MIKU カブト専用マット
マルカン 消臭くぬぎマット
SANKO 育成マット10L
ミタニ 防ダニ王 5L
フォーテック カブト1番
極上発酵マット
マルカン バイオ育成幼虫マット
フジコン ジャンボくち木
ミタニ カブト・クワガタ成虫用 コバエがいやがる昆虫マット
インセクトランド バイオ育成カブト虫マット
カブトムシを健康に飼育するマットをご紹介
カブトムシマットは、卵から幼虫、さなぎから成虫と、カブトムシの成長段階に合わせた生活環境を作る飼育道具です。カブトムシマットは、木の皮や葉など自然の素材を細かくした土状のもので、カブトムシが生活する場所に利用します。しかも、栄養価が高く、幼虫のエサとしても使うことが可能です。
今回はそんなカブトムシマットをご紹介します。カブトムシを育ててみようという方、必見です。なお、本稿は2021年7月7日現在の情報を元に作成しております。
カブトムシマットには種類の違いがあるのか?
カブトムシマットには、使われている素材によって違いがあります。よく見かけるのがカブトムシが好む広葉樹を使ったカブトムシマットで、通気性と保湿性を確保することが可能です。
より大きなカブトムシに育てたいならクヌギやコナラなどを発酵させたマットがおすすめ。値段は高くなりますが、その分栄養がすぐれています。ほかにも嫌な臭いやダニやコバエなどの発生を予防するタイプもありますので、カブトムシの様子を見ながら使ってみるのもおすすめです。
カブトムシマットの選び方の3つのポイント
①カブトムシを産卵させるかどうか
カブトムシのオスとメスを同時に飼って家族を作りたい場合、メスが産卵しやすい環境を整え、落ち着いて卵が孵化できることのできるタイプのマットを選びましょう。やわらかい土のようにキメの細かいマットを使うと、落ち着いて産卵しやすくなるといわれています。
また、カブトムシマットの中には、産卵用と記されたタイプもあります。産卵後、卵が孵化し、幼虫が大きく成長できるように栄養価の高いマットを選ぶことも大切です。
②カブトムシが幼虫か成虫か
カブトムシ用のマットを選ぶ際、カブトムシが幼虫なのか成虫なのか、それぞれの成長段階に対応したマットを選ぶようにしましょう。
幼虫の場合、栄養豊富で大きく育つタイプのマットを選ぶべきです。カブトムシマットの中には幼虫用と書かれた製品もあります。マットの種類をしっかりと確認し、失敗しない選び方をするようにしましょう。
③カブトムシの飼育環境はどうか
カブトムシを飼育していると、臭いが気になることがあります。この臭いを除去するために選びたいのが消臭タイプのマットです。
このタイプのマットには、消臭効果のあるヒノキなどの自然成分が使われいるものがほとんどです。ヒノキなどの成分は抗菌や殺虫作用にも優れているため、気になるコバエやダニの発生を防ぐ働きもあって一石二鳥です。ただし、消臭タイプのマットは、臭いが強くて嫌がるカブトムシもいますので、様子を見ながら使っていく必要があります。
飼育で役立つカブトムシ用マット10選
①MIKUカブト専用マット【産卵や幼虫に使える】
MIKU カブト専用マット
こちらは、ヘラクレスオオカブト、コーカサスオオカブトなど外国産のカブトムシにも利用できるマットです。自然界の広葉樹がベースで作られたタイプで、栄養価が高いマットとなっています。飼っているカブトムシを大きく育てたい方におすすめです。
産卵期のカブトムシをはじめ、幼虫やサナギの管理など、幅広く利用できます。カブトムシ専用となっているので安心です。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
このマットは、カブトムシ専用の昆虫マットです。卵から成虫までカブトムシの成長段階に応じて使うことができます。成虫を繁殖させたい場合、飼育ケース内にマットを硬めに詰めてその上に軽くかぶせるように載せ、幼虫の場合は、マットを多めに入れて、エサとしても使うことが可能です。
カブトムシによっては飼育環境が変わるのを嫌うものもいます。本製品は同じマットをずっと使い続けていくことができるため、安心して育てることができて便利です。
②マルカン 消臭くぬぎマット【臭いのトラブル防止】
マルカン 消臭くぬぎマット
こちらは広葉樹を土のように粉砕し、十分に発酵させた人気メーカーのカブトムシマットです。気になる臭いを抑えるために、消臭の働きのある炭が含まれています。
また、カブトムシに限らず、クワガタなどの昆虫の幼虫や成虫の快適な飼育環境を作る上でも使えるマットです。定期的に交換して、カブトムシが元気よく育つ環境をキープしましょう。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
この製品に含まれる消臭機能のある炭は天然の素材です。薬剤でカブトムシが弱ってしまう心配などもなく、安心して使うことができます。
また、炭には水分の調整する効果があるため、ケース内の余分な湿気などを除湿することも可能です。しかも、幼虫から成虫まで幅広く使えるため、カブトムシの住環境をトータルで一生涯をかけて整えることができます。
③SANKO 育成マット【成長過程で使い分けられる】
SANKO 育成マット10L
国産のカブトムシにも外国産のカブトムシにも利用でき、卵から幼虫、さなぎや成虫など、それぞれの成長過程で使い分けられるタイプのカブトムシマットがこちらです。天然の広葉樹を長い時間熟成させています。
土のクオリティがいいと人気の製品ですが、購入者の中には再発酵しやすいのではないかという声も。自然の土のような臭いになるまで放置してガス抜きしてから利用するようにしましょう。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
こちらのカブトムシマットは、天然の素材で製造されているため、虫が発生する場合などがあります。気になる方はマットを使う前に天日に干し、マットの状態を落ち着かせましょう。
使用後は、定期的にマットを交換することで、カブトムシの生活環境を改善することが可能です。なお、こちらの製品には5Lと10Lのものがあります。まとめ買いする場合、直射日光の当たる場所などで保存するのは避けましょう。
④ミタニ 防ダニ王 5L【成虫の害虫を予防する】
ミタニ 防ダニ王 5L
成虫のカブトムシなどに寄生するダニを抑制するための成虫用の飼育マットです。ヒノキの香りがする昆虫マットで、ダニなどの繁殖を抑え、気になる害虫を減少させる効果が期待できます。
この昆虫マットは、カブトムシのほか、クワガタなどにも使えます。コバエの抑制のほか、気になる臭いなどの消臭や抗菌効果も期待できるため、正しい使い方で利用したい昆虫マットです。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
このマットを使う上で十分に気をつけなければいけないのは、成虫のカブトムシの飼育管理で利用する昆虫マットであるということです。幼虫の餌としては使えませんので注意しましょう。
また、この製品は成虫のカブトムシに寄生しているダニなどの除去にも働くマットです。カブトムシの状態を整えたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
⑤フォーテック カブト1番【幼虫を大きくする栄養剤】
フォーテック カブト1番
その製品名が示すように、カブトムシの幼虫の餌として最適なマットがこちらです。ヘラクレスカブトムシやコーカサスカブトムシなどの外国産のカブトムシのほか、国産のカブトムシにも使えます。
広葉樹材のみを使った昆虫マットで、独自の製法で栄養を封じ込めているマットです。幼虫の飼育のほか、産卵用としても使用することができます。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
こちらの製品はこのまま使用できるようになっています。好みで水分を加える場合、マットの土を軽く握ったとき、かたまって崩れない程度の硬さを目安としましょう。水分が多すぎると腐敗しやすくなるため注意が必要です。
開封後、臭いや熱などが気になる場合、ガス抜きをしましょう。新聞紙などに広げて数日放置しておくと、臭いや熱がなくなります。
⑥極上発酵マット【幼虫の健康維持のための栄養たっぷり】
極上発酵マット
こちらのカブトムシマットは、自然環境に近い品質で作られたマットです。このため、製品によっては部分的に色が変わっている、特有の臭いを発しているなどの状態が見られることもあります。こうした状態が見られても、とくに品質には問題はないとのこと。軽く混ぜて使いましょう。
また、このマットは、幼虫を健康に大きくするのに役立つほか、カブトムシが産卵しやすいように環境を整える働きがあります。カブトムシだけではなく、クワガタにも使用可能です。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
このマットを使用する際、水を加えて使いたい方は、天然水を使った方がいいとあります。水分はごく少量を少しずつ加えていき、マットに水分をなじませるようにしましょう。
水分の量は、軽く握ったときに形状が残る程度です。水を加えると、白いカビが発生することがありますが、これは水分によるもので異常ではありません。
⑦マルカン バイオ育成幼虫マット【自然のカブトムシの環境を作る】
マルカン バイオ育成幼虫マット
こちらのマットは、自然環境に近い状態に作ることができる幼虫用マットです。はじめてカブトムシを育てる方でも安心して使用できます。また、高熟成で高発酵のマットであるため、飼育環境を安定させることも可能です。2週間おき程度に少しずつ交換し、カブトムシを大きくするのに役立てましょう。
なお、幼虫を大きくする際、マットが乾燥しないように適度に霧吹きなどで水分を与えていきます。飼育ケース内の温度が上がらないように注意が必要です。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
このマットはカブトムシの幼虫が育つ飼育環境に適した昆虫マットです。購入者のレビューでも、大きく育ったというコメントが散見されますので、カブトムシを大きくするのが目的の方は、この製品を使ってみると違いがわかるかもしれません。
カブトムシの大きさは幼虫のときにどのように育てるかで決定されるといいます。栄養価が高く、しっかりと成長できるマットを選ぶことが大切です。
⑧フジコン ジャンボくち木【朽木タイプでカブトムシも大喜び】
フジコン ジャンボくち木
この製品は、ほかの製品とはいささか異なる朽木タイプのカブトムシマットです。選び抜かれた良質の朽木で、カブトムシの幼虫の餌として、成虫の登り木として使うことができます。カブトムシのほか、クワガタの産卵などにも使うことが可能です。飼育ケースの中で雰囲気よく置くことができます。
なお、こちらの製品は自然の朽木であるため、製品サイズは目安となっています。飼育ケースによっては2本購入して使うという方法もおすすめです。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
こちらの製品の購入者のコメントに、水に浸したら形が崩れてカビが生えてしまったというものがあります。とくに水を加える必要がない製品ですので、そのまま使っても問題ありません。
また、幼虫が製品を食べ始めると、朽木がバラバラになってしまうこともあります。そのまま使っていき、小さくなってしまったら交換しましょう。
⑨インセクトランド バイオ育成カブト虫マット【天然素材のマット】
インセクトランド バイオ育成カブト虫マット
カブトムシの幼虫から成虫までそれぞれの成長段階で使えるハイグレードタイプのマットがこちらです。通気性や保水性にすぐれた広葉樹100%の製品で、マットの中の温度が安定し、幼虫の適切な飼育環境を実現することができる高熟成で高発酵のマットとなっています。
カブトムシの成長に応じて使えるため、長く愛用できる製品です。それぞれの成長段階に応じてマットの量を増やすなど対応しましょう。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
こちらのマットでは、製品によって臭いがひどいなどのコメントがあります。自然の広葉樹を使っているため、樹液の臭いや排せつ物の臭いに近い臭いを感じる場合もあるようです。
ただ、飼育には影響がないとのことですので、通気のいい場所で保管し、水分が多い場合は乾燥させて使うようにしましょう。また、保管場所は直射日光や高温多湿な場所を避けることも重要です。
⑩ミタニ カブト・クワガタ成虫用 【コバエがいやがる昆虫マット】
ミタニ カブト・クワガタ成虫用 コバエがいやがる昆虫マット
こちらはクワガタにも使えるカブトムシマットです。しかも、コバエがいやがるマットで、ヒノキが原料となっています。ヒノキの天然素材成分によって、飼育で発生しやすいコバエやダニなどを抑え、衛生的な飼育環境を作ることが可能です。臭いが気になる方、害虫の発生が気にある方はぜひ試してみましょう。
管理・繁殖・使い方などの違いやポイント
こちらの製品は、成虫用のマットです。幼虫の餌にはなりませんので注意しましょう。おおむね購入者からの評価のいい製品ですが、カブトムシによっては臭いが強すぎることもあるようです。飼育環境がよくなったら元のマットに戻すなど、上手に使い分けてみましょう。
カブトムシマットで産卵や飼育を管理しよう
カブトシム用の昆虫マットは、幼虫の餌として、成虫の飼育する場として、落ち着いて産卵できる場所として、さまざまな使い方があります。害虫などが発生しないように衛生には気をつけて管理し、昆虫マットでカブトムシが元気よく過ごせる環境を作ってあげたいです。
この夏、カブトムシの飼育をはじめてみようという方は、ぜひカブトムシマットを購入しましょう。そして、カブトムシを通じて命の大切さやペットを愛でる心を学んでいきたいです。
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