SUPのハードボードとは
高い強度の材料が使われているSUPボード
SUPのハードボードは強度の高い素材が使われています。強度が高まることで水上での安定感が増し、SUPをより楽しめますよ。SUPのハードボードは種類によって使われている素材が異なりますが、カーボンや樹脂製が多いです。
また、素材の上を固いシェルで包み、剛性が非常に高くなっています。サーフボードと同じ加工がされているので、ある程度の衝撃に耐えられ、長く使い続けられるのが魅力です。
SUPボードにはインフレータブルもある
SUPのハードボードとは別に、インフレータブルボードという種類もあります。インフレータブルボードは空気を入れて膨らませるボードで、使わないときは空気を抜いて折りたためるので、持ち運びに便利です。
ヨガやフィッシング、クルージングなどさまざまな用途に向いていますが、ハードボードと比べて耐久性が劣ります。SUPのボードを選ぶ際は、ハードボードとインフレータブルボードの2種類があるので気を付けましょう。
<レースタイプ>SUPハードボードの構造
水面を切り分けて直進しやすい
SUPハードボードレースタイプは、レースで早く進めるように水面を切り分けて直進しやすい構造です。ボードの形状は細長く厚みがあり、パドルを持って立ちながら操作します。直進やすいように厚みがあり、細長い形状をしている代わりに旋回性能が低いので、SUPでサーフィンをするにはあまり向いていないハードボードです。
浮力を高めるためボードに厚みがある
SUPハードボードレースタイプは、浮力を高めるためにボードに厚みがある構造です。SUPハードボードは厚みがあるほど浮力が高くなり、スピードが増すようになっています。
レースでは安定感が高く、早く進めるようになるべく波の影響を受けずに浮くことが重要です。また、SUPハードボードのレースは世界でも多く大会が開催されており、常に進化しているボードになります。
細長い形状を採用している
SUPハードボードレースタイプは細長い形状が採用されています。細長い形状だと風や波の影響を受けづらく、素早く直進が可能です。ある程度の波であれば水面を切り分けることができるので、SUPハードボードレースタイプはすべて細長い形状になっています。
一方、細長い形状をしているため、バランスがとりづらく、乗りこなすのには練習が必要です。SUP初心者よりも中級者や上級者に向いているハードボードになります。
<ウェーブタイプ>SUPハードボードの構造
波乗りに最適
SUPハードボードウェーブタイプはサーフボードに形状が似ており、サーフィンのような波乗りアクションに最適です。SUPハードボードレースタイプとは違い、安定感が高いのでサーフボードのような感覚でサーフィンができます。
ハードボードで本格的に波に乗りたい方は、ウェーブタイプを選択するとよいでしょう。
旋回性が高くクルージングもしやすい
SUPハードボードウェーブタイプは波に乗りやすいように浮力が少なく、旋回性が高くなっているのでクルージングがしやすくなっています。
SUPハードボードウェーブタイプの主な使い方は波に乗ることですが、いい波を見つける際や気晴らしにクルージングするのにも最適です。気分に合わせて使用用途を使い分けることもできます。
<オールラウンドタイプ>SUPハードボードの構造
汎用性が非常に高い
SUPハードボードオールラウンドタイプは汎用性が非常に高いです。ヨガやクルージング、フィッシングなどさまざまな使い方に対応しています。オールラウンドタイプの特徴として、ある程度のことであればすべてこなせる構造になっていますよ。
2人乗りでクルージングや湖でのフィッシング、波に乗ってサーフィンもでき、SUPの上でヨガもできます。1つのSUPハードボードで沢山のジャンルを遊びたい方にピッタリです。
値段の幅が広い
SUPハードボードオールラウンドタイプは初心者から上級者まで人気なため、価格の幅がとても広いです。多くの人からの需要が高いので、エントリーしやすいように価格も安いものからビギナー向けの高いモデルもあります。
また、SUPハードボードオールラウンドタイプはデザインも豊富なため、自分の好みに合ったボードを選べますよ。
SUPハードボードのメリット
メリット①寿命が長い
SUPハードボードは、インフレータブルボードと比較しても寿命が長いです。インフレータブルボードに寿命は約2~3年とされており、保管方法によってはさらに短くなる可能性があります。
しかし、ハードボードは剛性が高いため、しっかりとメンテナンスをすれば5年以上使い続けられるほど長い寿命がありますよ。寿命が長いSUPボードを探しているのであれば、ハードボードがおすすめです。
メリット②FRP素材が使われており破損しづらい
SUPハードボードにはFRP素材が使われており、岩などにぶつけても簡単には破損しません。FRP素材は繊維強化プラスチックとも呼ばれており、プラスチックにガラス繊維などの強化剤を混ぜることで剛性力が高くなっています。
FRP素材はSUPハードボード以外にもサーフボード、自動車パーツなどさまざまなところで使われている丈夫な素材です。
メリット③メンテナンスしやすい
SUPハードボードは初心者でもメンテナンスしやすいです。SUPのハードボードにはサーフボードと同じ素材で作られていることが多く、手軽にメンテナンスできるリペアキットが販売されています。
リペアキットには簡単に治せるものやしっかりとメンテナンスできるものがありますよ。下の記事ではサーフボードのメンテナンス方法を紹介しており、SUPハードボードにも使える内容なので参考にしてみてください。
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メリット④インフレータブルを比べて安定感が高い
SUPハードボードは、インフレータブルボードと比べて安定感が非常に高いです。インフレータブルボードは空気を入れて使うので、空気が抜けてしまったり十分に空気が入っていないと不安定になってしまいます。
SUPハードボードは波に乗りやすいように剛性が高く作られているため、初心者でもバランスがとりやすいボードです。
メリット⑤レールの厚みが薄くターンがしやすい
SUPハードボードは種類にもよりますが、レールの厚みが薄くターンがしやすいです。SUPハードボードは波に乗ったり、クルージング、フィッシングなど水の上で動く場面が多いので、ターンがしやすい構造になっています。特にSUPサーフィンではターンがよく使われるので、ハードボードが最適です。
SUPハードボードの注意点
注意点①インフレータブルボードに比べて価格が高い
SUPハードボードはインフレータブルボードに比べて価格が高いです。FRPは剛性を高めるのに使われている素材なため、どうしても価格が上がってしまいます。
インフレータブルボードの平均価格は60,000円ほどですが、SUPハードボードは100,000円を超えるものが多いです。ハードボードを購入する際は価格が高いので下調べをしっかり行っておくと失敗しにくいですよ。
注意点②重量があるので持ち運びに苦労する
SUPハードボードは重量があり、折りたためないので持ち運びに苦労する場合があります。SUPハードボードの重量はものにもよりますが約10kgほどあり、大人の方でも持ち続けると疲れてしまう重さです。
SUPハードボードは片手で持ち運ぶので、交互に持ち手を変えると疲れが軽減されます。また、SUPハードボードを持ち運ぶ際は、タイヤが付いているカートに載せると持ち運びに便利です。
自転車やバイクで持ち運びたいならキャリアを
SUPハードボードを自転車やバイクで持ち運びたいなら、専用のサイドキャリアを使いましょう。サイドキャリアを使用することで、近場のサーフスポットまでバイクや自転車でボードを持ち運びができるようになります。
しかし、道路交通法により積載車両の前後30cmを超える大きさの物を積むと違反になってしまうので、注意が必要です。
注意点③保管方法に困る場合がある
SUPハードボードは保管方法に困る場合があるでしょう。ボードを置いておくスペースがあれば問題ありませんが、賃貸アパートやマンションに住んでいる方は保管方法が困難な場合が多いです。
後ほど紹介しますが、工夫をすればSUPハードボードを置くスペースを確保できます。SUPハードボードの購入を考えているが保管方法に困っているという方は、参考にしてみてください。
supハードボードの保管方法
保管方法①安定感に優れているスタンドにかけて保管
部屋の大きさにもよりますが、SUPハードボードをスタンドに縦か横にして立てかけましょう。サーフボード用のスタンドでも十分にSUPハードボードをたてかけることが可能です。部屋で保管する場合は、テールを下にしてスタンドに立てかけると安定感が増します。
保管方法②屋外で保管するならカバーをかけるか物置に
SUPハードボードを屋外で保管するのであれば、カバーをするか物置にしまいましょう。雨や風などにさらしつづけるとボードが痛み、寿命が短くなってしまう原因になります。
SUPハードボードの専用カバーは多く販売されており、持ち運ぶ際にも使える商品もありとても便利です。物置やガレージがある方はカバーをかけて保管しておくと寿命がかなり延びます。
保管方法③突っ張り棒を使って頭上スペースに保管
突っ張り棒を使えば、頭上空間を有効活用してSUPハードボードを保管できますよ。SUPハードボードの横幅のサイズが入るほどの頭上空間を探し、突っ張り棒をセットしたらボードを置くだけです。
SUPハードボード落ちてくるのが不安な方は、突っ張り棒を増やすか、壁にラックバーをビス止めすれば問題ありません。
保管方法④室内に余裕があれば壁にかけてインテリアに
室内にSUPハードボードを置けるスペースあれば、壁にかけてインテリアとして楽しめます。壁にサーフボードラックを取り付ければ、安定感が高い状態で壁掛けが可能です。
サーフボードラックは大手ECサイトでも販売されていて、価格も安いので購入しやすくなります。お気に入りのSUPハードボードを壁にかけておけば、インテリアの代わりになるのでおすすめです。
supを使って本格サーフィンを楽しもう!
supハードボードはサーフィンもできる
SUPハードボードではサーフィンもできますよ。ハードボードにもいくつか種類があり、サーフィンに特化したモデル用意されています。一番適しているのはウェーブタイプですが、たまにサーフィンを楽しみたい方はオールラウンドタイプでも十分です。
またメリットも多く、メンテナンスのしやすさや寿命が長いのも魅力になります。SUPハードボードは楽しみ方が豊富にあるので、遊びたいジャンルでSUPを楽しみましょう。
supサーフィンの情報が気になる方はこちらの記事をチェック!
SUPサーフィンについての情報が気になる方は、下の記事を確認してみてください。初心者でも楽しく波に乗るコツや練習方法などを紹介しています。
また、SUPボードのタイプや選び方についても詳しく書かれていますよ。そのため、SUPサーフィンについて詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてみましょう。
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