおいがしますが、無骨な感じが好みです
臭いの感じ方は個人差あり？
ロスコのブランケットの臭い、購入する人によって意見がわかれるようです。中にはほとんど気にならず、問題なく使用する人もいます。また、火起こしをすると、ブランケットに煙の臭いがつくので、結局臭くなるから気にならないという方もいるようです。
よく言われる獣臭？染料臭？については
鼻を近づけなければ分からない位だし
どうせすぐ焚き火で燻臭くなるから
ロスコのブランケットで注意したいこと
ウールの扱い方
ロスコでは、空気中の水分を吸い、燃えにくい生地を使っています。そのため、キャンプに最適です。しかし、間違った使い方をすると、ブランケットの機能を充分に発揮できなくなります。そこで、ロスコのブランケットを長く使うための注意点をいくつか紹介するので、参考にしてください。
ウールは燃えないわけではない
吸湿性素材でできているロスコの製品は、他ものより難燃性があります。しかし、ブランケットが絶対に燃えないわけではありません。焚き火の火の粉で焼け跡ができ、場合によっては燃えることもあります。
ロスコの製品はサイズが大きく、燃え広がったらとても危険です。ウール含有率90％のイタリア軍であっても過信はせず、火の取り扱いには注意しましょう。
人によってチクチクすることも
実は、ロスコ製品の生地である、ウールが合わない人もいます。なぜなら、ウールの材料である羊毛は繊維が太いため、肌に刺激を与えるからです。
特に乾燥肌の人は、皮膚が敏感になっていて、通常より反応しやすくなっています。肌に合わないときは、保湿をしっかりするもしくは、服の上からブランケットを羽織るなど、工夫をするとよいでしょう。
ウールは縮み固くなりやすい
ウールブランケットが、縮み固くなってしまった状態をフェルト化といいます。これは、濡れた状態での圧力と摩擦が原因です。ロスコの製品にもウールが含まれているので、この現象が起こりやすくなります。
また、この現象のやっかいなところは、回復が難しい場合が多いことです。雨など天候不良で、ロスコのブランケットが濡れた場合は、素早く乾かしましょう。
ドライクリーニングor水で洗濯
ロスコのウールブランケットがさっき届いたので早速ホームクリーニングしてる。
— あとむ✇ (@tttt1tttt) January 23, 2021
洗う前に噂の石油臭とやらを嗅いでみたけど、そんなに気にならない🙄
ま、石油臭よりエマール臭のがいいので洗います。
水の色はレビュー通りえぐいね pic.twitter.com/NmeTCNmPHa
ウールブランケットは、洗濯方法を間違えると生地の縮み（フェルト化）や毛羽たちの原因になります。ロスコ製品のタグには「DRY CLEAN ONLY」ドライクリーニングのみと表示されており、洗濯機の使用を推奨していません。
しかし、家でブランケットを洗濯できないわけではないようです。ロスコの製品を取り扱っている「SWAN OUTDOORS STORES」では、水洗い可能と表記されています。
ドライクリーニングまたは洗濯機で冷水で洗い、中性洗剤を使用して優しく洗う。最後のすすぎに柔軟仕上げ剤を追加。最低熱設定で乾燥します。
コインランドリーで洗濯不可
ロスコのブランケットはサイズが大きいので、コインランドリーで洗濯ができれば楽です。しかし、残念ながらおすすめはできません。なぜなら、コインランドリーは家庭用洗濯機と違い、脱水力が強いからです。
それゆえ、ブランケットの縮み（フェルト化）の原因になります。また、高温の乾燥機も、生地が冷えるときに縮みを起こす原因です。ロスコ製品をクリーニング専門店に依頼しないのであれば、水で手洗いにしましょう。
ロスコのブランケットはキャンプに最適
燃えにくくて暖かいブランケットはキャンプにおすすめ
ウールは、優れた難燃性と吸湿性を兼ね備えています。その特性上、ロスコで販売されているブランケットは、キャンプや野外活動と相性がとてもよいでしょう。
また、ロスコ製品は大判サイズのため、足の先まで火の粉から守りつつあなたを暖めてくれます。今回のレビューを参考に、ぜひ、ロスコブランケットのよさを感じてみてください。
難燃性ブランケットが気になる方はこちらもチェック
当サイト暮らしーのでは、ロスコにつてさらに詳しく紹介した記事や、その他の難燃性ブランケットについて紹介した記事があります。ぜひご覧になり、参考にしてください。
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