ゴルフのOBとは何?
OBとは(アウトオブバウンズ)の略称で、球を打った際にゴルフ場によって定められたラインから外に出た場合に適応されるペナルティのことをいいます。杭の打たれたプレー区域外や、深い林の中や急な山の斜面中など人が再度球を打てない場所が主にOBとして設定されていることが多いでしょう。
OBかセーフか判別しやすいように白い杭や白線が引かれており、ゴルフ初心者の方にもすぐにOBかわかりやすいようエリアが区別されています。
ゴルフ場の白以外の杭の意味は?
黄色はウォーターハザード杭で、ゴルフコース内にある海や池・排水溝の周囲に置かれています。赤色はラテラルウォーターハザード杭といい、コースに並行して流れる川のことです。打ち直し可能なら罰打なしで、打つのが難しい場合は1罰打で打ち直しできるので元の場所か杭をこえた所からドロップして打ち直してください。
青色の杭に囲まれた場所は修理区域になるので、グリーンのピンに近づかない所にドロップし罰打なしで打ち直しましょう。
ゴルフでOBになったらどうしたらいい?
フェアウェイ目指してティーショットで気持ちよくドライバーがヒットしたけれど、球筋が曲がってしまったり打ちそこなって思わぬ方向へいくことがゴルフでは多々あります。OBラインよりも外へでたら1打罰のペナルティとなり、もう一回打ち直す必要があります。
ゴルフでは推奨プレイ時間があり、その時間を超えると後続の人を待たせるので焦らずに打ち直してください。理想はフェアウェイ狙いですが、無理せず前に進めていきましょう。
OBの場所によってファーと叫ぶ
OBになった時に『ファー』と叫んでいる声を時々聞きます。この叫びには理由があり、正式に【fore】で前方のという意味になります。前方にいる人にOB球がいくかもしれないから危ないよという注意喚起なので、周囲から聞こえてきたら頭を守るようにしてください。
OBの方向が崖や山のような人がいない場所ならよいのですが、OBラインの奥にコースがあることもあるので飛んでいった方向に注目するようにしましょう。
ゴルフのどんなコースでOBになりやすいの?
狭くて細長いコースはOBがでやすいです。特にティーショットを打つ場所がコースの右側に設定されていた場合、当たり方が悪いとOBが連続ででたりします。狭いコースの場合、男性は特に使用するクラブの選定が大切になるでしょう。ドライバーでOBがでる方が多いです。
ティーショットだから毎回必ずドライバーが適しているわけではないので、自身の飛距離と飛ばしたい場所を照らし合わせてどのクラブで進むか考えてみてください。
ゴルフ推奨プレイ時間とは
ゴルフは1ラウンド18ホールで設定されており、途中昼休憩を入れ5時間が目安です。それを超えると後続の組に迷惑がかかってしまいます。自分達だけでなく他にもプレイを楽しみにゴルフ場へ来ている人がいることを忘れないでください。
あまりに遅いと、ゴルフ場のスタッフがカートに乗って注意をしに来ることがあります。素振りは2回までと決めてみるのもよいでしょう。遠くへ飛ばすことだけでなく、確実にフェアウェイを狙っていくのも戦略の1つです。
ゴルフ用語のフェアウェイとは
ゴルフでよく耳にするフェアウェイとは、ティーショットを打つ場所からグリーンまでの間にある短く刈られた芝の箇所をいいます。フェアウェイに球が落ちると弾んでよく転がるのと、次のショットが打ちやすい為できれば狙っていきたいゾーンです。
フェアウェイの外側にある芝の深い場所はラフと呼ばれておりここに球が落ちると遠くへ飛ばすことが難しいので気を付けましょう。
ゴルフでOBになった時の打ち直し方
楽しくゴルフをしていてもOBが続くと気持ちが焦ってしまう方も多いです。何打目でOBになったかによって打つ場所と打ち直し方が変わりますので、またOBになったらと落ち込まずに気持ちを切り替えて間違えないように行動しましょう。
OBになってしまったら次はどこから打つのか、次が何打目になるのか、今度は上手くフェアウェイに乗せてスムーズにプレイできるように考えながらプレイすることが大切になります。
一打目のティーショットでOBになった
一打目のティーショットがOBをだしてしまった場合、1打罰でもう一回ティーショットを打つことができます。目に見えて崖や山に突っ込んでしまったOBの場合は球がでてくることは難しいでしょう。
遠くてその時は探せないけど球が残っているかもしれない場合、他の人が打ち終わった後に暫定球であることを周囲に伝えて打ち直してください。最初のボールがOBでなければ、暫定球はなかったことにして1打目の球を使用するよう定義されています。
二打目以降のOBはどこから打つか
二打目以降が OBだった場合は、1打罰のペナルティでもう一回打ち直すことができます。OBを打った場所の近くで、グリーン上のカップに近づかないように打つ場所を決めてドロップし、打ち直しましょう。初心者の方で二打目以降のドロップの場所がわからない時は周囲の人に確認してください。
※ドロップとは、膝の高さか真っすぐ下に球を落とすことを表すゴルフ用語です。手で地面に球を置かないように注意しましょう。
OBがでた時の初心者救済システム
ゴルフ歴が長い方でもOBになってしまうこともありますが、初心者の人は繰り返しOBになる傾向にあるので要注意です。何度もOBになってしまうと後続の組に迷惑をかけてしまうので、ゴルフ場によりますが救済システムとして【プレーイング4】が用意されているので活用しましょう。
コース中程に特設ティが設置されており、ティーショットで打ち直しをしたと考えて特設ティから4打目で打ち直し可能です。ドロップではなくティーを刺して打つ場所を決めます。
ゴルフでOBになった時のスコアの数え方
ゴルフのプレイ中、正しいスコアを自身で数えることが定義されています。ゴルフでは公式な試合中数え方を間違えただけで失格になってしまうこともあるので、今後エンジョイゴルフだけでなくコンペ等に出る方は特にしっかりとスコアの数え方覚えてください。
OBになってしまうと罰打があるので、うっかり数え方を間違えてしまう時があります。最初は周囲の方が教えてくれますが、自分自身で数え方をマスターしスコア管理ができるようにしていきましょう。
一打目のティーショットがOBの場合
一打目がOBなので、数え方が1打目+1打罰で次が3打目になります。ローカルルールが適用されてプレーイング4が使用できれば特設ティで4打目として打つことができます。特設ティに辿り着くまでに三打振っているという想定で定義されているので、4打目としての数え方を採用してください。
プレーイング4はエンジョイゴルフでは使用できますが、コンペ等の公式戦では認められません。ゴルフに慣れてきたら1罰打で打ち直して進めるようにしていきましょう。
二打目以降がOBの場合
二打目以降でOBになってしまったら、1罰打を加算するという数え方を忘れないでください。ゴルフ場は自然の中に作られているのでコース中盤に崖があったり、急な山の斜面が突如現れるので二打目以降のOBも多々あります。
ドロップする場所からフェアウェイの形やグリーンまでの方向と距離の確認しましょう。ゴルフは意外と頭も使うスポーツですので、周囲の人の動きや使用クラブを見て覚えるのもおすすめです。
ゴルフでOB以外の罰打ってあるの?
ゴルフではOB以外にも罰打があります。正しいゴルフスコアの数え方と共に、どの場所で何をしたら罰打が加算されてしまうのかを覚えることが大切です。普段うっかりやってしまっていることも実は定義違反になるやもしれません。
ゴルフをプレイするうえで最低限必要な定義をお伝えするので、確実に頭にいれてプレイを楽しみましょう。
バンカーの砂にクラブが触れる
ゴルフではバンカー内で砂にクラブが触れてしまったら2罰打になってしまいます。フェアウェイで普段やっているように素振りすると砂に触れてしまうので、少し浮かせて注意して素振りしてください。打つ瞬間に砂に当たるのは定義として大丈夫なので、それ以外の時は気を付けましょう。
もしもティーショットでバンカーに入って素振りで砂に触れてしまったけど次のショットで外に出た場合、1打目+2打目+2罰打で次は5打目という数え方になります。
空振りしてしまったら
素振りもしてバッチリ!さあ飛ばすぞとドライバーを振ったものの、ゴルフでは空振りをしてしまうこともあります。空振りは無罰打ですが一打扱いになるので注意してください。数え方は1打目空振りしてしまいで2打目で当たった場合、1打目(空振り)+2打目(ヒット)+罰打は無しなので次が3打目です。
グリーンの上でマークをせず球を拾った
ゴルフでパターはとても大事です。球の向きを正したりや土汚れ等をとったりして万全の状態で挑むと狙い通りにいく確率が上がるので、初心者の方も心がけてみてください。しかしここで絶対に忘れてはいけないことがあり、それは絶対にマークを球の後ろに置くことです。
マークを置かずに球を拾ってしまうと、1罰打となります。せっかくグリーンまで順調に少ない打数できていても罰打で台無しにならないようお気をつけください。
ゴルフの新ルールとは?
初心者もゴルフを気楽に始められるように、2019年新ルールに改定されました。旧ルールと比べると緩和されているものが多く、プレイ時間の短縮にもなっています。長年ゴルフから離れていた方やゴルフ初心者の方にも是非覚えてもらいたい大切なゴルフの新ルールを何個か厳選したので、是非覚えて活用してください。
OBしても2罰打で横に出して打てる
ゴルフの定義ではOBは必ずティーショットからの打ち直しをするしかなかったのですが、新ルールではOBラインを横切った地点と、その場所からピンに近づかないようにフェアウェイとラフの境界線の地点を2クラブ分結んだエリアでドロップ可能です。
ティーショットから打ち直すより先へ進みたい場合は、2罰打でそのエリアからドロップして打ち直ししましょう。どこから打つのがフェアウェイやグリーンに最適かよく考えてプレイしてください。
バンカーの外にだして打ち直しができる
苦手な方が多いバンカーですが、新ルールでは嬉しい救済処置ができました。2打罰になりますが、バンカーのボールとグリーンのピンを結び後方の延長線上にのみバンカーの外にドロップすることができます。ただし、1クラブ内なので離れすぎないようにしてください。
打ちやすい場所だったらチャレンジするのもよいですが、角度的に難しい場合は何度も打ち直すよりも前進しましょう。
準備ができた人から打ってもよい
以前はピンから一番遠い人から打つというのがゴルフの定義でしたが、新ルールでは打つ場所に関わらず準備ができた人から打っても大丈夫になりました。クラブの変更や同伴者が球の行方を捜しにいっているのを待っていると時間がかかり過ぎるので、『先に打ちます』と声をかけてスムーズにプレイを進行していきましょう。
打ちそこなってチョロになっても安心
打ちそこなって球の上をかすめてしまい、チョロっと球が転がってしまうという悲しい経験がある方も多いでしょう。以前のゴルフの定義では止まった場所から打ち直しが必須でしたが、新ルールでは、無罰打で打つ場所を変えてもよくなりました。1ホール目などは緊張しやすいですが、安心してドライバーを振ってください。
グリーンでピンを抜かずにパッドができる
以前のゴルフの定義では、必ずパッティングをする際にピンを抜かなくてはいけませんでした。新ルールでは、ピンを抜かずにプレイできるので手間も省けますしパターの目安にもなるので、ゴルファーから好評です。ロングパッドで強く打ちすぎたがピンに当たってインした方もいるので、恐れずにロングパットも攻めていきましょう。
救済処置時のドロップの高さの変更
以前の定義では肩の高さからドロップしなくてはいけなかったので狙った場所に球を落とすことが困難でした。新ルールでは、膝の高さからドロップできるので、変な所に転がる不安が軽減されたのでゴルフ初心者の方も安心です。
推奨プレイ時間の短縮
以前は無制限でしたが、ゴルフ人口が増えていることもあり邪魔が入ることなくプレイできるようになってから【40秒以内に打つ】ことが新ルールでは推奨されています。前の組が詰まっている場合は難しいですが、スムーズにプレイをするためにも1~2回素振りをしたら打っていきましょう。
ゴルフでOBになりにくいコツはあるの?
ゴルフ歴が長く平均70台でプレイされる方々にコツを聞いてみた所、初心者がよく陥るOBの癖を教えてもらいました。OBの原因は最初の構えから右を向いている、もしくは手の力で打つことによってスライスになりやすい為右方向へのobがでやすいです。
他にはどこへ飛ぶか気になってヘッドアップすることで変な方向へ飛んでいってしまいます。対策として、構える時にやや左を向き球にドライバーが当たる瞬間まで目を離さないでください。
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ゴルフは一歩踏み出して始めたらとても楽しいスポーツです。自然に囲まれた気持ち良い空間でのゴルフを是非、一度ご体験ください。ゴルフ人口が年々増えていっているので、気楽にチャレンジしてみてください。
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