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カヌー競技のルールを解説!知ればオリンピックがもっと楽しくなること間違い無し!

オリンピックやパラリンピックで開催されているカヌーですが、詳しいルールをご存知ですか?実際にカヌーのルールを知っている方は、ほんのわずかです。今回は、カヌーのルールを詳しくまとめてみたのでチェックしてみましょう!ルールを知れば観戦も楽しくなりますよ。
2021年9月29日
mamma32
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目次

カヌーのルールをチェックしよう!

水上の白熱スポーツカヌー

Photo byFree-Photos

カヌーという競技名を耳にしたことのある方は多いかもしれませんが、ルールや実際にスポーツを観戦したことのある方は少ないでしょう。そんなカヌーは水上で迫力ある接戦を繰り広げる、ハードな競技になります。

激流と闘いながらカヌーを操ったり、猛スピードで水の上を駆け抜けたり、見ているだけで気持ちがよくなるスポーツがカヌーです。あまりメジャーなスポーツではないからこそ、ルールや内容を知って観戦してみましょう。

カヌーの歴史は古い

カヌーの歴史は非常に古く、競技として誕生したのは19世紀のイギリスだと言われています。競技として成立させるために綿密なルールが設けられましたが、カヌーの歴史は人類の起源にまで遡ることができるのです。

そもそもカヌーは、人が川や海の上で狩猟をしたり移動したりするための手段でした。そのため、世界各地でカヌーに似た競技は古くから行われていたとする説があるのです。昔から人類の生活に欠かせないカヌーは、今でも多くの人々を熱狂させています。

カヌーはオリンピックの正式種目

Photo byPexels

カヌーは、オリンピックやパラリンピックの正式競技にもなっています。2020年の東京オリンピックでは、江東区にあるカヌー特設競技場が利用されました。水上で激しい闘いを見せるカヌーはオリンピックやパラリンピックの競技でも人気で、多くの人が熱狂しています。

オリンピックとパラリンピックの場合一部ルールは異なりますが、基本的なルールは変わりません。ただしパラリンピックのカヌー競技は、障害の重度によってレベルが変わるのが特徴的です。

カヌーがオリンピックの正式競技になったのは1936年

オリンピックやパラリンピックでも人気のあるカヌー競技ですが、正式種目になったのは1936年のベルリン大会からです。これは第11回目のオリンピックなので、カヌーは比較的昔からオリンピックに競技として参加していたことが分かります。

ちなみに正式なルールに則ったカヌーが日本に持ち込まれたのは、この第11回ベルリンオリンピックがきっかけです。次に予定されていた東京大会を開催するにあたりカヌー競技が日本に持ち込まれ、じわじわと広がっていきました。

カヌー競技の基礎知識

スラロームとスプリントの2種類がある


Photo byFree-Photos

オリンピックやパラリンピックの正式競技であるカヌーですが、詳しいルールを知っている人はごくわずかです。江東区の会場で行われる競技を楽しく観戦するためにも、カヌーのルールをチェックしておきましょう。

まず重要なのが、カヌー競技には2つの種目があるということです。「スラローム」と「スプリント」という2種目があり、それぞれレースの様子やルールは異なります。そのためカヌーを観戦する時は、スラロームとスプリントどちらを見ているかチェックしましょう。

スラロームのルールや特徴

スラロームのルールを簡単に説明すると、川の上にあるゲートを通過するタイムや技術点を争います。障害物をクリアしながら猛スピードで走りぬけるため、迫力がありますよ。また、特徴的なのは激流を下りながらレースを行うという点です。

これがスラロームのルールの中でも特徴的で、激流を猛スピードで下りながらゲートをクリアしていきます。目にも留まらぬスピードで川を下る姿は、衝撃的です。

スプリントのルールや特徴

オリンピックやパラリンピックで行われているカヌー競技の1つであるスプリントは、数多くの国のカヌーが一斉にスタートして、そのタイムを競います。簡単に説明すると、横一列で並び「よーいどん」で最初に到着した国の勝ちです。

ハイスピードでさまざまな国が争うので、ハラハラドキドキの展開が待っています。スラロームと違いスプリントは流れのないコースで行われるため、2種類の競技でルールが全く違うと分かるはずです。

②カヌーには2種類ある

Photo byFree-Photos

カヌーでは「カナディアン」と「カヤック」の2タイプがあります。2種類の大きな違いはパドルで、カナディアンのパドルは片側にしか水かきがついておらず、選手は片側だけを漕ぐのがルールです。

一方カヤックはパドルの両側に水かきがついており、選手は左右を交互にかきながら進めていくルールになります。競技中の画が全く違うので、ひと目見ただけでどちらの競技を行っているか判別できますよ。

オリンピックやパラリンピックでは異なる種目として扱われる

オリンピックやパラリンピックの正式競技では、2種類のカヌーを使用することがルールになっています。「カナディアン」と「カヤック」の2種類で、それぞれで異なる種目として競技が開催されるのです。つまりスラロームもスプリントも、カナディアン・カヤック両方の競技が行われます。

また、オリンピックやパラリンピックは同じ種目でも漕ぐコースの長さや、人数によっても種目が分けられるのです。カヌーだけでも16種目が開催されるので、たっぷり観戦できます。

カヌーのルール|スラローム編

①技術とゴールまでのタイムを競う

Photo byFree-Photos

カヌーの競技の1つであるスラロームは、技術点とゴールまでのタイムを競います。流れのあるコースを利用して、2本のポールを順番に通過するのが基本的なルールです。東京オリンピックでは江東区にある特設会場で開催され、国内初の人工コースで行われました。

激流の中を、カヌーを操りながらゴールを目指す姿は迫力があります。また、スラロームは個人競技なので、行われる種目は少ないです。

オリンピックでは4種目行われる

オリンピックのスラロームでは、4種目行われるのがルールです。カナディアン男子・女子とカヤック男子・女子が開催されます。また、スラロームはコースの長さが250〜300mというルールになっており、種目によって変わることはありません。

スラロームはゲートと呼ばれるポールの間を通過するのが主なルールですが、このゲートは全部で20〜25箇所とルール付けられています。かなりの数のゲートをスピーディーに通過するため、繊細なテクニックを必要とするのです。

②ゲートの種類

カヌー競技の1つであるスラロームは、ゲートの間を通りながらゴールを目指すのが主なルールです。しかしより詳しいルールを知りたいのであれば、ゲートの種類についても知っておきましょう。ゲートには2種類あり、コースの流れによって種類が変わります。

ダウンゲートと呼ばれる緑と白のポールは、上流から下流へ通過する時に設置するのがルールです。一方アップゲートという赤と白のポールは、下流から上流へ通過する場所に設置されています。

③ペナルティの基準

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スラロームのルールを知る上で大切なのが、ペナルティについてです。スラロームでは、基本的にゲートの通過に関してペナルティを設けるのがルールとなっています。まず、ゲートを通過する時にポールに触れてしまったら2秒のペナルティが設けられるルールです。

さらに、ゲートを通過できなかった場合や、通過が上手くないと50秒のペナルティが加えられるルールとなっています。そのため、いかにペナルティを少なくするのかが大切です。

カヌーのルール|スプリント編

①流れのないコースで行う

Photo by RichardBH

スプリントの基本的なルールは複数の艇が同時にスタートして、そのゴール順を競います。全部で9つのレーンが設けており、どの艇も幅9mのレーンを漕いでいくのがルールです。スプリントは動きのない静かな水の上をスタートするので、スラロームとは違った迫力が魅力になります。

規定されたフィニッシュラインを、艇の先頭が通過した時点でゴールです。もしも途中で転覆してしまったり、規定された9mのレーンをはみ出してしまったりしたら失格となります。

②合計12種目の競技が行われる


オリンピックでは、合計で12種目のスプリントが行われます。スプリントはシングル・ペア・フォアの3種類があり、人数によって種目が異なるのです。距離も200m・500m・1000mの3種類に分かれており、スプリントだけでも多くの種目が行われます。

東京オリンピックでは江東区にある広いコースを使って、さまざまなスプリントが開催されました。種目によってルールが変わることはありませんが、国ごとの強みや迫力が異なるので是非チェックしてみてください。

③ペナルティの基準

スプリントのルールを知る上で、ペナルティの基準は大切です。まずスプリントでは、いかに決められたレーンからはみ出さないようにゴールするかが重要になります。レーンをはみ出してしまうと失格になるので、スピードだけでなく繊細さも重要です。

また、レーンには12.5mおきにブイが設置されており、ゴール前になると色が赤く変化します。ブイに着目しておくと、いまどこをレースしているのかが分かりやすくておすすめです。

カヌーのルールをチェックして楽しもう!

Photo by 0niRAM

カヌー競技はルールが比較的シンプルで、初めて見る人でも観戦しやすい競技です。東京オリンピックでは江東区にある特設レーンを使用しており、国内初の人工コースも作られました。江東区に訪れた場合は、オリンピックで激闘を繰り広げた実際の会場を見に行ってみてください。

また、カヌーは使われる艇がカヤックとカナディアンの2種類になります。それによって種目も変わるので、カヌーを観戦する時は、カヤックなのかカナディアンなのかをチェックしましょう。

実際にカヌーを体験したい方はこちらをチェック!

江東区にある会場で行われたオリンピックのカヌー競技ですが、実際に体験してみたいと思った方も多いのではないでしょうか?実は関東には江東区だけでなく、カヌーやカヤックを体験できる場所が豊富にあるのです。

以下の記事では、関東でカヌーやカヤックが体験できるおすすめの場所をまとめてみました。初心者でも気軽に楽しめるので、是非気になった方は実際にチャレンジしてみてください。