カブトムシの餌はゼリーが主流！
カブトムシなどの生態について
夏に子供たちの採集でも人気があるカブトムシは、最近では大人が趣味で飼育する昆虫としても人気です。世界最大のカブトムシとされるヘラクレスオオカブトは数万円が相場で、高級な昆虫になっています。
そんなカブトムシの寿命は通常1年から1年半です。夏頃に卵が産まれ1年ほどの幼虫時代を経たのちに成虫になります。成虫寿命は1・2ヶ月というのが一般的です。ちなみに、並んで人気のクワガタ類には、5年も生きる長寿命の個体がいるのも特徴になります。
カブトムシ用のゼリーは種類が豊富！
カブトムシは幼虫の間は土の中で過ごし、餌とするのは腐葉土（ふようど）です。成虫になるとナラやクヌギなどから出る樹液を餌にしますが、それを参考に作られているのがゼリー型の餌になります。
糖分や甘い匂いのある餌のほか、昆虫の元気のもとになる自然の糖分「トレハロース」や、越冬後や産卵前後に必要なタンパク質などが入った多彩な商品が発売になっています。最近ではカップが大きめにつくられた、昆虫が食べやすいものも人気です。
カブトムシの餌に人気のゼリー9選！
ここからは具体的におすすめのカブトムシ用ゼリーをピックアップしていきます。バナナやパイナップルなどのフルーツ系から黒糖系の食欲を誘うフレーバーの商品まで味の種類もさまざまです。また、寿命が長くなるものや、卵の数が増えたと評判のゼリーなどバリエーションもあります。
口コミなどの評価や、使い方のコツなどについても一緒にご紹介しますので、マッチする商品を楽しみながら探してみてください（本記事は2021年6月28日の情報をもとにしました）。
1：ワイドカップ樹液の森・マックス100
カブトムシ向けで話題のゼリーはコチラ！
ワイドカップ樹液の森・マックス100は、昆虫や飼育用品を扱うフジコンから販売中の餌です。カブトムシなど向けにつくられたゼリー状の餌で、容量16gの広口タイプの商品になります。
幅30cm・高さ21cm・奥行5.5cmほどのパッケージ入りで、100個程度入って880円ほどとリーズナブルです。栄養分として話題のトレハロースをはじめ、ガラクトースやグルコースなどが入った栄養価が高いもので、味は黒糖風味に調整されています。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このゼリーのカップは浅めで、オスの成虫でも角が邪魔にならないのが特徴、成虫１匹で毎日1個ずつ食べていたとの口コミもある人気商品です。また、ふたが簡単にあくので子供でも簡単に餌やりできるのも利点になります。
果物系の一般的なフレーバーと違う黒糖系ですが、甘い香りは昆虫も大好きで人にも不快感を与えません。液だれや飛び散りなども起こりにくい固めのゼリーなので、メンテナンスもお手軽です。
2：ワイドカップ消臭アミノゼリー
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上と同じくフジコンが取り扱うカブトムシ用の餌です。直径4.5cm・高さ1.5cmほどの広口ゼリーで、砂糖やグルコース、トレハロースなどの成分が入っています。
配合される食物性タンパク質・大豆アミノ酸は成虫の健康を保ちつつ、飼育ケース内のにおいを緩和する効果を持つのも利点です。16g・50個がセット、縦30cm・横19ⅽm・奥行4.5ⅽmのパッケージ入りで430円ほどになります。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
この商品もフィルムが開けやすく、セリーが固いので液垂れしにくいのがメリット、交換の際に手が汚れにくいと口コミでも評判です。水分が少ないので効率よく栄養分を採れて、昆虫の寿命にも好影響を及ぼします。
バナナのような匂いは人にも心地よく、カブトムシの好みにあっていると評判です。ただし、一部のクワガタはあまり食べなかったとの報告もあるので、最初は半額程度の30個タイプで嗜好性を確認する方法もあります。
3：プロゼリー
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昆虫の飼育用品を専門にする、KBファームが扱う商品になります。小型の16g品は丸底タイプなので、クワガタのあごが邪魔にならないのが利点です。
バナナの香りが付けられ、果汁やタンパク質、トレハロースなどが入った栄養分のバランスがよい商品になります。合成保存料などは入っていないので、昆虫にも安全なのも利点です。16gで100個入が縦31ⅽm・横20ⅽm・奥行5cmのパッケージに入って1010円ほどになります。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このカブトムシ用ゼリーは樹液に近い糖分を使っていて、さらっとしているのが特徴、カブトムシにベトベトと付くこともなく清潔に保てるのも人気のポイントです。保存料を用いてないので、傷みやすいというデメリットがありますが、消費が早いのであまり心配ないとの口コミもあります。
タンパク質が多めに配合されているので、産卵時などのメスの体力維持にもぴったり、複数のカブトムシを飼育している場合は、喧嘩を避けるために餌場を分けるのもおすすめです。18gの広口の商品などもありますので合わせてご利用ください。
4：すこやかゼリー
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上で取り上げたゼリーと同じくKBファームが扱う昆虫ゼリーになります。16gの丸底タイプで動植物性のタンパク質や砂糖、ブドウ糖、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が入った商品です。
成虫用ゼリーのため糖分が控えめで、べとつかないのも利点になります。パイナップルのフレーバーで、16gの100個入りが縦24ⅽm・横30ⅽm・奥行5cmの袋に入って、880円ほどとリーズナブルです。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このゼリーはタンパク質の量に対しては同社のプロゼリーより劣りますが、価格が安いのが人気点です。普段使いにはこのゼリーを与え、メスの産卵期には「プロ」にするなど使い分けするのも効率のよい使い方になります。
合成保存料などは入っていないので安全性がありますが、6ヶ月程度と使用期限はやや短めです。最初は20個入りの小サイズで様子見するという方法もあります。廉価なゼリーを与えていた時に比べると、カブトムシの産卵数が格段に上がったとの口コミもある栄養満点のゼリーです。
5：サムライフラット55
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サムライフラットは、カブトムシを含む昆虫から犬・猫・小動物まで幅広いペット用品を扱うマルカンの商品になります。人気の昆虫ゼリー・サムライシリーズの新作の広口・浅型タイプで、成虫の角が引っかかることもありません。
エネルギー源として知られるトレハロースを配合し、黒糖の風味がカブトムシなどの食欲をそそるゼリーになります。1カップ14.5gほどで55個入り、高さ30ⅽm・幅22ⅽm・奥行4ⅽmの袋入りで357 円ほどとコスパも抜群です。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このゼリーのパッケージは底が浅いので、カブトムシが最後まで残さず食べられるのがセールスポイントです。ほのかな黒糖の香りやみずみずしさが昆虫をさそい、食欲も旺盛と評判の高い商品になっています。
ただし、汁分が多いので、周辺にこぼれたりして交換時の作業や掃除に手間がかかるのがデメリットです。それに対しては、ゼリーの蓋を取る際にティッシュなどで水分を吸い取るなどの技がありますので、気になる場合はお試しください。
6：NEOMAX55
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昆虫の販売や飼育アイテムを扱う昭和43年創業のミタニが扱う商品です。16gのノーマルカップが55個入り、高さ28ⅽm・幅20ⅽm・奥行5.5ⅽmのパッケージ入りで販売されています。高タンパクの素材に老化を防ぐ働きのあるリグニンを配合したゼリー型の餌です。
健康の維持のほか、産卵期や越冬後のカブトムシに必要な栄養素も豊富に含まれています。成虫にちょうどよい糖度に調整され、海外からのカブトムシの餌にも頻繁に利用されている商品です。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このゼリーはカブトムシなどの昆虫を産卵させて増やしたい場合にも最適、コバエ防止や衛生のため5日程度で交換するのが一般的です。味にも定評があり、エサを食べなくなったカブトムシに与えたところ完食したとの投稿もあります。
また、クワガタがこの餌のおかげで4年以上も元気との報告があるなど、養分が多く寿命が長めになるのもこのゼリーの人気のポイントです。
7：ペロリアン昆虫ゼリー
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こちらは、カブトムシなどの飼育用品の販売を手がけるディ・キャッツが扱うゼリーになります。カップはクワガタのアゴが刺さりにくい丸底タイプです。砂糖キビを原料とする砂糖やグルコースを配合し、ミネラルもたっぷり含まれています。
パイナップル・バナナなどカブトムシの好みにあった味に調整され、着色料は不使用でカブトムシの健康にも安心です。16gカップが約500個入って2300円ほどになります。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このゼリーはカブトムシやフルーツが描かれたパッケージがかわいく、子供が餌やりをする場合のモチベーションにもなります。水分が多いのでティッシュなどで少し吸わせてから、与えるのも交換をスムーズにする工夫です。
臭いが気にならないことや、舌にゼリーのカスが付きにくいことなどが評価の高いポイントになります。コスパもよいので、たくさんの昆虫を飼っている方からも人気の商品です。
8：ブリードインセクトゼリー・イエロー17gワイド
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ブリードインセクトゼリー・イエロー17gワイド
出典:楽天| メーカー | ドルクス・オーナーズ・ショップ |
|---|---|
| 形状 | ワイドカップ |
| 成分 | グルコース・ガラクトース・トレハロースなど |
| フレーバー | バナナ・パイナップル |
| 量 | 17g×500個 |
大阪が本拠地でカブトムシなどの飼育用品を扱う、ドルクス・オーナーズ・ショップが扱うゼリーです。元気の源になるグルコースやガラクトースのほか、天然糖質のトレハロース、ビタミンなどが含まれています。
特にイロータイプは長寿をメインにした配合になっているのが特徴です。17g品は広口のカップで、500個入り2250円ほどになります。ほかにも産卵促進のホワイトやビタミンたっぷりのブラック、樹液成分を模したレッドなど専用の派生品があるのも面白いところです。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
このゼリーはラベルの接着が強く、液モレの心配が少ないのがメリット、その分、子供には開けにくいので最初は手伝いが必要になります。中身は程よい水分でラベルをはがした際の液だれも少なめです。
フルーツの甘い匂いはカブトムシも好物で、半日で完食するとの報告もあります。また、排泄物の臭いも少ないので交換の負担が少ないのもおすすめポイントです。値段は100円ショップのゼリーより単価が低いほどで、リーズナブルに飼育を満喫できます。
9：99プロテインゼリー
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カブトムシの幼虫・成虫や飼育用品の販売を手がける、九十九里クワガタファームが扱う餌用のゼリーになります。18gの広口タイプは、カブトムシの角がひっかからない形状です。
グルコースやフルクトース、トレハロースのほかアミノ酸や果汁、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランスよく配合されています。30個で550円ほどとコスパもよく、プレーンで人には無臭の白いタイプと薄茶の黒糖フレーバーの2種類のラインナップです。
このカブトムシ用餌の利点や実用での評価
黒糖味は特にカブトムシの嗜好にあっていると評判、クワガタの場合は好き嫌いがあるので少量パックで試してみるのがおすすめです。合成保存料や着色料、香料は不使用でカブトムシの健康には優しいですが、傷みが早いので買い足しをこまめにするスタイルになります。
水分はたっぷりありますが、半分にカットして使っても液だれしない絶妙なレベルです。また、糖分もほかのカブトムシ用の餌に比べて少なめで、カブトムシの口ひげの硬化予防ができるなど優しい仕様になっています。
カブトムシの餌用に人気のゼリーの比較表
| 商品 |  |  |  |  |  |  |  | |  |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | ワイドカップ樹液の森・マックス100 | ワイドカップ消臭アミノゼリー | プロゼリー | すこやかゼリー | サムライフラット55 | NEOMAX55 | ペロリアン昆虫ゼリー | ブリードインセクトゼリー・イエロー17gワイド | 99プロテインゼリー |
| メーカー | フジコン | フジコン | KBファーム | KBファーム | マルカン | ミタニ | ディ・キャッツ | ドルクス・オーナーズ・ショップ | 九十九里クワガタファーム |
| 形状 | ワイドカップ | ワイドカップ | 丸底 | 丸底 | ワイドタイプ | ノーマル | 丸底タイプ | ワイドカップ | ワイドカップ |
| 成分 | トレハロース・グルコースなど | 砂糖・グルコース・トレハロースなど | 天然果汁・タンパク質・グルコースなど | 砂糖・ブドウ糖・乳たんぱくなど | 砂糖・トレハロースなど | 高タンパクフード・リグニンなど | 砂糖キビ糖・グルコースなど | グルコース・ガラクトース・トレハロースなど | グルコース・フルクトース・トレハロースなど |
| フレーバー | 黒糖 | バナナ | バナナ | パイナップル | 黒糖 | 非公開 | パイナップル・バナナ | バナナ・パイナップル | 天然果汁または黒糖 |
| 量 | 16g×100個 | 16g×50個 | 16g×100個入 | 16g×100個 | 14.5g×55個 | 16g×55個 | 16g×500個 | 17g×500個 | 18gX30個 |
| 商品リンク |
ここまで取り上げてきたカブトムシの餌に人気のゼリーを一覧表にしました。形状や成分、フレーバー、量といった主要なスペックを比較できるようになっています。量は16gから18gほどで、カップはワイド型や丸底など、カブトムシやクワガタが食べやすい形状のものがほとんどです。
成分は糖分やタンパク質、ビタミンなどが配合されたものが多く、食べやすさと栄養とのバランスを考えて作られています。味や香りの好みは昆虫の種類や個体によって差があるので、最初は少量タイプを購入し徐々に量を増やすのが一般的です。
気になるものがありましたら、商品サイトにて詳細な仕様をご確認ください。
ゼリータイプの餌でカブトムシ飼育を満喫！
カブトムシ向けで話題になっているゼリーをピックアップしました。KBファームの「プロゼリー」は栄養満点の商品、産卵などの時期にも最適な商品でした。黒糖味の「樹液の森」やバナナ・パイナップル味の「ブリードインセクトゼリー」などは安くてもよく食べてくれるので、普段使いにぴったりです。
複数のフレーバーを交互に与えて飽きさせないのも、昆虫の元気を保つコツになります。バリエーションのあるゼリーをうまく組み合わせて、カブトムシの飼育をお楽しみください。
カブトムシが気になる方はこちらもチェック！
下にはゼリーを含むカブトムシの餌について、不向きなものも解説した特集記事をリンクしました。また、カブトムシなどの採り方のコツや、飼うときの留意点についての記事も付記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。
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